手品における技術はあくまで不思議を演出するための手段でしかなくて、世界観を持たない技術は文字通りただのテクニックでしかない、いくら設定を箇条書きにしても小説にはならないのと似てるかもしれない
それでも技術そのものが不思議を刺激するものだから、箇条書きでもある程度は通用してしまう、この辺は絵に近いところだろうか、つまり情報が多いほど技術・ギミックが要求される分ごまかしが効く様になってくる
小説の場合は文字って情報だけで相手のインスピレーションを引き出す必要があるから創作と鑑賞はよりダイレクトに、当然詰まらないものは恐ろしく詰まらなくなる
はっきり言って小説は創作の手段としては万人には向かないと思っていて、むしろ手を出すなら技術を要求されるイラストの方が良いと思う