>>576
主人公の獣人は敵対した輩を言葉でやり込められるほど頭が働き冒険者としての経験も長く、そして力も強い

という設定なのはいいんだが
事あるごとに敵と長々とおしゃべりするのは違和感があるしテンポも悪いな
具体的に言うと、エルザがドラゴンにさらわれたあとエルフのアジトに乗り込む場面

冒険者としての信頼云々語るほど責任感のある人物なら、アンソニーやキャロルを論破するよりエルザの安否確認が先なんじゃね?
まして相手に槍で串刺しにされて派手に血を吹いた後だろ?
お?こっからバイオレンスの始まりかな? と思ったらべらべらと喋りだすから肩透かしを食らったわ
その後もとくに戦わんし
ここらへんからこの物語に興味がなくなったわ、一応最後まで読んだけど


全体的に話のスケールが小さいんだよな
せっかく「エルザが幼いフリをしてる」という面白い設定があるのに最後でしか使わんし
「主人公が獣王かどうか」みたいな部分も、事あるごとに出してきては更に引っ張るから「ぶっちゃけどうでもいい」レベルまで関心が落ちるよ

趣味でやるならこういうスケールの小さい話を描いたっていい
でもプロとして新人賞で戦うには弱い