ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【118】
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点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!
評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!
ここまでの最高得点77点!(`・ω・´)
前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【117】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1543662870/l50 それは一人称でも客観的事実を多く語らせれば解決する気がするよ ただ、このスレの主であるワイ氏自身が「ワイが」「ワイが」と
ワイの思ったままのことを、ワイの感じたものがすべてなんだと、
それを書いてどこが悪い?と、そういうのが強い人なので
このスレで、「読者寄りに書くには……どうするか」を強く主張しても、しょうがないのかもしれませんね。
大事なことなんですけどもね。 >>36
それは違うな
単に一人称の方が書きやすいってだけ
初心者は会話主体になりがちというのを聞いたことがある。たぶんそれと同じで、地の文も会話調の方が書きやすいということだと思いますよ
私も初心者なのでよくわかる。三人称は難しい >>38
一人称では客観的事実はほぼ無理で、その人物の感性でしかないですよ。
一人称での語られることが、それが客観的事実かどうかは読者にはわかりえないことです。
なので、たとえば推理小説なんかの場合でも、ほとんどが三人称で書かれることになってるわけです。
一人称で書くのははそれだけ難しいんです。
多くのアマチュア作家さんは、作者が主人公になりきって「私は」で書き進めれるので
一人称で書く方が書きやすいと思われてるようですけども。 >>40
根本的に、物語を作りたいのか、作者が主人公になりきって書きたいかの違いだと思います。
多くの作者は後者の方が面白く感じるんだと思う。
でも後者の場合、極端に言うと読者そっちのけなんで、読者は作者の感性を受け入れれないと、しんどいものがあります。 >>41
理屈ではそうですけど、実際は客観的な一人称の地の文はよくありますよね
そうでなければ一人称の作品自体が成り立たないですよね
問題は人称ではなくて、心の声を直接ぶつけても(読者が感情移入していない時点では)読む側にはあまり届かない、ということではないでしょうか >>33
第三章 与一 四 前夜
このような設定と考えれば引っ掛かることはない!
第三章 与一 五 覚醒
思った通りの展開になった! ここまで引っ張ってきた割には簡単に覚醒した!
自問自答がいくら激しくとも撫子の身に起きた程度の描写なので迫力に欠ける!
このようなさっぱりした展開で進めたいと思う作者の考えなので良しとする!
成長の過程が見えない! 突然に秘めた力を解放する!
そのような切り札を幾つも持っている! 緊張感に欠ける仕様になっているので仕方がない!
ここまでは読んだ!(`・ω・´) >>33
第三章 与一 六 出陣
>尻餅を付きそうになった。
(漢字で書けば「尻餅を搗き」となる!)
狼は弓を引けないのか! 覚醒とは何だったのか! よくわからないが、あとでわかるようになるのだろう!
狼は馬に乗れるのか! 想像できないのだがどこかで経験して乗れるようになっていたのだろう!
まあ、仕方ないよね!(`・ω・´) ここまでは読んだ! 出掛ける前に一言!
たかもり君が書く長編にはカタルシスがない!
では、また!(`・ω・´)ノシ ドラコンホール(仮名)でゴクンがスーパーヤサイ人に変身する!
やっべ、オラ修業もなんもしてねぇのに覚醒しそうでわくわくすっぞ。
「スーパーヤサイ人だああああ!」
「お、おい待て、エシャロット! 俺はフリースじゃなくて兄のエシャロットなんだが!?」
たかもり君の長編をわかり易く例えてみた!(`・ω・´)ノシ 出掛ける! 「お、おい待て、キャロット! にしないと兄と名前が被る!(`・ω・´)やれやれ! カタルシスの意味を調べたが
よく意味がわからずカタルシスを得られなかった…… >>47
ラノベならごく普通の展開です
転生したら無敵の幼女になっちゃったとか
高校生がラノベ作家をやっていたら銀髪のロリ妹が実は売れっ子イラストレーターで他の美少女作家達にもモテモテのハーレム状態だとか
なんか知らんけどとにかく無敵でさすがですお兄様とか 俺がなろうに登録した当時
異世界ファンタジーばっかりでがっかりしたなぁ
その中でも毛色の違う作品探して読んでたんだけど
異世界ものはもうコレが一つの文化だなと諦めて読み初めた
そんときスライムが面白かったんだがアニメ化されたなwww
目さえ見えない原生動物が進化するとこが妙に納得いった
あと、ミリオタが現代人の知識というアドバンテージと
物作りの魔法が使えるというご都合設定で
銃器で武装して軍隊作るってのも面白かったな 私は書籍で転スラを読んでいて、その流れでなろうの存在を知りました。
へえ、こんなサイトがあるのか。フムフム何を書いても良いんだな、俺もやってみようかなって感じで。
あんな異世界まみれだと気づいたのは暫く経ってからですね たかもり君はテンプレを嫌う傾向にあるので、
ラノベでよくあるチート展開が好きではないように思える!
それでいて書いている長編がそれに近い! 撫子の言霊で狼は簡単に覚醒した!
勿体ぶって覚醒させなかった理由がわからない! まあ、いいか!
腹が膨れて眠気がきた! ちょっと寝る!(`・ω・´)ノシ >>21
友人の説明をひとつに繋げるという意図ですよね
その場合、友人が転居したという描写から電車で揺られる場面へ飛ぶので、若干、文節の繋がりが弱くなるように感じます
どちらでもそれほど違いはないかと思いますが、下高井戸へ向かっていた、から電車の記述へ、友人の新居を探している描写からその現状へ繋げたほうが流れとしてスマートなんじゃないかな
>>22
>思考がお留守
まだ冒頭の状況説明を終えたばかりの段階で、それが浮いた表現に感じるほど主人公に対する読み手のイメージは固まってないように思いますが、どうでしょう?
人それぞれですかね
年齢の目利きについて
主人公は高校卒業したての十代後半です
その年代だと小学生のころから十数年間、二つ三つ年上の先輩とは日常的に接する機会もあるし見慣れてるはずなので、むしろ見分け易い年の差なのではないでしょうか
もちろん感覚的なものなので個人差はあるでしょうけどね
電化製品の値引きについた
ヤマダ電気とかヨドバシカメラなんかでは今時でも、いくらまでなら値切ってよいという価格が設定されていたと思いますよ
>>23
完全に同意です
もともとオリジナリティや文学的ななにかを書こうとした作品ではないので、ありきたりな展開と評されるのは意図するところです
話的にはまとまってるけど、内容に起伏もなく目を惹くようなオチもない面白みに欠ける話というのが自己評価なので >>24
この友人にはモデルがいて、以前わたしが大まかな場所だけ聞いて下高井戸のヨドバシカメラ社員寮を探してたときに、別のマンションと間違えたあげく一時間ほど道に迷った経験があります
世の中には地図みながらでも迷子になれる人もいるんですっ
一目惚れに見えないという点については、意識的にそういった描写を避けました
参加者の多い企画だったのでドラマチックな出逢いは似たような話もいっぱいあるだろうし、奇をてらって一目惚れぽくない作風にしようかと
あくまで日常の延長であり得そうな出逢いで、あとからよくよく考えてみると、あれはヒトメボレだったのかな、と思うようなものが書きたかったんです
結果的に面白みの薄い仕上がりになっちゃったので、失敗だったと反省してます
ビールについては主人公の設定年齢が飲酒可能な年ではないので配慮してみました >>17
拝読しました。このへんが秀逸です。
>「あー、すいません。ちょっと弘明に代わってください」
>「ひろあき……?」
>「はい。――あ、俺、弘明の友達で小林っていいます」
>「はあ……?」
>「ええと……弘明、いますよね? 瀬野弘明」
>「……だれ?」
よい受け答え。
女子寮に見知らぬ男が来てわけのわからない事を言うんですから
「お姉さん」がもう少し警戒して気持ちを閉じていてもよさそうなのですが、彼女はふわふわと会話を広げ、
さらにすっぴん家着を気にせずドアを開けてしまうわけですね。展開のさせ方が大変よいです。
そのうえ年上らしいのに背が低く、ちょこちょことサンダル履きで歩く姿で、うれしげに白い歯を見せる。
要素の重ねがけによって「気取りのない、かわいいお姉さん」像が焦点を結んでいきますね。
問題は、ジャンルにたいして書き方が玄人よりなのと趣味がマニアよりな事ではないかと。
「とくべつ美人というわけではないのだが」「セミロングの黒髪は無造作に」というのは、読者のときめきを大きく減じる要素ですが、このネガティヴ要素を乗り越えねば「俺」の心惹かれる心理にシンクロできないところ、ここがまずマニアックです。
ともあれ「俺」の目線で「お姉さん」のずれた感じや心優しさに強く心惹かれなければならなくて
であるならば上の会話の妙、平均から外れた行動を読んで趣を深く味わえていなければならないのですが
それはこの作品に漂うライトな雰囲気を読みそうな一般読者への文芸的ハードルが高い。
作者さんの玄人ぽさの悪いとこが出てる気がします。
なるべく設定を殺さずに自分ならどうするかな。
例えばワイさんのイメージを借用して「お姉さん」にペンギンのフード付きジャージでも着せて読者の惚れシンクロ率を高くするとか、
前半パートを削って漫才パートを増やす差し引きをしてケレンミを備えておくとか。
いずにせよもうちとあざといくらいにアニメ化というか、濃い目に味付けして
やっと読者が恋に落ちる印象を楽しめるんじゃないかな。 >>25
土地勘については認知度的にこちらの方が伝わり易いかと思い採用しました
語源としては鑑のほうが正しいみたいですけど、もともとは警察用語らしく字面もあいまってすごく硬い印象があるので、あえてこのままにしておこうかと思います
暖かみ
変換ミスです
いちおう推考はしたのですが気づけませんでした。ごめんなさい
おねえさんを内心でかわいい動物などにたとえる
>ぺんぎん
一人称だと一人語りがしやすいので、内心でなにかにたとえるというのはコミカルな描写にもしやすそうですね
読み手の認識を意識的に誘導して定着させる、という書き方は普段からやってはいるのですが、なにぶん一人称はあまり書き慣れていないので、おねえさんの容姿を内心で、という発想はありませんでした
勉強になります >>56
ご指摘いただいた点の会話は、同企画の参加者さんからも流れが自然でいい感じ、とのコメントをいただいた覚えがあります
その方と感性が似ているのかもですね
>玄人ぽい
普段は硬めの文体で書くことが多いので、一応くだけた感じのノリでやってみたつもりなのですが、あまり上手くいってなかったみたいです
全体的に現実味を出すことに重点を置きすぎて、物語としての面白みが犠牲になっている自覚はちゃんとあるんですよ?
第二回企画のときはその辺りを考慮してコミック調のものを書いてみたりと……
今後恋愛モノを書くときは、いただいたご意見参考にさせてもらいますね >>56書き忘れてました
今回のは前回晒したアラウネの話の四年後くらいに書いたものなので、ご指摘の通りよくない意味で書き慣れちゃって玄人ぽい印象になったのだと思います
自分の好む文体と作風が合ってないので、もっと丁寧に書かなければいけませんでしたね
まだまだ課題が多いです >>30
>「ラートスヴァーミーハズナコーミッツァ」
>「ラートスヴァーミーパズナコーミッツァ」
ですね。
рад с вами познакомиться.が元になってるんでしょう。
キリル文字は取っつきにくいので、仕方がないです。
1917年が舞台ですか。日本人の主人公がどうして白軍にいるのか!?
そのあたりも詳しく知りたいです。
陸軍の観戦武官? 若しくはスパイなのだろうか!? >たかもり君はテンプレを嫌う傾向にあるので、
>ラノベでよくあるチート展開が好きではないように思える!
>それでいて書いている長編がそれに近い!
まともに言い訳すると長くなるのでやめますけど、簡単に言えば化け物や超能力がぶつかり合うバトルものが書きたかったということです
でもテンプレじゃないですよ。だって狼は覚醒してもチートにはなりませんから
狼はチートなヒーローではなく、ひょんなことから化け物達の抗争に巻き込まれた普通の人間という立場です
でもそれだと勝負にすらなりませんので、土俵に上がれる程度に強くなってもらっただけです
それに意地っ張りで人間が出来ていませんから、撫子の超人の価値観を納得できないと言いますし、覚醒しても最後の最後まで人間にこだわったりします
>勿体ぶって覚醒させなかった理由がわからない!
狼の事情が分からないから遠慮して様子を見ていたということですね。でも事態が進んでそんなことも言っていられなくなったと
あと、反則は1回までと言われましたが
何をおっしゃいますか、異能バトルは反則技の応酬が醍醐味ではないですか
ここからが本番ですよ 見せ方が悪いので作者が思うような方向には動いていない!
さて、精米を始めるとしよう!(`・ω・´) 文章評価お願いします!
ああ、話がどんどん本丸に近づいていく。
……外堀が埋められていく。落城近し。
見事な作戦だ。やってくれやがった。作者はなかなかの策士だ。
策略にはまって寿命が縮んだ。看破して "ぐうの音も出ない"
名探偵にあまりに見事に、身の上を暴かれてしまった。
作品から作者の深層心理が分かってしまうんだろうか。
ひょっとして――、超能力者?
正直、詰んだ。終わった。私は呪われている。己の不運を呪いつつ 「幸せが逃げますよ?」
そこまで怒っていたか――「本当にゴメンなさい」謝罪の先制攻撃だ。
"頭が弱い子"云々は撤回して大きく地面に手をついて謝罪だ。
「どうしたい?」
強い調子で非難されることはないだろう。ないと思いたい。ないといいな。
"これは世に出したくない""くれぐれも内密に"
秘密がばれないように、万が一にもボロが出ないように。
うかつに認めてはいけない――明晰な解析。
「もうね、どんな理解分解も好きにしてください」
「先生の口を封じられないか考えていた」「ルビコン川を渡りました」
――もう逃げられない。誰も助けてくれない。誰か助けてほしい
相手が、殺し屋だったら大変だから
" そ い つ を 殺 し て や る ” >>63
時雨沢恵一氏の書籍の抜粋で何がしたいのだろうか!
今日は熱燗にしよう!(`・ω・´)ノシ >>64
すごい! よく気づきましたね!
でも不思議だなー
一発でそれだと判別できるような有名な特徴ある文章でもないのに
固有名詞っぽいものも何一つないのに
その上ちょこっと改変もしてあるのに
なんで も の の 10 分 ち ょ っ と で 判断できたんでしょーねー?
ふ っ し ぎ だ な ー >>60
あんまり深く考えてないけど
当時の日本は日露戦争の責任を取らせるために
帝政ロシアに倒れては欲しくなかった
必要なあらゆる手段を持って新勢力を倒す必要があった
観戦武官みたいな正式派遣とは違うので無理矢理分類するならまあスパイかな?
協力者であり傍観者でもある立場になるのかなぁ
そこまで深く考えなかった >>60
しかしよく翻訳できましたねw
ほぼ意味を成さない雰囲気作りの小道具で
読者に意味の理解を求めてはいないのにw >>70
元インチキ露文科なんでw
しかし、書いている文体はロシア文学が反映されてないw
白系ロシア人の話は調べれば調べるほど、面白いし小説のネタになります!
あとは小笠原諸島の欧米系住民なども面白い! >>68
>源助の寿命を残りを知ってしまうと
寿命の残り
>女子で一生を終えたい現れであった
ここは、女子として、のほうがよいかも
もとのままでもおかしくはないので、そのへんはお好みで
>寝間着を脱がせると白い肌が目が行く
白い肌に目が行く
若干、推敲不足ぎみかな >>72
感謝申し上げまする。早速、修正いたしました! >>72
女子で、おなご、と読んでいただければ幸いです! >>74
だいじょぶ、よめてますよー
あとすごく細かいとこなんだけど
>痩せ細った身体に纏わり付く汗を濡れた手拭いで拭う
語尾が、てぬぐいでぬぐう、だと音的にややくどく感じるので
手拭いで拭き清める、の方が響きは綺麗かも
まあ、あくまでわたしの主観では、て話ですけど >>75
>>痩せ細った身体に纏わり付く汗を濡れた手拭いで拭う
>痩せ細った身体に纏わり付く汗を濡れた手拭いで拭き清めた。
なるほど。でも拭き清めるとなると、何か汚いものが付いていた感じじゃないでしょうか?
どうだろ!?
>痩せ細った身体に纏わり付く汗を濡れた手拭いで拭いた。
シンプルなのがいいかな。どうでしょ。
私の文章はどうなんでしょう? ワイ師匠は小説とラノベの中間と言ってましたが、どう思われますか? マジレスすると、ワイは時雨沢恵一氏じゃないよ
ワイの自分語りから察するに、時雨沢氏ほどの売れっ子じゃない
ワイの正体はもっと無名の作家だと思う オイラと相模さんなんかは同じジャンルだと思う
心理描写は最低限に物理的進行が速い
逆に言えば物理的進行に人の心が翻弄される
戦争なんてそれそのものでしょ
秒速五ミクロンな純文学じゃ間に合わない >>76
病床に伏した状態だと衛生的にも拭き清めるって描写は適切な気もします
ただ、わたしならそう書くかなってだけで、イメージに合わないようならそのままでいいと思いますよ
自分のこだわりは大事です
作者特有の持ち味にもつながるので
静御前のくだりを読んだときは、ほとんど漢字を開かないところや言葉のチョイスが正統派の時代小説っぽいと感じました
あらためて読んでみると短文のぶつ切り感がすこし目につきますね
そういった意味では小説とラノベの中間という評価は言い得て妙かも >>78
類は友を呼ぶですかねw
興味のある分野が近いゆえに書く題材も近いのかな。
>>79
有難う御座います。他人から見たらどう見られているか、新鮮です。
衛生面で拭い清めるか!
なるほど。
そこは気づかなかった。
短文が多いのは漢字が多いので、少しでも読み易くしたいのと、展開の速さを反映させたいなと思ったからなのです。 >>80
短文を連ねると読みやすいってのはあるけど、味気ない文章になりがちだよね
たまには長文も混ぜてメリハリをつけたり、文章として趣向をこらしてみるのもいいんじゃないかな
わたしも人に講釈するほどの文章力があるわけじゃないけど、>>68の出だしを例にすると
躑躅ヶ崎を早急に発ち、馬を乗り潰すことも厭わず駆け抜けること約半日、陽も傾こうかという頃合いとなりようやっと、堅牢な海津城の門前が視界に入った。
ちょい長めの文章だけど、そんなに読みにくくはないでしょ? たぶん >>68
丙三と兵伍の川中島 百六十七話
>「源助! 大事ないか!」
> 小声で声を掛けた。
(会話文の「!」のせいで小声に思えない!)
>御宿殿は拙者の顔を見ず俯きながら言った。
>面と向かって話せる事では無い。
>拙者が御宿殿の立場であれば面と向かっては言えないであろう。
(意味の重複! 「面と向かって話せる事では無い」は無くてもよい!)
>「いや、御宿殿、良くぞ知らせて頂いた。
(「頂いた」と云う表現が少し気になる! 「くれた」でもいいような気がする!)
>源助の寿命の残りを知ってしまうと
(間違いとは云えないが寿命自体が命の長さなので「の残り」は無くてもよい!)
>某の如き男では役不足じゃ」
(力不足!)
>源助は薬を口中に入れ一気の飲み干す。
(「一気に」かもしれない!)
>武者では無く女子で居りたい」
> 此の時、拙者は源助が春日弾正ではなく一人の女子として一生を終えたいのだと察した。
(源助が吐露しているので察してはいない! 会話文を修正した方がいいだろう!)
特に引っ掛かるところはなかった!
人物に描写が傾いている為、時間の経過の表現が足りないように感じた!
陽が沈み掛けている頃に丙三は源助の寝所に駆け付けた! 中はどのような状態なのか!
夕刻の影響はあるのか! 側にいて過ごす間にどのように変化するのか!
移ろいゆく時間に二人の心情を重ねて表現することもできる!
人物を映えさせる舞台にも力を入れて貰いたい!(`・ω・´) >>82
ワイ師匠有難う御座います! ご指摘を踏まえ、仕事から帰ったら修正してみたいと思います! 例えばですが、
↓
障子からは紅い日が差し込み、源助の顔を照らす。黄昏時の日が寿命が尽きようとしている源助と重なってしまった。
って感じで地の文に挿入してもいいかな。 表現は作者の領域!
ワイは完成した物を見て総合的に判断する!
朝食をいただくとしよう!(`・ω・´)ノシ Amazonの返品申請文章なんですけど、毎度自分のありきたりな文章に辟易したんで投下↓
返品の意思が伝わるような手直しのアドバイスいただきたいです
「6.4mm径ということで、手持ちの5mm径のiPhone充電ケーブルの皮膜補修用に購入しましたが、寸法が微妙に小さくケーブルを通すことができませんでした。熱収縮に関しても表記のある寸法まで収縮せず、用途としては全く使い物になりませんでした。返品を希望します。」 >>87
なんだって、書いてある通りで返品の意思は十分に伝わると思うのだが!(・`ω・´)ゴクリ! >>87
寸法違いということなら、内径なのか外径なのかを明確にしないと 相模の小説はもはや、相模が書いてるのかワイが書いてるのかわからないくらいに直してもらってるな >>86
ああ、発想と表現をパクるためにな?
お前、やることが15年前から全然変わっちゃいないのな?
やめてちょーよ! >>93
進歩しようがしまいが大きな世話だけどなw 新作。評価して。
模造地球への旅
宇宙に地球そっくりの惑星があった。そのそっくりの地球を模造地球という。我々人類の故郷は、真地球という。
「おれは、模造地球へ行くのが夢なんだ。宇宙船を買って、模造地球へ行って、
偽物の女と結婚して、模造地球で一生を暮らすのさ」
男の名前は朱里(しゅり)といった。
「どうしたんだ、朱里。出ていくのか、この地球を」
「ああ。これを見てくれ。模造地球の女から届いた手紙だ。おれは真地球を捨てて、摸造地球へ行くよ」
朱里は、真地球の宇宙港にサボテンの鉢を寄贈した。
「模造地球は虚構の世界かもしれない。おれが現実に存在した証にこのサボテンを置いていくよ」
「模造地球で虚構の女を追いかけて何が楽しいんだ。ここにいろよ、朱里」
「模造地球へ行ってから考えるよ。帰ってこれないわけじゃない」
朱里は宇宙船<ワンモアプラス>に乗って、宇宙空間に飛び立った。
望遠鏡を見ると、目的地の模造地球が拡大されて見える。
「虚構の地球は、現実に存在するのかわからない。物理法則が変わっているかもしれない。
よくある話であるだろう。宇宙飛行士は途中から夢を見ていて、着陸した惑星から先の体験はすべて幻とかさ」
何十回の宇宙船での睡眠を経て、朱里は模造地球にたどり着いた。
「さあ、虚構の地球はどんな星なのかな」
朱里は宇宙船を出て、摸造地球の床を踏みしめた。
模造地球には、絶世の美女とはいかないまでも、そこそこかわいい女たちがいた。
食べ物はとろけるほどに美味しく、悪くない星だ。
手紙が届くのだから、差出元の摸造地球が現実の物質でできているというのは、おそらくそうなのだろう。 「初めまして、いっかです」
女がいった。
「ああ、手紙をくれた人。会いたかった。朱里です」
朱里は、旅先で快く歓待されて、すぐにいっかと仲良くなった。
「こんな話がありますね。旅人が目的地にたどりつけずに、途中で宿泊した宿屋の娘と結婚してしまう」
「ええ。ぼくはこの惑星にたどりついたので、そういうことにはならないようです」
「他にも、こんな話がありますね。宇宙の別の惑星に行ったら、その惑星の女性は宇宙人だったとか」
「怖いですね。いっかさんはそうではないですよね」
「朱里さんの方が疑いが高いですね。宇宙人である可能性は」
「もしよければ確認を」
「そうしたいですね」
などと、映画の脚本でも考えるようなできすぎた会話をして、ホテルの部屋を訪ねて、彼女の服を脱がした。
出会って初日である。男もがんばったものだ。
「幸せだわ」
「おれもだよ」
それから数か月、彼女と楽しく長期休暇をすごした。
驚くべきことに、いっかは妊娠した。
「模造地球が現実世界であり、きみの体が実体である証拠だ」
「そうありたいわ」
「そうなるよ」
「難しいでしょうね」
朱里はアップルジュースを飲んだ。 「まさか、やはり、摸造地球は虚構の世界で、きみは幻なのか」
「そうじゃないの。実は、わたしが考えていたのは、あなたは虚構地球からやってきた幻の男で、ここは真地球なのよ」
朱里はいっかにもアップルジュースのコップを渡した。
「おれとは逆の考え方だね。おれの考えでは、もともと真地球にいて、そこから偽地球へやってきた。
おれは本物の人類で、きみは虚構の人類だ。きみが考えているのは、
おれがもともといた地球が模造地球で、ここが真地球だということだね」
「だいたいそんな感じですよ」
窓を見ると、青い空が見える。模造地球の空だ。
「赤ん坊が生まれる。これは、おれときみのどちらにとっても、どちらかの惑星が虚構などではなく、
どちらの地球も本物の惑星である証拠だ」
「あなたは幻なのよ。きっと赤ん坊は生まれなくて、出産とともに、あなたも赤ん坊も消えてしまうんだわ」
朱里はいっかの体に手をまわした。
「心配しすぎだよ。おれはまちがいなく、現実の男だよ」
「あなたのいた惑星は、虚構の地球、模造地球なのよ。手紙よ。あの手紙は先端技術で作られた立体映写機なのよ。
あの手紙からあなたは作られて、この惑星まで旅をしてきたのよ。あなたは実在しないのよ」
「赤ん坊は生まれる。おれもきみも現実だ」
時計が十二時を指した。 いっかが出産した。朱里は付き添っていた。
「あなた、赤ちゃんはどう」
「人類にそっくりだ」
「ちゃんと女の子? お医者さんがいったように」
「女の子に見えるね」
「よかった」
「おれときみの置かれた複雑な事情がだんだんわかってきたよ。なぜ、おれときみが現実なのかどうかを不思議がるのか」
「待って。少し時間をちょうだい」
「そうだね」
いっかが一度眠ってしまってから、朱里は話を切り出した。
「いっか、きみは宇宙人なんだね。地球人にそっくりな。地球人と交配して、自分たちの血を残そうとしたんだ。この摸造地球の女の子は、みんな、絶滅しそうな宇宙人なんだ」
「地球の男は気づくのが早いんですね。そうなの。わたしたち、地球人と交配できる地球人そっくりの宇宙人なんです。一緒に、この宇宙で幸せに暮らしましょう。わたしたちみんながあなたたちを愛しています」
おわり。 >>88
このスレの存在を知ってから、何か投下したかったんですがネタがなかったので思いつきで失礼しました!
>>89
内系・外形をハッキリ…盲点でした!承知です! >>86
リーマンをパクるっちゅーか利用すんなよな 腹立つわー >>96
>宇宙に地球そっくりの惑星があった。そのそっくりの地球を模造地球という。我々人類の故郷は、真地球という。
宇宙のどこかなのは言わなくても読者にはわかるので「宇宙には」は要らない。
「地球そっくりの惑星があった。」でじゅうぶん。
「そっくりの」も繰り返す必要がなく、「その星を模造地球と呼び、我々人類の故郷は、真地球といっていた。」でいいのでは?
>「おれは、模造地球へ行くのが夢なんだ。宇宙船を買って、模造地球へ行って、偽物の女と結婚して、模造地球で一生を暮らすのさ」
これ以降もそうだが、「模造地球」といいすぎ。同じ言葉、同じ名刺の繰り返しは文章がうまくない印象を受けます。
「おれは、模造地球へ行くのが夢なんだ。宇宙船を買って、そこで偽物の女と結婚して一生を暮らすのさ」でよい。
以降の、「模造地球」も工夫を凝らし、代名詞等に置き換えたほうがいい。
>「模造地球へ行ってから考えるよ。帰ってこれないわけじゃない」
>朱里は宇宙船<ワンモアプラス>に乗って、宇宙空間に飛び立った。
いきなり飛び立ちすぎ。以降の文章そうだが、時間経過というか”間”というものがまったくないので下手に見えてしまう。
最低限でも、「かくして〜」とか「やがて〜」とかを挟んで書き、「宇宙空間に飛び立った」とするがよろし。
本来はもっと、描写や表現にも個性が出るといいのだが。
同じ内容の話でも、そうすることで、ストーリーテラーらしく見せれるから頑張れ。 >>102
長編すぎて、ついていけない。
時代小説の短編を書いてほしい。
一言だけ、感じたことを言うと
>暫くすると源助は眠りに就いた。
>拙者は源助の左手を握り締める。
>寝食を忘れ源助の側に居続けた。
>寝汗をかき、目を覚ます源助の寝間着を替える。
>寝間着を脱がせると白い肌に目が行く。
>暫くすると源助は深い眠りに就いた。
>拙者も看病疲れからか、深い眠りに落ちた。
>ふと目を覚ましたのは翌日の朝であった。
>拙者の背中には布団が掛けられていた。
>恐る恐る障子を開け、
>「源助! 大事ないか!」
>声を掛けた。
>しかし源助は深い眠りに就いていて拙者の声に反応を示さなかった。
等、文節がポツポツとぎれ過ぎな印象を受ける。
「目を覚ましたのは翌日の朝であったが、背中には布団が掛けられていた。」
「『源助!大事ないか!』
恐る恐る障子を開け声を掛けたが、しかし源助は深い眠りに就いていて拙者の声に反応を示さなかった。」
のように書いたほうが読む側としては、流れがいいのではないだろうか?一考願う。 >>106
>等、文節がポツポツとぎれ過ぎな印象を受ける。
そうですね。悩ましい所で私の弱点です。
池井戸先生、西村先生を研究してみて地の文が短く読み易いと思ったのが切っ掛けでした。 相模はたかもりのように、長編を完結させてから評価してもらえばいい
細かく見直してばっかでは、いつまでも終わらないぞ
それに、評価依存症になる >>96
上でも言われてるけど話の展開が唐突すぎかな
行間を読むのに想像力をフル回転しないと理解が追いつかない
「おれは、模造地球へ行くのが夢なんだ。宇宙船を買って、模造地球へ行って、
偽物の女と結婚して、模造地球で一生を暮らすのさ」
模造地球には人類に酷似した生命体がいるけど、それは姿形が似ているだけの異星人であり、女性型の異星人を指して偽物の女と言ってるんだよね
でもそれが推察できるのは地球そっくりの惑星という描写だけしかない
その記述だけでそこまで想像させようとするのは読み手の読解力に頼りすぎてる
以降もその手の描写不足が頻発するので、全体的にもっと丁寧に書いた方がいいです そもそも、地球そっくりの惑星を”模造”と呼ぶのが納得できない。
模造とは、似せて作ることを指すが、模造したわけではあるまい。
もし、地球人の手が加わり地球そっくりに模造した、もしくは改造したのなら
そのあたりも少し書き入れるべきでは?
そうでないと、何をもって模造なのかが、読者によく伝わらないし、
「宇宙に地球そっくりの惑星があった」としながらも、
「虚構の地球は、現実に存在するのかわからない。」というのも、よくわからないまま。
トータルリコールみたいな話にしたかったのかな?
さらには、朱里がなぜ虚構の模造地球に行きたいのかも伝わってこないので、どうにも感情移入しがたい。
なので展開やオチにも、もやっとしてしまう。 相模さんはそれでええだよ。ワイスレ名物なんだから。
なんや、不粋なこと言うやつがおんのやなあ。
粋を忘れたらあきまへんで。
余裕のない人は、余裕のない文章を書かはります。
余裕のない文章は、余裕のない世界をつくります。大なり小なり。
上を目指しましょ。
貶し蔑むことで一ミリも、高みに向かいまへんのやから。細かいことはええんのちゃいます? >>111
「それでええだよ」は関西弁ではないよw
静岡あたりの人か?
方言使うなら統一してくれ。 あと、評価や感想を願って投下してきてる人に
「きみはそれでいい」で終わったら、意味がない。 >>111
俺は意見を言っただけだよ
それを顔を真っ赤にして、長文で否定しなくてもいいのに
余裕がないのは君のようだね 「それでええだよ」
下手な関西弁は、焦って文字を打った弊害かな? 添削と設定は懲りないなw
でもまあ、相模さんはちょっと評価依存になってるところはあるかもね >>117
お前は、相も変わらず茶々入れるだけの野次馬で終わってるなw
きみの人生は、そういう人生なんだろうな。 ワイ氏も何度も書き込んでいるが、
「評価のレスに対するイチャモンは避けてください。個人の見解なんだから。」とな。
それを理解できず、作品を投稿するわけでも、評価レスするわけでもなく
ひたすら茶々入れるだけの野次馬はクズも同然。 添くんはいい加減評価者気取りをやめたら?
誰にも頼まれてないのにずっと文章評価を続けてるw >>120が、肩あたってきて、因縁つけてくるチンピラにしか見えない。
自分じゃ何も価値のある書き込みをしないくせに。 >>119
個人の評価を覆す事はできない
↑
これで間違っていない
ただ解釈の違いをぶつけて理解を共有しようと試みるのは間違っていないと思う
単にdisりたいコメは除外でいい 関西人の見分け方
お馬さん
お梅さん
これ書いて読ませたら一発 あと、お梅さんの中心には天神さんがいるので食べるのは禁忌 しょうもない事でもったいぶってもしゃーないんで答えを言うと
おんまさん
おんめさん
だ どうでもいいが、朱里って普通は女の名前じゃないのか?
男の名前を朱里にした理由付けを知りたいわ ぷぅぎゃああああはどうしたんだ。
今日は評価はなしなのか? >>96-99
>そのそっくりの地球を模造地球という。我々人類の故郷は、真地球という。
(地球人が名付けて模造地球になったのか! 真地球の対義語で考えれば偽地球となるのだが、
作者の考えなので不問とする!)
>「模造地球は虚構の世界かもしれない。
(冒頭で地球そっくりの惑星があった、と断定している! そこに住んでいると思われる女から手紙が届いた!
どのような形態で如何にして届けられたのか! 記憶君らしいが、素っ飛ばし過ぎてよくわからない!
それと模造地球の連呼が目に煩い! 省くような工夫を入れてもいいだろう!)
宇宙人の定義がよくわからない! その惑星に住んでいる者からすれば、他の惑星にいる者全てが宇宙人ではないのか!
>おれの考えでは、もともと真地球にいて、そこから偽地球へやってきた。
(対義語に当たる偽と云う言葉が使われていた! 統一した方がわかり易い!)
最後の落ちにまで絡む宇宙人の定義が曖昧! 模造地球の住人はどのようにして真地球を真似たのか!
自分達の血を受け継がせるだけでいいのであれば、模造地球等のテラフォーミングを行なわず、
真地球に紛れ込めばいいのではないだろうか! 真地球の人間は模造地球の存在を訝しんでいる!
繁殖相手と見做していないので絶滅は免れないように思える! 効率の悪さが話の土台を揺るがしていた!
ただし人間味のない淡々とした会話には薄ら寒いホラー的な要素が含まれていて味がある!
出来は悪いが妙な味わいは捨て難く、ニッチな需要は望めるかもしれない63点!(`・ω・´) >>132
おお、ありがと。
この話はちょっとずつ書きかえて、もっと洗練させるつもりだよ。
最近は、創作手順がちょっと変わってね。
とりあえず、ネットに公開してしまってから、少しづつ書きかえるやり方に変わった。 ぷぅぎゃああああ、書き直した。もう一度、評価してくれ。
宇宙の女
遠い遠い銀河系の、むかしのむかしの話。
地球で。
「朱里(しゅり)、就職決まった?」
「まだだよ。惑星ウラジミールで営業の募集があったから、面接に行って来る。おれは地球を出ていくよ。他の惑星で暮らす」
「営業って何の仕事だよ」
「ジュースの販売」
「なんて会社?」
「マグダレナ」
「就職決まったら、その会社のジュース贈ってくれよ」
「就職決まればね」
そして、朱里は宇宙船に乗って、惑星ウラジミールまで行った。
ウラジミールには、絶世の美女とまではいかなくても、そこそこかわいい女たちがいた。
食べ物はとろけるほどに美味しく、悪くない星だ。
「マグダレナに行ってくれ」
と朱里はタクシーに乗って目的地を指示した。
「わかりました」
タクシーの運転手はそう答えると、自動車を走らせた。
「お客さん、観光ですか」
「いえ。就職の面接です」
「ゆっくりしていってくだせえ」
タクシーは一時間も走ると、でっかいビルに着いた。
「ここがマグダレナでさあ」
朱里はタクシーの運転手にお金を払って、下車した。 「いらっしゃいませ」
受付の女性がいう。
「就職の面接です。二時に予約が入っているはずです」
「かしこまりました。八階へどうぞ」
八階の面接会場には、面接官らしき女性が三人で待っていた。マグダレナ社の社員はみんな女性なのだろうか。
「朱里さまですね。こちらへどうぞ。簡単な面接をさせていただきます」
「はい」
朱里はリラックスしたまま、質問を待った。いったいどんな質問が飛んでくるのだろうか。
「朱里さまは、女性が好きな方でいらっしゃいますか。男性が好きな方でいらっしゃいますか」
何の意味がある面接なんだろうか。
「どちらも好きですが、特に女性が好きです」
「宇宙人の女性が相手でもよろしいでしょうか」
宇宙人の女性? 何の話だ。もちろん、女性なら大丈夫に決まっているじゃないか。宇宙人だからとかは関係ない。
「大丈夫です」
と朱里は答えた。
「好みの年齢は?」
「十七歳です」
「お時間をいただいてよろしいでしょうか。準備ができるまでこちらへどうぞ」
「すいません」
そして、面接官に連れられて隣の部屋に行くと、妙齢の面接官の女性が服を脱ぎ始めた。 「いっかといいます。実技面接を行います」
朱里は少し戸惑ってしまったが、なめらかにことを進めた。
いっかはいう。
「こんな話がありますね。宇宙の別の惑星に行ったら、その惑星の女性は宇宙人だったとか」
「怖いですね。いっかさんはそうではないですよね」
「朱里さんの方が疑いが高いですね。宇宙人である可能性は」
「もしよければ確認を」
「そうしたいですね」
などと、映画の脚本でも考えるようなできすぎた会話をして、いっかの残りの服を脱がした。
出会って初日である。男もがんばったものだ。
面接は終わることなく、数か月におよび、いっかと関係をもってしまった。いっかは、朱里の子供を妊娠する。
「幸せだわ」
「おれもだよ」
それから数か月、彼女と楽しく面接時間をすごした。
驚くべきことに、いっかは妊娠した。
「惑星ウラジミールが現実世界であり、きみの体が実体である証拠だ」
「そうありたいわ」
「そうなるよ」
「難しいでしょうね」
朱里はアップルジュースを飲んだ。 「この惑星では、就職面接をしにくる男みんなにこんなことを?」
「そうですよ」
時計の針を見た。カレンダーも。
「まだ、ぼくは面接中ですよね?」
「そうですよ」
「いつまで面接を?」
「合格不合格が決まるまでですね」
「赤ん坊が生まれるまでですか」
「赤ん坊が生まれてもまだまだずっと面接がつづきますよ」
朱里はもはや就職などどうでもいいと考え始めていた。
「面接はぼくが死ぬまで続くのですか」
「だいたいそんな感じですよ」
窓を見ると、青い空が見える。惑星ウラジミールの空だ。
「今こそいうよ。おれはきみを愛している」
「本当にそうかなあ。きっと赤ん坊は生まれなくて、出産とともに、あなたも赤ん坊も消えてしまうんだわ」
朱里はいっかの体に手をまわした。
「心配しすぎだよ。赤ん坊は生まれる。おれもきみも現実だ」
数か月後、いっかが出産した。朱里は付き添っていた。
「あなた、赤ちゃんはどう
「人類にそっくりだ」
「ちゃんと女の子? お医者さんがいったように」
「女の子に見えるね」
「よかった」
「おれときみの置かれた複雑な事情がだんだんわかってきたよ。なぜ、おれときみが現実なのかどうかを不思議がるのか」
「待って。少し時間をちょうだい」
「そうだね」
今度はグレープジュースを飲んで一息ついた。
「いっか、きみは宇宙人なんだね。地球人にそっくりな。地球人と交配して、自分たちの血を残そうとしたんだ。この惑星ウラジミールの女の子は、みんな、絶滅しそうな宇宙人なんだ」
「地球の男は気づくのが遅いんですね。そうなの。わたしたち、地球人と交配できる地球人そっくりの宇宙人なんです。一緒に、この宇宙で幸せに暮らしましょう。わたしたちみんながあなたたちを愛しています」
おわり。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています