現代女性作家総合スレ [無断転載禁止]©2ch.net
西加奈子、村田紗耶香、宮下奈都、柴崎友香、瀬尾まいこ、
森絵都、津村記久子、川上未映子、村山由佳、島本理生、
小川洋子、綿矢りさ、川上弘美、原田マハ、小川糸、
梨木香歩、吉本ばなな、江國香織、椰月美智子、恩田陸、
佐藤多佳子、村山早紀、井上荒野、藤野千夜などなど。
年代を問わずいま活躍している女性作家について語りましょう。
ノンジャンルだと広すぎるので、純文学中心ということでお願いします。 女の読み物 女の書きもの の出版バランスが作家文学者を孤立させる。 >>109
しょうがねえじゃん、もともとの小説の中身が薄いから。 >>112
逆に教えて欲しいです。昔の本読むことが多いです。 昨年出版された作品だと赤坂真理「箱の中の天皇」、
古谷田奈月「神前酔狂宴」あたりはすごくいいよ。
こういう作品が本屋大賞にノミネートされない現実が
今の書店員のレベルを象徴している気がする。 >>114
おお、ありがとう。実は二人とも読んだことがないんで、楽しみだ。
本屋大賞はエンタメ寄りの作品が多いね。売りたい本と読みたい本は違うのかも。
(いややっぱりレベルの問題か)
2019年本屋大賞候補作家
三浦しをん、平野啓一郎、木皿泉、瀬尾まいこ、森見登美彦、小野寺史宜、知念実希人、芦沢央、伊坂幸太郎、深緑野分。 女流文学者にまだ生きにくい時代だ。男性の書いた本を九割倉庫になおしておけば? >>115
売りたいから上下巻ある本を選んでるんでしょ。
ノミネートももう売れてる作家の本ばかりだしね。 今年(2020)の本屋大賞のノミネート作品に川上未映子の夏物語が
入っているね。 女性の購買力本選びも尊敬してるけど。男性が紅一点につづるのはよくない。
男女同比参画のほうが女性い負担ない。男性は首席だけの出版も究極トラブルにいい。
男も嫁や母娘がいて読書好きは肩身が狭い。男性が読書の義務があると、女性作家も蓄財になる。層が厚くね。本も厚いのがいいだろう。 女性の一人個人の購買者に比して男性が集団輪姦の様に種を漏らすのは検閲上の犯罪出版業界では?女性の意見も聞きたいが。今の乱数に根拠や理由が見当たらない。計算で固めた組織犯罪にも見える。 https://www.youtube.com/watch?time_continue=5&v=-ygzcVeMKDE&feature=emb_title
これは女性のクルーやスタッフ足りてるけどある意味問題化されるべき作品と思うだろ?男性の重なりが。 いつも思うけど、何なのこの学術っていう馬鹿は。
ただの思い付きで頓珍漢なわけのわからないこと書きなぐって
スレの流れをじゃまするだけの存在なくせに偉そうにして。 僕は奇形児だから読みにくいかもしれないけど書くことも正義であって偽善を働くつもりはない。女の人が産み落とされたり落としぬかれた世界にいることを自覚もしないで
若い男性女性が助けられるか君に? この世もあの世も男余り地獄だと冷徹に認識して人を処刑処罰しなければならない。 男の文句のいえない言論暴力ロリコン集団輪姦犯罪に低層を奪われた気分でもな。
という少女や女性のことを考えてほしい。 男の文句のいえない言論暴力ロリコン集団輪姦犯罪に貞操を奪われた気分現実でもな。
という少女や女性のことを考えてほしい。 須賀しのぶはもっと評価されるべき作家だと思う。
「また、桜の国で」に対する直木賞選考委員の批評は
ことごとく的外れで、きちんと読み込めていないのが明らか。
あんな低レベルの人たちに選考されなきゃいけないのかと暗澹たる気持ちになった。 >>129
ごめん、タイプミス。
「どのへんが過少評価で、的外れなの?」 が正しい。 >>131が>>128に対するレスだとするなら、
たとえば浅田次郎の「史実と虚構の均衡を保つことが難しい」についても
宮城谷昌光の「歴史が重く、人物は軽い」についても、
圧倒的なストーリーを追うことだけに精一杯で、
棚倉慎たちの想いができごと1つひとつの狭間で丁寧に刻まれていることに
気づいていない気がする。 また北方健三の「特権をふり捨てての実戦への参加は、ロマンティシズムであり、
そのあたりから、小説の迫真力はさらに薄くなった」という批評は
ワルシャワ蜂起を当事者の立場から、そして日本人の立場から描くことの
画期的な意味、重要性をあまりに軽視してると思う。 連投で悪いけど、井上ひさし、五木寛之、平岩弓枝たちが
選考委員に入ってた時代と今の落差が大きすぎる。 「また、桜の国で」
当事者という言葉は使えない。次に、ポーランド人と武士道が共通するとかトンデモが多い。
愛国心とは武士として死ぬことなのか。
僕は日本人として、彼らとともに戦う。彼らは、日本人が決して膝を屈しないと信じている。ならば僕は、そうありたい。
こういう表現に自己相対化の視点があるかと思って読んだけれども、結局大和魂、ブシドーを持った主人公のヒロイズムは、相対化されない。
ナチスが好きでナチスと聞けばどんな本でも読みたくなるという作家らしい(卒論も武装SSについて)
戦闘で死んだ。それは幸せなことなのだ。
「ひとりにつきドイツ人ひとり」を合言葉に、一人必殺が命じられた。
カミカゼ精神の堂々たる肯定。
日本とは全く無関係のはずのユダヤの女性が、ありがとうと頭を下げてくれている。
ポーランド人はみんな「日本人を手本にしています」とか日本ageにあふれまくっている。最後には拷問を受けて死んでも「理想的な日本人として」死んだ、と父親が褒めたたえる。
うーん。。。。 >>136
「ナチスが好き」って、根拠があって言ってるの?
もしなかったら重大な名誉棄損で起訴されても当然の大罪だよ。
そしてそれ以前に、この本を読んであなたは単純な日本賛美しか感じられなかったの? 須賀:戦争映画をよく観ていた影響もあるんですが、ニーチェたちを読んでいると、だいたいナチスにいくんですよ。彼らの思想ってだいたいナチスに利用されていますから。
トーマス・マンも反ナチでいろいろありましたし。じゃあ何か読んでみようかと思って高校生の時にウィリアム・L・シャイラーというアメリカのジャーナリストが書いた『第三帝国の興亡』を読んだんです。
これがべらぼうに面白くて。中高の歴史では当然ナチスは悪だと習うし、シャイラーもアメリカ人なのでナチスに対して批判的な立場で書いている。にもかかわらず、ヒトラーはめちゃくちゃなのに妙に魅力的に思えてくるんです。
第一次世界大戦の後、なぜナチが支持されていくのかについても、やっていることはアホだと シャイラーは罵っているけれど、そりゃこういう状況ならとびつく人がいて当然だろう、と思う。
そこで、歴史ってそういう見方をしなくちゃいけないなと思ったんです。『三国志』なんかはそれぞれの国の事情が書かれているけれど、リアルな
須賀:ドキュメンタリーを読むと巻末に参考文献が載っているので、そこからあたっていきました。やっぱりナチスだと『わが闘争』は読んでおかないといけないし......と、読むべき本が見つかっていく。
図書館にも本がそろっていたし、学校の先生が面白がって「ナチスが好きならこの本もありますよ」と教えてくださったりしました。
ところで卒業論文は何だったのですか。
須賀:ナチスの武装SSについてです。その時に教授に「君の卒論は小説みたいだね」って言われました。たしかに妙に臨場感にあふれていましたね。戦争が始まった後の記述とかは、自分で読んでいてもテンションが上がっているのが分かりました(笑)。
須賀: 小説を読まなくなった時期でも、ナチス絡みと聞けば、とりあえず買ってました(笑) 単純というか醜い日本賛美。しかもわざわざ外国人に日本人礼賛させている感じだな。
主人公はロシア人と日本人の間に生まれて差別されて日本を憎悪するに至った。
にも関わらず「本当の日本人=ブシドー」というアイデンティティに目覚めるあたりはどうかと思う。
エンタメにとやかく言うのはどうかと思うけど、ナチスはこんなに蛮行したんです。ポーランド人もこんなに馬鹿だったんです。
でも、日本に難民として保護されたポーランド人たちはブシドーを心に刻んで勇敢にナチスに命を惜しまず美しく抵抗したんです。純血の日本人じゃなくて「軽く」差別された主人公だって大和魂に目覚めてポーランドのために死にました。
主人公が拷問を受けて死んださまをロシア人の父親は「完璧な日本語で」美しい死に様と讃えて小説が終わります。
イロイロとツッコミどころはある小説。 >>138
これを読んであなたは「須賀しのぶはナチスが好き」って解釈しちゃったの? インタビューで本人がナチスが好きと言っているからね。
ナチスと聞けば何でも読む。周りからはナチスが好きだと評判で本を進められている。
「ドイツ文学からナチスへ」
――そういえば、須賀さんは軍隊や戦争の話もよくお書きになっていますが、軍隊などは興味があったのでしょうか。
シャイラーと同じ時期に読んだこともあって、私は今までなんて一元的に歴史を見ていたのだろうとショックを受けました。だからといって小説を読まなくなるというのがなんだかな、なんですが、私はドキュメンタリーを読むわって思って。
いわゆるドキュメンタリーをしかも引用を辿って読んでいくタイプの、どこかで聞いたような読書する人。
日本は唯一人種差別反対を唱えた国なのです、とかまるで冥府から抜け出たイザナギのような気持ち、とかの表現もあったな。
人類愛を隠れ蓑にしているけど、説得力がなくてエゴイスティックでロマンティックな「本当の日本人らしさ」としてレジスタンスになる所とかは妄想の世界でしかない。 それ全部WEB本の雑誌の「作家の読書道」から都合のいいところだけ
抜き出したものだよね。でも最初から最後まで読んでもどこにも
「自分はナチスが好き」って書いてないよ。
ここに書き込んでるっていうことはすぐ個人情報特定されるっていうことだよ。
それを覚悟で言ってるの? それから、肝心の史実考証についても「ネットで真実」系の陰謀論が多く使われていることも指摘しておく。
強制収容所については告発してもアメリカやイギリスが握り潰した、ことを前提にしている。
架空の登場人物(ポーランドからの日本への難民で家出して主人公に会い、アメリカ人に養子にされてポーランドでナチスに取り入ってスパイする)に再三微に入り細に入り告発させたけれどアメリカは見ないふりをする。
どこからどこまでが史実か判断できない人が浮かれて持ち上げるべき小説ではないと思うし、あくまでエンタメとしてとらえるべきだけど、作者の偏見は強く反映した小説だと思う。
面白い、価値がある小説だと思うのは自由。なんで落としたんだと審査委員を馬鹿にしてもいいでしょう。
でも、ダメな小説だと思う。 問題をそらさないでね。
一人の人間に対してナチスの賛美者というレッテルを
貼り付けることの意味を本当に理解できてるのって言ってるんだよ。 ナチスが好きと言われて否定をしない、ナチスについて何でも読みたがる人をナチスが好きということが名誉毀損だと訴えられると考える人が本当にいるのかね。
いわゆる日本上げの本。
この小説で日本すげえと言う人。
白系ロシア人、ドイツ人、ユダヤ人、ポーランド人、トルコ人、ブルガリア人。
登場する殆どの人間が日本人に敬意を払う。
純血日本人はまるでラテン系のように女性にお世辞を雨あられと降り注ぐプレイボーイ。
あるいは異国人にブシドーの真髄を植え付ける。
ジャップ差別の描写はほとんどない。
こういうのが、ダメな小説だと思う。 もう最後にするけど、研究対象として興味があることを
「ナチスが好き」と歪曲して喧伝することは名誉棄損以外の何物でもない。
それと、作品中ではナチスドイツにすり寄っていく軍部の姿もきっちり描いている。
偏見に満ちた読み方しかできない人間は本当に可哀そうだと思う。 >>81
「光抱く友よ」を再読してみたが、特に「荒い」とは感じなかったが。
よかったら具体的にどのあたりが「荒い」のか教えて欲しい。 >>147
たくさん書ける文章だな、と思いました
小川洋子には紋切りのフレーズを避ける細やかさがあるけど
この人は太い、敢えて悪く言うと、荒いと感じます
削ってほしい形容詞句が目に付く
まあ、頭より手が先に動く感じですかね
作文を読ますんじゃねーよ、と
文体がこれじゃ全体も通俗を出ないでしょう
私は「光抱く――」でこの作家はパス
そんなわけで手許にありません
ためしに5〜6行(主人公の内面描写とか)抜いてみてください。 「荒い」というか70年代少女漫画(池田理代子とかね)のような
センスだなあとは思うけどね >>148
早速答えてくれてありがとう。
確かにおっしゃっていることは分からないでもないけど、「荒い」というよりは「硬い」という風に思った。
(同じことを言っているのかもしれないが)。まだいい意味でこなれていないというか。小川洋子の「妊娠カレンダー」も(大好きな小説です)も再読してみたが、
細かく繊細な文章だと思う。比較でしか言えないが、二人の差は「荒い」、「荒くない」というより文体の差ではないか。「光抱く友よ」の文体は、かなり好みが
分かれるように思う。
例えば>>1があげた作家の中で、「荒く」ない人はいますか? 西加奈子、村山由佳、恩田陸など、相当「荒い」と思うのだが。 西加奈子(1977年5月7日 - )
直木三十五賞(2015年)
村山由佳(1964年7月10日 - )
小説すばる新人賞(1993年)
直木三十五賞(2003年)
中央公論文芸賞(2009年)
島清恋愛文学賞(2009年)
柴田錬三郎賞(2009年)
恩田陸(1964年10月25日 - )
吉川英治文学新人賞(2004年)
本屋大賞(2005年)
日本推理作家協会賞(2006年)
山本周五郎賞(2007年)
直木三十五賞(2017年)
本屋大賞(2017年)
高樹のぶ子(1946年4月9日 - )
芥川龍之介賞(1984年)
島清恋愛文学賞(1994年)
女流文学賞(1995年)
谷崎潤一郎賞(1999年)
芸術選奨(2006年)
紫綬褒章(2009年)
川端康成文学賞(2010年)
日本芸術院賞(2017年)
旭日小綬章(2017年)
文化功労者(2018年) くり返しになりますが、「荒い」というのは
敢えて悪く言うと、です
安心して読める、という人もいるでしょう
流麗すぎて、一つ一つの表現に手垢がついてる感じしません?
既成表現にもたれかかる度合いが強いと、いささか興ざめです
些細ですが、山田詠美の初期作には
トラッシュ箱、なる独自な名詞が現れます
その作者ならではの表現に必然性があると
文体の中に泳ぐことができます >>流麗すぎて、一つ一つの表現に手垢がついてる
「流麗すぎて」というのはよく分からなかったな。むしろ読みにくい、つっかかる文体かと思う。私には決して読みやすいものではない。
一方「表現に手垢がついている」については分かるような気がする。既視感のある比喩とかは散見される。
だが内容的には決してきらいな作家ではない。
「流麗すぎて」ということだと、むしろ最近の山田詠美にそれを感じる(小説新潮で新連載開始したし)。初期の彼女の作品は、小説を読む喜びに溢れていた。 「荒い」ではなく「粗い」文章なら吉本ばなななんかそうだと思う。
彼女の文章はいわば一筆書き。推敲なんか全然してないように
感じさせる(実際はそんなことないだろうけど)。
そのときどきの感覚だけで表現を選んでいるというか。 >>154
確かにそうだね。でもこの「粗さ」はきらいじゃないな(初期作品に限るけど)
自分が「荒い」と感じるのは、>>1で挙がっている作家だと、前に>>150で挙げた作家かな。
特に森絵都の文章は、「荒く」て「薄く」て「粗い」(繰り返しになるが、「風に舞い上がるビニールシート」以降は読んでません)。
他にも童話から出発した人(江國香織や村山由佳)には似たようなものを感じる。 小川洋子は一見ただの端正で癖のない文章のようだけど、
読めば読むほど独特だと感じるようになる。
非常に密度の高い文章。自分の目や感覚で捉えた被写体の全体像を
少しも漏らさず描写しようとするような饒舌さがある。
饒舌といえば、姫野カオルコの饒舌さは癖になるというか中毒性がある。 文体、作品内容含めて、結局現代女流作家で読むべき5人は誰なのよ? 物語の構想力とテーマの現代性からいうと
梨木香歩、多和田葉子、小川洋子、西加奈子、村田紗耶香かな
亡くなったけど津島佑子も入れたいところだけどね。次点は小手毬るい。
今後期待できる作家でいうと、
伊吹有喜、中脇初枝、古谷田奈月、瀧羽麻子、藤岡陽子 純粋に読んでおもしろくて読書の喜びを感じさせてくれるのは
瀬尾まいこ、朝比奈あすか、高田郁、ほしおさなえ、辻村深月
作品の平均的レベルが高く安心して読めるのが
村山由佳、谷村志穂、唯川恵、高樹のぶ子、朝井まかて
もう少し頑張ってメジャーになってほしいのが
千早茜、山内マリコ、寺地はるな、安達千夏、魚住直子 >>158
西加奈子だけはどうにも違和感がある。内容の薄いエンタメ小説を読んでいるよう。
松浦理英子とか村田喜代子はだめか? >>160
その西加奈子に対する評価は、「サラバ!」「i」も読まれたうえでのものですか。
未読であればぜひ読んでほしいと思います。
もう読まれたのであれば、捉え方の違いということで仕方ないですね。 >>160
読んだのは、「あおい」、「きいろいゾウ」、「円卓」と「サラバ!」。「i」は未読。これだけの冊数で決めつけるのは早計だとは思うが、どうも合わない。小説感の違いかもしれない。
でも好み、嗜好はそれぞれだから、違っているのが楽しいのかおしれない。
逆に松浦理英子とか村田喜代子はどうです? あまりピンとこないのであれば、やはり小説感が違うのでは? >>162
済みません、そのお二人の作品はまだ1冊も読んでいません。
ぜひ読んでみたいと思います。それと西加奈子にこだわるようで恐縮ですが
彼女の作風はけっこう幅広いので、案外「漁港の肉子ちゃん」か「白いしるし」を
読まれると印象が変わるかも知れません。 女性作家という使い方はあっても男性作家とは余り言わない。
これだけでも文学とは男が作り上げた芸術表現。
マックなどで女子高生が誰彼と付き合っているとか、誰が格好いいとかいう
おしゃべりの延長線にある物とは違うな。又はこういう話に入れなかったオンナ
の写真集というのが女性作家の限界で、読む価値はない。
女性作家の物は時間とカネの無駄だ。 >>1は特に邦人女流作家と限定してはいないが、海外の作家はどうなのか。例えば超有名どころでは、マーガレット・アトウッドとか。 >>165
あいにく私自身は国内の作家を読むだけで精いっぱいですが
ぜひ海外の現代女性作家についてもご紹介いただけたらと思います。 1さんは日本の現代女流作家しか読まないんですか? それには何か理由がありますか? 日本の近世の女流作家はどうでしょう。
これからもいろいろと教えて下さい。 >>167
こちらこそいろいろ教えていただきたいです。
私は国内外の古典的名作と呼ばれる作品も一通り読みつつあるし、
中上健次、開高健、大江健三郎、村上春樹も好きだし
荻原浩や吉田修一など現代男性作家も読みます。
ただ現代女性作家のスレを作ったのは、あまりにも過小評価されているからです。
>>164のような信じられないほどの無知と偏見が今でもまかり通っているからです。
いわば現代文学版ポジティブアクションのようなものです。 川上未映子『夏物語』を読みました。
とても美しい小説だというのが第一の感想です。
自らの心と身体が発する声に真摯に耳を傾け
それを丁寧に言葉に掬い取っている感じがします。 森瑤子も現代作家に分類されるのかな。
「風物語」読んだけど、タイトルのイメージとは正反対の
どろどろした人間模様が描かれてて、読むのが苦しくなった。 山尾悠子はデビュー直後に安部公房の紹介で文芸誌に書いたら、没で掲載されなかったんだってさ。
掲載されてたら女性作家の歴史が変わっていたかもな。 >>170
森瑤子は結構早く亡くなったんだよね。すばる文学賞を受賞の「情事」が掲載された本は確かまだ本棚のどこかにある。
>>173
なるほど「新潮」か。ありえそうな話だ。でもそのおかげで「奇想天外」とか「SFマガジン」に作品発表してくれたから、それはそれでよかったのかも。 >>175
もちろんです。角田光代のおすすめ作品教えてください。
私は「対岸の彼女」しか読んでおらず、あまり印象に残っていません。 『対岸の彼女』は今と過去を交互に語る構成が、冗長さを生み出し、小説としての凝縮感を薄めたように思う。内容的にも純文学からは離れている。 >>177
ベタで申し訳ないけど、『八日目の蝉』『紙の月』はいかがでしょう
どちらも映画化されてるくらいだから、面白いと思うのですが >>179
ありがとうございます。
とりあえずその2作品読んでみます。
ところで僕の最近のおすすめは瀧羽麻子です。
京大卒の才女なのに、エリート臭さがないというか
すごくケレン味のない素直な文体が好感を持てます。 『対岸の彼女』がピンとこなかった>>178ですが、次は彼女2000年までの作品を読んでみようと思っています。その次に>>179さんのおすすめに取りかかります。 『タイプライターズ』(芸人の又吉とアイドルの加藤がパーソナリティをつとめるTV番組)の再放送を見ていたら、西加奈子が中村と羽田と一緒に出ていたが、彼女意外と出たがりなのかな? ちなみに話の内容はあまり面白くなかった。 次に日本人がノーベル文学賞を取るとしたら、多和田葉子ではあるまいか
日本語とドイツ語で、日独異なる小説を発表している
ドイツでは文学賞を複数受賞しているが、
日本でも芥川賞、谷崎賞、読売文学賞、野間文芸賞と
四冠(グランドスラム)を達成している 来月発表になる芥川賞には今回三人の女性が候補として挙がっているが、このスレ的にはどういう評価なの?
石原燃『赤い砂を蹴る』
高山羽根子『首里の馬』
三木三奈『アキちゃん』 女が小説を書き始めたのは男の後!邪道!
紫式部「は?」 河ア秋子の作品がすごくいい。
これだけ骨太の物語を描ける作家は男性にもそういない。 >>187
エンタメ寄りの人? とりあえず『小説トリッパー』家にあるから、短編読んでみる。 三島賞の候補になっているよ。
骨太な感じなのは酪農経験が影響してるのかも? めずらしい経歴の人だね。
久しぶりにおもしろそうな作家。 珍しい経歴といえば、藤岡陽子も面白い。
はじめ報知新聞のスポーツ記者になって、やめてから
タンザニアに留学し、帰国後は看護学校に通いながら
小説を書いて、作家デビュー後も看護師を続けてる。
そういうキャリアが全部、小説に生きるんだね。 綿矢りさ「生のみ生のままで」と三浦しをん「ののはな通信」を続けて読んだ。
去年と一昨年の島清恋愛文学賞受賞作品で、偶然どちらも
基本は異性愛の女の子同士がそれ以上の関係になる話。
とはいってもどろどろした恋愛小説じゃなく、どっちも普遍的な人間のあり方を追究してる。 綿矢りさって恋愛ラノベ小説みたいなのしか書いてないの?
こじらせ女の話はもういいや。 >>193
だから恋愛ラノベ小説じゃないって言ってるのに…
最近の作品だと「手のひらの京」も「私をくいとめて」も恋愛が主要テーマじゃないよ。
本人も、これからはもっと生活に根づいた作品を書きたいみたいなことを言ってた。 子供産んでちょっとは変わったのかな。
キッズ向け小説はいいから、もう少し大人でも読める作品頼むわ。 綿矢さんの作品はすらすら読めて共感もできてそれなりに面白いんだけど
スケールの小さな身辺雑記みたいなのが多い印象ある >>196
それって、「インストール」と「蹴りたい背中」と「かわいそうだね?」と
「勝手にふるえてろ」しか読んでないからじゃないの? それらと、手のひらの京と意識のリボン(だっけ。すばるに載ってたやつ)
あと群像に載ってたストーカーのやつも読んだ。
あとなんか読んだかな。 「ウォーク・イン・クローゼット」所収の「いなか・の・すとーかー」だね。
おすすめは「ひらいて」「大地のゲーム」「夢を与える」。 >>201
三島賞は21才の宇佐見りんに決まったね。この人はどうなの?(まだ読んだことがありません) >>1
いまどき作家を「女性」で別立てにすることが男根的とは言われなかった? >>205
今でも女性作家というだけで軽視するような人が
残念ながら少なくないので、こんなに素晴らしい作家が
女性にもたくさんいるということを訴えたかったのです。
いわばポジティブ・アクションの一環です。 3年前に>>1立てたヤツが日曜の早朝から即レスってキモすぎない?
どんだけ5chに張り付いて生きてるの 出版関係者じゃない?
今はフェミがウケる時代だし、あくまで「女性」を売りにしたほうが金になるから。 >>1 >>206
>>今でも女性作家というだけで軽視するような人が
残念ながら少なくない
体感として、タンジブルにそう感じていますか?
私も出版(文芸誌の編集と単行本の編集)をなりわいとしてますが
営業部のブイブイした統計アングルから言われることもあるのかもしれないけど
日本の女性作家は期待こそされ、「軽視」という不条理や暴力に実際に瀕しているのかな。
知人の作家たちは、そうは見ていないから。