現代女性作家総合スレ [無断転載禁止]©2ch.net
西加奈子、村田紗耶香、宮下奈都、柴崎友香、瀬尾まいこ、
森絵都、津村記久子、川上未映子、村山由佳、島本理生、
小川洋子、綿矢りさ、川上弘美、原田マハ、小川糸、
梨木香歩、吉本ばなな、江國香織、椰月美智子、恩田陸、
佐藤多佳子、村山早紀、井上荒野、藤野千夜などなど。
年代を問わずいま活躍している女性作家について語りましょう。
ノンジャンルだと広すぎるので、純文学中心ということでお願いします。 絲山秋子、朝吹真理子、小山田浩子、藤野可織、鹿島田真希、本谷有希子、
山崎ナオコーラ、黒田夏子
ここ10数年間の芥川賞受賞者やその周辺だけでもこのくらいいる
本当はこのあたりが話題作を書いていないといけないのだが 金原ひとみ、畑野智美、湯本香樹実、小手鞠るいあたりもいいですね。 現代女性作家の中でも、作品の完成度、創造性の点からいうと、
小川洋子が頭一つ抜けてるように思う。
それぞれの作品の中で濃密な独自の世界が完結している。
それにあの端正な文章は、小説を志す人がまず手本にしてほしいと思うほど。 小川洋子は「博士の愛した数式」ももちろんいいが、
「ミーナの行進」「ことり」「シュガータイム」もおすすめ。 恩田陸は多作すぎて当たり外れが激しい。
絶対外れがないのが瀬尾まいこと佐藤多佳子。 >>7
こりゃまた渋いところを突いてくるなあ。
お薦めの作品は? >>5
>それぞれの作品の中で濃密な独自の世界が完結している。
たとえば高橋源一郎は80年代少女漫画と同質のイメージに過ぎず
それこそが日本文学の本質なのだ、と批判的に述べている
しかし小説とは私見に過ぎないのでそれでもいいわけね
ところが小説家志望者は金井美恵子や後藤明生のように
批評家受けのいい作家を参考にしてしまう
自分の感性や文章を研ぎ澄ます事をおろそかにして
方法論に逃げる
その結果出来上がったものは(略 >>11
これって本人としては何かいいこと言ってるつもりなの?
そもそも日本語の文章として成り立ってないんだけど >>10
吉田知子なら『極楽船の人びと』
皆川博子なら『薔薇忌』、『たまご猫』
村田喜代子なら『白い山』、『真夜中の自転車』 >>13
ありがとう。読んでみる。
ところで、長野まゆみ好きな人いないかな。
何冊か読んで、現代の宮沢賢治みたいな独特の世界は感じるけど、
いまいちその世界にのめりこめない。
特にこれが長野まゆみの真骨頂、という作品が知りたい。 >>16
「ひとり日和」とか、いいよね。
そういえば皆さん、野中柊もお忘れじゃありませんかねえ。 松本侑子も、最近はアンシリーズの翻訳で知られてるけど
なかなか素敵な恋愛小説の書き手です。
おすすめは「海と川の恋文」 豊島ミホ、また小説書いてほしいなあ。
「エバーグリーン」とか好きだった。 今村夏子「星の子」読んだ。
「こちらあみ子」も読んだけど
なかなか不思議な読後感を抱かせる作家だ。 小手毬るいも注目。新刊に「見上げた空は青かった」。
この人は恋愛ものから社会的な作品まで幅が広い。 南が丘文庫
http://www.minamigaoka.info/BOOKS/
Official Homepage
横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会 辻村深月って、ストーリーは面白いけど
あまり文章がうまくない気がする。
物語の世界に入り込むのに少し時間がかかる。 川上未映子が実力は必要がない。と自信に満ちて言っていてのが印象的だった。
女は身体を使えるからいいよな。 昔、烏賊娘ってコテハンが川上未映子に粘着してなかったっけ? 島本理生「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」読みました。
まずタイトルがなかなかカッコイイと思います。
中身は、エイズに感染した中年男性を好きになった30歳の女性の物語。
自我をとことんまでこじらせていくいつもの作者の主人公と違い、
悩みながらも相手や社会と折り合いをつけながら幸せを探します。
1つだけ気になるのは、最近のこの作者の際立った傾向でもありますが、
食べ物・料理の描写がストーリーから離れて島本理生のエッセイみたいになっていること。 エッセイといえば、宮下奈都はエッセイもなかなかいいです。
先日朝日新聞に書いてたのは、桃の話。桃が大好きなんだけど、
食べるたびに「おいしいけど本当の桃はもっとおいしいはず」と
もどかしい思いにとらわれるという内容でした。
誰もが自分の中に「理想の桃」を持っていて、食べても食べてもそこに到達できないという
何かの暗示のようなお話です。 伊吹有喜「風待ちのひと」を読みました。
海沿いのまちを舞台に、音楽と波音をシンクロさせるようにして
39歳の男女の心の交流を静かに描いていきます。
でも実は、“不倫アレルギー”の方が読んだら発狂しそうなストーリーです。
それはともかく、デビュー作にしてこのスケールとボリュームはすごいです。 石野晶「水光舎四季」読みました。
ほんの少しファンタジックな要素を加えることで、
生身の人間だからこそ持つ苦悩や悲しみ、そして意志の強さを
より際立たせることに成功しています。
カラマツ林の四季の移ろいを感じられる場所で
暮らしたいと思わせる秀作です。 乾ルカ「六月の輝き」読みました。
ある特殊な能力を持つ美耶と、その幼馴染の美奈子。
2人の少女の友情とすれ違い、憎しみと悩みと再生の過程を
丁寧な筆致でみずみずしく描きます。 久しぶりに統合的言語 文化研究だな。デジタルアーカイブもしとく。
環境と文学、川村教授も名講義。 大島真寿美の「ピエタ」「チョコリエッタ」「やがて目覚めない朝が来る」読みました。
この作家はもっともっと高く評価されていいと思います。
言葉の一つひとつを吟味し尽くした端正な文章と、
重い体験や負の感情を描いてもあくまで静謐で穏やかな世界。
小川洋子にも少し通じるものがありますが、そのうえでさらに独自性を感じます。 松浦さん 泉鏡花文学賞授賞式 「荒野聖」書いてみたい
泉鏡花文学賞を受賞し、山野之義市長から賞状を受け取る松浦理英子さん(右)=19日、金沢市の金沢市民芸術村で
(中日新聞プラス)
金沢市が主催する第四十五回泉鏡花文学賞と第五回泉鏡花記念金沢戯曲大賞の授賞式が十九日、金沢市大和町の市民芸術村であった。
小説「最愛の子ども」(文芸春秋)で受賞した松浦理英子さんはスピーチで「現在の選考委員に選んでいただき誇りに思う」と喜びを語った。
式前の会見で「鏡花のこの一作をあえて挙げるなら『高野聖』。二、三日前に『荒野聖』とした自分なりの作品を書いてみようかと思いついた」と明かした松浦さん。
スピーチでは鏡花作品に登場する「歌」に着目して自作との共通点を指摘。「鏡花の描く人間には聖と俗、美と醜が当たり前のように同じ人間に併存している。
そこに倫理性を感じる」とも語った。
式で選考委員の山田詠美さんは「松浦さんの小説は性的な描写はないのに官能的。多くの物書きを感嘆させてきたが、より多くの読者が触れてくれたら」。
五木寛之さんは一九九四年に松浦さんが「親指Pの修業時代」を出版したころの思い出を披露。「自分のラジオ番組にゲストで招いたのは当時、作品を評価しなかった文壇への抵抗だった」と、今回の授賞を喜んだ。
五年に一度の戯曲大賞は、鏡花の「外科室」をベースにした佐々木透(とおる)さん(東京都足立区)の「世界はあなたの物」が受賞。金沢市民文学賞は、ともに市内在住の紫藤幹子さんの「ニキチ」、
皆川有子さんの「ダイヤモンドな日々を」で、山野之義市長がそれぞれを表彰した。式後は選考委員に文芸フォーラムもあった。 (松岡等)