しかし、 永劫に飽満ということを知らぬ彼らは、 赦免を拒み、自分を招いてくれる神を呪うのである。

彼らは生ける神を憎悪の念なしに考えることができぬ。そうして生命の神のなからんことを願い、
神が自分と自分の創造物を減ぼすことを要求している。

こうして、永久に 瞋恚(しんに)のほむらの中に燃えながら、死と虚無を願うことであろう。しかし、その死はとうてい得られないのである......