やっぱり短編。作家別この三作を決定しよう
長編もいいが、珠玉の短編小説に出会った時のよろこびは最高。作家別に絶品の三作を喧々諤々選び抜こうではないか。とりあえず短編の長さに関しての定義には多少の曖昧さを残しておきましょう。
まずは短編作家といえばこの人、芥川龍之介。三作といえば、
羅生門
蜜柑
歯車
これでどうでしょう。 確かに佳作ではあるけれど出世作である「鼻」や
海外でも評価されている「藪の中」を押しのけるほどのものかね
「地獄変」だって捨てがたいし
芥川短篇を3つに絞るのはなかなか難しいよ >>5
確かに3作に絞ること自体(特に芥川の場合)ほぼ不可能だし、そもそも意味があることかどうか分からないけどね。
でもその中で3作ということになると、どれを選びます? 「地獄変」が傑作であるのは間違いないけれども、自分にとっては少し長いかな。
「六の宮の姫君」は大好きな作品だけど、王朝枠(枠なんてあるんかい)から一作となるとやはり「羅生門」かな。
晩年枠(だから枠なんてあるんかい)だと「或阿呆の一生」、「河童」、いろいろあるが「歯車」。
そもそも三作が無理なのは分かっているんで、そろそろ次の作家へ行く?
(誰かお題出して) じゃあ短編作家っつーことでエドガー・アラン・ポーで
「赤死病の仮面」、「使い切った男」、「アッシャー家の崩壊」あたりが好き 江戸川乱歩
「押絵と旅する男」「屋根裏の散歩者」「芋虫」 >>11
すまん、その使い切った男を読んでいない。こんど読んでみる。 >>11
「盗まれた手紙」は入れないと
ポーも芥川並に3作に絞り込むのは難しい 乱歩だと比較的本格ミステリちっくな「灰神楽」とか物悲しい「毒草」が好き
グロ方面だと「蟲」とか
「目羅博士の不思議な犯罪」もいいが元ネタがあるっぽいから却下で ポーをひと通り(安く)読むには、創元推理文庫がいい? 宮沢賢治
銀河鉄道の夜(少し長いが)
よだかの星
虔十公園林 >>15
確かにポーについて3作は難しいな。どのジャンルに興味があるかによっても違うし。自分は推理小説が好きだから、そこから1作は入れて欲しいし。 誰かモーパッサンの読むべき三作を教えてくれ。「ジュール伯父さん」、「脂肪の塊」しか読んだことがない。多すぎて迷ってしまう。 >>26
最後の締めとして、「女の一生」(´・ω・`) >>27
「女の一生」は読んだんよ。(話はずれるが新庄嘉章の訳で読んだが、下手な文章で別の訳者にすればよかったと後悔した。またこれは彼のせいではなく、
広津和郎が悪いのだが、なんで素直に「ある人生」とでもせずに、「女の一生」なんて変な題名にしたのか)
それでもっと短編を読みたくなったが多すぎてよく分からない。読むべき三作ができるだけ多く入っている短編集を買おうかと思っている。
ここできくより、モーパッサンスレへ行った方がいいかな。 ついでだが、モーパッサンの短編読むんだったら、誰の訳がいいのだろう。 >>11
俺なら
・アッシャー家(ゴシックの一頂点)
・盗まれた手紙(ミステリの範疇を超えてもいる)
ときて「黄金虫」と迷ったが、
・早すぎた埋葬(当時の西洋の無意識的恐怖を探り出してるから) >>30
作品としての出来はともかくとして、やはり「探偵小説」枠は確保したいな。自分は「盗まれた手紙」。 >>26
>誰かモーパッサンの読むべき三作を教えてくれ。
新潮文庫の短篇集3冊(田舎・都会・怪奇)を読むと
怪奇篇から1つに絞り込むのも難しい
「パリ人の日曜日」と「オルラ」は削りたくないし >>32
すまん、途中だった。とりあえず(一)から読んでみるよ。終わったら報告する。でもいつになるやら。
気長に待っていてくれ。 現代の日本作家だと短篇の名手といえば、誰になるのだろう。 35だが、読書歴豊かな賢者のアドバイス求む。最近、長編しかよんでいないから。 ヘミングウエイ
『雨の中の猫』
『贈り物のカナリア』
『キリマンジャロの雪』
番外
For sales : baby shoes, never worn ボルヘス
トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス
会議
神学者たち ボルヘスだったらベタに「円環の廃墟」、「エル・アレフ」あたりをいれたい 村上春樹
「沈黙」「ハンティングナイフ」「偶然の旅人」 カポーティ
夜の樹
誕生日の子供たち
ティファニーで朝食を >>32
やっと新潮文庫のモーパッサン短編集のうち、(二)だけ読んだよ(BOOKOFFの100円コーナーに(二)しかなかったんで)
この中からあえて一作あげるとすれば『蠅』かな。(一)も(三)も読んでみるつもりだが、青柳瑞穂の訳、なんとかならないものか。
できれば他の人の翻訳で読みたいものだ。新潮社には改訳を求むが、いまどきモーパッサンがあまり読まれるとは思われないので、難しいのかな。 >>45
全然詳しくないけど『家具工房の外で』は好きです。