ドストエフスキーPart45 [無断転載禁止] [無断転載禁止]©2ch.net
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また間違えた。
まあ一切合切は同じなら結構
俺は安直だと思うけどね この世のものはすべて破壊から生じてるんだよなあ
反捕鯨の船はいろんなものをぶっ壊して作られてるんだよなあ
自分の問題意識に罪悪感を感じたり許されたりすることは即物的なものだと思ってるから
俺の心には全然響かないな 一 ゾシマ 長老 と その 客 たち
アリョーシャ は 胸 に 不安 と 苦痛 を いだき ながら 長老 の 庵室 へ はいっ て いっ た とき、
ひじ かけ 椅子 にかけて 客 たち に かこま れ て 客 と 静か に 明るい 話 を かわし て いる 長老 の 姿 だっ た。
この世 を 去ろ う と する 長老 の 言葉 なら どんな 言葉 でも それ こそ かたく 信じ て 疑わ なかっ た から、
「親愛 なる みなさん と もう一度 心ゆく まで お話 を し、 みなさん の なつかしい お 顔 を 拝見 し て、 わし の 心 の うち を もう一度 吐露 し ない うち は、 死に ませ んじゃ」 「よう帰った、せがれ、よう帰った、アリョーシャ、 いよいよ帰ってきたな、
わいも、いまに帰っくるじゃろうと思うておった。」
アリョーシャ は そば へ 進み 寄っ て、 額 が 床 に つく くらい 低い お辞儀 を し た とたん に、 泣き だし て しまっ た。 なに かが 胸 から ほとばしり 出る よう な 感じ で、 心 は ふるえ、 大声 で 泣き たい 気持ち だっ た 「どう し た、 お前、 泣く のは まだ 早い ぞ」 長老 は にっこり 笑っ て、 右手 を アリョーシャ
の 頭 の 上 に のせ た。「 この とおり、 わし は 腰 を かけ て 話 を し て おる、 もしか し たら
まだまだ 二十年 も 生きのびる かも しれ ん じゃ ない か、 きのう、 ヴィシェゴーリエ から 来 た、
あの リザヴェータ という 女の子 を 抱い て い た、 気立て の いい、 やさしい 女房 が 言っ て
おっ た よう にな。 主 よ、 あの 母親 にも、 娘 の リザヴェータ にも ご 加護 あら ん こと を
( 彼 は 十字 を 切っ た)。 ポルフィーリイ、 あの 女の 喜捨 を わし の 言っ た ところ へ とどけ
て くれ た かな?」
「さあ、せがれ、起きなさい」 と 長老 は アリョーシャ に むかっ て 語 を つい だ。
「 お前 の 顔 を よく 見せ て くれ。 家 へ 帰っ て、 兄さん に 会っ て き た かな?」
長老 が こんなに きっぱり と まちがい なく ふたり の 兄 の うち の ひとり だけ について
聞く のが、 アリョーシャ には 不思議 で なら なかっ た、―― だが、 どっち の 兄 の こと
を 聞い て いる の だろ う? これ は つまり、 ひょっとしたら、 長老 が 自分 を きのう
も きょう も 町 へ やっ た のは、 その 片方 の 兄 の ため なのでは ある まい か。
「兄 の うち の ひとり には 会っ て まいり まし た」 と アリョーシャ は 答え た。
「わし が 聞い て おる のは、 きのう わし が 額 ずい た あの 上 の 兄さん の こと だ」
「あの 兄 には きのう は 会い まし た が、 きょう は どうしても 見つかり ませ ん でし た」
と アリョーシャ は 言っ た。
「急い で 見つける が よい、 あした また 出かけ て いく の だ、 急ぐ の だ ぞ、なにもかも
棄てて 急ぐ の だ ぞ、 まだ いま の うち なら、 なに か 恐ろしい変を未然に防ぐことができ
ようもしれぬ。
わし は きのう、 あの 人 が これから なめる 大きな 苦しみ にたいして 頭 を さげ た の だ」 >>184
ここ探してたんだ、おかげで見当がついた >>190
自分はシェイクスピア(絵本のやつ、多分ヴェニスの商人)子供の頃読んで、みんな悪いやつばっかで怯えていたよ
みんな大人になったら悪くなるのかと
意外と遠からずで困るw 「 あなたの お 言葉 は あまりに も 漠然と し て おり ます…… いったいどのような苦しみが兄 を待ち伏せし
ているの でしょ うか?」
わし が お前 を あの 兄さん の ところ に やっ た のは、 アレクセイ、 弟 たる お前 の 顔 が 兄さん を 救う
こと に なる かも しれ ぬ と 思っ た からなの だ。
しかし、 すべて は 神さま の おぼしめし 次第 だ、 われわれ の 運命 も。
『 一粒 の 麦 が 地 に 落ち て 死な なけれ ば、 ただ 一粒 の まま で ある。 しかし、 もし 死ん だら 豊か に
実 を 結ぶ よう に なる』これ を おぼえ て おく が よい。
ところで、 アレクセイ、 わし は 心 の なか で 生涯 に 何度 お前 の その 顔 を 祝福 し た か しれ ない、
この こと を 知っ て おく が よい」 と 長老 は おだやか な 笑み を たたえ ながら 言っ た。
「 わし は お前 の こと を こう 考え て おる の だ。お前 は この 僧院 の壁を 出 ていっても、やはり 僧侶と
して世の中に 暮らすのじゃぞ。
いろいろ多くの敵を作るであろうが、その敵さえもおまえを愛するようになる。
また人生はおまえにかずかずの不幸をもたらすけれど、その不幸によってお前 は 幸福 になり、 人生 を
祝福する よう にもなり、 ほかのひとにも祝福させることができるであろう―― これ が いちばん 大事 な
こと なの だ。 まあ、 お前 は そういう男 なの だ。 神父 の みなさん」 --------------------------------------------------------------------------------------------
ゾシマの周辺にいる僧侶たちは、全員ことごとく「この世 を 去ろ う と する 長老 の 言葉 なら どんな 言葉
でも それ こそ かたく 信じ て 疑わ なかっ た」
アレクセイも強固に信じた。
1. 自分には兄を救う使命がある
2. しかし、究極の結果は「 神さま の おぼしめし 次第 だ、 われわれ の 運命 も」
3.『 一粒 の 麦 が 地 に 落ち て 死な なけれ ば、 ただ 一粒 の まま で ある。 しかし、 もし 死ん だら 豊か に
実 を 結ぶ よう に なる』
兄ドミートリイであれ、自分アレクセイであれ、ひと粒の麦であり、「もし 死ん だら 豊か に 実 を 結ぶ」のだ、恐れるな!
4. 破滅に瀕した兄の宿命さえ転換しうる「弟 たる お前 の顔」と長老が呼ぶところの特別のなにかを自分はもっていると。
そんなことは分からないし、ぜんぜん思いもしないことだけど「長老さまが云うのだからそうなのだ!」
5. その他多くの教えと予言があるが、略す
--------------------------------------------------------------------------------------------
ぼく自身からアレクセイへ
アレクセイよ。ぼくたちは凡夫だ。臆病や惰性から逃げられない。長老がいったとおり、「自分に対しても他人に対しても
気難しくなることを避けよう!」
もう今夜は寝よう。そして明日こそ、兄ドミートリイをはじめ、大切な人たちのために働こう。あせることなく、確実に、
ボチボチやろう。約束だよ。
(2017年9月日本のぼくから1800年代のロシアにすむ君へ) 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) >3.『 一粒 の 麦 が 地 に 落ち て 死な なけれ ば、 ただ 一粒 の まま で ある。 しかし、 もし 死ん だら 豊か に
>実 を 結ぶ よう に なる』
根拠を感じられない
やだなあ。妄想を抱くほどあなたが不幸であることは感じる >>202
5. で略したもっとも重要な教えと予言こそ
「いろいろ多くの敵を作るであろうが、その敵さえもおまえを愛するようになる。
また人生はおまえにかずかずの不幸をもたらすけれど、その不幸によってお前 は 幸福 になり、 人生 を
祝福する よう にもなり、 ほかのひとにも祝福させることができるであろう―― これ が いちばん 大事 な
こと なの だ。 まあ、 お前 は そういう男 なの だ。」
>『 一粒 の 麦 が 地 に 落ち て 死な なけれ ば、 ただ 一粒 の まま で ある。 しかし、 もし 死ん だら 豊か に
>実 を 結ぶ よう に なる』
>根拠を感じられない
論理的根拠などありません。「信」の一字のみが根拠です。 聖書にある
一粒の麦が落ちて多くの麦が実るというのは、
イエスの受難のことであって
人間が死んでも多くは実らないよ
むしろ、人間には裁きが下る
正教会でどう言ってるのか知らないが 聖書には私のようになりなさいという言葉もあるから
その言葉を借りれば
間違ってはないなあ ドストエフスキーはカラマーゾフの兄弟で何でこの聖句を持ってきたんだろう?
キリスト教ではイエスのことだろうけど、カラマーゾフの兄弟ではもちろん、これってアリョーシャのことを言ってるんだよね?
俗世に旅立つ一粒の麦ととらえてるんだけど、合ってるのかな >>206の補足
ゾシマを慕う教会のなか=麦わら
無神論者と欲の蠢く俗世=地に落ちる(死)
居心地のいい清らかに生きられる教会から、猥雑な世界に旅立つアリョーシャは多くの人にであって(特に兄弟)、不幸を背負い人々に益をもたらす
彼は地に落ちなけれならない
自分はこう読んんで、この一文をドストエフスキーは使用したとおもっている
「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。」 特に読みたい本がなかったので本屋行ったんだけど、
アンチユートピアを置いるコーナーに新訳でゴールディングの蠅の王があったので買ってみた
ぼくはロシア文学の他になんとなく選ぶのがイギリス文学なんだけど、縁があるのかな
オーウェル、ハクスリー、デフォー、ウェルズ、特にスウィフトが好き
って、ドストエフスキーと離れるが、蠅の王楽しみだ いっしょに、マンの魔の山か、オーウェルの1984か、トルストイの戦争と平和かを
読まないか?
一日1ページしか読めないけども。
スレを立てて、その1ページ毎に、感想をカキコしていくから 『魔の山』は読む人いないんじゃない?
挫折者多すぎ!
『戦争と平和』を1日1頁w
10年計画? トルストイとかでも短編なら1年で終わるからいいかもねってそれでも1年だけど 今日、よくいく本屋で、イワンイリイチの死とガリヴァー旅行記の新訳見つけたので確保したった
蠅の王読み終わりそうだけど、つぎがあるっていいね
スウィフトは再読になるけど >>213
ドンキホンテはそろそろ読もうと思っているんだ
もし読んでたらどうだったか教えて下さい
漠然な質問で悪いけど > ほとんど 県下 一帯 を 回ら ない ばかりの 勢い で、 手当り次第 の 人 を つかまえ ては、
自分 を 棄て た アデライーダ の こと を 涙 ながら に 訴える ので あっ た。
なぜフョードルは、涙 ながら に訴えたのでしょう?
>しかも その 上、 夫 として 口 に する のも 恥ずかしい よう な 結婚 生活 の 詳細 を 平気
で 伝え て い た。 それ という のも、 こうして 皆 の 前 で 辱め られ た 夫 という 滑稽 な
役回り を 演じ ながら、 いろんな 色どり まで し て 己 れ の 恥 を こと 細か に 描い て 見
せる のが、 彼 にとって 愉快 なばかりで なく、 自慢 な こと か なんぞ の よう にさえ 思わ
れ た らしい。
『ねえ、 フョードル・パーヴロヴィチ、 あんた が そうした 位 を 授かっ た こと を 思え ば、
つらい には つらい だろ う けれど、 ご 満足 でしょ う ね。』 と 口 の 悪い 連中 が 言っ た。
それ ばかりか、 おまけ に 多く の 人 の 言う 所 では、 彼 は ときどき 道化者 の 面目 を 新た
に し て 人前 へ 出る のが さも 嬉し そう で、
その 効果 を 強める ため に、 わざと 自分 の 滑稽 な 立場 に 気 の つか ない よう な ふり を
し た。 もっとも、 それ は 彼 の 一面 を 現 わし て いる ナイーヴ な 行為 だっ た かも しれ ない。
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お笑い芸人や、他のスレでマジキチ荒しとして活動してるオレみたいなものか とうとう 彼 は 出奔 し た 妻 の 行方 を 突き 留め た。 彼女 は、 かの 教員 とともに 流れ 流れ て ペ
テルブルグ に 落ち着い て、 放埒 至極 な『 解放』 に 耽溺 し て い た。
フョードル は 急 に 騒ぎ出し て、 自分 で ペテルブルグ へ 出かける 準備 を し た、―― なん の 為 か
という こと は、 むろん 自分 でも わから なかっ た が、 実際 その とき 本当に 出かけ かね まじ い 勢
い で あっ た。 しかし この 決心 を 採っ た とき、 彼 は 元気 を つける ため 旅行 前 に、 一つ 思い切っ
て 浮かれる のが 当然 の 権利 だ、 と すぐ に 考えつい た。
ところが ちょうど この 時、 妻 が ペテルブルグ で 死ん だ という 通知 が、 里 の 方 へ とどい た ので
ある。 彼女 は なんだか 急 に どこ かの 屋根裏 の 部屋で 死ん だ らしい。 一説 には チフス だ と いう
が、 また 一説 には 餓死 だ とも いっ て いる。 フョードル は 酔っ払っ て いる 最中 に 妻 の 死 を 聞く
と、 いきなり 往来 へ 駆け出し て、 両手 を 空 へ 差し上げ ながら 嬉し さの あまり、『 主 よ、 今 こ
そ、 あなた は み 言葉 の とおり に、 この 僕 を 安らか に 去ら せ て ください ます』と 叫ん だ という
話 も ある が、
また 一説 には、 小さな 子供 の よう に しゃくり上げ て 泣く 様子 が、 たまらない ほど 嫌 な 奴 では
ある けれど、 見 てる のも かわいそう なくらいで あっ た、 とも 伝え て いる。 おそらく 両方 とも
本当 なので あろ う。
つまり 解放 を 悦ぶ と 同時に、 解放 し て くれ た 妻 を 悼ん で 泣く、 この 二つ が ごっちゃ に なった
ので あろ う。 多く の 場合、 人間 という もの は( 悪人 でさえ)、 我々 が 概括 的 に 批評 を 下す よ
りも、 ずっと 無邪気 で 単純 な 心 を 持っ て いる。 我々 自身 だって そう なので ある。
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よくフョードルをゲスいという。これのいったいどこがゲスいのか?人間の真実でないか? 読むの早いな
ドンキホーテはそんなに面白いもんじゃなかったよ なぜ、ホワイ? この世界には言語の壁があるのだろう?
どうして僕らはコイツにいつまでも苦しめられるのだろう?
なぜ、英語なんかムリに使わないといけないのか?
外国文学を素直なキモチで読みたいのに、翻訳者のために、
あーでもないこーでもないと混迷に陥るのか?
もし音楽なら、そんな苦悩はないよな? 美術の鑑賞も。
おそらくはドンキホーテの問題も、言語の壁に由来してるのでは?
世界の偉大な詩人たちの詩はおそらくは
この世のものとも思われぬほどに美しいのだろう... しかし、我らはドイツ語や
英語を解さないがゆえに
決してそれをば味読することできぬのだろう >>220
バベルのように人間が集まるとろくなことをしなくなるので、神によってわけさせられた
ってそーいうのは求めてないか
言葉はすべての業の始まりでもあると考えられている
そしてすべての行いは言葉で考えることが前提にある
言葉には力があるんだろう
それにしても、なぜ言葉が違うのか、なぜ肌の色が違う人がいるのか、子供の頃から今でも不思議に時々思うよね?
まったく分からないことばかりだ イリイチの死への態度は拒絶から始まり怒りや戦い絶望を通過して許容していく過程が書かれている
やっぱりトルストイはすごいと言わざるを得ない
(この際好き嫌いは省くけど)
まだ途中だけど気になったところ、主人公は自らの死の途中にいる
「私が存在しなくなったとしたら、一体何が存在するのか?………いやだ、まっぴらだ!」
この「まっぴらだ!」って、的確で明確な死への態度に惹きつけられる
まっぴらだ! 「カエサルは人間である。人間いつか死ぬ。したがって人間はいつか死ぬ。」
これが主人公には受け入れられない
だって「自分」は人間一般ではなくて、自分から見た自分は、あらゆる感情と思考を持った自分は、「特別」なのだ!
人間一般じゃあない!
言葉で説明できないけどすごく分かる
とても分かる
さて、続きを読まねば 人間が死ぬのかなんてどーでもいいんだよね
自分が死ぬかが問題だ >>218
>よくフョードルをゲスいという。これのいったいどこがゲスいのか?人間の真実でないか?
何度かこのスレでみてる答えになってしまうけど、人間には善も悪も両方元々持って生まれるということなんだろう
悪の部分を見ればそう見えるし善もまたしかりだよね
最近読んだ本の言葉をさっそくかりればw、
人間の中という無人島で、理性のラルフと獣性のジャックで生存をかけて戦っているのだろう >>218
ただしフョードルに限って、彼の根本にある象徴は自意識からくる羞恥心のなせるわざではないかな
ぼくはそう思うんだ
恥ずかしいと思う時って去勢をはったり、少し自分のことを誇大して虚言してしまったりする
(自分はそういう時があったと振り返ってみる)
そういう象徴としてゲスいフョードルで、ドストエフスキーは人間に備わっている一部分を書いてみたかったのではないだろうか ドストエフスキーからつくづく自分は離れられないなあとおもう
再読予定のガリヴァー旅行記についても、悪霊にでてくるから興味が湧いたし、トルストイもロシア繋がりはドストエフスキーからきてるだろうし、結局の発生源はドストエフスキーになってしまう
話が変わるけど、ガリヴァー旅行記は本当にオススメ
ヤフーの始まりとかラピュタの元になる空飛ぶ島ラピュータとか、一応旅行記だけど、あれは人間への壮大な皮肉になっている
全然旅行記の分類じゃあないとおもう
最後の1ページが終わって、あんなに人間が嫌いになった本はなかった
でも本当にオススメの本かな、ドストエフスキー好きなら本当に一度は読んでほしい
それにしても、ドストエフスキーが悪霊で引用するなんて、シェイクスピアのようにスウィフトも好きだったんだろうか?
なにか知ってる人いる?
疲れたので寝ます、ではまた >>169さん
>では有名な、ネットでも解釈をめぐって論争?となっている
>アリョーシャの「あなたじゃない」とは、何なのか?
実定法の話は度外視して(実行犯・スメルジャコフ)、人間的な良心の観点よりは
「フョードル」が殺人教唆人、「アレクセイ」が真犯人。
(然し、神的な意味合いの罪から逃れているのはアレクセイただ一人。勿論遺産を
ひとりでせ占めているのは蛇足だろうし一見無関係だが第二話の伏線になっている) >>100さん
『地下室の手記』リーザに対する執着。実は主人公はリーザを妊娠させている。
苦悩を深化させる契機は、自分の子どもを身籠らせた事実を「魂の内奥」で感じ取って
良心の呵責に苛められる際の防衛機制に相違ない、という人間的ダイナミズム。 >>206、>>208さん
『カラマ―ゾフ兄弟』
エピグラフ。「一粒の麦……」は描かれる筈だった第二の小説の内容を示唆しています。
(所謂、二部構成にしたのはゲーテのファウストの影響が大)
因みに、第一の小説の読解は「一切を見抜く透明な意識(天使⇔悪魔)の持ち主アレクセイの当時の
自己の無力さゆえに、ギリシア神話的必然なる展開に導かれるフョードルの殺人教唆(未必の故意)に拠る
自殺を未然に防げない経緯・顛末が厳密に徹底的なリアリズムの見地から描かれている」が成立します。
……この解釈、続編第二の小説に引き継がれます。
P.S.
序ででもないけれどもドストエーフスキーの初恋の相手の名前はリーザ(!)。
亀山先輩、そうでしょう?
では〜♪ (-^ ^-) ガリバーはホラ話の裏に情報の濃さを感じるw俺も好きだな
デフォーはロクサーヌってのも面白いらしいけど未読
俺もイギリス文学好きなの多いな
ついでに俺が未読だったらおすすめしたい古典はホメロスだな >>232
>実定法の話は度外視して(実行犯・スメルジャコフ)、人間的な良心の観点よりは
>「フョードル」が殺人教唆人、「アレクセイ」が真犯人。
面白い発想と思いつつもちょっと気になったんで質問してみるよ
フョードルは自殺の意思があったといこと?
この殺人を止めるのに、イワンではなく、アレクセイが1番近くにいたということ?
これは面白い受け止めかただね、自分にはなかった
未必の故意があるとすればイワンだと自分はおもっているんだ
そして、ドストエフスキーからギリシャ神話的な展開を連想できるとはすごいね
シェイクスピアならとても簡単だけどw >>220
バベルのように人間が集まるとろくなことをしなくなるので、神によってわけさせられた
ってそーいうのは求めてないか
イヤおれも同じエピソードを。思い浮かべた。人間の傲慢への何かなんだよな?
CPU換装に失敗して、ほとんどの時間トラブルシュートに奪われている。
かつ2ちゃん専ブラまたしても使えない。(諸君は普通のブラウザで書き込んでるのか?)
早く何とかして、文学美術思想について語りまくりたい!!
>言葉はすべての業の始まりでもあると考えられている
そしてすべての行いは言葉で考えることが前提にある
言葉には力があるんだろう
それにしても、なぜ言葉が違うのか、なぜ肌の色が違う人がいるのか、子供の頃から今でも不思議に時々思うよね?
まったく分からないことばかりだ
何も考えられん状態だ! ニヤニヤしながら肛門に小指を入れてる奴がいるんですよ〜
な〜に〜!やっちまったな!
男は黙って、バット!
男は黙って、バット! 牛島訳(岩波文庫) \6,070
岩根訳(彩流社) \9,720
岡村訳(水声社) \21,600
翻訳3種を比較しながら読むとなると小1年かかる。
3万数千円掛かるがやってみようか。 >>237さん
『カラマーゾフの兄弟』。深く読み込むと限界状況に於ける人間的実存の根源的な問いが前面にでてきます。
「愛しく可愛い天使アレクセイよ。罪深きおれ(フョードル)を殺めるだけの愛情と勇気を具えているか?」
〈第二の小説〉を視野に入れ……永遠を尺度にカラマーゾフを解釈した場合、原罪の問題まで遡及しなくては。
何故、人間は神から離れている状態「罪」にあるのか、と。
では♪ (-^ ^-)
cf. 自分も初読時には第一部の尊属殺人。
ワーニカが真犯人、スメルジャコフは実行犯、アリョーシャは殺人を止め得ない立場のひとと浅薄に解釈。 ロベール・ブレッソン
スリ 罪と罰を下敷き
バルタザールどこへ行く 白痴中のエピソードから
白夜
やさしい女 >>243
彼もまたカラマーゾフの一員ということだね
正直にはまだ理解できていないけれど、再読の際は、そういう真犯人としての視点から読もうとおもう アリョーシャを真犯人とする説大嫌いだからマジで第二部の前にドストエフスキーの死が来てよかったわ
天使でいてほしい >>246さん
>マジで第二部の前にドストエフスキーの死が来てよかったわ
……芸術家の想像力を甘くみ過ぎてはいけないかな。
スタヴローギンより深遠でより遥かにパワフルなアレクセイ。
超人にして全人、再来の日は近い。
ちなみに>>246さんは旧約聖書、新約聖書は読み通した経験ありますか?
神学、哲学、心理学については興味はありますか? http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171005/k10011169111000.html
だってさ
なんかこの人の臓器移植のやつは前に読んだけど全然覚えてない
よく行く本屋ではディストピアコーナーで見かけるということは暗く感じなのかな ドストエフスキー愛好家のイシグロ氏がノーベル賞かよ!
大穴だったな! ぼくはカラマーゾフの兄弟を読むにあたって、どうしてもイワンを中心に読んでしまう
これは単純に好き嫌いのレベルからきているとおもう
ただ、この物語は間違えなくアリョーシャの物語だ
そして彼を解き明かす鍵はコーリャクラソートキンとの関係性にあると考えている
彼は、アリョーシャが教え悟らせる立場にある
自分に言い聞かせているように、他者に心のうちが出てしまう瞬間があるが、それはおそらく教導する時にみられるのではないだろうか、もしくは、それが唯一の瞬間といってもいいと思う
アリョーシャ自身がおもう理想像と人間像の心象が、とてもよく出ていると箇所↓
コーリャ「みんながそういう人間でもですか?」
アリョーシャ「ええ、みんながそういう人間でも。君だけはそうじゃない人間になってください。君は事実みんなと同じような人間じゃないんだから。……」 >>250
あの人の文章構成は明らかにドストエフスキーを意識してるね
これは欧米では前から言われてたこと http://www.kaz-ohno.com/special/kazuoishiguro.html
− 小説家の話になりますが、好きな作家は誰ですか。
イシグロ 伝統的な作家、つまり偉大な作家では、今でもロシアの作家が好きです。チェーホフ、トルストイやドストエフスキーです。
ある意味では私が20代の頃に気に入っていた作家と同じです。年を取るにつれて、ジェイン・オースティンのような、若いときあまり好きでなかった作家が好きになってきました。 略
現代作家の中では、好きな作家はたくさんいますが、村上春樹がもっとも興味ある作家の一人ですね。
個人的に村上春樹嫌あまり好きじゃないから最後ので冷めたw >>254
脳の劣化だ
字が小さく、旧かなの昭和30年代40年代の文庫を読め >>247
聖書はないです。
哲学心理学ではカントマルクス中心に読んでます。ユングの変容の象徴や木村便が印象に残ってます。 ドストエフスキー作品の共通理解
それはいるのか?
何が言いたいかというと、カラマーゾフ最初のほうで、
>筆者 は 前世紀 の『 浪漫 的 な』 時代 に 生まれ た ある 一人 の 娘 を 知っ て いる。 この 娘 は
幾年 かの 間、 一人 の 男 に 謎 の よう な 恋 を 捧げ て い た が、 いつ でも 平穏 無事 に 華燭の
典 を 挙げる こと が できる のに、 結局 自分 で 打ち勝ち 難い 障害 を 考え出し て、 ある 嵐 の
夜、 巌壁 らしい 感じ の する 高い 崖 から、 かなり 深い 急流 に 身 を 投じ て 死ん で しまっ た。
それ は 全く 自分 の 気まぐれ から 出 た こと で、 ただただ シェークスピア の オフェリヤ に 似
たい が ため なので あっ た。
>アデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソワ の 行動 は、 疑い も なく 他人 の 影響 の 反映 で あり、
『 自由 を 奪わ れ た 思考 の 苛立ち』( レールモント フ の 詩 の 一句) なので ある。 おそらく 彼
女 は 女子 の 独立 を 宣言 し て、 社会 の 約束 や、 親戚 家族 の 圧制 などに 反対 し て 進み たかっ
た ので あろ う。
とある。この言葉を借りれば「ただただ ドストエフスキー の アリョーシャ に(或いはイヴァンに) 似
たい が ため」
「巌壁のごとき困難な宗教生活に入り」 「 深い 急流のごとき革命運動に 身 を 投じ て 死ん で しまってもいいではないか!」
たとえそれが
「他人 の 影響 の 反映 で あり、『 自由 を 奪わ れ た 思考 の 苛立ち』」であっても、いいではないか!!
カラマーゾフやドストエフスキー作品は「東大生に読ませたいナンバーワン」になったそうだが、ぜんぜん違うだろうと。
むしろ
町工場で働く工員や、五体不満足の障害者こそ、社会の底辺で寄る辺無き我ごときこそ、熱意をもって読むべきものである。
かつて、このスレのある会員が「ラスコーリニコフは俺の身代わりに殺人を犯したのだ!」と叫んだ。こういう読み方が大切なのだ。
象牙の塔にこもって学術的分析など何になる? 真犯人は誰か? 謎解きカラマーゾフ? そんなことはドストエフスキーの真意のはずがなく、アレクセイ以上にアレクセイ的に生きるべきだ。
或いは君がイヴァンを好きならば「イヴァンをはるかに凌駕するイヴァンカラマーゾフたれ!」 Febeで罪と罰を聴いてます
最高です
後半の発売が楽しみです >>263
まだ後半は発売してないんだ?
こういうのは揃ってから手を出さないと、待ちきれなくなるからほんと困る
新訳の本とかも(上)だけ先に出すとかあるよね >>251
> ぼくはカラマーゾフの兄弟を読むにあたって、どうしてもイワンを中心に読んでしまう
> これは単純に好き嫌いのレベルからきているとおもう
イヴァンのどういうところが好きなの?
> ただ、この物語は間違えなくアリョーシャの物語だ
> そして彼を解き明かす鍵はコーリャクラソートキンとの関係性にあると考えている
おれはいつもアリョーシャがゾシマの教えをどう受け取ったか?、そして兄たちへのアプローチの仕方に注目してた
> コーリャ「みんながそういう人間でもですか?」
> アリョーシャ「ええ、みんながそういう人間でも。君だけはそうじゃない人間になってください。君は事実みんなと同じような人間じゃないんだから。……」
古典の世界は、現代人には理解しがたい枠組みがある場合があるが、ここの所はそうじゃない。
時代も民族宗教も超えた普遍的な何かなのだろう。
たとえば、後輩コーリャに こう指導することも可能だった。
> コーリャ「みんながそういう人間でもですか?」
> アリョーシャ「みんなに合わせなくちゃダメだね。みんなはあんな人間だけど、ちゃんと深いワケがあるのさ。損な生き方をすることになるよ?」 >>266
欠陥の多いキャラクターに惹かれるのかもしれない
それが自分にはとても人間的で身近な気がするよ
イワンについて言うならば、アリョーシャほど善性がなくスメルジャイコフほど悪性ではない(キャラクターとして)
神の存在受け入れているが神の創りたもうた世界は受け入れられない、ところとか
でも、もしかすると、これらも後付け理由であって、好きな色があるように理由は分からず惹かれるものなだけかもしれないよ
白痴はイッポリートで罪と罰ならスヴィドリガイロフであって悪霊ならばキリーロフ
そこから見える共通点はなんだろうね
レスから察すると、君はゾシマ(プラスアリョーシャ)に肩入れというか魅力を感じているように思うんだけど、何を持って惹かれているのかな?
自分には彼らは少しできすぎていて、共感といより理想になっている フーリエ「愛の新世界」買っちゃった
14000円のところ8000円でかえたよかった!ってならないんだけどw
ザミャーチン「われら」も、やたら高かったけど、それでも本は紙で読みたい >>267
>スメルジャイコフほど悪性ではない(キャラクターとして)
スメルジャイコフを悪い、と感じたことがない、感じられない。丹念に再読すれば(相変わらず本文読まずにカキコしてるからw昔の記憶に頼っている)違うかもだけど。むしろ彼を虫けら扱いするイヴァンのほうがはるかに悪いだろう。
> 神の存在受け入れているが神の創りたもうた世界は受け入れられない、ところとか
これについては多くのひとが語り、多くの疑義がある。イヴァンの脳内に発生し、人口に膾炙した、全世界的に有名な、この哲学的想念について、今後「これは何なのか?」語るべき。(... と書きながらどうやら自分はイヴァンに対して意固地になって
敵意を燃やしてるかも知れないと感じてきたw)
> でも、もしかすると、これらも後付け理由であって、好きな色があるように理由は分からず惹かれるものなだけかもしれないよ
理由もわからず好きになる誰彼が貴いだ、とあったね
> 白痴はイッポリートで罪と罰ならスヴィドリガイロフであって悪好きなの霊ならばキリーロフ
> そこから見える共通点はなんだろうね
それも考えていこう。それは君自身を考えることになる。ぼくの印象としては「ぜんいんバケモノじゃねーか!!」
イッポリートはしらんけどw キリーロフも違うだろうけど。
> レスから察すると、君はゾシマ(プラスアリョーシャ)に肩入れというか魅力を感じているように思うんだけど、何を持って惹かれているのかな?
> 自分には彼らは少しできすぎていて、共感といより理想になっている
できすぎている、というのは分かる。 しかし、実際に彼らのような人間は、偉大な人生は存在している。これは確かだ。 >>269
1つ1つにレスありがとう
スメルジャイコフが悪の人と感じたのには虚無思想に覆われていると感じたのが一つの理由でもあるよ
>それも考えていこう。それは君自身を考えることになる。
そうだよね
自分の好きなまたは嫌いなものを考えていくって、自分を知っていくことでもある
> 神の存在受け入れているが神の創りたもうた世界は受け入れられない、ところとか
これについては多くのひとが語り、多くの疑義がある。イヴァンの脳内に発生し、人口に膾炙した、全世界的に有名な、この哲学的想念について、今後「これは何なのか?」語るべき。
うん、もっと話し合う必要があるよね >>270
> スメルジャイコフが悪の人と感じたのには虚無思想に覆われていると感じたのが一つの理由でもあるよ
>
そうだな。たしかに「虚無思想に覆われていた」具体的に確認したい。もし可能なら本文引用を。ひまなとき、ふと思い出したとき。俺の方は未だ自由に検索引用できるだけのコンピュータ環境が整ってないんだ >>271
うん読み返すのもいいもんだし
探しとく >>271
「スメルジャイコフとの3度目の、そして最後の対面」から引用して、「悪魔。イワンの悪夢」との繋がりでスメルジャイコフの虚無について説明しようとおもったけど、しっくりこなかった
今は具体的に会話の引用で説明できそうにないので、見つかったらまた載せるよ、わるいね
全体的に読むと、イワンの中の心の一部で「何も価値をおかず何も信じない」という暗部をひきついだのは、スメルジャイコフになる
ただイワンに限っては、こういう虚無観から次の信仰のようなもの、への転換と予兆が見えかけている
破滅か復活かは知りえなかったけどね
(続きがあればどうなるかははっきりとするのだけれど、僕達は予測しかできない、残念だ) そういうのを探していて他の興味深いことを見つけた
以前にあった、フョードルに1番近い子供は誰か?ということに対してのスメルジャイコフのセリフで、スメルジャイコフ本人がイワン告げた会話
「(略)、何にもまして、平和な充ち足りた生活をしたい、そして誰にも頭を下げたくない、これがいちばんの望みなんです。(略)、あなたは大旦那さまそっくりだ。兄弟の中でいちばん大旦那さまに似てきましたね、心まで同じですよ。」 37 マジレスさん[] 2017/10/11(水) 17:34:31.42 ID:Kx1p4IPz
最低年収6000万円以上の俺が貧困を語るスレ
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/debt/1507635685/
羨ましい!!! 罪と罰でテレビヨーワって名前だけ出てくる登場人物いるけど
独特の謎名前ですな 814 この名無しがすごい![] 2017/10/14(土) 05:14:01.15 ID:mkCsyIGF
KADOKAWA、山本五十六を女体化したラノベを10/20発売
https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1507919954/l50
815 この名無しがすごい![] 2017/10/14(土) 13:35:38.65 ID:ZQVv1XtN
>>814
こんな糞みたいなモン
書いたらデビューと言われても絶対に書かねえよ
ラノベはキチガイ集団だな 100 名無しさん@そうだドライブへ行こう[] 2017/10/14(土) 14:27:11.83 ID:KeYpzSM60
時代はミニバンだろアホども!
それもベルファイア!
軽く1000万円超えるミニバン
完全におまえらには無理だわなw
これの1番高い奴をおれはキャッシュで買うよ
羨ましいとか言うなよ情けねえからな
ホンモノの漢の為のクルマ
http://toyota.jp/vellfire/customize/royallounge/ 19 吾輩は名無しである (ワッチョイ c75d-XAHQ [124.18.28.20])[] 2017/10/14(土) 23:18:29.74 ID:QJY/mnj90
地下室の手記を読んだら人生が変革しました
特に第2章
どうしたらいいですか?
元の自分に戻りたいです いい意味でもわるい意味でも影響を受けた本て何なんだろう
子供のころ読んだ絵本かなw ドミートリィ?あんな奴怖くないぞ
ワシの股間でヒィヒィ言わしてやる みんな、元気か?
もうかなりの間他の用事でカキコできてない
今日太宰治の葉桜と魔笛を再読したが、なんて素晴らしい感性なんだと。
世界文学もいいが、国文学もぜったいに読むべし。 なんで古い翻訳が100円ショップなんかで出回らんの >>287
なぜかはよく分からないけど、日本の古典をあまり読まなくなってしまっている
太宰治ってドストエフスキー好きにあってるとおもうかい?
オススメの日本文学って何かある? >>288
ボロくていいならブックオフだね
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