ウィリアム・フォークナー 5
おい!ポータブルフォークナーの邦訳はどうなってんだ!どうすんだ!おい! 紙は無くならんな
なくなるもんは一瞬で変わる感じだもんな
レコードとか自動車のマニュアルとか数年でほとんど無くなったもんな
それに比べたら紙は残ってるから割合は減っても無くならんな レコードは無くなってないぞ
どちらかというと今ブームですらある それで言えばマニュアルもあるだろ
一般的って話だろ
ちなみに俺も昨年急にレコードに目覚め
多分100枚ぐらいヤフオクで集めて聞いていた
しばらくはあの回ってるの見てるだけで楽しかったけど
やっぱ不便で面倒で音もどうかと思うので
最近は使ってないな
勿体無い >>511
死の床に横たわりてってめっちゃ高値ついてるじゃん
今普通に買える短編集で内容重複してるものないの >>516
講談社文芸文庫は高いが、筑摩の世界文学全集なら1400円で買える >>517
全集やら中古でしか読めないものこのクラスの作家にしてはあまりに多すぎる フォークナーの関係したハリウッド映画のシナリオを翻訳で入手するのは難しいですか? 必読5作
土にまみれた旗、響きと怒り、八月の光、
アブサロム、アブサロム!、死の床に横たわりて 兵士の報酬ってフォークナーの中ではどういう位置づけですか?傑作? 『野生の棕櫚』11/21中公文庫
加島祥造訳の復刊だから持ってない人向けだけど新刊で買えるのはありがたい >>527
大江の小説で引用されていたっけ
「悲しみと無なら、悲しみを選ぶ」 >>527
日本の古本屋で注文するところだった。ありがたい。 >>523
良いセレクションだな
「死の床に横たわりて」はどこか出してくれないかね
「寓話」も推したい 新潮世界文学のは橋本福夫訳で加島祥造訳は学研の全集からなのね
https://twitter.com/smb_g/status/1708410975861317812
>>530
寓話は岩波だからそのうち重版の機会があるだろうが死の床に横たわりてはさっさと復刊して欲しい
何なら他社から単行本でもいいわ
https://twitter.com/thejimwatkins 中公文庫から『死の床に横たわりて』や『パイロン』を出してほしいね 後期三部作も全集でしか読めない状況は残念過ぎる
フォークナーはまだまだ読む価値あるよ
>>531
単行本で読んで気に入って重版、待ってんだけどなあ
手持ちの文庫だと字が読み難くて フォークナーの「8月の光」を原書で読んでいるんだが、この人はおそらく「ノーベル文学賞を受賞したペーパーバックライター」だな フォークナーを読んでいて感じるのはこの人はストーリーテラーだということだ
つまりエンターテイメントの技術で書いているということ
黒人か白人かわからない主人公とか、去勢、殺人、放火という猟奇的な道具立てでサスペンスを展開する内容は
無教養な一般大衆向けの扇情的なペーパーバックの特徴である。
フォークナーの弟もペーパーバックライターだったし、「金のために書いた」と自分で行っている通り「サンクチュアリ」はペーパーバックで
出版されている。
ただ文章が純文学的重厚さと華麗さをもっていたことが何も知らない評論家に深読みされて評価された原因ではないかな。
フォークナーが映画脚本家としても成功したのは元来エンターテイメント作家だったと考えれば理解できる。
ただしフォークナーの代表作と言われているものも、エンターテイメントであって「黒人と白人の対立」とか「南部社会」といった
社会問題をテーマにしているわけでは全然ないと思う >>527
書影がamazonに出ているが、小説内の場面を描いたカバー画がいい
すでに全集の井上謙治訳で持っているが、買うか迷う 全集の重版切望!
予約出版でいいから刊行して欲しい フォークナーっておもろいの?
誰かホントに解かっている人
解説よろ
って5ちゃんじゃ無理か >>542
面白いよ
ただし評価は色々可能な作家
フォークナーは描写が異常に詳細でストーリー上重要性のない人物や事物についても華麗な文体で書き込んでいるため
話の展開が多少緩慢になっている。
ただもしそういう無駄な描写を省いてしまうと多分普通のエンタメで終わっていたかもしれない。 ウイキによると
南部アメリカの因習的な世界を「意識の流れ」を初めとする様々な実験的手法で描いた。
とあるな 個人的には、つまらない言い方になるかも知れないけど、幸せになれそうもない人たちが幸せになれそうもない生き方を織りなしていて、なんつーか身に染みる。古い家系でみんな破滅した残り滓が俺なので、割と自分と重ねて読むことも出来る。 >>544
実験性は薄いよ
基本は物語をバラバラのパズルに分解して、少しずつピースをだして全体像が最終的に明らかになるという形式。
そのパズルはそれぞれ別の人物の物語だから、バルザックの人物再登場法を一つの作品の中でもやっている感じかな
その情報の出し方は非常にうまくてストーリーテリングの才能があったことがわかる。
そしてその作品群が集まってまたヨクナパトーファ郡の物語となるんだけど、それはバルザックの人間喜劇という前例がある
描写が詳細で重厚な雰囲気があるが、最後まで読むと正直言って重要性が全然ないことまですべて書き込んでいたのだとわかる
だからそれらを省いてストーリーに必要なだけの描写にとどめておくともっとスピーディーに読めて、エンタメとしては上になっていたのではないか
と思うがそうすると多分今のフォークナーのポジションはなかったのだと思う てか実験的って言葉がなんかちょっとしっくりこないのかな。当時はモダニズム芸術が各分野盛んで、キュビズムなんかが影響力を及ぼしていたそうな。フォークナーもその線で語られることもある。複雑な構成も時代性からみるとまた面白く読めるかも。 >>544
意識の流れというほど大げさなものでもない
基本神の視点で外形的な行動が描かれ、心の中がイタリック体で挿入されるという形 そもそも英語もロクに読めないような連中が
意識の流れだ文体だなどということが間違ってるよな >>551
原書で読んだ上で感想を言っているんだけど? 5ちゃん廃人たちは読んだといってはしゃいでいても
なんにも理解はしてないから始末が悪い >>545
フォークナーは物語の内容はそれほど重要ではない気がするよ
手法の作家であって、サスペンスフルな読み心地を与えるために殺人とか放火とか去勢などの道具立てを使って
読者を引っ張っていった結果の物語なのではないかと思った
実際アメリカでもフォークナーの描いた南部は存在しないという話を読んだことがある
アメリカ南部の精神とか歴史を描くという意識はなくたまたま南部が舞台になっただけだと思うけどね >>553
字を目で追うのと読むというのは全く別だからな
>>554
コンプレックス=拗らせ、な
日本語がまともにできんじゃ話にならん
>>556
そもそも5ちゃんが時間の無駄だということが分らっとらんバカ
こいつらがまともな連中なら少しくらい教えてやってもいいのだが
いかんせん知能が足らん奴らなので
せっかく教えてやっても恩を仇で返されるのがオチだから放置 >>549
単に複雑なだけだと評価できない
フォークナーはある程度複雑なナラティブを採用しているけど、必然性がある
そこは評価できるところだと思う >>557
構造の話しに興味無さそうだったので色んな楽しみ方が出来るよと一例を出してみたんです。相手にしちゃいけない人だったみたいですけど。
文学的な価値として手法こそフォークナーの特質なのかもしれませんが、フォークナー自身、作家の義務は、「人間が魂を、すなわち同情し犠牲となり忍耐し得る精神を有している」ことを書くところにあると発言しています。書かれている人間の精神に共鳴しながら読むのは誤った読み方とは言えないのではないかと思います。 斬新な手法を駆使して最大の効果を生み出すのがフォークナー
ラテンアメリカや日本文学(大江・中上・春樹)に影響をもたらした
とりわけ『響きと怒り』第1章の白痴の独白が素晴らしい
優しかった兄や姉への慕情が読み手にも伝わってくる 手法としては斬新ではないが、既存の手法をうまく執拗に使った作家だったとは思う フォークナーが作品発表していた1930年前後の時点では
あの手法は斬新で、遅れていたアメリカはついていけなかったが、
文学大国フランスで評価が高まった >>564
ただあの時代は新しい芸術を産み出そうと文学や絵画に限らず、写真映画などでも様々な手法を試行錯誤で試された時代。アメリカ文学でもフォークナーに限らずドスパソス、今では凡庸にも見られるヘミングウェイもセザンヌの遠近法からスタイルのヒントを得たと言われている。
つまりフォークナーが特別に斬新だった訳でもなく時代的なものだったと思う。 フォークナーがその中でも影響力を持ったのは、書かれている世界を表現する上であの複雑なスタイルが効果的だったからじゃないかな?
ただ形式が変わっていただけではここまで偉大な作家として後世に残らなかったでしょう。 正直そこまで偉大な作家とは思っていないな
技術的にはうまいんだけど、語られる物語は代替可能なものだと感じた
だからこそあれこれ解釈できるという面もあると思うけどね 技術と構想力が見合っていたところが偉大なのだろう
やってみろと言われてもできないし普通はやろうとすらしない
>>566にほぼ同意
世界の見え方の一つを提示した
他方、物語自体の凡庸さによって我々凡庸な個人は身につまされる
親しみやすくも特異でありつづけるのがフォークナーの小説だろう 「八月の光」だけ読んで語るバカがまた暴れてんのか
しょうもな ウザいから顔出すなよ半島
おまえが優秀なのは分かったから消えてくれ
二度と来るな半島 『野生の棕櫚』二つの物語を交互に語る効果がもうひとつだ
自分としてはフォークナーの作品ではさほど評価していない >>572
それを真似た村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランドも全然効果的じゃなかったよね
関連性のない物語を並べて「対位法」だと言われても、ハッタリにしかなっていない 春樹作品の方は二つの物語が最後に融合して効果的だった
これは彼の最高作といえるが、フォークナーの場合は
もっと優れた作品が他にいくつもある 響きと怒りのペーパーバックが今日とどいんたんだけど薄くてびっくり
300ページもない
一番長い小説は8月の光でいいのかな 自分が持っている文庫本の本文のページ
響きと怒り・1985年発行・講談社文庫・35〜529ページ
八月の光・1990年発行・新潮文庫・5〜527ページ
アブサロム、アブサロム!・1978年発行・集英社文庫
・5〜441ページ
ちなみに、1ページの文字数は、3冊とも1行43字で、
行数は上から18・19・20行となっている 『死の床に横たわりて』は文芸文庫で復刊したら2,500円くらいになるかな
もとは1,500円くらいだった 同じVINTAGE版ペーパーバックで
響きと怒りが272ぺーじ 37行
8月の光が3〜507ページで505ページ 30行
字が小さいからか 『死の床に横たわりて』が2,500円ならぜんぜんアリだな、『寓話』も頼む 「寓話」は岩波文庫の2巻本があるね
中古もそんなに高くない
阿部知二訳だから古いけど とりあえず主要作品は英語で読んでみようと思っている
「寓話」もよさそう >>585
大言壮語のミサンドリスト、こいつ八月ババアだろ 大橋健三郎の新書がKindleでセールになってたから買った >>586
フォークナースレでこんな下品な人間がいるのは残念だね フォークナーの文体が難解であることも知らないボンクラいるとはw
まぁ、読めるもんなら読んでみろだわな
Fランには到底_!wwwwwwwwww >>589
自分のレス>>585は上品なのかよ八月ババア
フォークナー読んで上品に語れる方がおかしいわい フォークナーがサスペンスフルなメロドラマの作家だったという議論がされているけど全くそのとおりだと思う
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/281578/1/sasaki_2023.pdf
推理小説の語りの歴史 --ディケンズ、ポーからフォークナーへ-
佐々木,徹
ベネットが今の推理小説はおもしろくないと言った 1929年に、アメリカでは、黄金時代の古典的でコージーなミステリーに対抗する
ように、ハードボイルド派の旗手ハメットが『血の収穫』を発表した。まさしくこの頃、おそらくはそのハメットやもっと安物のダイム・ノヴェルにヒ
ントを得たと思しき、センセーショナルな『サンクチュアリ』(1931)をフォークナーは発表する。
しかし、『サンクチュアリ』はもとより、『アブサロム』や『八月の光』などを考えると、推理小説的な要素にはかなり惹かれるとこ
ろがあったのだろう。いや、もう一歩遡って、フォークナーはコリンズをはじめとするセンセーション・ノヴェルの延長線上にある作家だ、と言う方が
正しいのかもしれない。
『サンクチュアリ』に代表される初期のフォークナーは、しばしばその厭世観と悲観主義を非難されたが、ほんとうのところは、
『パイロン』以後の彼の作品をほかの同時代のわが国の作家と区別する顕著な特質は、読者にうしろめたい気持ちなしにメロドラマのス
リルを味わわせてくれる、一種ロマンティックな道徳観であった。 >>592
最後の「うしろめたい気持ちなしにメロドラマのスリルを味わわせてくれる、一種ロマンティックな道徳観。」について詳しく。 つまり純粋なエンターテーメントという理解でいいと思う エリオットはここで、メロドラマの黄金時代であった19世紀を振り返り、その種の演劇が映画に取って代わられ、昔の長大な3巻本の小説の諸
要素が今では様々な種類の手頃な長さの小説に分散してしまったと言う。
「純文学」、「スリラー」、「探偵小説」などといったことばが生まれる前の世代の人間は、メロドラマは不滅のものであり、それを求める気持ち
は人間の心の中に絶えず存在し、且つこの欲求は満たされねばならないものであることを知っている。もしもいわゆる「純文学」作品からこの
満足が得られないとすれば、われわれはいわゆる「スリラー」作品を読むだろう。しかし、メロドラマ小説の黄金時代にはそんな分け隔てなど
なかった。最上の小説はスリルに満ちていたのである。
エリオットは、コリンズやディケンズの最良の作品はメロドラマ小説の傑作であり、それがいい小説だと言う。まさに正論だ。 面白くないと難しいの違いを考えてみなさい
バカな子供には難しくて面白くなくても
頭のイイ大人には面白いものがたくさんあるのだ 読みづらい割に読めてくると面白いのはそういうわけか 三島由紀夫が「アメリカ文学で最も難解」と言っていたなぁ。
ピンチョンとか読んだら何と言ったか。 あわてずに
ゆっくり
なんどもつっかえながら
いらいらしながら
くるしみながら
はっとしたり
ないたり
おこったり
あきたり
むねにいたみをかんじたり
いろいろじぶんなりにかんがえながら
しずかによむ
だまってよむ
よみつづける 『野生の棕櫚』中公文庫、本屋で解説などを流し読みしたが、
買わなかった
すでに全集で読んでいるし、また別訳で読みたい小説でもないから >>598
難解というのは褒め言葉には必ずしもならない
特に小説映画音楽など文化の領域ではね 少なくとも『八月の光』は難解ではなかった
読みようによっては大衆小説的に楽しめる内容だと思うのだが
さいご、若い女で未来への希望を匂わせるのもわりと万人受けしそうだし フォークナーは難解ではない
読みにくいのは描写が詳細すぎるからだと思う >>604
『八月の光』オバサンは、せめて他の作品を読んでからにしろよ
直近ですら土にまみれた旗、ポータブル、野生の棕櫚と三冊も出てんだぞ
ここはフォークナースレで『八月の光』スレではないんだわ >>602
そいつ昔からいるただのバカだから
本読むごとにいっそうアホになるタイプ >>606
なぜ、そんなこというの?
別に怒ってなんかいないから
よかったら理由を聞かせてください
こんなこと訊いてきみの気分を害したのなら
先に謝っておく
ごめんね 文章のスタイルで分かりやすいほど異なる、ヘミングウェイとやり合ってたんだよな。
フォークナー
お前のは幼稚な文章!
ヘミングウェイ
てめえのはくどくど分かりづらいんだよ! ヘミングウェイの文章は簡潔さを重視したことは有名だけど
「老人と海」を原文で読んだことあるけどフォークナーの、場合によってはパープルプロ➖ズと言われることもある
過剰な文章のほうがやっぱり長持ちしたなと言う感じ
フォークナーは書きすぎてしまうぐらい書く力があったんだろうと思う >>608
読みもせずに語るやつが大嫌いだから
漱石だって読んだのが坊ちゃんだけで語れるわけがない
八月オバサンのやってることがまさにそれ
アブサロムでも響きと怒りでもサッサと読みゃ良いんだよ