>>302
俺の魂の中で、もはや俺の全存在を凌駕してしまったある状況に対する恐ろしい思慕の念が強まっていった。他でもない、それは俺の心をとらえた、この世界の中どこでもすべてはどうでもいいのだという確信であった。
ずっと以前にそのことは予感していたのだが、それが去年突然に完全な確認となって現れたのだ。俺は突然、世界が存在しようがしまいが、どこに何もなかろうが、そんなことは俺にとってはどれもみなどうでもいいことなんだ、と感じたのだ。
俺は自分の存在をもって、俺には何一つなかったということを知り、感じ始めたのだ。

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またまた、またしても! きみは美しい引用文で俺を誘う。俺は歓喜する。青春の感覚だけが

体験の一瞬を切り取るのか? ふつふつとライヴァル心が湧く。「よし、俺ならもっと美しい詩を

引いてくるぞ」と。