【日本的スノビズムの】蓮實重彦7【法王】
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蓮實重彦映画ベスト10
2018
@『ア・ゴースト・ストーリー』A Ghost Story:92分
A『蝶の眠り』나비잠/Butterfly Sleep:110分
B『きみの鳥はうたえる』:106分
C『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』Ex Libris--The New York Public Library:205分
D『バーニング劇場版』버닝/BURNING:148分
E『寝ても覚めても』ASAKOT&U:119分
F『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』Certain Women:106分
G『アンダー・ザ・シルバーレイク』Under the Silver Lake:140分
H『甘い抱擁』THE KILLING OF SISTER GEORGE:138分
I『ゾンからのメッセージ』:117分
J『鉱ARAGANE』ARAGANE:68分
2019
@『アド・アストラ』Ad Astra:124分
A『天使』ANGEL:91分
B『空に聞く』:73分
C『多十郎殉愛記』:93分
D『モガンボ』MOGAMBO:116分
E『運び屋』The Mule:116分
F『さらば愛しきアウトロー』THE OLD MAN & THE GUN:93分
G『嵐電』:114分
H『宝島』L'île au trésor/Treasure Island:97分
I『ヴィタリナ』Vitalina Varela:130分 >>3
大江死んだよー
蓮實は大江になりたかったんだろうな 渡辺一夫を愛したが渡辺は大江を愛し蓮実は愛されなかった
蓮実が「○○は××に愛されなかった」という言い回しを多用したのはそのため 渡辺一夫は偉大な仏文学者ではあるが三島由紀夫が岩波書店御用達と揶揄したように典型的な戦後民主主義者
弟子の大江健三郎も小説は面白いのに随筆などで披露する思想はつまらないものばかりなのは師匠譲り そういうこと言いがちな人ってだいたい当人が自殺するんだよな 蓮實―中村光夫、柄谷行人、浅田彰など、田山花袋の「蒲団」の価値を認めなかった時点で、
蓮實、柄谷、浅田らの文芸評論の価値はほぼゼロになったと見るべきではないか。 嫁を看取ったらこの世と蓮實を繋ぐものが何もなくなる 石川淳をボロクソに言ってたけど石川淳の小説好きなんだよなあ >>12
さすがの蓮實も高齢で本数観るのが辛くなったのかな? >>16
石川淳は本当にダメだ
狂風記、至福千年、白描、佳人
どれを読んでも物語にすぎず、小説の実質を掴んでいない そういう意味での「小説」なんか今誰も書いてないじゃん
ちょい昔の流行り病みたいなもんでしょ >>19
誰も書いていないからこそ、大江、古井、中上の小説が愛おしい
村上春樹も物語作家だし、その他の作家も同じだ ちょっとまて、「小説」ってなんだ?
面白い答え求む >>23
フィクションということなら蓮實の『赤の誘惑』を読めばいいのではないか。 >>18
優れた物語の書き手というだけで十分だろ。
あんたはしょぼい渡部直己か。
蓮實や渡部は死んだフォルマリストというだけ。 藤枝静男が好きなのもわかるし安岡章太郎が好きなのもわかる
だが志賀直哉が好きなのは理解出来ん 大江死去に関する讀賣への蓮實のコメント
「ただただ悲しいだけ。日本だけでなく世界文学にとっての損失。
最近のノーベル賞作家とは散文の質が異なる。もうこういう作家は現れないだろう」 昨年はゴダールで今年は大江か
蓮實の周辺も寂しくなってくるな青山真治もいないし……
追悼文といえば新聞で市川崑のこと書いたことがあって(蓮實が市川崑大嫌いなのは有名)文章の内容がツッコミ入れたくなるくらい適当だった >>29
年末には吉田喜重が亡くなり、葬儀委員長をやった 蓮實さんさっきセブンイレブン羽○木店で
ゼリー飲料と紙パックジュースと冷凍食品買ってたよ 424 田中淳 ◆ANNA//s1pY [sage] 2023/03/15(水) 19:50:32.25
大江の政治的な姿勢、人生観などを述べた発言や評論/エッセイは凡庸だが、その小説作品は凡庸さからはかけ離れている
なぜ凡庸な人間がかくも素晴らしい作品を書くのかというのは今後も日本語表現の歴史における謎として残る
関係ないが、齋藤飛鳥は大江の愛読者だという 4月はフランス語の余白に!
月刊蓮實重彦はまだまだ終わらない! >>28
蓮實は吉本隆明の時もコメント書いていたな
他の二人が松浦寿輝と中沢新一だった 430 田中淳 ◆ANNA//s1pY [sage] 2023/03/17(金) 11:48:31.03
大江後期の、前・中期と較べよりノーブルになったゆるやかな文体は素晴らしい 今時だれもハスミンの言説なんて気にも留めないのが盛者必衰やね 未だに大手出版社からの新刊が絶えず
映画館でのトークショーは満員札止め
一昔前より人気出てるよ >>37
なお増刷の有無
映画館のそもそものキャパシティ
何よりも事実の存在確認について。 >>40
蓮實信者ではないが新刊が出ることや満員になること自体がすごいこと。なんでそう否定的に見るんだ? でもそれってジジイやおっさんが支持してるだけだからなあ
若い映画ファンへの影響力は皆無 評価サイトを見て決めてしまう自分で物を考えることをしないあるいは考えるという行為さえ頭にない若い世代の人(あくまでも一部だが)はそうだろうな。 蓮實がさんざん使い続けてきたショットという蓮實語をやっと去年になって説明する本を出すとか、
なぜもっと、分りやすく伝える努力をしてこなかったのか、不思議だ。 >>41
法律用語かつ実証が求められる科学全般で使用される用語。 >>44
でも昔は蓮實が映画をどう判定してるかって結構大事だったのよ
おかげで罵倒されたパゾリーニやヘルツォークやカルロス・サウラなんて欧米と異なり日本じゃあまり評価されてない
逆にヴェンダースは蓮實が持ち上げまくったから映画の守護神のように持て囃されてた
「73年の世代」も90年代以後はイーストウッドを除いて皆ダメになったというか…… >>47
確かにそうだな。ただイーストウッドに対する蓮實の異常な持ち上げ方は今でも理解できないが。おかげで『ハドソン川の奇跡』みたいな普通の映画がキネ旬で一位になってしまった。 >>43
例えばお前が思う若い映画ファンに影響力絶大な批評家って誰よ >>47
蓮實に激しく反発する四方田犬彦が最近パゾリーニの高額本を出したな >>26
丸谷才一は石川淳を日本モダニズム文学の嚆矢と高く評価して藤枝静男は文章が下手すぎてそれが芸になってるとまで批判してるな
三島由紀夫を批判して大岡昇平と安岡章太郎の評価が高いのは蓮實と同じなんだが 蓮實は『小説から遠く離れて』で、石川淳、丸谷才一、村上春樹を否定した
退屈な予定調和の物語しか書いていない、と
一方、大江健三郎と中上健次は言葉が独走する驚きの構造化されがたい衝突
としての小説を書く作家として賞賛する >>53
蓮實の大江や筒井康隆に対する評価は、ただの世渡りの一環であり、
予定調和の物語以下であることは間違いない。
中上健次には我欲の独走はあったかもしれないが、独創はないだろ。
秋元松代や石川淳の真似をしていた。 >>54
文学の評価に絶対はないから、お前がそう考えるのは自由
上記5人の作家への評価は俺は蓮實に賛同する
しかし蓮實の他の作家への評価では、結構意見が異なる
例えば藤枝静男や河野多恵子を俺は評価しない >>55
絶対というなら、蓮實はむしろ絶対ゼロに近い。
何がお前だw 中上健次は『枯木灘』以前の「十九歳の地図」や「一番はじめの出来事」「灰色のコカコーラ」「鳩どもの家」などは好きなんだけど
『水の女』『鳳仙花』以降明確に日本のフォークナーを目指しだしてからは苦手っていうか……単に好みの問題なんだが >>43
そこまで断言しているのだから若い世代に影響するのある評論家が誰なのか俺も知りたい 蓮實重彦を頂点とする気取った映画評論家に飽きてくると、意外に面白いのが戦前派の津村秀夫。
実際に黄金期の撮影所の錚々たる映画人と交わってるからね。
蓮實みたいなドリーマーとリアリストの違いかな。 「遅れて来た映画批評家としての哀しみ」は蓮實の魅力の一つである。 >>64
どうしてこんなズレたことが書けるんだろう? >>61
実際にその人たちに会って同時代を生きたなら
ヌーヴェルバーグの時期の山田宏一もそうだな
蓮實も渡仏してるけどあくまで学問のためで本人もその頃はゴダールの作品しか観てないと述べてるから山田宏一のようにカイエ・デュ・シネマの連中と映画を語り合ってたとはやはり違う
だから個人的にトリュフォーへは思い入れが深いがゴダールやロメールをそんなに神格化してはいない
ただヌーヴェルバーグが運動として落ち着いてきた時期に渡仏したから厳密に言えば山田宏一も遅れてやってきたわけだけど 蓮實はここ五年くらいだと海外ではどんな作品、監督を評価してるの? クリント・イーストウッド、ペドロ・コスタ、レオス・カラックス、ホセ・ルイス・ゲリン、ジム・ジャームッシュ、侯考賢あたりかなあ >>68
ありがと。ただ質問の仕方が悪かった。ここ5年くらいで出てきた海外の監督やここ5年くらいの海外作品だとどんなのを評価しているのかと思って >>57
分かるわ
習俗やらなんやらにがんじがらめにされて持ち前の生々しさがなくなるんだよな
それを文体でカバーしようとするようになって当たりはずれも大きくなった >>68
それは大昔からだろw
近年よく名前を出すのはデヴィッド・ロウリーやケリー・ライヒャルト
小森はるか、小田香だろう
濱口や三宅には留保があるように見える >>70
こちらこそ頓珍漢な答えをしてしまって
すみませんでした ただ蓮實重彦の注目している監督ってかなりコロコロ変わるのですよ
古いですがタランティーノも『イングロリアス・バスターズ』の時は一定の評価をしていて、その後の『ジャンゴ』で疑問符がわき、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ははっきり否定しています
濱口竜介も『寝ても覚めても』で日本映画の第3の黄金時代が到来するなどと言っておきながら、『ドライブ・マイ・カー』はそんなに評価していなくて、亡くなった青山真治の作品には敵わないという趣旨の発言をしています >>72
FILOのインタビューでもそのあたりの名前は出ていたものね。90分という上映時間に特別な思いがある蓮實は例えばノア・バームバックをどう見ているのだろう? 目をフランスにやればいま一線で昨日を撮り続けている監督、例えばジャック・オーディアールとかミア=ハンセン・ラヴとかルイ・ガレルとかは関心外なのだろうか? >>76
好きじゃないんじゃない?蓮實的には即座に峻別できるようなことのような気がする 『映画狂人』のどれかはわからないけど70年代くらいの発言で今の映画界をリードしているのはスイスのアラン・タネールとベルギーのアンドレ・デルヴォーとカナダのジル・カルルだというのがあったんだけど
アラン・タネールとアンドレ・デルヴォーはわかるがジル・カルルだけがさっぱりわからん >>49
町山、宇多丸、高橋ヨシキ
こいつらに蓮實は勝てんよ 弟子にあたる黒沢清や故・青山真治
そして影響を受けて蓮實も目をかけている阿部和重や中原昌也などは蓮實が嫌ってる映画監督も評価しているからなあ
まあそれを言ったら淀川さんも蓮實とは褒める映画貶す映画が全然異なってたんだけど ハスミン、齟齬の誘惑に所載の講演で
タイタニックを褒めていた!
エクセレ~ント! オツムが弱くて覇気の無い人間が蓮實信者になる。
これは柄谷や浅田、東らの信者の場合も同じだ。 >>43
蓮實自体が古くなっていることは否めないがそれより前にいまの若い世代は本読まないだろう。影響力があるのはせいぜい評価サイトくらいでは? >>78
どういう風に峻別するの? ロメールは好きでもミア=ハンセン・ラヴはまったくダメ? >>63
フィルム自体がなくなってなければ結構観ることは出来る。U-NEXTにですらまあまあある 蓮實は「73年の世代」からフランスの監督は選んでいないが、所謂「ポスト・ヌーベルバーグ」(ジャン・ユスターシュ、フィリップ・ガレル、モーリス・ピアラ、アンドレ・テシネ、マルセル・アヌーン、ポウル・ヴェッキアリなど)の中ではユスターシュしか評価してないの? 結局は個人の好みを理論武装してるだけだからなあ
蓮實の好き嫌いを絶対視するのはよくない
もちろん参考にするだけはのはいいと思うけどね それよりも配信限定の映画は映画と呼べるのか、お前らはどう思うんだ? ドゥルーズが『シネマ』で自分の嫌いなパゾリーニやヘルツォークを評価してるからってドゥルーズに映画はわからないは夜郎自大だろう >>94
ネトフリは(劇場での限定公開はしているが)もう無視出来ないのではないか? 問題は彼らや彼女らがなぜネトフリで撮る(あるいは撮らざるをえない)かということ >>93
その理論武装の具合いがすごいからついクラクラときてしまう時がある 別に絶対視したっていいじゃんw
たかが映画なんだから ここは文学板だぞ
なぜ映画の話題ばかりなのか
蓮實の文芸評論を論じよう >>95
日本語訳が出る前に(出ないと思っていた。実際翻訳完結まで長い時間がかかった)いきがって原書を購入(Iだけ)そして数ページであえなく挫折(そりゃそうだ、自分の語学力では)。この手の本は若いうちじゃないときついがあなたのレスを見てトライの気持ちが湧いてきた。もちろん翻訳でだがそれにしても高い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています