>>187
雰囲気がとても良いです
夢だったのか現実だったのかは曖昧なままでいいですよね
他の似たような作品だと最後に案山子がニヤリと笑ったりしますけど、そういう余計なことをしないところが好きです

気になった点が2つほど
1.冒頭の2段落がぎこちない感じで読み辛かったです。その後は普通に読めました(慣れただけかも知れないけど)
2.案山子のしゃべりが途中で標準語になっちゃってます。
「開けてくんろ」から始まるのなら

「ああ、助かった。今日の風は不気味だったで」
「鴉どもも言っとりました。森に様子を見に行ぐって。こりゃあ山向こうの魔法使いが起こしてる風かもしんねだ」
「おらが喋っとるべ」
「こいつあ人の心をおびやかす霧だあ」
「目え閉じるだ」
「魔法使いの持つ黒い小瓶に注意しなきゃなんね。ありゃあ人の不安の滴を溜め込んで、悪い霧に混ぜこんで作物を不作にしちまうだ」

こんな感じ?