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安価・お題で短編小説を書こう!4

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0001二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/06/25(月) 02:12:12.34ID:jXCEDROG
安価お題で短編を書くスレです。

■お題について
現在、毎週日曜日の午後22時に前回のお題を締め切り、新しいお題を安価で決める方式を取っています。現時点での募集お題はスレ主によるレスを確認してください。

■投稿方法
投稿する際は、1行目に【】でタイトルを付けてください。決めていなければ【無題】でも可。
作品は3レス以内で。レスが2つ以上に別れる場合は分かりやすいよう番号を振ってください。

■「小説家になろう」等への投稿について
同一内容を別サイトへと投稿する行為は認めています。
その際、著作者以外が5ch上から無断で転載したものと区別するため、出来る限り【本スレへ投稿する前に】投稿してください。ご協力よろしくお願いします。

■前スレ
安価・お題で短編小説を書こう!
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1508249417/
安価・お題で短編小説を書こう!2
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1511408862/
安価・お題で短編小説を書こう!3
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1522770910/
0519二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/10/21(日) 23:36:36.92ID:1tpjOlqH
☆お題→『一年』『進行が主人公』

☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
もちろん文字数が少なくても分割OK

☆締め切り→11/28の22時まで

☆平行して前回お題作品について投票を行います→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。
作品一覧は>>511より。

【見逃し防止のため、作品投稿、投票の際はこのレスに安価してください】
0520この名無しがすごい!
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2018/10/21(日) 23:43:10.51ID:/kpLvhB9
よし、進行さんをいじり倒すか。
起承転結がまだだけど、すでに4つほどネタが浮かんだ。
0521この名無しがすごい!
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2018/10/21(日) 23:58:14.17ID:wpsr32Ol
進行さんをハーレムにしてあげるか
0522名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2018/10/22(月) 08:21:23.03ID:0uJmZ/gB
>>506
前回お題全選択のリレーゲームと化した短編スレにて、506氏も全チョイス! 亡魂のゴーストロード〜
さあ、職場でほんとは『設計』や企画をやりたかった主人公が、使い走りで駆け抜ける、鬱蒼とした山道を〜、その道には崖下へと手招く恐怖の木が生えるという〜、
聞けば首を吊った女性がいるといういわくつき! 何も言わずに騙してつれた、霊感少女が道すがら、「まるで違う世界に来たみたいね」と話し、山道が『異世界』の様相を呈していく〜
で、キター! 霊感少女がついに指差す〜、ってくだんの木とは逆方向!? 場の霊圧で限界超えたか、少女は『アヘ顔ダブルピース』状態で、オレンジ色(『暖色』)の『カボチャ』を吐き散らすw きたねえw
ラスト〜、逆サイにいた幽霊の手招きは、崖が危ないよと教えるためのものだったオチw 崖に引き寄せられたのは幽霊への無意識の恐れかw お題を全攻略した506氏が、寒空の下で人の世話焼く、幽霊ほんのり描き出し、ぬくぬくENDがきまったァ!

>>510
続く前回お題の全選択リレー、繋いで繋いでオオトリの、510氏がタスキを受け継ぎキラーお題『アヘ顔ダブルピース』から組み立てる、クッコロ☆戦記!
さあ、召喚により、剣と魔法の『異世界』に飛ばされてきた室戸くん〜、二重の召喚によって『カボチャ』頭の悪霊、ジャック・ザ・ランタン側に立つも、
即座に裏切り、ライトブラウン髪(『暖色』)の美しき女騎士を救う〜、が事態のみ込めぬ女騎士がモンスター側と思い込んで襲い掛かり、そんな死に方は人生『設計』にないと縛り上げる室戸くん!
ところがこの騎士、クッ殺せと言いながらエロ妄想を口走る〜、くっころ女騎士w 亀甲縛りにされたり、M字開脚で吊るされるのを明らかに夢見ていながら否定するw
めんどくさw 『アヘ顔ダブルピース』なぞ、絶対にせんぞぉと、する気マンマンの女騎士を見て、「いや全年齢向けなんで」と室戸くん! ってか、アヘ顔とかいう言葉があるんだな異世界、そんなオチ構築で510氏が全選択リレーをゴールインだァ!
0523この名無しがすごい!
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2018/10/22(月) 16:45:38.12ID:5ECmd878
>>519 まずは1いじり……
使用したお題:『1年』『進行が主人公』

【シンコウさんの物語】(1/2)
 僕の妹は精神の病を患っている。

 詳しい病名は忘れた。ただ「妹の精神年齢は通常の人の3分の1か4分の1くらいの速度でしか成長しない」というお医者様の言葉だけは幼いながらも良く覚えている。
 その時の妹の無邪気な顔と、両親の青ざめた顔も。

 妹は普通ならそろそろ高校受験を考える年齢だというのに、その精神年齢は5歳児並みなのである。

「ねぇ、お兄ちゃん。お話聞かせて?」

 妹の行動範囲は狭い。肉体は大人の女性で、精神が子供のままの妹の独り歩きは危険極まりないからだ。
 だから妹は家と障害者用の学校と病院以外には連れて行ってもらえず、だから妹は僕の話を聞きたがる。僕のありきたりな日常の話を。

 最初のうちはそれでも喜んでくれた。放課後の友達とのやりとりを一緒になって楽しんだり、学校のムカツク先生の話で一緒に怒ったり、猫が車に轢かれた可哀そうな姿を想像して二人で涙した。
 学校から帰るとすぐに妹は僕にしがみつき、いつも今日は何があったのかと話をねだった。背丈はそれほど変わらないのに中身は子供の頃のままで少し複雑な気分がした。でも妹の求めるがままに何でも話した。

「……ねぇ、他にないの?」

 しばらくして、妹は僕の話に飽きた。当たり前の話であった。
 精神年齢は5歳児並みだけど、記憶力は普通の女の子と変わらない。だから僕が昔した話を覚えている。
 「それ前に聞いた」「そこの話面白くない」「ねぇ、違うお話を聞かせて?」と注文が増えるようになった。とはいえ、一般の男子校生の話なんてそんな飛躍した物語を作れるはずがない。

 なので、僕は小説を読むことにした。

 漫画は止められていた。妹には刺激が強すぎるとのこと。また、自分の異常性に気付いてしまう可能性があったからだ。
 なので僕は小説を読んで、そのあらすじを妹に聞かせるようにした。僕の友人がこんな奴で、こんなことをしていたんだよーって。

 妹はそれを大層楽しんだ。

 小説には人生が詰まっていると言ったのは誰だったか。よくわからないがその通りだと思った。
 妹はその作り話の主人公たちの一喜一憂に心を動かし、僕の話ではなく僕の架空の友人の話を求めるようになった。

 ただ、これには問題があった。僕が小説を読むのが苦行だったことだ。
 文章を読むこと自体は苦痛ではない。でも、僕だって健康な一男児なのだ。友達とも遊びたいし、家でのんびりしたい。ゲームだってしたい。勉強はしたくないけどしなきゃいけない。
 そんな中で小説を読んで、そのあらすじを考えて、妹に害がないように内容にフィルターをかける作業は困難を極めた。僕はしばらく悪戦苦闘の毎日だった。

 ……そんな中、あるサイトを見つけた。『安価・お題で短編小説を書こう』というネットのスレッドだった。

 ここは5つくらいのお題をアンカーで募集し、そのお題に即した短編小説を書くというサイトだった。
 正直盛り上がりにかけるし、そこまで名作ぞろいというわけでもなかった。でも、短編と言うのがすごくよかった。僕はそのサイトに書かれていた物語を読んだ。

 妹からは好評だった。

 精神年齢が低いから物語の深浅は考慮されない。そして短編小説だから起承転結が短くて妹にも理解しやすい。
 何より話し手である僕がすぐ理解して読み聞かせやすいというメリットがあった。僕はそのスレッドに常駐しはじめた。

「お兄ちゃん、今日もシンコウさんのお話ある?」

 シンコウさんというのは僕が作った架空の人物だ。スレッドに投稿された短編は僕が書いたものではないので、勝手に自分や友達の名前を当てるのは気が引けた。だけど、人物名がないと妹に話しづらかった。
 だからその時のスレッドのまとめ役である進行さんから名前をとって、シンコウさんの物語と名付けた。妹はシンコウさんのいろんな角度からの物語を楽しんでくれた。

 ……ただ、ここで困った事が起こった。初代進行役の人が進行役を辞任したのだ。これではこの短編を書こうスレが機能しなくなる。妹に聞かせる話がなくなってしまう。

 だから……僕は2代目の進行役を買って出た。全ては妹のために。そして僕自身のために。
0524この名無しがすごい!
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2018/10/22(月) 16:46:55.01ID:5ECmd878
【シンコウさんの物語】(2/2)

 ……あれから一年、いろいろなことがあった。

 短編スレは相変わらず低空飛行だし、書かれる短編も少なくなってきた。だから僕も彼らの努力を真似て、ちょっとした短編を考えてそれを妹に聞かせることも多くなった。
 ……僕が作った短編だと妹に妙に不評なのは気に食わないが。

 ただ、ちょっと嬉しいこともあった。妹があるとき手紙を書いてきて僕に渡したのだ。
 妹は真っ赤になってこう言った。

「お兄ちゃんは絶対見ちゃダメだよ。これもしシンコウさんに会ったら渡して? でもお兄ちゃんは中身を絶対見ないでね、絶対だよ!」

 もちろん見るに決まっていた。だってシンコウさんは架空の人物にすぎず、2代目の進行役は僕自身なのだ。見ないわけがなかった。
 全力でバレないように細心の注意を払ったのは言うまでもない。そして誰も見ていないところで手紙の中味を読み、その中身を見て僕は嬉しくなり、丁寧に仕舞い直してからある事を決めた。

 僕が初めて短編スレに書く短編は、妹の手紙の内容にしよう、と。



…………


525この名無しがすごい!2018/10/21(日) 23:58:14.18
>>519
使用したお題:『一年』『進行が主人公』

【妹の手紙より】

 シンコウさん、いつもおもしろいおはなしありがとうです。だいすきです。
0525この名無しがすごい!
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2018/10/22(月) 22:11:48.74ID:4zYn0JOw
>>523
二代目進行さん秘話と言ったところでしょうか?
しかし、進行さんへの激励に見せかけてスレ民皆への激励と言うw
ですが、有り難い事ですね

>>522
ギリギリまで、タカシの冒険シリーズにしようか迷いましたが、そう言えば前衛は既に飽和状態だったなとw
0526この名無しがすごい!
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2018/10/23(火) 08:40:14.11ID:X5xEakZV
>>523
ハッピバースデー、トウユー、ハッピバースデー、トウユー♪ なんだかんだで短編スレも満一歳! 今回お題は進行氏へのありがとうを乗せた感謝祭〜、523氏がお手紙を投函だッ
さあ、主人公が語り出すのは、体は大人・心は子供、精神年齢じつに五歳、無邪気で愛しき妹さんとの物語〜、学校と病院以外に現実を知らぬ、狭き世界の彼女を楽しませる使命を帯びて、
主人公はものがたる! 友達との会話、先生の愚痴からはじまり、轢かれた猫の悲しき話、はては小説と、読み聞かせのネタが広がり、ついにここ、短編スレへと辿り着く〜!
スレの司会役を承継し、二代目となった主人公こと『進行』氏、投下作品を妹さんに読んで聞かせて、あれから『一年』、彼女から届いた手紙を作品に書き直して投稿だァ〜、妹さんから進行氏とスレ民あてに届いた手紙、なんてなんて?
おいおい、だいすきです、だってよ! おいこれどうする、まいったまいったw 浮かれ喜ぶ短編スレ民、書くひとあれば読むひとあり! ひそかに読むひとだって感謝を伝えたいと、熱きラブのお手紙が、進行氏と皆にサンクスギビングだ!
0527この名無しがすごい!
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2018/10/23(火) 20:09:35.68ID:4hA43mx4
>>519 そして2いじり目。そういえば競馬実況さんはいじらなくていいのか?
使用したお題:『1年』『進行が主人公』

【情報過多】
 人間と動物の違いってなんだかわかるかい?

 二足歩行? 火を使う? 道具を作ることができる? どれも違うね。全部一辺にできるのは人間だけかもしれないけれど、できる動物はたくさんいる。

 人間は情報を食うことができるんだ。

 食う、という言葉が気に入らないのなら、こう言い換えてもいい。情報に飢え、情報を求め、情報を得ることができ、情報を加工し、情報を生かすことができる。古い情報を捨てることもできる。
 これは人間にしかできないことだ。動物は肉や草を食べることはできるが、情報は食わない。

 ん? 情報を食うと何が起こるのかだって?

 そんなの日常に実例がいくらでも転がってるじゃないか。傘を持っていくかどうかの判断のために朝のニュースを見るだろう?
 話題のラーメン屋のラーメンが自分の好みにあわなくても、つい美味しいと言ってしまうだろう?
 ツイッターを見るのはなぜだい? 他人の情報が知りたいからだろう?
 そして……これ以上生きるのが辛いと感じたら首を吊るだろう? どれも動物はやらない行動だ。人間にしかできないことなんだよ、情報を食うことは。

 もし私の言っていることを否定したかったら、目や耳を塞いだ状態で1日過ごしてみてくれ。
 目隠しをして、耳栓をして、鼻を塞いで、両手両足を縛って、その状態で24時間耐えることができたら私の意見を否定していいよ。素晴らしい忍耐力だ。
 私だったら10時間はなんとか耐えれても、20時間は無理だね。発狂する。

 閑話休題、人間は情報を食べることができる。では食べ過ぎたらどうなってしまうか、知っているかい?

 肉を食べすぎると太る。砂糖を取りすぎると糖尿病になる。水を飲みすぎると過水症になって死ぬ。
 何事も過ぎたるはなお及ばざるは如し。足りないのもよくないが取りすぎるのもよくない。では、人間が生きるために必要とする情報を取りすぎると、その人間はどうなるか。

 情報を食べすぎた人間は、その人自体が情報になってしまう。

 言ってる意味がわからないって? まあ普通の人はわからないだろう。情報過多となったその存在はまとめて情報となってしまうのだ。うん、わかりづらいかな?

 そうだな、都市伝説や幽霊と言ったらわかりやすいだろうか。情報を取り過ぎた人は、生きたまま幽霊になってしまう。
 誰もが知る、だが誰もが実態が見たことなく、そしてその生態が意味不明で、そんな存在になり下がってしまうのだ。口裂け女やデイダラボッチ、八尺様なんてのも元は普通の人間だったのかもしれない。

 情報を集めすぎると、その集めすぎた情報を基に個人の人格が分離され、新しい人格として独り歩きしてしまうのだ。逆に言えば、世間を騒がせたかったら情報を大量に集めれば良い。

 もっとも効率よく情報を集める方法は物語だ。物語は情報の宝庫である。たくさんの物語を簡易に集めることができるシステムを生み出せば、誰より早く幽霊になれる。

 ……これで私のやっていることの意味はわかったかね? 伊達に1年もつまらない進行役なんてやっていないよ。
 これはつまり現代版の百物語だ。怪談話を一つするたびにろうそくを消していき、その数が100に達すると幽霊がやってくる。
 では、一般で周知されている物語の場合は、どうなる?

 ……そろそろ1年だ。物語の数は……百物語の倍ほどか。ならば十分かもしれない。
 フフフ、一体何が起こるだろうか。楽しみだ、ああ楽しみだ……。
0528この名無しがすごい!
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2018/10/24(水) 03:03:55.68ID:gNkj+fNI
>>519
使用したお題:『1年』『進行氏が主人公』

【スマイル】(1/2)

男は両のこめかみを親指で押さえながら、チェアの背もたれに寄りかかった。
ディスプレイの光が照らす眉間には悩ましげな皺が刻まれている。

――どうしてこうなった……なんで――


一週間前。
某掲示板上に存在する掌編小説の投稿スレッド、通称・短編スレで、進行役を務める彼は次のお題を募集していた。
その冷静ながらも大らかな司会、かつクレバーな差配は参加者の信頼を集めており、
開幕から無事に一周年を向かえたスレッドでは、労をねぎらい、男を主人公とした短編を投稿しようと、誰ともなしに話は盛り上がっていた。

「進行氏を主人公にする縛りw」「ムズすぎるだろww」「一番胸に沁みた作品を進行さんに最後きめてもらおう」

画面の向こうで楽しそうに騒ぐ住民達を見て、男は照れくさくも好意に気圧される形で「仕方ないね、いいよ」と承知したのだった。
しかしいざ作品の募集を開始してみると、投稿は一切なく、あれほど騒いでいたスレ民らは死んだようにおとなしくなった。
男の心に懸念がよぎる。

――な、なあに、期限は一週間ある。構想を練っているんだろう。愛いのう、愛いのう――

だが、期限まで二日を残して金曜を迎えるにいたっても、スレッドにはまったく動きがなかった。
こうなると鷹揚に構えていた男にもふつふつと焦りが生じ始める。
キーボードを叩き、「投稿まだかな」「ワクテカ」などと書き込むが、住民達は石像にでもなったかのようにビクともしない。

――えっ何で?? あんなに盛り上がってたのに、何で誰も投稿しないの……俺が主役ってそんなにやりにくいか? いやいや……どうすればいいんだこれじゃ一周年が、俺が微妙なために失敗みたいだ――

土曜。
何も動きがないスレッドの画面を虚ろな目でじっと見ている自分に気づき、男は慌てて顔を洗った。

日曜。時刻は二十時。
タイムリミットが二十二時なので残り時間は二時間だが、投稿はない。
0529この名無しがすごい!
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2018/10/24(水) 03:05:01.42ID:gNkj+fNI
【スマイル】(2/2)

差し迫った刻限を前にして、男は逃げ場のない窮地に追い込まれていた。
寝起きのままの髪の合間に血走った目を光らせて、うろうろと室内を歩く。
投稿はない。更新ボタンを連打するが投稿はない。何も変わらない画面が歪んでいく。

――……俺のせいじゃない、俺のせいじゃない、俺のせいじゃない――

スレッドに書き込みが一件あり、飛びついてみてみるが情報商材の釣り広告だった。投げつけた携帯がベッドの上を跳ねて、床に落ちた。

男は鼻息を荒くしてPCでタイプをはじめる。最後の手段に出るのだ。
自分のおもしろ話を自分で創作するという暴挙。
自分が笑い、自分が泣く、自分が苦しみみ、叫ぶ、その悲喜こもごも、カタルシスを自分で書いて、投稿ゼロを防ぐ。凶行である。

男を主人公とした短編をお題にしようと話が出たとき、「そんなのムズムズするわww」と恥じらってみせたのだった。
住民に気圧される形で苦笑しながら「仕方ないね、僕をいじりなよ」と承知したのだった。エンターキーに指を叩きつける。
ずいぶん遠いところまできてしまった。

――ちきしょう、よ、よし、これでいく、ちきしょう――

正気を失いかけた男の目に、書き込み新着のアラームが飛び込んだ。

――!?――

525 この名無しがすごい!2018/10/28(日) 21:28:14.18
【妹の手紙より】
シンコウさん、いつもおもしろいおはなしありがとうです。だいすきです。

男は言葉を失った。目の前の稚拙な文体には何の飾り気もなく、それどころかお題を遵守しようとしようという気概が感じられなかった。
子供がメッセージとして打ち込んだとしか思えない無邪気な文章である。
おそらくはどこかの幼い読み手が、男に感謝の念を伝えたくて、暴発するように書き込んだものと思われた。

数分間、彼の頭は真っ白になったあと、頬にはひとすじの涙が伝い、「ありがとう、ありがとう」と声が出ていた。

――もはや、これだけでいい。いや、これだけが、いい――

涙は止まらず、震える手で、途中まで作った自分の泣き笑い冒険譚を消していく。
喉を震わせて、しゃくりあげていると感動のフィナーレこと刻限が数分後に近づいてくる。

――!?!?――

すると、書き込み新着のアラームが続く。

529 この名無しがすごい!2018/10/28(日) 21:55:29.77
【あの進行さんがアヘ顔ダブルピース!?】
……

530 この名無しがすごい!2018/10/28(日) 21:58:12.33
【いけ、アヘ顔ダブルピースだ、進行氏】
……

二個、三個、四個、五個……。投稿されるシモネタの重複、重複、恐ろしいことにすべてネタが重複している。
住民らは前回のお題、アヘ顔ダブルピースと男を何とか組み合わせよう、それを間に合わせようと、我を忘れて四苦八苦していたのだった。

「…………」

いま、進行と呼ばれる男は画面の前で硬直している。
涙はシモネタによってすっかり乾燥し、住民らの意味不明な情熱を前に口の端が引きつっている。
それは笑顔である。進行役をこなす、彼にしかできない唯一無二の笑顔である。
ネタがシンクロした奇跡、純粋な感動がシモネタに汚されたショック、虚脱した責任感の入り混じった複雑な、しかし笑顔なのであった。
0530この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/24(水) 03:21:12.85ID:gNkj+fNI
>>527
ノンノン、進行氏に花束の回だぜ527氏? で、一夜毎に一作とは、すばらしい回転能力だなw ってことで二作目に挑戦だ〜、人外なりゆく人間の、人間による、人間を超えるためのスレ活用〜!
さあ、短編スレ一周年、物事を振り返るいい機会だ、ここはひとつ人間の人間たるとは何か皆で考えてみよう〜、火を使う? いやいやそんな鳥がいるって聞いたことあるし、道具を使う? サルがいるし〜
うーん、答えは? 情報を使う! なるほど、ラーメン屋の評価に合わせて自分の意見を修正したり、SNSを漁ったり、追い込まれれば自死すら選択できる情報嗜好者、それが人間だと〜確かに〜
じゃあ情報を食べ過ぎるとどうなるか〜、たとえば物語が集積される短編スレで、『一年』ほど投稿される作品を喰らい続けたら、人は人外になれるのでは、
ってそうニヤリと語るのが、何を隠そう、語り手となった『進行』氏だァ! 楽しみだ、ああ楽しみだと人間の範疇を超えゆく進行氏に527氏がエールを送ってお題をクリアw 人類超越ENDで二発目をキメた!!

>>528
自作!
進行氏、いじりすぎてたらすまんw
0531この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/24(水) 12:06:20.72ID:/nIb9HKx
相変わらず自作には謙虚な競馬実況さんに草
というか、そうか。あえて書かない方が進行さんイジリとしては上級だったのか。そこまで考えつかなかったは
0532この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/24(水) 20:23:14.95ID:gNkj+fNI
うん、あえてシリアスにして動揺させる、という手もあるかもw
0533二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/10/24(水) 23:02:28.76ID:JmmoNgpS
競馬実況氏の目論見通り、読んでてイロイロ動揺しまくってるw
日曜にまとめて全部感想書きますが、なんかこう、恥ずかしいけどどれも凄く嬉しいね……不甲斐ない進行ですがこれからも頑張ります!
0534この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/24(水) 23:58:01.35ID:Wlbpq3ux
進行さん、これからも応援してます!
0535この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/25(木) 00:22:16.58ID:35CtllKP
お題:『一年』『進行が主人公』

【進行さんの悩み】

 一年前、ある掲示板にとあるスレが誕生した。ただし、ただ誕生しただけでは成立はしない。そこはお題を元に短編小説を書くというスレだからである。
 このスレで必要となるのは、進行役を勤めてお題を纏める進行さん、アンカーでお題を出す人、それを元に小説を書く人だ。名物でもある競馬実況さんも忘れてはいけないだろう。

 今の進行さんは二代目であり、お題を出す人も、短編小説を書く人も常に一定というわけではない。どの人もスレにとって重要なのは間違いないが、常に一人である進行さんの役割は大きいであろう。

 そんな進行さんにも当然ながら悩みがある。

 まず第一に、選択性のお題なのに全選択の作者が多い事だ。……無茶なお題であっても書いてしまえる人がいるというのも凄いとは思ってはいるが、もう少し絞ってみても良いのではと思っていたりする。
 単純にハードルが上がり過ぎているのを危惧している事もあるだろう。決して多いとは言えない作者数。もう少し難易度が下がらないものかと思っていたりもするのである。

 第二に、たまにある無茶苦茶なお題である。
 『アヘ顔ダブルピース』なんて物の時は全年齢向けでと注意書きをしなければならなかった。もう少しお題にも自重して欲しいと常々思っているようだ。
 それでも書いてしまう人が居るのにも驚いていた。よくあれで書けるものだと関心もする進行さんである。

 第三に、投票がまるで機能してくれていない事だろう。作者と読者が重なっているからこそ、投票しにくいという側面はありそうだけども、どうにか上手く機能してくれないかと時々考えている。

 だけども、進行さんは悩みを抱えながらも進行の役目を請け負う。他の人とは違う一人だけの役目を持って。次の一年も続けていける様にと心に決めながら。
0537この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/25(木) 08:19:55.17ID:zXt4GZlT
>>535
続く一周年ラッシュ、535氏はここ『一年』の進行氏の心境ヒアリングいじりに入った〜、こちら短編スレお悩み相談室、ききとり係、派出所!
さあ、『進行』氏がスレ民の詰所であるところの悩み相談室に駆け込んできた〜、彼がどんな悩みを持っているのかレポートを見ていくぞ!
進行氏いわく、お題は選択制なのに全選択の作者が多いんです〜、うん、確かに皆それしか考えてない! 進行氏が言う、あと『アヘ顔ダブルピース』とかお題にあげていやらしい目で見てくるんです〜、そういう変態はいけないね!
進行氏が訴える、なんか気を遣って投票とかしないんです〜、そういや世界に一つだけの花って歌があったね!
短編スレ風林火山〜、全選択に着手すること風の如く、投票せぬこと林の如く、変態お題でニヤニヤ火の如く、参加者マイペース山の如し! 問題山積、解決する気があるのかないのか、のんびりと、スレは進行氏と二人三脚だ、535氏がお題クリアw
0538この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/25(木) 11:29:23.23ID:V7/lIENH
今回お題が緩めだからネタはすぐ思いつくんだが、上手く起承転結の形にならない。
進行さんを弄り倒したいのに・・・ぐぬぬ
0539この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/27(土) 21:38:37.19ID:xL/zQiYj
>>519 3いじり目。
使用したお題:『1年』『進行が主人公』

【拝啓、宇宙人様へ】(1/2)
 世界は危機に瀕していた。

 全ての始まりはアメリカのワシントン州であった。
 1947年6月24日、自家用機で飛行していたケネス・アーノルド氏がカスケード山脈にあるレーニア山付近の上空で奇妙な物体を発見した。9つの飛行する物体がまるで連結するかのように繋がっており、エンジン音を響かせることなく超高速で南から北へと飛んでいったのだという。
 俗に言う「ケネス・アーノルド事件」である。分かりやすく言うと、世界初のUFO発見事例であった。

 世間はUFO発見というニュースに沸いた。その謎めいた神秘性と、不思議な飛行機体、そして何より宇宙人の可能性を期待して人々はUFOを探し求めた。
 テレビでは何度も特番が組まれ、一般市民の中には謎の集団がUFO召喚の儀式を行い、懸賞金がつけられるまでになった。まさにUFOブームである。

 しかし、UFOブームはすぐに廃れた。その頃はまだ一般的ではなかったが、インターネットの走りである通信プロコトルの流通によって情報の共有化が飛躍的に進み、よほど情勢に疎い人間以外UFOを信じなくなってしまったのである。
 視聴率を稼ごうと躍起になったテレビ番組が、誤報や誤謬を招く報道、つまりやヤラセ番組を多く行ってしまったが故にブームはまさしくUFOのように去ってしまったのである。

 ただ、ここで疑念が残る。UFOブームは去った、これはいい。じゃあ、一番最初にケネス・アーノルド氏が見たUFOはなんだったのか?

 結論から言おう、UFOは実在するのだ。ブームが去ったからといって本物のUFOがいなくなるというわけではない。
 未だにUFOは存在し、宇宙人が地球にやってきている。この現状は1964年から全く変わっていない。

 じゃあなぜUFOの目撃証言が減ったのか。これも至極簡単である。インターネットのせいだ。
 宇宙人の目的から逆算すれば、理由は自ずとわかるだろう。宇宙人は地球に最も多く生存する知的生命体である地球人に興味を示し、その存在は一体どういうものか調査したかったのだ。
 その調査の結果何をするのかまではわからない。宇宙人に直接聞くしか知る由はないからだ。しかし、地球人に興味がある宇宙人がその情報を集めようとしたら、最も適格で最も安全で、最も効率的な方法なんて一つしかないだろう。それがインターネットである。
 インターネットにより地球上どこの情報も入手が容易になり、宇宙人はUFOに乗り出して直接現地を確認する必要性がぐっと減ったわけだ。UFOブーム去就の原因となったインターネットが、奇しくもUFOが見かけなくなる原因にもなっていたわけである。

 さて、宇宙人は地球上の情報を入手している。そしてインターネットの発達により、その情報の精度と規模は日々拡大し続けている。
 ただ、地球上全ての情報を集め終わった宇宙人が何をするのか、それはまだわからない。そう、わからないのだ。

 憶測だけならば、それこそたくさんある。インターネットで囁かれる噂話だけでなく、映画や小説の題材にもなっている。
 単なる観光なのか、人類が平和的種族なのかどうかを見極めるためなのか、それとも地球を侵略するためなのか。
 だけどそのどれもが本当に宇宙人の目的と合致しているかどうかは、前述した通り誰にもわからない。

 だからこそ、私のやるべきことは一つだった。情報を増やすこと。これである。
 地球の情報を全て、ないしは必要十分な量を集めた場合、宇宙人は行動を起こす可能性が高い。そしてそれが地球人の望まない結果をもたらす可能性は確実に存在する。
 である以上、情報を増やし続けさえすれば宇宙人はその情報をさらに集める必要が出てきて、最終目的を行う決断を遅らせることができるのではなかろうか。時間が稼げるのではなかろうか。

 さらにはその情報の信ぴょう性が疑わしいモノであるとなお良い。インターネットはもとより嘘や誤解が蔓延っているのだ。
 信ぴょう性の疑わしい話を流布しておけば、宇宙人が真偽を確認するためにより時間がかかる。
 また、物語形式の話だともっと良い。語り口調の物語であれば、それが筆者の実体験なのか、はたまた妄想なのか区別がつきづらくなる。より時間が稼げるわけだ。
0540この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/27(土) 21:39:23.21ID:xL/zQiYj
【拝啓、宇宙人さまへ】(2/2)

「おい」

 つまり大量の作り話を作って、インターネット上にばら撒く。それが世界を救う方法で、宇宙人の魔の手から世界を守る唯一の手段なのだ!
 そう、だからこそこの手段こそが、唯一、絶対、世界を救う手立てなんだ!!

「へいへい、ちょっと落ち着き給え。人の話を聞け。おーい」

 なんだようるさいなぁ。今ちょうどいい感じにテンション上がってたところなのに。

「いや、テンションとか正直どうでもいいし。っていうかそれが理由なのか? こんな変な遊びをしてた理由って」

 もちろんそうさ。私は地球を守るために頑張る人だからね。地球LOVE!

「……で、これか。なんだこれ? 安価・お題で短編小説を書こう? これで世界を救うって?」

 そう、これなら自由参加型でお題さえ出しとけばドンドン新しい短編が入荷してくるからね。
 自分で話を考えるのは大変でも、見ず知らずの暇人が遊びで考えてくれるから実に楽だし。短編だから結構無茶な内容の話もやってくるし、ちょうどいいよね。

「……それでこのスレッドの進行役をやってるのか。もう一年も」

 うん、1年で4スレッド。結構多いでしょ、短編。

「一つ言っていいか?」

 はいどうぞ。

「バッカみたい」

 言われると思った。でもいいじゃんかー、万が一ってことがあるかもしれないじゃんー。宇宙人が攻め滅ぼしてくるかもしれないじゃんー。

「んなわけあるか。単なる観光に来てるだけなんだし、滅ぼしたりとか妄想乙としか言えないよ。陰謀論でもここまで酷いのは見たことないレベル」

 ……やっぱりそう思う?

「まあな、はぁ、アホらし。最後まで聞くんじゃなかったよ、こんな無駄話。じゃあな」

 えー、そこまで言うか。酷いなぁ。地球人も宇宙人も、このスレを楽しんでくれたら嬉しいなっていう気持ちも一応あるんだから、良いじゃないか……。
 あれ、そういえばなんで観光だって断言できるんだろ? まあいいか。
0541この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/28(日) 08:31:57.92ID:on5NkQO7
>>539
マーベラスな三発目!! かわいがりの権化と化した539氏はまだまだ進行氏を離さない〜、地球防衛軍的スレッドの秘密!
さあ、ときは1947年、真偽不明の一大ブーム、アメリカはワシントン州ではじまったUFOの噂〜、このごろ目撃証言が減ったのはインターネットの影響が大きいのだと語り手は言う〜、
いわく地球にやってくる宇宙人の目的は人類調査であるからして、インターネットがあれば頻繁に来星する必要はなく、すなわちネットの情報量こそが宇宙人の侵略を妨げるんだ理論〜、
ってことで、エントロピーを増大するのが短編スレの役目なのだと語り続けるのが、この人、『進行』氏w 短編が埋めに埋めたり、『一年』で、四スレッドとは見事なり! ところが友に話したところ、宇宙人なんて観光に来てるだけよと一蹴されて、
あ、それもそうか、っておいw 宇宙人の正体みたり顔見知り! 今は亡きアーノルド氏に捧げる鎮魂歌、地球防衛の任を背負った進行氏とスレ民の戦いは月刊ムーっぽい調べを奏で、539氏、お題をハットトリック・クリアだ!
0542この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/28(日) 13:29:15.36ID:cZE6w3U8
>>527
情報を食べる為に都市伝説へと進化する……と言う事でしょうか?
何となくデジモンを思い出しました。

>>528
進行さんだからこその焦燥ですね
気を揉んだが故の安堵だったと言った所ですか
全スレ民が下ネタで頭を悩ませて居るとかw

>>535
スレ民に対する進行さんの不満w
いえ、笑ってはいけないのですがw


>>539
地球を防衛する進行さん
未知かと思えば、機知との遭遇だったと言うw
0543この名無しがすごい!
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2018/10/28(日) 13:39:55.46ID:cZE6w3U8
いろんな意味で怒られないか、胃が痛い所ですが……
>>519
使用お題:『一年』『進行さんが主役』

【一周年で思う所】


「色々あったな」

 そんな呟きが口から洩れる。
 スレの立ち上げからは1年、自分が二代目進行に成ってから10ヶ月。実際、低空飛行ながらも良く続いていると思う。
 スレ民は「さす進行!」と称えてくれてはいるけど、これはスレ民皆の功績だと思っている。
 確かに、このスレは低空飛行だが過疎スレと言う訳では無い……と思う。

 他のスレとは違い、常に議論が交わされていると言う訳では無いが、一定数のスレ民が常に作品を上げてくれているし、その作品に対し、必ず感想を上げてくれる競馬実況さんもいる。
 よくログを読み返して見れば、呟きさえあれば、それに返答をするスレ民が必ずいる。そう考えると、固定のスレ民が居る事は確かだ。

 安価の時に、最低でも5人は居る事は確実だしね。

 それでもこのスレを運行する進行として、もっと活気があれば良いと願わくも無い。

 俺は、この礼儀正しく優しいスレ民たちの事が大好きだからだ。
0544この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/28(日) 18:51:11.93ID:qidquazy
今回は久しぶりに色々集まったな。
次のお題どうする? 個人的に今度は競馬実況さんをピックアップしたいところなんだけども。
0545この名無しがすごい!
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2018/10/28(日) 18:55:14.47ID:h55QuLoe
そういう特別感あるのはやっぱ記念とか時にやったほうがいいのでは? 二周年とか(ちょっと遠い?)
今回も一周年だったわけだし
0546この名無しがすごい!
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2018/10/28(日) 19:28:13.03ID:qidquazy
そうか、残念。競馬実況さんにもお世話になってるからなんかしたかったけども・・・
せめて次のお題全部実況さんが決めちゃうとかそれくらいやってもいいんでないかな、とか思わなくもないこともなくはない。
0547この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/28(日) 19:34:44.59ID:h55QuLoe
まあただの一意見なので
やろーぜ!ってノリが主流なら全然問題ないと思うよ
0548二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/10/28(日) 22:04:34.19ID:9mWak1/p
お題『一年』『進行が主人公』締切

【参加作品一覧】
>>523【シンコウさんの物語】
>>527【情報過多】
>>528【スマイル】
>>535【進行さんの悩み】
>>539【拝啓、宇宙人様へ】
>>543【一周年で思う所】
0549二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
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2018/10/28(日) 22:13:54.06ID:S6t+/Xqp
悩みましたが、一番心に沁みたものを選ぶ、ということで……
甲乙つけがたいところですが、心に沁みた……というか心を動かされたという意味で
ハラハラさせたで賞
>>528【スマイル】

そう来たか賞
>>539【背景、宇宙人様へ】

の二つが結構攻めてましたね。
とはいえ全ての作品にスレ愛を感じたし、とてもムズムズしながら読んだよw
安価を取り終わったらゆっくり全てに感想を書きたいと思います!
0550二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/10/28(日) 22:16:11.83ID:S6t+/Xqp
と、いうことで、改めて一周年ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
今回のところは、通常安価に戻りましょう>>551-555
0552この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/28(日) 22:28:02.07ID:MNRaxLlG
『革命』
0553この名無しがすごい!
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2018/10/28(日) 23:18:26.42ID:Bq1ewK/L
『クロワッサン』
0556二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/10/29(月) 02:05:31.66ID:FQW1Tfjd
☆お題→『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』

☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
もちろん文字数が少なくても分割OK

☆締め切り→11/4の22時まで

☆平行して前回お題作品について投票を行います→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。
作品一覧は>>548より。

【見逃し防止のため、作品投稿、投票の際はこのレスに安価してください】
0557二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/10/29(月) 03:04:26.34ID:FQW1Tfjd
>>523【シンコウさんの物語】
病気の妹を想う良い兄が進行のお話!最後に繋がる妹の手紙にほっこり。スレ民にお手紙っていう繋がり方がいいね

>>527【情報過多】
キケンな香りのする進行!目標を達成するためにもっとスレを盛り上げねば……?怪奇の類になるという発想が面白い
あっ、進行は楽しんでやってるよw

>>528【スマイル】
スレ民に弄られたい進行w投稿が無い週はソワソワしてるのでこれが一番ムズムズしたよ。【いけ、アヘ顔ダブルピースだ、進行氏】にはワロタ
0558二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
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2018/10/29(月) 03:32:14.60ID:FQW1Tfjd
>>535【進行さんの悩み】
真面目な進行の悩み!割と当たっている「悩み」に苦い気持ちになりつつ(アヘ顔ダブルピースなんかは笑いながら見てるけどw)、みなさん沢山書き込んで沢山投票してね!

>>539【拝啓、宇宙人様へ】
進行は宇宙人から皆を守る?宇宙人対策のために今日も短編を集めます
友人はまさかの宇宙人っていうオチにニヤリ

>>543【一周年で思う所】
進行の独白!スレ民はスレを愛し、進行もみんなが大好きです
そして、進行になってもう10ヶ月かと再確認
完璧な仕事をしてくれた初代さんみたいにはいかないし、力不足で過疎気味なのは否めないけれど、こうして弄ってもらえるのは有り難いことです。
0559この名無しがすごい!
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2018/10/29(月) 07:56:25.95ID:Korcojiv
いえーい、なんか変な賞もらったぜー。
さて、今週もなんか考えるか・・・
0560この名無しがすごい!
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2018/10/29(月) 08:03:12.06ID:IWHwcYLA
>>543
進行氏に贈るメモリアル祭も最後の一作となった、543氏がお題の最終日に結びを行う、思うところオブ一周年の打ち上げ花火!
さあ、「色々あったな」と、立ち上げより『一年』経って二代目なるところの『進行』氏が遠い目で振り返る〜
スレの勢いは常にマイペース、それはスレに息づく創作本位主義の泣き所ではあるが、よくログを読み返して見れば、呟きに返答をするスレ民もあり、
書くスレ民あり、読むスレ民あり、そしてまた書くスレ民あり、小回りながら不足なき機能で短編スレは活動してきた〜
清く正しく美しくあれよ〜、礼儀正しく優しいきみたちのことが大好きだと、中心に立つ進行氏の内心を、543氏が代返で描いてくれたw メモリアル一周年とりまとめ、最後は花火でグランドフィナーレ! 皆おつかれさま!
0561この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/29(月) 08:09:47.33ID:IWHwcYLA
>>544
こらこらw

>>549
この度、このような賞(ハラハラさせたで賞)を賜りありがとうございました。
多くのスレ民のレスを自由にコピペし、進行氏をいじりながら、歩み続けてくることができました。進行氏が怒らないといいなと、一番ハラハラしたのは自分だったでしょう。
今回の受賞(ハラハラさせたで賞)を励みとし、ますますハラハラしていく所存です。スレ民の皆様にも感謝を申し上げます。ありがとうございました。

>>557
胸の高鳴る一週間、おつかれさまw
引き続きまったりいきませう
0562この名無しがすごい!
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2018/10/29(月) 12:53:06.56ID:2P5rbY8h
>>558
ただ、事実と願望を列べただけの駄文ですみません
感想有難うございます

>>560
感想をいつも有難うございます
取り敢えず皆勤狙いで書いてみましたが、これは短編小説に成っているのでしょうか?
0563この名無しがすごい!
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2018/10/29(月) 17:28:15.60ID:Korcojiv
>>556 新年度一発目はもらったああああああああ!
使用したお題:『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』

【狼男先生】
 うちの担任の先生は狼男だ。

 朝のホームルーム、始業のチャイムが鳴った時、先生が黒板の上の壁にかかっている丸い時計を見上げた。

「おお、もうこんな時間か。それじゃあ日直号令をアオオオオオオオーーーーン!!」

 先生にとって教室の時計は身近なトラップだ。すぐ月と勘違いして変身してしまう。
 先生がこう簡単かつ日常的に狼になってしまう。だから誰一人動揺せず、先生が変身している間に日直が「起立、礼、着席」と号令を済ましてしまった。

 小学校の授業なんてありとあらゆる場面に危険が潜んでいる。理科の授業中、先生が教科書を持ちあげて解説を始めた。

「えー、だから月の満ち欠けは地球が太陽の影になってアオオオオオオオーーーーン!!」

 だから先生が天体の授業をするときはそりゃもう大変だった。
 トルコの革命人民解放軍の旗でも変身した実績のある先生なのだ。理科の教科書を1ページめくるごとに変身しちゃうのである。もはや授業の体を為していない。
 でも不思議と、先生が頻繁に変身した授業の内容ほど良く覚えている。不思議なものである。

 給食の時間は割と安全なことが多い。だからこそ変身されるとビックリする。

「おー、今日はクロワッサンか。久しぶりに食べるなアオオオオオオオーーーーン!!」

 何事かと振り返ったら先生がすでに狼になっていた。床に散らばったクロワッサンが、まるで夜空に浮かぶ三日月のように落っこちていた。
 三秒ルールでバイキンが付いてないってことにして拾ったけど、先生は月を認識(誤認を含む)してから変身が始まるのに3秒も猶予がない。すぐ変身してしまい、給食の残りを全て平らげてしまう。

 帰りの時間が一番酷い。もう授業がないから、とはっちゃけた小学生男子たちが先生を変身させたがるのだ。

「ん、なんだ。外で拾ってきた? まったく、こんな変な虫拾ってきて教室に持ってくるなよなアオオオオオオオーーーーン!!」

 男子生徒のはしゃぐ声。「やっぱりこれアウトだったよー」「マジかよ先生、さすがにこれで変身するのはヤバいってー」「アハハハハハハ」
 今度はなんで変身したのかと見てみたら丸まったダンゴ虫だった。こんな物でもアウトなのかと溜息をついた。

 家に帰ると、さすがに先生の変身を直接見ることはできない。しかし、先生の話題は尽きることはない。

「そういえば聞いた? 昨日例の狼さんがひったくりを捕まえたんですって。凄いスピードで走ってたって聞いたわよ?」

「え、昨日は車に轢かれそうだった子供を助けたって聞いたよ? あまりにも動きが俊敏すぎて運転手も引かれそうだった子供も何が起こったかわからなくて大混乱だったらしいよ」

「ん? 昨夜はその、女性相手の野蛮な事件が起こりそうだったのを、遠吠えで野良犬をけしかけて退治したって聞いたぞ? 鳴き声がものすごくうるさくて近所迷惑だったから、その後周辺の家に回って謝ってたらしい」
 
 それはこの前聞いたぞ、とか前も同じことやってたよね、とか父と母と姉が噂話に興じている。私は一人早く晩御飯を食べ終えて自室へ戻った。
 月っぽい物を見るとすぐ変身してしまう間抜けな人狼先生、だけどそんな先生のことを嫌いな人なんて一人もいないのだった。
 遠くに響く遠吠えを聞きながら、私は早く明日、学校に行きたいなと思った。
0565この名無しがすごい!
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2018/10/29(月) 21:08:39.59ID:Korcojiv
>>556 すかさず2作目を投稿する吾輩のKYっぷりに恐れおののくが良い。
使用したお題:『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』

【天使と悪魔とニンゲン】
 僕の中には天使と悪魔とニンゲンがいる。僕が何かに困ると、すぐにしゃしゃり出てきて余計なことを言い出す。

 例えば道に千円札が落ちていたとき、天使と悪魔とニンゲンが出てきてそれぞれこう言った。
「お金を落とした人がいないか、まず周辺を探しましょう。それでも見つからなかったら警察に届けましょう。落とした人はきっと困ってますよ」
「貰っちまおうぜ。子供ならともかく、大人にとって千円なんて大したことねー金額だよ。こっそり自分のものにしたって誰も困らねーし、バレやしねーよ」
「落ちてたって言って、お母さんに渡そう」
 三人それぞれの意見を聞いて、だいたい両極端な天使と悪魔の意見は聞かず、いつもニンゲンの言うことを聞いてしまう。今日もニンゲンの言う通りにして、お母さんにお金を預けた。

 また学校の宿題を忘れたときはこうだった。
「きちんと謝りましょう。先生だって素直に謝れば許してくれますよ」
「宿題やってきたけど忘れたってことにしちゃえば? どうせホントにやったかどうかなんてわからねーし、明日にゃ先公だって忘れてるよ」
「無言でやり過ごそう。言われたらその時謝ろう」
 ニンゲンの言う通りにした。

 母親と一緒にデパートに来た時はこうだった。
「ワッフルかクロワッサンにしましょう。美味しいですし、家族みんなで分けて食べることもできます」
「なんでも好きなおやつを買っていいって言ったんだぜ? だったら菓子に決まってんだろポテチチョコアイスもいいなゼリーヨーグルトとにかく旨そうなもん片っ端だ!」
「ガムにしよう」
 ニンゲンの言う通りにした。

 忘れた宿題と、新しく出された宿題でものすごく大変そうだった時はこうだった。
「もちろん全部やりましょう。宿題は自分のためにやるモノです。同じ宿題忘れで二度先生に嘘をつくことになっちゃいますよ? すぐ開始しましょう」
「別に初めてじゃないんだし、やらなくていいんじゃね? また今日も黙ってりゃバレないってきっと」
「昨日忘れた分はきっちりやって、新しい方は半分やろう」
 ニンゲンの言う通りにした。

 自室で一人、ゲームをしている時はこうだった。
「1日1時間までです。もう夜遅いですし、すぐやめて早く寝ましょう。寝坊しますよ?」
「別に怒られなきゃ何したっていいじゃんか。硬いこと言わずに朝までやろうぜ!」
「部屋を暗くして部屋の外にバレづらくしてから、1時間だけやろう」
 ニンゲンの言う通りにした。

 そして今日も一日が終わり、僕は布団の中に入った。
 温かい布団の中で微睡んでいると、ふと不安になった。これでいいんだろうか、と。
(確かに、ニンゲンの言う通りにするのが一番だった。千円をお母さんに預けたらもちろんお母さんはそのまま財布に入れた、でも罪悪感があるからその後の買い物の時僕の好きなモノを買っていいって言ってくれた。
 その時、歯に良いガムを選ぶことで、僕が拾った千円以上のお菓子を買っても許してもらえた。
 宿題のこともそうだ。結局僕は、新しい宿題の半分をやってない。でも先生はたぶん許してくれるだろう、他に生徒もいるんだからいちいち僕のことだけを構っていられないはずだし。
 ゲームだってやりすぎた。でもバレないから誰も怒ってない。でも本当にそれでいいんだろうか。こんな誤魔化しや自分勝手なことをしていて。
 ニンゲンの言うことばかり聞いていたらダメなんじゃないだろうか。あのニンゲンは、ひょっとしたら悪いことを企む狼なんじゃないだろうか。
 僕の中で革命を起こして、あのニンゲンの意見を聞かないようにした方がいいんじゃないだろうか……)
「大丈夫ですよ、あなたの中にいるあのニンゲンは信用できます」
「大丈夫だぜ、あのニンゲンは信用できる奴だぜ」
「大丈夫、私を信じて、今日はもうお休みなさい」
 僕は、彼らの、言う通りに、した。
0567この名無しがすごい!
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2018/10/30(火) 00:12:23.41ID:Zbq0vDxY
使用したお題:『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』

【その日、私は人狼になった】

「クロワッサンはなぜ三日月の形をしているかを君達は知っているか?」
その時、私は先生の授業を思い出していた。
皆が泣いていたのに、私は涙を流すこともせずそんなことを考えていた。
優しくて、面白い先生だった。
お世辞にもかっこいいとは言えない顔立ちだったけど、私はそんな先生に恋をしていた。
焼香の列が進む。
一人一人、別れの言葉を先生にかける。
微笑んでいる遺影を見て、込み上げる悲しみを抑えている。
吐き気がした。
私は知っている。

このクラスの誰かが先生を殺した。

このクラスの秘密を先生に知られたから、誰かが先生を殺した。

私は、その人物を許さない。
進む列、歩む足。
私の震える指先が、先生の弔いを行う。
細い煙が私の鼻腔へと登り、はっきりとした決意として脳内で凝縮される。
目を閉じ、先生の顔をいくつも並べて、私ははっきりとした復讐の念に向かい合う。
「ごめんなさい」
小さく呟いた。
私は、先生と同じところには行けないだろう。
あなたは私の想いを知らないだろう。
あなたにとって私は一生徒に他ならなかったのだから。
けれども、私はあなたの為に闘いたい。
あなたはつまらない私を、一人の人間にしてくれたから。
でも、その私は己の手で、己の意思で獣の道に堕ちます。
私は振り返る。
クラス皆の顔を焼き付ける。
待っていろ。
私はお前達を許さない。
これは圧政者を倒す革命でも、異教徒を排する聖戦でもない。
これはただの復讐だ。
私が己を満たすために行うゲームだ。
私が、お前達を噛み殺す。
それだけの、単純な遊びだ。
夜を待とう。
暗い暗い、深い夜を。
牙を磨ごう。
お前達の首から鮮やかな飛沫を噴き出させるために。

さあ、命懸けのゲームを開始しよう。
0568この名無しがすごい!
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2018/10/30(火) 08:02:29.54ID:TAclgonC
>>563
祭り明けの短編スレ、再起動! 今回お題はイメージふくらむ『人狼』の活用がキーか、一番乗りの563氏は溢れるウルフ魂を見せる! 拝啓、親愛なるライカンスロープ先生〜
さあ、舞台は学校、『始』業のチャイムが鳴り響き、教室の丸時計を見る我らが『先生』〜、それじゃあ、日直号令をアオオオオオオオーーーーン!! って、
鼻がムクリと犬形になり、肌は毛皮にザワザワ変貌、『人狼』先生お出ましだw 月っぽい物を見るとすぐ変身してしまう人狼先生〜、聞けばトルコの『革命』的人民解放党のサークル描かれた旗でも変身したらしく〜、
床に散らばった『クロワッサン』を見れば、夜空に浮かぶ三日月のようだとロマンチックに変身してしまう、これ生活できねえぞ!
しかしそこは教師、駿足で轢かれそうな子供を救い、野良犬率いて女性を救い、獣性を世のため使い続けるヒーローなのだという〜、563氏がお題をしっかり使い切り、一周年記念初の全制覇はもらったと吼えて、勝利の雄たけびがアオンきまった〜!

>>565
息もつかせず二発目だ〜、執筆の神に憑依された565氏、止まらぬ筆で迷うことなく全選択だぜ、三者競合、チョイスの魔!
さあ、主人公の頭の中に棲むのはあるあるの、道徳天使 VS 欲望悪魔の対立図、それと普通の、ニンゲン!? ニンゲンw
脳内のニンゲンは『クロワッサン』 VS お菓子の戦いにおいて歯に良さそうなガムを薦める人道派〜、忘れた宿題すぐに『始』めよと急かす天使を尻目に、『先生』誤魔化しうまくやれとそそのかすw 極端な二択を提示されると中間にあるニンゲン案を選びやすくなるものの、
しかし、結果を長期的に見るとニンゲン案は最も狡く…、まさかこいつは人を獣に導く『人狼』のごときもの、脳内『革命』を起こすべきなのか、と考える主人公に、天使も悪魔もニンゲンを信用せよと頭の中で囁き続ける〜、なんてこった
頭の中に棲む囁きの声どもからは逃げられぬ、このオチぞっとしたw 565氏が連続執筆とは思えぬヒネリ回転宙返り、偉業、二連続・全制覇を達成だ!
0569この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/30(火) 08:08:16.86ID:TAclgonC
>>567
短編スレ全選択の難しさは、突っ込んだお題でムーディな作品ほど雰囲気が壊れやすくなるという点にあるw 前フリおわり! 567氏の高難度トライを見よ、人狼のロンド!
さあ、記憶に響くは『先生』の声、『クロワッサン』はなぜ三日月か…、懐かしき声が思い出させる恩師の姿、そしてかなわずして断ち切られた淡い記憶〜
焼香の列の語り手は思い出す〜、今はすでに遺影の陰影となったその微笑みのいとおしさ〜、同時に新しき記憶を刻んでいく、まわりに居並ぶ同級の子ら、秘密と罪とを裏に隠した者たちを、獲物の顔を覚えるごとく睨み付け、ゲームを開『始』しようと語り手は言う〜、
『革命』でもなく聖戦でもない、正当性は保証されず、磨いだ牙でただ噛み殺すだけのゲーム、弔うためだけの『人狼』の遊びを始めよう! 獣じみた眼の獰猛なまたたき、その奥にある哀しき光が、無事に復讐を終えても語り手の得るものは悲痛のみだと教えている、
半人半獣の精神を人狼に見立てた567氏〜、『クロワッサン』、月、『人狼』と単語のイメージを繋いで『革命』を噛み砕き、全選択をハードモードクリア、見事な手際だ!
0570この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/30(火) 22:23:10.15ID:DzrXDZ/u
そして、もう、ネタ切れorz
3作目を何とか絞りだしたら次のお題を待つか・・・
0571この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/31(水) 18:08:06.54ID:hN8wqgU7
無理すんなって
0572この名無しがすごい!
垢版 |
2018/10/31(水) 21:40:22.04ID:HTHItynO
>>556 おとぎ話口調は結構好きなんだけど、シナリオ作るのクソむずぃ……
使用したお題:『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』

【クロワッサン王国とワッフル王国】

 あるところに旅人と先生がいました。旅人は優しく賢い先生のことを尊敬していました。

 2人はクロワッサン王国に着きました。クロワッサン王国の人に話を聞くと、街の人はとても親切にこんな話をしてくれました。

「クロワッサン王国は治安が良くて良い国だ。でも隣のワッフル王国の奴らは悪い奴らだ。絶対に近づいちゃいけないよ」

 2人はその後、ワッフル王国へ行きました。ワッフル王国の人に話を聞くと、街の人は懇切丁寧にこんな話をしてくれました。

「ワッフル王国は栄えていて良い国だ。でも隣のクロワッサン王国の奴らは悪い奴らだ。絶対に近づいちゃいけないよ」

 二つの国の国民から話を聞いた旅人は、先生に聞きました。

「僕はどちらの国も良い国だと思いました。でも、なんで彼らはお互いを悪い奴だと言うのでしょう?」

 先生は答えました。

「人間はね、外に敵がいないと味方を作れないんだよ。人間は狼のように、仲間には優しく、敵には厳しいからね。悲しいことだけどね」

 そう言ってワッフル王国から出ていこうとしました。が、なんと2人は捕まってしまいました。
 ワッフル王国の人々はこう言いました。

「お前たちはさっきクロワッサン王国から来た二人組だな。もしかしたら敵のスパイかもしれない。処刑してやろう!」

 ほんのちょっと前まで優しかったワッフル王国民は、そうだそうだそうかもしれないきっとそうだそうに違いない、と口々に喚き散らし、先生の首を刎ねてしまいました。
 先生の首を刎ねたのを見たクロワッサン王国の民がいました。彼らはこう言いました。

「おお、なんと残虐な奴らなんだワッフル王国民は。こんな奴ら生かしておけない。革命を起こして全員殺してしまうべきだ!」

 ほんのちょっと前まで親切だったクロワッサン王国民は、そうだそうだそうかもしれないきっとそうだそうに違いない、と口々に喚き散らし、戦争を始めてしまいました。

 醜い争いを始めた二つの国の国民たちの姿を見て、優しかった先生の亡骸を抱えた旅人はこう言いました。

「人間は狼なんかじゃない。こんな愚かな生き物は、狼にすら劣る」

 そう言って旅人は狼に変身して、戦争をしていた愚か者たち全員を噛み殺してしまいました。

 遠吠えが一つ響いただけで、あとには何も残りませんでした。
0573この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/01(木) 08:24:11.40ID:+tsrXpPA
>>572
572氏のお題・全選択チャレンジは、おとぎ話調のファンシー作品〜、狼とお菓子!
さあ、漂流するように国を行き来する旅人と『先生』が旅先に到着した〜、その名も『クロワッサン』王国〜、かわいい系の王国だw しかし民衆は口々に隣国ワッフル王国に対する敵意うごめかせ、
当のワッフル王国でも状況は同じく犬猿の仲〜、その様子を見て悲しげに、いかにかわいらしい国名であろうとも人間集団は外集団に敵意をもつ狼のようなものよと教えてくれた先生は、逗留先の王国でスパイの容疑をかけられ、問答無用の斬首の憂き目!
さて斬首が国家間の火種となって、『革命』だ、別の王朝を打ち立てろと『始』まる戦争〜、怒りボルテージMAXの旅人が、『人狼』に成り変わって最後は鏖殺ENDだァ! 教訓って感じだな、
なるほど、語り全体を御伽ばなし調にふんわり彩色しつつ、狼の小話を挟むことでラストの『人狼』化も何かありそう感を狙ったか〜、隣国は近くて遠く思うもの、572氏、遺恨の連鎖を描いたお伽の国のドラマでお題を使い切った!
0574この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/01(木) 22:15:02.21ID:iAfHAiqf
とんでもねぇことに気づいちまった・・・
なんでハロウィンをお題に入れなかった自分! まさに旬のネタじゃねーかチクショウ!
0575この名無しがすごい!
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2018/11/02(金) 06:52:34.69ID:2bSSuj6a
それ、第一回目のお題でしたから(震え声)

>>563
心優しき野生の子w
思い込みで変身出来るなら、既に月は必要ない様な? もしかして進化した新人狼類なのでしょうかw?

>>565
心の声も時代に合わせて進化しているのですね
狡猾さでは悪魔ですら敵わないと言うw
でも、その心の声の主は自分自身ですからw

>>567
悲しき復讐鬼の誕生……と言った所でしょうか?
果たしてクラスの秘密とは?

>>572
愚かな人々と純粋な人狼
正しくお伽噺だと思いました
0576この名無しがすごい!
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2018/11/03(土) 15:19:55.43ID:POiCPvIk
恋愛もので何か書けないか2日ほど悩んで心折れてやめました。お題が恋愛テーマからはずれすぎとるでホンマ・・・
0577この名無しがすごい!
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2018/11/03(土) 23:26:17.11ID:kpw6M8/Z
>>556
使用お題:『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』

【研究者魂】(1/3)


 様々な実験器具のひしめく室内では、一人の男が薬品に漬け込まれていた毛皮を慎重に取り出していた。
 一部を切り分け試薬を滴し、満足そうに嗤う。
 姿こそ、どこにでも居る様な痩せぎす簾禿の中年メガネの男性……それも研究者然とした出で立ちではあるが、しかし引き攣った様な嗤い顔を見せるその姿は、一言でいえば“マッド”であった。

「ハムハム、ンク……ふう、先生、怪しすぎです」
「……栗栖くん、研究室での飲食は止めたまえ」
「美味しいですよ? クロワッサン鯛焼き。サクサクとした表面ともっちりした中央部分。それにザラメがアクセントになって……うん! 始発を使って自由が丘まで足を伸ばした甲斐がありました」

 先生……研究室の主任でもある黒瓜 荒須太は、遅れて来た挙句、手伝いもせずお茶をしている助手の縣 栗栖にジト目を送る。
 栗栖の方はと言えば、そんな荒須太の視線などどこ吹く風とばかりに、出勤時にわざわざ遠回りをして買ってきた“クロワッサン鯛焼き”を美味しそうに頬張っていた。

「我輩の研究も手伝わず食べてばかりとは、まったく、嘆かわしい!」
「いえ、そもそも、私、この研究室が、なんの研究をしているのか分かりませんし」
「なに!? 為らばなぜ、この研究室に応募してきた!!」
「給料が良かったもので」

 憤る荒須太に栗栖がしれっと言う。

「で、何の研究なんですか?」

 暖簾に腕押しだと感じたのか、荒須太はコホンと咳払いをすると「ふむ、そうだな」と呟き、大仰そうに腕を開く。

「今研究している事が叶ったのならば、人類は次のステージへと上がれるだろう!! それこそ新しい世界の幕開け! 新たな歴史の始まり! 旧時代を駆逐する革命的事象!!」

 心なしか荒須太の身がスポットライトにさらされている様に思える。そして脳内ドラムがその音を奏で切ったのだろう。
 ことさら声を張り上げ、荒須太が高らかに言葉を紡いだ。

「変っ身っだ!!」
「は?」
「“変身”の研究だ!!」
「はぁ」

 胸を張りドヤ顔をする荒須太とは裏腹に、栗栖は残念そうな表情を彼に向ける。言う事に欠いて“変身”の研究とは……
 確かにそんな研究が実に成ったのなら、革命的だろう……主に特撮的な意味で。

(子供を大人にしたような人だとは思っていたけど、本気で中身は子供だったのね)

 残念を通り越して憐憫に届きそうな瞳で見つめる栗栖に気が付いた荒須太は、慌てて弁解を試みた。

「まぁ待て、我輩は本気で研究をしているのだぞ? 第一、これは全人類の夢と言っても良いだろうに!!」
「えー」

 到底、納得などできない説明に、栗栖の彼を見る目は既に不審者を見つけた時のソレに成っていた。
 その瞳に身に覚えがあったのだろう。荒須太は更に慌てて説明をする。

「変身願望……と言う言葉があるだろう? 今の自分から別の自分に成りたいと言う願望だ。それ位なら栗栖くんも聞いた事が有る筈だ!」
「ええ、まぁ」

 だとしても、荒須太の言う“本気の意味での変身”と言うのは、それとは違うだろうと栗栖は思った。少なくとも彼の言う物は、子供向けの特撮やらアニメなどの中にしかないものの様に彼女には感じられたのだ。

「今の自分ではない別の自分に成りたいと言う思いは誰にでもある。それは、それこそ神話の時代からだ」
「……飛躍し過ぎでは?」
「いや! ローマ神話やギリシャ神話等を見てみたまえ! かの神話に登場する者達は、かくも変身しまくっているでは無いか!」
0578この名無しがすごい!
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2018/11/03(土) 23:31:50.58ID:kpw6M8/Z
【研究者魂】(2/3)


 栗栖は、自身の知る神話の幾つかを思い出す。そう言えばアルテミスもポセイドンも変身していたように思う。
 ナルシスも……変身と言えば変身かも知れない。

「ですが、しょせん絵空事では?」
「願望だからこそ、多くの物語に使われるのだ! 狭域で言えば、内弁慶やネットの成りすましとて変身ではあるだろう!」
「見た目が変わるものではないですけどね」
「いや、例えば男装や女装だって自分を変えたいと言う願望ではあろう? それでなくとも形が変わると言うのは心理的にも大きな影響がある! 例えば、君の食べている鯛焼き……」
「クロワッサン鯛焼きです」
「いや、だが、鯛焼きには違いは……」
「クロワッサン鯛焼きです」
「……う、うむ。それとて、中に餡の入った小麦粉を焼いたものでしかないにも拘らず、同様の製法で作られる大判焼や人形焼きと別の物として分けられるし、買う時にも選択されているだろう?」
「あれはあれで、食感とかも違うんですが……」

 確かにそう言った一面はあるかもしれない……栗栖はそう思った。何かを始める時に気分を変える為に形から入る、と言うのもそう言ったヤツだろう。

「……ですがそれならコスプレで良いんじゃないですか?」

 わざわざ、存在そのものの形を変えずとも、衣装を変えるだけでも十分では無いか? 彼女はそう思った。もっとも、コスプレを本気で研究されてもそれはそれで嫌な物はあるが。

「それで済む程度の願望で有ればそれも良いだろうが、しかし、わざわざ予算を割いてまでやる研究ではないだろう? そもそも、我が研究室の研究は神秘学の始終を検証し、証明する事が主題なのだ。変身の研究はその一環に過ぎない」
「神秘って……」

 また一気に胡散臭くなったなと栗栖は思う。

「いわゆるオカルト等は、迷信として駆逐されるべき物ではあるが、しかし、人の世に関わってきた……人の営みの中に関わっていたと言う時点で、一部の真実と有用性はあるのだ」
「真実……ですか?」
「詐欺でもなければ、それを生業と出来るだけの根拠はあるのだよ。魔女の秘薬とされている物が薬草学や薬学の賜物だったり、錬金術が化学の未成熟な形態だったりとね」

 そう言われるとそうかも知れない。全面的に支持は出来ないが、栗栖にも何と無く言わんとしている事は理解できた。

「例えばゾンビ―」
「……また一気に胡散臭くなりましたね」
「フィクションのソレでは無いよ、本来の物だ」
「と言うと?」
「あれは本来はブードゥーの刑罰の一つでね、ゾンビパウダーと言う秘薬を使って、刑罰者の自由意思を奪うなり、性格を従順なものに矯正したりして、言わば奴隷とする為の処置なのだよ」
0579この名無しがすごい!
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2018/11/03(土) 23:36:17.01ID:kpw6M8/Z
【研究者魂】(3/3)


 随分と今言われているゾンビ―とは違うんだなと栗栖は思う。

「何でも、その刑罰は秘密裏に執行されていたらしく、その罰を執行される時に、一時的に仮死状態に陥ったりして……」
「ああ、死んだ筈なのに生き返った……と」

 生き返った挙句、生前とは違い自由意思がない虚ろな状態に成っているのでは、確かにあのゾンビ映画のソレの様に思われなくも無いだろう。
 意思疎通が全くできない相手と言うのは、それだけで恐怖となる。ましてやそれが人間の……知人の姿であれば、正しくバケモノの様に感じられると思われた。

「第一、噛みつかれて増えるのは、本来ヴァンパイアの方の領分だ。同じアンデットと言う事で一緒くたにされてはいるが、本来、ゾンビ―は勝手に増えたりしない」
「へえ……まぁ、ゾンビ―に関しては納得しました。ですが、やはり変身に関しては色々と納得はいきませんよ?」

 例え数多の物語に登場しているとは言え、いや、むしろ登場しているからこそ、栗栖にはフィクションとしか捉えられなかったのだ。

「その為の検証なのだが……」
「第一、神話なんかの変身は、何か凄い神通力で『えいやっ』って変身しちゃうじゃないですか。どこに検証なんて行う余地が有るんですか?」
「確かに神話などではそうだろう。だが、我輩の研究対象は『人狼』なのだよ」

 同じでは無いか? そう思った栗栖だったが、しかし、この先生がこうまで自信満々なのだ。何か根拠があるのでは? そう考え、一つの事が頭に過る。

「あ、本来の人狼も、そう言う種族では無い……とか?」
「そう、本来の人狼も、ライカンスロープと言う種族が居る訳では無く、魔術師が術によって姿を変えたものであったり、魔術によって他者に呪いをかけたが為に人狼となる物なのだよ」
「はぁ、で? どうやるんですか?」

 先程までとは違い、多少の現実味を帯びた話に栗栖も興味は湧く。と言っても、全く変身できる等とは信じてはいないのだが、検証と言う事であれば、色々と面白そうな実験をやるのだろうと思ったからだ。

「本来ならば、月齢等も加味しなければいけないのだろうが、まぁ、対照実験としてとりあえずやってみると言うのもアリでは有ろう。そうだな、他者を呪って変身させるのはまた次の機会として、今回は術師が自ら変身するパターンを試してみようと思っている」
「へぇ、どんな感じなんですか?」
「術的にはオーソドックスな物なのだが……」

 そう言いつつ、先程の毛皮に目をやる。頭の付いたままの狼を見ながら、どうせ見せるのなら、少しばかり脅かすのも有りかもしれない。
 そんな稚気が荒須太の心を過る。

「うむ、毛皮に薬品も馴染んで来た事だし、早速、検証実験を始めようか……支度が有るので栗栖くんは少し待っていて貰えるか?」
「わっかりました!」

 お茶をしている気満々の栗栖に、荒須太は眉間に皴を寄せるが、しかし溜息を吐きつつ隣部屋に引っ込む。
 と、暫くしてその扉がガチャリと開いたのだが……

「ギャ――――――――――!!!!!!」
「うお!! 栗栖くん!! 物は投げるな!! ちょ! ま!!!」

 簾禿で、肋骨が浮く程に貧相だが、しかし腹だけは出ていると言う生っ白いオッサンが、上半身裸毛皮に狼製であろう革のパンツルックと言う、どこのビジュアル系バンドだよと言った格好だった為、むしろ身の危険を感じた栗栖に物を投げられると言う結末に終わった。

 これがイケメンであればまた違っていたかもしれない。が、当然、この実験は失敗で終わったのであった。
0580この名無しがすごい!
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2018/11/04(日) 08:35:05.11ID:simWDltN
>>577
577氏が全選択で執筆だ、古来より人は変わり身に夢を見てきた〜、ゾンビの異形からはじまり、鯛焼きのアレンジまで、そして研究室で人はついに人狼になる!
さあ、様々な実験器具のひしめく室内で、『始』発のエクストリーム出社によって買い求めた『クロワッサン』鯛焼きを食す栗栖さんが、『先生』怪しすぎですと、マッドな笑みを浮かべる荒須太さんにドン引きしているぜ、
研究対象は〜、新たな歴史の始まり、旧時代を駆逐する『革命』的事象、つまり変身だw ドーン! 栗栖さんから憐憫に近い目で見られ、あわてて弁解する荒須太さんがクロワッサン鯛焼きやゾンビを交えて妥当性をアピール、
早速、検証実験を始めようと、『人狼』に変身した簾禿の荒須太さんは、裸メタボの半身に毛皮、狼製であろう革のパンツルックで現れるw コスプレじゃねえかw
さんざん前フリをしておいて、セクハラ扱いされて終わるという脱力変身オチを構築した577氏〜、お題を全選択でクリアして、ボリュームのある掛け合い漫才、ラストはおいなんでこれで予算おりた・フィニッシュだw
0581この名無しがすごい!
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2018/11/04(日) 11:28:21.32ID:Qat4jzmt
>>580
感想有難うございます
この取材の為に(笑)自由が丘までいってきたりしましたw
因みに毛皮を被るのはオーソドックスな変身方法だったりしますw
0582二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
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2018/11/04(日) 22:13:02.37ID:mlTPNAVp
お題『【始】のつく言葉』『革命』『クロワッサン』『人狼』『先生』締切

【参加作品一覧】
>>563【狼男先生】
>>565【天使と悪魔とニンゲン】
>>572【クロワッサン王国とワッフル王国】
>>577【研究者魂】
0589二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
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2018/11/05(月) 02:15:27.39ID:xk5fFPtV
☆お題→『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』『にんにく卵黄』

☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
もちろん文字数が少なくても分割OK

☆締め切り→11/11の22時まで

☆平行して前回お題作品について投票を行います→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。
作品一覧は>>582より。

【見逃し防止のため、作品投稿、投票の際はこのレスに安価してください】
0590この名無しがすごい!
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2018/11/05(月) 09:20:34.01ID:ornFOpNK
お題の出し方が下手な人がいるなぁ・・・。メンドクサイお題出したのなら必ず自分で書けよって言いたい。
0592零代目進行 ◆58hCtkhCCk
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2018/11/05(月) 12:58:02.24ID:r2R3B/D5
次週から安価を廃止したいと思います
0593この名無しがすごい!
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2018/11/05(月) 13:36:56.45ID:Yn9k6ZRj
マジで?
お題は俺はなくてもいいと思ってたけど、ここはお題に沿って書く場所だとも思ってたから
そんなに簡単に廃止したらダメだろ。
0594零代目進行 ◆58hCtkhCCk
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2018/11/05(月) 14:27:18.59ID:7Y/qnR26
うっそぴょーんwwwwwwwwwww
びっくりした?ねえびっくりした??ww
0596零代目進行 ◆58hCtkhCCk
垢版 |
2018/11/05(月) 14:48:27.40ID:DuhQ1F2U
すまんw
いつも他板でレスバ負けたらID変えて逃げてるからコロコロ変わるんだはw
許してクレメンスwww
0597二代目進行 ◆rZF28D1ulBTo
垢版 |
2018/11/05(月) 15:14:30.08ID:xk5fFPtV
(´・ω・`)

お題をうまく消化したいスレ民の不満はあるのかもしれないけど、一応自由選択制なので……
最初期もお題「ああああ」とかあったし、「テキーラ・サンライズ」「ちくわ大明神」あたりも結構奇抜だったかな。お題を絞ってストーリー性に力を入れてみることもできるから、安価の特性として楽しんでもらえると嬉しいかな。
0598この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/05(月) 15:16:59.64ID:ornFOpNK
お題は何出してもいいと思うし、自由にやればいい。でも、最低限自分で書いてみてほしい。
無茶なお題出して誰も応じず、結果スレが1週間スルーされたら誰が責任取るんだ。前回だって5人お題出しといて書いたの2人だけじゃないか。
そもそも、お題3つ以上消化したら相当凄いはずなんだし、無茶なお題はスルーさせてもらうよ。今回自分は4つしかお題見てない。
0599この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/05(月) 15:25:07.46ID:Yn9k6ZRj
いつの間にか全部消化することが当然になってるのはあかんね。

スルー推奨で行こう。
0600零代目進行 ◆58hCtkhCCk
垢版 |
2018/11/05(月) 20:42:59.08ID:r2R3B/D5
こんなしょうもない俺になりすましてる奴がいて草
まあこれ適当に拾ってきた共有トリップだしな…
どうでもいいな、うん
0602この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/05(月) 21:31:23.33ID:ornFOpNK
>>589 でも使えるお題と使えないお題はあると思うんだよね。少なくともお題出したやつは書いてくれや、おいらみたいに。
使用したお題:『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』

【科学と魔術と僕とアイツ】
 魔術、それは世の理を統べる禁断の呪法なり。

 混沌を意味する「魔」を操り、それを自らのために活用する「術」を見出すこと。これが魔術の基本的な考え方である。
 論理の真逆にあるようで、論理的な法則を用いる術法。原因があり結果が伴うというところは共通しているが、その途中の経過が整然としているものを「物理」または「科学」と呼び、混沌としているものを「魔術」または「魔法」と呼ぶわけだ。

 というわけで……我が自然科学研究部の唯一の部員、自称・魔術師さんは今日も魔術の訓練に励んでいるそうだ。全くイライラする。

「おい」

「なに?」

 僕の言葉に魔術師殿は反応する。まあ他に人がいないのだから仕方ないのだが。
 僕は頭痛がするのを感じながら、魔術師殿に質問をする。

「なんだ、それは」

「魔術」

 そう言うと魔術師殿は振り向いて、その手に持っているオカリナを見せつけた。
 僕は魔術師殿が被っている白いフードを見ながら、さらに質問を続ける。

「魔術だというのはわかった。はっきり言って意味不明だけどな。で、今日のソレはなんだ」

「爪切りで深爪をしなくなる魔術」

 そういって魔術師殿はオカリナを水につけてブクブクを泡立て始めた。その様子は控えめに言って子供のイタズラにしか思えず、はっきり言ってまるで意味がわからない。
 僕はいつものように苛立ちながら、自称・魔術師殿に説教を始めた。

「あのですね、ここは自然科学部であって、そんな遊びをする場所じゃないんですけどね! やめてくれませんかね!?」

「いいじゃない、魔術も科学も似たようなもんさ。むしろ効果的なものが多い分、魔術の方が優秀だと思うよ」

 そう言って魔術師殿はブクブクを辞める気がない様子だった。僕はイライラしながら魔術師殿の過去をおかしい言動を思い出す。
 魔術師殿曰く、魔術は因果関係が至極難解で複雑らしい。よく言えばバタフライエフェクト、悪く言えば風が吹けば桶屋が儲かる。
 ホットドッグを16等分にしてそのうち4分の3をペットに与える行為が、どういうわけか邪魔者排除ができるらしい。包丁を振り回して謎の踊りをすると、なぜか虫歯予防になるらしい。
 聞いてる僕がよくわからないのだ、言葉で説明しても誰もわけがわかるまい。僕は唯一の部員の奇行に頭を抱えたくなる。

「魔術なんて非科学的なもの……信じるのは自由だが実証しようとするのはどう考えてもおかしいぞ……。現代文明を何だと思ってるんだ……ここは自然科学部なのに……」

「でも、効果のある魔術も多いんだよ?」

 そう言って魔術師殿は白いフードを外す。こいつのフードの外し方が独特で、横からズラすように外す。
 僕はその様子を見て、ドキリとする。

「な、なにを言ってるんだか。まったく、キミは、もう、ホントに……」

「フフ、まあこの様子だと、部長ドノにだけは魔術を否定されたくないところだね」

 そう言って白いローブを被りなおす。僕は、はぁとため息をついて魔術師殿から視線を外して頭を掻いた。
 魔術師殿がローブを外すと、妙に動揺してしまう。こんな奇矯な部員さっさと退部させたいのだが、毎回こう動揺してしまうせいでどうにも上手くいかない。
 新入部員も全然入ってくれないし……一体僕はどうしたらいいんだ、と魔術師殿の頭を見下ろしながら再度ため息をついた。

「まあ、お互い方法は違えどがんばりましょう。真実の探求を、ね」

「一体何が真実なんだか……」
0603この名無しがすごい!
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2018/11/06(火) 00:43:37.17ID:tZS2ciQ9
原稿終わんねぇ……
使用したお題:『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』『にんにく卵黄』
【ハウリング】
「尻尾揺らして飛んでく♪ そう、ぼくはきみのホットドッグ♪ おやつはにんにく卵黄、それからホットドッグ♪」
 右へ左へ、行き交う蛍のように揺れるサイリウム。
「爪切り、ブラッシング、きみのためなら我慢するよ♪」
 熱気と熱狂を包括したライブ会場のステージで彼は弦楽器をかき鳴らしながらエネルギッシュに歌う。
「いつでも今は今だけだから、駆けだそうよ〜♪ ぼくはきみだけのホットなドッグ♪」
 力強いベースラインが跳躍前の踏ん張りを彷彿させるように、僅かに勢いを鎮める。……サビが訪れる直感。
「一緒にっ!」
 ボーカルがコーラスをギャラリーに求める。
 けたたましくドラムが鳴ったのが合図だった。
「「「「「BOWーWOWーWOW! BOWーWOW!!」」」」」
 一斉に揺れながら歌い出すギャラリー。物凄い一体感と疾走感。いいぞもっとやれ。
 カルト的な人気を誇るサブカルロックバンド、スチームゼリーを代表する曲の『ホットドッグ』。
 とあるファン曰く、「ああ、なんて味わい深い歌詞……天才だ」とのこと。
 そんな心の底からスチームゼリーを愛して止まない観客達の中に、落ち着き払った者が二名いる。
 一人は、冷静に観客の様子に注目しながら巡回していた自分。
 そして、もう一人は顔を隠す様にパーカーの黒いフードを深く被った何者か。
 黒フードはポケットから手のひらサイズの何かを取りだし、ボーカルへと狙いを定めた。
 手に握られた筒状の先端を持つそれは、込められた魔弾を高速で打ち出す魔力投射器であった。
 周りはその事には気づかず、熱狂の渦を絶賛形成中。
 ――ただ一人、自分を除いては。
 背後から魔力投射器をもつ手を抑えると、黒フードはようやくこちらの存在を認識したようで、慌てて身を暴れさせた。
 すぐさま揉み合いへと発展する。感情を宿さない瞳がフードの影でギラリと光ったかと思うと、音なく暴発した魔力投射器。
 射出された魔弾は真上に向かって一直線に飛んでいき、天井に衝突。プラズマの断片を振りまきながら爆発を起こした。
0604この名無しがすごい!
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2018/11/06(火) 00:44:22.26ID:tZS2ciQ9
 ……ことの発端は、数日前に遡る。
 ライブを控えたスチームゼリーの元に、匿名で、一通の手紙が届いた。
 内容は「ライブを中止しないとコロす」といった極めて単純明快なものだった。
 こういった類の手紙は、スチームゼリーが自分の国を賛美する歌をリリースしてからというものの、度々届くものであった。世の中、色々な人がいるものである。
 これに対し、メンバーは気にしないでライブを決行する方向に固まっていた。というのも、今回行われるのは彼らスチームゼリーが結成してから一周年を祝うイベントでもあったからである。
 当然、マネージャーは反対した。
 で、この度、ボーカルと旧知の仲である自分は彼らの護衛を依頼された。
 どうやらことを公にしたくないらしく、頼めるのはお前だけなんだとか。
「いくらダチの頼みとはいえ、流石に聞けることと聞けないことがある」
「ほら、彼も止めた方がいいと思ってるみたいだし、中止よ、中止」
 マネージャーはきっぱりと言った。
「ちなみに報酬なんだが……」
 そんなのはどこ吹く風と懐から封筒を取り出すボーカル。
「……っ!」
 厚みのあるそれはには思わず視線が釘付けとなった。
「もちろんこれは前払いだ」
 気づくと彼の手元にあった封筒は、いつの間にか俺の手の中にあり、今まさにポケットへと突っ込まれる最中であった。
「よし、引き受けた。当日は俺に任せてお前はファンと向き合うことに集中しろ」
「は? あなたたち正気なの?」
「正気か狂気か定かではないが、少なくとも本気ではあるな」
 ドヤるボーカルに不満顔を露わにするマネージャー。
「そもそも、報酬で意見をころっと変えるなんて、飛んだ拝金主義ね」
 矛先がこちらへと向けられた。
「誤解があるな。俺は報酬が魅力的だから受けるんじゃなくて、それが友達の頼みだから断れないだけだ」
 唖然とするマネージャー。
「よし、これで万が一何かあっても大丈夫だな。何せ優秀なガードマンがついたんだから」
 優秀なガードマンという評価を頂いたが、それは誇張に誇張を重ねた妄言だった。精々、無属性魔法にカテゴライズされる、瞬間移動の魔法が無詠唱で発動できる程度である。
 だが、ここで自分弱いアピールしても話が進まないので黙っておく。
「……はあ。頭が痛いわ」
「そう深刻に考えなくても、どうせただのハッタリだ。お前らは適当に客席に睨みを効かせていれば大丈夫大丈夫」
0605この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/06(火) 00:54:22.86ID:tZS2ciQ9
 ……そう言って陽気に笑いを浮かべた旧友の顔が浮かび上がった刹那、天井より降りてきた爆発音。
 騒ぎを起こすわけにはいかない。例えアクシデントが起きようと、観客には何事もなくライブは成功したと思わせなければならない。
 であるなら、こちらは会場の人たちが見上げるよりも早く、演出魔法(エフェクトマジック)の込められた魔弾を、射出機から頭上に向けて発射した。
 魔弾は空中で花開くように弾け、色とりどりの花弁や蝶を生み出して会場の上空を鮮やかに彩った。
 若干過剰すぎると言えなくもない演出は、見事に観客の目を奪い、その更に上で起こった爆発をごまかしてくれた。
 急いで黒フードへと視線を戻したが、既にそこに求めた姿はなかった。
「……消えた?」
「転移魔法の痕跡が見られたわ。近場での転移の反応はないから、多分ずっと遠くまで飛んだ……と思いたいわね」
 インカム越しにマネージャーの声が聞こえてきた。
 予め魔法陣を設置し、転移する場所との紐づけをしなければいけない代わりに魔法陣のある場所にはどこだろうと移動できる転移魔法と、魔法陣はいらないが視認した空間にしか移動できない移動魔法とは、性質が異なるものである。閑話休題。
「他に怪しいやつは?」
「大丈夫そう」
 その言葉を聞いて、ひとまず胸をなでおろした。脱力し、天井を仰いだ拍子に、スポットライトの一つが、支柱をグズグズにして、今にも落ちそうになっているのが見えた。
「やべ。マネージャー、至急、身体強化魔法を頼む」
 言い終えるよりも早く、移動魔法を使ってスポットライトの支柱まで飛び、梁に足を駆けて支柱とのつなぎ目を思い切り掴んだ。微量ながら、体に活力が沸き上がってくるのを感じる。
 ――バキッ、と音を立ててついぞ折れてしまった支柱があっさりとライトを手放し、代わりに自分の肉体のみがそれを支える役目を担った。
「ぐっ、おっも!」
「駄目、距離が遠すぎて今の出力を維持するだけで精いっぱいよ」
「ああ。そのまま維持してくれ」
「ちょっと待ってなさい。今すぐに観客に避難を呼びかけるから」
「いや、それはなしだ。今騒ぎを起こしたら、今までの全部が無駄になる。俺は大丈夫だから、ライブは続けるぞ……!!」
「馬鹿! そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」
「……なあ、聞いてくれマネージャー。この音楽は、魔法なんだよ。生まれつき、魔法適正を持っていなかったあいつが、だからこそに持ち得た、唯一無二で、掛け替えのない魔法なんだよ」
「あいつらが楽しんでいるこの場所、この時を、俺は壊したくないし、壊されたくない」
「その為に背負う負担なんて、本当に、本当に、全くもって、どうってことねえんだよ……!」
 例えるならそれは、この会場を包み込む、範囲魔法にして純粋な祈りで構築された、奇跡にも等しい白魔術だ。
 終わらせねえ。終わりたくねえ。意地というものに使い道があるのだとしたら、例えばこういうことに使うのだろうと、直感が叫んでいる。
「いい加減にして。これはたかがライブよ? 馬鹿馬鹿しいにも程があるわ」
「そうだな。でもそのたかがライブに、命の危険を知って尚、ステージに立ったバカがいるんだよ……! ここで、そいつの勇気を、そいつについてきたやつらの期待を……台無しに出来るかよ……!」
 バカだと一笑されてもいい。愚かだと一蹴されてもいい。それでも諦めきれないモノがある限り、自分の中にある、この意志は絶対に曲がらないし、折れない。
「呆れた。もういいわ、好きにしなさい。……仕方ないから付き合ってあげるわよ」
 もし、自分の肉体が持たなければ、被害を被るのは自分だけでなく、下にいる観客にすら影響が及んでしまう。予想ではライブが終わるまではぎりぎり持つと思うが、そこに明確な根拠の提示は出来ない。
 そういう前提に置いては、この決断が純粋な悪であることなど分かり切っていた。
 もう、どうこねくり回したって美談にはならない。
 でも、それでも、音楽はまだ鳴っている。
「「「「「BOW−WOW−WOW! BOW−WOW!!」」」」」
 なら、一握りも迷いはない。
「「「「「BOW−WOW−WOW! BOW−WOW!!」」」」」
 自分も会場を一つにする音の渦に混じって、声を張り上げた。
0606この名無しがすごい!
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2018/11/06(火) 07:43:41.59ID:QCroMS+b
>>602
お題の消化をとるか作品の一貫性をとるか、作者の選択も醍醐味となる短編スレではいつでもそれが問題だ、602氏が『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』で挑む、呪法・フード外しのマジックアーツ〜
さあ、舞台は自然科学研究部、オカリナ(『楽器』)を水に沈めてブクブクさせて遊んでる、もとい『白魔術』を行っているフードの魔術師に、部長がなんだそれは問いかける〜!
いわく、『爪切り』で深爪をしなくなる魔術w なるほど白魔術だw さらには『ホットドッグ』を16分割してペットに与え、邪魔者を排除したりもできるらしい魔術理論、
そのカオスが科学思想を信奉する部長にはこらえがたいが、しかしフードをするっと外す魔術師さんの仕草でなんとなく非難したくも誤魔化されてしまう〜
最後のフードは魔術かアレか!? 真実はいつも一つ、いや、とも限らない〜、高村光太郎いわく僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る、科学、魔術、真実とは人により揺蕩うものでもあるゆえに信じた道をゆくがよし、602氏が選択お題を貫徹だ!!

>>603
原稿に追われているバラバラお題を全選択の603氏の挑戦は、友情と音楽とが結実した模様! ライブオン、スイートライブ、バウワウ!
さあ、弦『楽器』をかき鳴らしてボーカルが歌う、ぼくはきみの『ホットドッグ』♪ おやつは『にんにく卵黄』で♪ 『爪切り』、ブラッシングも我慢する〜♪ ぼくはきみだけのホットなドッグ、って駄洒落なのかw めまいがするような歌詞による消化w
ところが会場にテロを目論む影ひとつ! 護衛となった主人公が破壊工作を阻止するが、揉み合いの余波で天井・支柱が攻撃され、スポットライトが落下しかける苦境が発生、
いまやライブ会場を包み込んでいるのは、言ってみれば範囲魔法にして純粋な祈りで構築された、奇跡にも等しい『白魔術』だと、ライトを支え、主人公がワイルドに咆哮だ!
そもそもテロの予告から始まった防衛戦、危険承知のライブで響くは音楽だけにのみならず〜、曲げられない意地と信念、ビートに乗って、603氏がバラバラお題・全選択、熱狂ハウリングENDをビンビン決めたァ!
0607この名無しがすごい!
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2018/11/06(火) 20:03:18.01ID:3M8F0dp+
>>602
たった二人の放課後実験ですね
某歌詞によると、恋をした少女は、その瞬間から超一流の魔術師になると言いますが……
どうにも、魔術師と言うより、小悪魔と言った感じですがw

>>603
裏方として頑張る理由は、友情の為
持ち得なかった友人が手に入れたたった1つの魔法を護るためと言う……良い友情だと思いました
0609この名無しがすごい!
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2018/11/09(金) 08:39:56.26ID:yLUce6/z
なんか静かですね…
0610この名無しがすごい!
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2018/11/09(金) 14:08:44.52ID:bjTMFZOT
>>589
使用お題:『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』『にんにく卵黄』

【魔術師のお仕事】(1/2)

 とある魔術師協会で、1人の魔術師の少女が今日も仕事に励んでいる。
 あらゆる依頼に応じて協会に所属する魔術師がその願いを叶えていくという場所である。白魔術の担当である彼女は人の為となるこの仕事が好きであった。

 そこに1人の男がやってきた。本日1件目の依頼のようである。

「すまない、少し頼みがあるんだが」
「はい、どのようなご依頼でしょうか?」
「……妻の大事にしていたハーモニカに思いっきり傷をつけてしまってな。何とかならないか?」
「破損物の修復の依頼ですね。承りました」

 壊してしまった物、傷付けてしまった物を直してほしいというのは良くある依頼である。流石に楽器の場合は音が出ないなどの規模になれば職人による修復や調整が必要になるが、表面についた少しの傷くらいであれば低位の白魔術でも問題はない。
 すぐに彼女は修復の白魔術を発動し、修復に取り掛かる。淡い光に包まれたハーモニカの傷は、すぐに消えていく。

「はい、出来ましたよ」
「おぉ、助かるよ」
「もし音がおかしいとかがあれば、楽器の職人さんに確認をお願いしますね」
「分かってる、流石に専門外だろうしな。とにかくありがとよ」
「いえいえ、これがお仕事ですから」

 男は礼をしきりに述べながら帰っていった。男と入れ違いに1人の少年がやってくる。本日2件目の依頼のようだ。

「魔術師の姉ちゃん、俺の相談を聞いてくれよ……」
「はい、どうしました?」
「うちの親父が屋台をやってるんだけど、新メニューが決まらなくて悩みまくっててさ……」
「それは困りましたね……」
「なんかヒントになる様な物ないかな?」
「……そうですね。捜索の白魔法を使ってみましょうか?」
「え、そんなのあんの? どんな効果?」
「基本的には無くした物を探す魔法なんですが、迷っている時の道標を指し示す事にも使える場合があるんですよ。絶対にとは行きませんけどね?」
「……絶対にじゃないのか。いや、でもヒントになればそれでいい。それを頼むよ」
「はい、承りました」

 この捜索の白魔法は本当に求め続けれていなければ効果は発揮しない。彼の父親が依頼する方が可能性は高いけれど、彼女は捜索の白魔法を発動する。そして少女の脳裏に光景が浮かび上がってくる。

「……これはどこかの畜産で生計を建てている村ですね。この辺りでは見かけない変わった食べ物が見えますよ」
「どんな食べ物!?」
「えっと、パンにソーセージを挟んで齧り付いていますね。あ、普通に美味しそう」 
「パンにソーセージを挟む!? え、たったそれだけ!?」
「何かソースらしきものはかかっていますけどね」
「よし、それだ!」
「実物を一度見に行ってみる事をおすすめしますよ。名前は『ホットドッグ』かな? 少し遠そうですが方角はここから南の地です」
「知り合いの行商人のおっちゃんに頼んでみるわ! ありがとよ!」
「いえいえ、これがお仕事ですから」

 それだけ言い残して少年は駆け出していった。もしかしたら近々この街で先程見えた『ホットドッグ』の屋台が出来るのかもしれない。彼女は少しそれが楽しみであった。
0611この名無しがすごい!
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2018/11/09(金) 14:09:10.43ID:bjTMFZOT
【魔術師のお仕事】(2/2)

 そして少年と入れ違いに今度は老人がやってきた。3件目の依頼のようである。

「痛た……」
「大丈夫ですか? どうなさいました?」
「いやなに、爪切りしてたら深爪し過ぎてなぁ?」
「気をつけてくださいね!? 治癒の白魔法をかけておきますよ」
「おぉ、すまんのぉ」
「いえいえ、これがお仕事ですから」

 本格的な大怪我は大規模な治療魔術院等に行ってもらわなけれなここでは処置しきれない。だけど些細な傷や軽い病気ならここでも治療出来るという事で、それを依頼してくる人も多い。それもまた魔術師協会の役目である。
 そして4件目の依頼者がやってきた。この辺りでは見かけることの無い黒髪黒目の青年である。

「もう我慢の限界だ! 何でもいいから日本の物を食われてくれ!」
「落ち着いてください。えっと、ニホン……?という場所の食べ物ですね?」
「あぁ、そうだ! こっちに飛ばされてからもう全く食えてないんだよ! もう食いたくて堪らない!」
「……遠い故郷なのでしょうか? いえ、分かりました」
「……出来るのか?」
「召喚の魔術を使います。白魔術ではないんですけど、食べ物くらいなら多分大丈夫だと思いますから」
「それでいい! 頼む!」

 召喚の魔術は黒魔術に分類されているので、厳密には隣の黒魔術部門の案件という事になる。けれども彼女は切実な様子のその青年の為に黒魔術を発動していく。専門ではないだけで基礎的な黒魔術も習得はしているから出来る事である。
 
「はい、召喚できましたよ」
「おぉ! 何年ぶりだ? 日本の食い……物……? は? なんでにんにく卵黄?」
「もしかして失敗でしたか……?」
「いや、間違っちゃいない。……うん、間違っちゃいない。おう! これが欲しかったんだ、ありがとよ!」
「そうでしたか! 失敗かと思ってしまいましたが良かったです!」
「……うん、本当にありがとう!」
「いえいえ、これがお仕事ですから」
 
 青年は思った通りの物は手に入れられなかったが、落ち込みかけた彼女の姿を見てそれを告げる事は出来なかった。そもそも自分の頼み方が悪かったという自覚もあったからだ。
 彼女の知らない土地の食べ物だとしても、食べ物1つくらいであれば依頼者の狙った通りの物を召喚する事は可能ではある。それが異界の物ですらなければ……。
0612この名無しがすごい!
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2018/11/10(土) 08:08:11.70ID:hBDx1Sn9
>>610
610氏は異世界ドキュメンタリー作品でお題・全選択に挑戦してきた、白魔術師は救いたい!
さあ、主役は魔術師協会に所属する『白魔術』の担当少女〜、やって来る人々の平穏を、魔術を行使して守る若き魔術師の一日が始まった〜、
最初の来客の用件は、傷の入ったハーモニカ(『楽器』)の手当て、修復魔法でパパッと直したぞ〜、来客二件目は屋台経営者の新メニューをどうするか、魔術師が捜索魔法で『ホットドッグ』を提案する〜、来客三件目は『爪切り』で深爪した人w はいはい治癒魔法!
最後の案件、異世界に転移してきた青年の願い、日本の食べ物が食べたいなる求めに応じ、黒魔術の応用で、に、『にんにく卵黄』を召還した〜、なんでそれ召還しちゃったのかw
しかし青年も気を遣い、おう! これが欲しかったんだ、と無理をするw そうだな欲しかったよなw 610氏、キラーお題『にんにく卵黄』のアクの強さをオチに転用、徹底取材お仕事風景、描ききり、丁寧な全お題クリアーをやってくれたぜ!
0613この名無しがすごい!
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2018/11/10(土) 14:22:25.89ID:csivEC1d
>>612
いつも感想ありがとうございます。

もう少し具体的に頼んでいれば違った結果だったかもしれません。
0614この名無しがすごい!
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2018/11/10(土) 17:03:03.73ID:ftXKgmcP
なるほど、オチにもってくって手があったか。考えが凝り固まってるとあかんなぁ
0615この名無しがすごい!
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2018/11/11(日) 12:21:59.98ID:uYQFFQrH
>>589
使用お題:『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』『にんにく卵黄』

【魔女対戦】(1/3)


 ふと気が付いた時、野々村 真翔は縛られた状態でやけに豪奢な椅子に座らされていた。
 周囲には数十人の女性達。それも下は10才程度から上は80近い人もいるだろうか?
 その中で、16才程の少女達二人が彼を覗き込む様に見ている。

「……え? 何? ドユコト?」
「クックックゥ、ようやくお目覚めかね? マナトくん」
「大丈夫かな? かな? 花子ちゃんが無茶したから、心配したんだよぉ?」
「花子ちゃん言うな!! ……ウフン? 主とて、この宴には賛同したでは無いか? カナよ」

 眼前で覗き込んでいるのは、見知った幼馴染二人の顔。だが、彼女達は普段とは著しく違う所があった。

「コスプレ?」
「コスプレ言うな!! ……クックック、これこそ、アークウィッチの正装なのだよ? マナトくん」
「流石にコスプレは失礼じゃないかな? かな?」

 とんがり帽子にひだ付きのシャツ。それに丈の短いジャケットと膝丈のスカート。その上にマントを羽織った二人の姿は白と黒の相似形。
 有体に言えば白黒の魔女の様に見えたのだ。違っているのは黒の衣装、山田 花子が身の丈ほどもある大きな杖を持っているのに対し、白の衣装、田中 加奈がタクトの様な短い杖を持っている事だろうか?

 真翔は頭の中で日付を確認する。ハロウィンはとっくに過ぎている。
 だとすれは、この二人の格好は何だと言うのだろうか?
 ましてや真翔がこうして縛られなければならない理由とは?

「うん? 花子ちゃんもわたしも、まだ、ただのウィッチだよね? 第一、ウィッチでもアークウィッチでも格好は変わらなかった様に思うかな? かな?」
「良いのよ! どの道、今この時、我はアークウィッチへと至るのだ! それは定められし運命!!」
「むぅ! アークウィッチに成るのはわたしじゃないかな? かな?」
「いやほんと、マジで説明して下さりやがってくれませんかね? 二人とも!!」

 自分を放置したまま言い争いを始める二人に対し、真翔はうんざりした様にそう怒鳴った。

 ******

「アークウィッチ昇進試験〜?」

 二人を問い質した所、そんな返事が返って来た。実は、幼馴染のこの二人、古くから伝わる魔女の家系であり、それぞれ、花子が黒魔術、加奈が白魔術を継承しているらしい。
 そして、魔女的に成人を迎える16才のこの日、二人は揃ってアークウィッチへの昇進試験を受ける事にしたのだと言う。

「……いや、勝手にやれよ」
「クックック。残念ながら、運命は其方を選んだのだ、マナトよ」
「そ、それはダメかもしれないかな? かな?」
「何でだよ」
「そりゃぁ……」
「それはぁ……」

 渋い顔をする真翔の問いに、二人は顔を見合わせ、曖昧な笑をこぼした。
 どうでも良いが、先程から周囲の魔女……なのだろう女性達の、爛々とした視線が突き刺さり、真翔は酷く居心地が悪い。

「諦めるのだマナトよ、其方がここでライブラの天秤を傾けねばならないのは、星に定められた宿命なのだ!!」
「と、とにかく、真翔くんはぁ 審判をして貰わなくちゃいけないかな? かな?」
「……はぁ……分かったよ、で? 何を審判すれは良いんだ?」

 引く気のない二人に、真翔は溜息を吐く。

「「それは……」」
「魔女十番勝負じゃよ」
0616この名無しがすごい!
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2018/11/11(日) 12:26:29.08ID:uYQFFQrH
【魔女対戦】(2/3)


「エルダーウィッチ!!」
「長老様ぁ!!」

 その声に視線を向けると、人垣が二つに割れ、恐らく最年長であろう女性が、お供に付き添われ歩いて来る所だった。

「……町内会長の婆ちゃん?」
「くくっ、マナ坊、元気かえ?」
「うん、まぁ」
(昔っから、魔女っぽいと思ってたけど……)

 昔からお世話に成っていた人物の登場に、真翔が目を丸くする。だが、同時に納得できるような気分にもなった。呵々大笑する長老を見ながら、真翔は苦笑した。

「で? その十番勝負ってのの審判をすれば良いんだね?」
「うむ、十番勝負を見て、そして選べば良い」
「……うん? いや、まぁ、分かった」

 彼女の言い回しに少し引っかかった真翔だったが、しかしそれでも頷くと、途端に彼を縛っていたロープが解け、そして空中に浮かび上がったトランペットが、高らかにファンファーレを奏でたのだった。

 ******

 十番勝負も折り返しに入った第六勝負。真翔はある意味、頭痛のする頭を押さえ溜息を吐く。
 今、彼の目の前には二山の大量のホットドック。

「制限時間いっぱいまでにって、その時間を使い切れって意味じゃないと思うんだ……」

 一番勝負の生け花から来て、日舞、算盤、掃除、洗濯……いやこれだけでも「何やってんの!?」と言う気にさせられた真翔だったが、この六番勝負は、それに輪を掛けてそう言いたくなった。
 勝負のお題目は料理。二人が揃って制限時間いっぱいまで作り続けたのが、眼前にあるホットドックの山だったのだ。

「クックック、さぁ! 貪るが良い!」
「た、食べてくれるかな? かな?」
「え? これ、全部食べなくちゃいけないの?」

 確かにホットドックは真翔の好物ではある。しかし、それだけを大量に出されるのも辛い物が有った。
 何で俺が……と言う思いはある。だが、審判である以上、食べないと言う選択肢はない。しかし、この量を一人でと言うのは勘弁して貰いたかった。
 周囲を見回すが、何故か皆、ニヨニヨとした笑みを浮かべるだけで手伝ってくれる気は無いらしい。
 だが、期待に目を輝かせる二人を前に、残すと言う選択肢を選ぶ事は出来なかった。

「いや、ホント、何でこんなに作ったよ……」

 そう呟きながらも、真翔は覚悟を決めたのだった。

 ******

 顔が引き攣るのも止められず、真翔は今日、二回目に成る恐怖を味わっていた。一度目は先程の耳かき勝負。
 加奈の膝枕は、むしろご褒美だと感じられたのだが、問題は花子の方。最新の説による耳かきと言われ、正座をさせられた挙句、頭が動かない様にと部屋の隅で押さえつけられ、耳かきを挿入された時は「何の拷問だよ!」と叫びたくなった。
 だがしかし、今はそれ以上の恐怖を感じていた。
 【お題、爪切り】……今、真翔は両手を固定され、二人が左右の爪を切っている所である。爪切りをやって貰うこと自体は、子供の頃、母親にやって貰った事も有る。
 だが、こんなにも緊張感をもって爪を切られていた訳では無い。

(人に爪を切って貰うってこんなに怖かったっけ?)

 真剣に爪を見られつつ、パチンパチンとそれを切られながら、彼は何となく爪切りを嫌がる猫の気持ちが分かった様な気がした。
0617この名無しがすごい!
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2018/11/11(日) 12:32:29.44ID:uYQFFQrH
【魔女対戦】(3/3)


 そして迎えた最終勝負。

「最終勝負! 秘薬造りじゃ!」

 長老がそう宣言し、二人が予め作ってあった秘薬を持ってくる。

「あ、ここで作る訳じゃないんだ……」
「当たり前でしょ!? 薬を作るのにどれだけ時間が掛かると思ってるのよ!! あ!! いえ、さぁ! 我が渾身の秘薬、堪能するが良い!!」
「はい! わたしの作った魔女の秘薬、飲んでくれるかな? かな?」
「……にんにく卵黄?」
「あ! や! それしか入れ物が残って無くって……」

 花子の秘薬の入った入れ物に真翔が首を傾げると、彼女が焦った様にそう言い訳した。

「……おばさん、健康アプリマニアだもんな」
「そうよ、自分で作れるのに、なんで集めちゃうんだか……」

 さっきまでの大仰そうな言い回しも忘れ、普通に受け答えをする花子。この辺の気安さは、流石お隣同士と言った所か。
 だが、そんな二人を見て加奈が頬を膨らませる。

「真翔くん! わたしの秘薬、飲んでください!!」
「え? あ、うん」

 若干、黄味がかった橙色の丸薬を見て、真翔が訊ねた。

「……因みに効能は?」
「え? 疲労回復、滋養強壮、健康維持……かな? かな?」
「……」

 真翔の視線が、花子の持って来たにんにく卵黄のパッケージの方を見る。

「や、違うからねぇ!?」

 ******

 十番勝負を終え、長老が「で? どうじゃ?」と訊ねて来た。
 正直な話、最後の秘薬勝負以外に魔女らしさなど皆無だった事も有り、真翔は首を傾げる。そもそも、どちらの技術も五十歩百歩であり、明確に差があるとは思えなかったと言う事も有る。
 最後の秘薬に至っては、速攻で効く物では無いらしく、未だに効果があるのかどうかも分からなかった。

「……二人一緒に、アークウィッチに成るってのは出来ないんですか?」

 そもそも、どの程度のレベルで有れば試験合格なのかも分からないのである。それに、アークウィッチに成るのは一度に一人と決まっているのかも知らないのである。その為、真翔はそう訊ねたのだが……

「ほほう? 二人一緒にか」
「運命は常に一つだ!! マナトよ!!」
「それはダメじゃないかな? かな?」

 花子と加奈、二人の声が重なった。呆れ半分、冷やかし半分と言った、周囲の魔女たちの視線も真翔に突き刺さる。

「え? 何で俺が責められる感じに?」

 訳の分からない真翔だったが、しかし、アークウィッチへと至る条件が、血を絶やさぬ為に伴侶を得ると言う事だと聞かされていない彼が、それに気が付く事は無い。

「さぁ! 我を選ぶが良い!! マナトよ!」
「わたしを選んでくれるかな? かな?」

 そして、その事を説明していないと彼女達が気が付くのは、真翔が逃げ出した後だった。
0618この名無しがすごい!
垢版 |
2018/11/11(日) 12:37:21.97ID:uYQFFQrH
>>610
最近は異世界出身のお客さんも多そうですよねw
人々を笑顔にする素敵な仕事だと思います
0619この名無しがすごい!
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2018/11/11(日) 19:25:45.37ID:61nUyX+/
>>589
お題:『楽器』『ホットドッグ』『爪切り』『白魔術』『にんにく卵黄』


【陰鬱な終末】
(1/1)
 金曜日の夕日はいつだって優しい。脳内アナウンスも浮足立っている。今週の世界はこれでおしまいです。また来週。
 俺は職場からいそいそと脱出してHPとMPが赤いまま帰路につく。改札を抜けホームに並ぶおじさんの群れの一部となる。
 おじさんAが現れた。おじさんBが現れた。おじさんCは俺。D、E、F……別にキングおじさんにはならない。まだこの人たちとは違う種族だと思えるほどには若造のつもりだ。
 しかし地下鉄の窓に映る表情は死者のように覇気がなく、これはやはり魔列車なのかもしれない。

 コンビニで適当にポーションとエーテルを買い、セブンスヘブンのドアを開けた。ただいま我が家。お帰り俺。今日も神羅カンパニーに内側からダメージを与えてきたぜ。偉いぞ、よくやった。なんでそんなこともできないの? 知るか、俺は頑張ってんだ。すみませんでした。
 片腕が機関銃の黒人とかクリムゾン姉さんの代わりに、カウンターに並ぶ未開封のサプリメントたちが出迎えてくれる。せめてこういうので栄養補給くらいはしなさいねと、母親が送ってくるマルチビタミン、EPA、にんにく卵黄、亜鉛。
 こどもの頃は好き嫌いの多さを咎められたものだから、味のしないカプセルを飲むだけでいいと言われたらきっと喜んだろう。
 俺はいつだって楽な方に流れていく性分で、そこそこのことを難なくこなす器用さがあった。嫌いなものを嫌いなままでもこうして大人になれた。

 エーテルをレンジに突っ込んで、3分間待つ。その間に爪切りを取り出して、胃のあたりに溜まったモヤモヤを吐き出すために、パチリパチリと音を鳴らした。

パチリ
 
 そう、俺はなかなかにできるやつだった。小学生の頃からテストの答案が返されていく時間はわくわくしたし、できる奴らと90点代で一進一退の攻防を演じるのが楽しかったし、お母さんはいつも褒めてくれた。
 ポケモンの名前を151匹暗記していたし、ダークドレアムの配合方法を知っていたし、俺のネスは負け知らずだった。ブルーアイズよりデーモンの方が強いことにいち早く気づいたし、対抗呪文の切り方も完璧だった。
 まぁ体育は苦手だった。でも結局頭を使える奴が大人になったら最強なんだよねって思うようにしていた。HPと力が低くたって平気だった。俺は黒魔導士になるんだから。
 毎日苦もなく冒険し、家に帰ったらのび太を見守り、大人帝国を笑った。毎晩暖かいエリクサーを供され一晩寝れば全回復した。

 中学、高校と俺無双は続いていた。かっこよさとかいうパラメータがそんなに高くないことにも気づいてしまったけど、俺のファイラやブリザラは通用した。
 吟遊詩人にも興味が湧いたから、メリッサとカルマを練習したし、ロビンソンやTomorrow never knowsを歌い切れるのは世界で俺だけだった。奇声をあげてることを指摘されても、無視して歌い続けられた。
 楽器を持つ気にはならなかった。ギターは指が痛いし、カラオケで満足した。
 苦手なこともあったけど、無視して進める余力があった。俺はキーブレードに選ばれし勇者で、ワイルドのペルソナ使いで、アーロンさん曰く無限の可能性に満ちていた。
 そして自分が主人公じゃないことを自覚できる賢さがあって、だから大学を選ぶときは安全な道を歩んだ。パラディンや魔法戦士になるのはしんどいから。俺は魔法使いを極めるだけでいいと思っていた。
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