>>46
お、思考実験?
いいよ、やろうか

まず確実に異能力の研究機関が作られるね

異能力があると認知されてるなら、それを利用した犯罪があるという考えに行き着く
やるやらないに関わらず、異能力を使った犯罪の可能性があるだけで問題になる

なぜなら異能力の事をだれも知らないと、殺人犯が「俺はやってない。他の奴が異能力でやったんだ」と言っただけで証明できなくなる
引いては異能力者=犯罪者予備軍という世論が出来かねない
異能力者の潔白を証明するために、現存する異能力を調査し可能不可能を見極める機関が必要になる

研究機関の成熟度で、異能力犯罪の実例が出た場合、どうやって取り締まるかも変わってくる
取り締まる者もそうだが、捕まえても当然普通の留置所や刑務所には送れない
異能力を一律で封印できる装置のような物が無い限り、その犯罪者に合わせた施設が必要になるが、全犯罪者の20%としても相当量になるから土地の確保が不可能に近い
一律死刑としても、死刑執行までのあいだ全力で抵抗する能力者を何処に閉じ込めておくのか
海外のようにその場で射殺できるならまだしも、日本でゼロから法整備して運用までするのは何年かかるか分からず、その間無法状態では司法がパンクする

犯罪だけでなく、市井の様々な分野で問題が発生すると思われる
例えばヒーリングで他者の怪我を治すのと、無認可の薬を使って他者の怪我を治す事の違いは?
火器持ち込み禁止の電車や飛行機に発火能力者が入ってもいいのか?
テレパスによって犯罪を未然に防いだ場合、テレパスで読んだ内容は証拠になるのか?

現状の法律を見ても分かる通り全世界一律の法なんて無いから、研究機関で集めたデータを元に関係省庁で議論を重ね
新たな法として可決された後に施行運用までいくのに20年じゃ多分足りない
架空世界にして、強力なリーダーシップを持つ指導者を中心にすればあるいは、と言った感じか
少なくとも現代からかけ離れた世界観になる事は間違いないと思う
世界観説明の量が多くなるから、書くとすると難易度高めかな

>>43で言われる能力税や奉仕活動の義務は、日本社会だと差別扱いになるからたぶん無理だと思う
異能力に覚醒する事と、異能力を消去する事が選択できるならまだしも、本人の意思と関係無い所で覚醒した者に義務を課すのは平等権の侵害に当たると思われる

長文失礼