歴史・時代小説ファン集まれ その 11
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歴史・時代小説ファン集まれ その 9 [転載禁止]©2ch.net
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/books/1447559206/ 昔のモンゴルなんて一つの村全体で一つの氏族みたいなもんやん
さらに親や祖父から名前を貰うんだから同じ氏族なら名前が被って当たり前
歴史上人物の名前は知ってても風習の方は知らないからそういう感想になるんやろな 取材力といえば吉村昭だが、最近書店でも見かけなくなったような。 そう?
つい先日、大型書店で見つけて読んでない2冊買ったよ
ここで話題になってた「破船」と「敵討」
ほかにも何冊か売ってた >>465
そっか、うちの近所の書店だけならいいけど。
ちょっと前だと新潮文庫の吉村昭の黒背表紙がズラリと並んでいたが、
なぜか最近は全部撤去されてる。誰かが大人買いして、書店が発注してないだけかもしれんが。 吉村昭は、現実でヒグマ事件が起きるたびにスレ内で誰かが言及するなあ。
怖くて読んでない。 三毛別羆事件なら文春文庫に移った木村盛武の「慟哭の谷」も良い うちの最寄りの大型書店なんか、物故者だと、吉村昭どころか、
吉川英治も池波正太郎も柴田錬三郎も、リアルではお目にかからない・・
(さすがに、司馬遼太郎と藤沢周平はある)
現役の量産型時代小説に棚が食われまくっている だから書店でなかなか本を買わなくなるんだよなー
店頭での出会いを求めていくが、惹かれる本があまりない コンビニ(ローソンだっけ?)が書店をやるというニュースを見たが
売れ筋しか置かないだろうな
読まない人の入り口程度にはいいんだろうが
読みまくってる人たちは見向きもしない気がする 講談社がビニール包装するようになってから
読んだことのない作家の本を買うのをためらうようになった よく知らんけど吉川英治とかかつての大物時代小説家(故人)の作品は
死後だいぶたって著作権が切れてフリーで読めるから出版社が絶版にしてるとか? 山本周五郎は著作権が切れた途端に
新潮社文庫は字が大きい新装版になったし
講談社、角川、小学館、双葉の各文庫も新しく出したよ 昔の時代小説は時代考証がいいかげんでイライラする、
みたいな理由でバカにしてるツイッターを見かけたことがあるが、
どの小説を読んでも疑問を抱くだけの知識がない自分は幸せなのだろうな。 定説は時代とともに変わっていくものだからその揺れを楽しむ余裕は欲しいよな
あまりにもぶっとんだものは萎えるけど 過去に書かれた作品は
そういう時代に書かれたからこうなんだなって思って読んでる とはいえ司馬遼太郎の太閤記とかで清須会議に滝川一益が同席してるのとかは流石に萎える >>480
自分が昭和末期に読んだ少年少女歴史マンガシリーズも、
うろおぼえだが滝川一益が会議の場にいた気がする。
某女流時代小説家の若いころの作品に「一年365日」みたいな記述があって、
さすがに苦笑したことはある。 江戸時代なのに一週間後って出てきておいおいってなったことあるわ ひとまわり=7日っていう記述を時々見るけど
本当に使ってたんだろうか 「天正元年九月一日の夜、浅井長政は自害して果て、小谷城は落城した」
みたいな文章。マンガだったと思うが、大きな満月が描かれていた。
まあ、たしかに「絵」にはなっていたけど。 ここにもチクり魔いるんだろうな。ねらーのち〇〇〇てめえが
あの女にチクったんだろ。お前の仕業ってわかってるからな。 >>483
七曜は使ってなかったんじゃないかなあ
ひとまわりって言うと十二支か十干、五行ってイメージ
江戸時代の暦も木火土金水の五行はあるけど七曜はなかったように思う 初七日から満中陰まで7日ごとに法事するから、とか? 新田次郎氏の「怒る富士」下巻の中で
「酒をしたたかに飲んだ佐平次は一升瓶をさげて工事部屋を出ると…」
とあるんだが、18世紀初頭で酒瓶はないだろうと。 通(かよい)徳利っていう一升はいる徳利ならあったらしいけど
その記述以前の描写が分からんから何とも言えんね 堺屋太一の「豊富秀長」読了しました。
4〜5回目かな。
何度読んでも面白いです。
秀吉の成り上がりの陰に秀長有り!
これを兄弟W主演にして大河ドラマでやって欲しいなあ。
今のより数倍面白そう。 村田勢津著「芝浜」文芸社刊、よかった。
市井人情江戸物。時代は、明治に入るから、江戸でなく東京だけど。老人が主人公だから年配者向けかな?
本が、ちと分厚い…。読むのはひきまれるからあっちゅうま。 >>491
竹中直人の秀吉の原作の一つですよ
その時の秀長は高島政伸です >>494
あれがそうだったんですか。
私は見てなかったんですが、竹中直人が張り切りすぎて金○が見えたとか当時言われてましたね。
竹中直人の秀吉ははまり役だったと思うけど、高嶋政伸の秀長はどうだったんでしょう? 現役の歴史・時代小説作家を5人あげるとしたら、
宮部みゆき・浅田次郎・安倍龍太郎・北方謙三・高田郁あたりになるのかな?
平岩弓枝、澤田ふじ子はここ何年も作品発表してないし、
葉室麟・山本兼一は生きてたら入ってただろうけど。 >>497
まだ40前だけど、直木賞獲ったし今後楽しみだね。
(実は読んだことない) 佐伯泰英、風野真知雄、辻堂魁、西條奈加、藤原緋紗子も好き 「現役」で5人挙げろと言われると票が割れそう。
個人的には宮本昌孝を推したい。 宮部みゆきや浅田次郎は、歴史・時代小説「も」書いているエンタメ作家だし、
純粋に歴史・時代小説を書いてる「現役」作家のトップって誰なんだろう。
宮城谷昌光かな? 金子成人「小梅のとっちめ灸」全く面白くなかった
今村翔吾「てらこや青義堂 師匠、走る」もダメだった 自分の「好き」は誰かの「嫌い」
自分の「嫌い」は誰かの「好き」 鷹井伶「おとめ長屋」、あまりに現代的で途中でギブアップした。
江戸時代にタイムスリップできないのは、面白くない。 >>503
現役じゃないかもだけど、和物なら平岩弓枝 作家のカテゴライズは余り意味がない氣がする。
あの風野真知雄も比較的最近の現代小説が有るな。 まあ、時代小説か歴史小説を書いてて、直木賞の選考委員の経験がある、
平岩弓枝・宮城谷昌光・北方謙三・浅田次郎・宮部みゆきあたりが現在のトップ5でいいのでは。 ヨーロッパの歴史小説の第一人者って佐藤賢一だと思うが、
直木賞作家だけどいまいち知名度が低いような。 トップ5とか選ぶのって意味あるの?と思ってしまう
>>505じゃないけど、それぞれの好みだよ >>511
同意。個人的には2時間で読み切ることができる文庫の時代劇シリーズが好き。
気楽に読めるんだよね。 春陽堂文庫のラインナップ凄いな
令和の時代に国枝史郎の神州纐纈城かよ >>514
関係ないがこのタイトルをみるたびに、
小学校の同級生の纐纈くんを思い出す。
ふだんは「交結」と簡略して自分の名字を書いていた。 国枝史郎は青空文庫にいろいろ有るな。
それをKindleに変換したものはアマゾンに有る。
自分は、昔、講談社の大衆文学館シリーズで読んだけど。 青空文庫にあるなら買わなくても自分で電書化出来るフリーツールはいくらでもある >神州纐纈城
半村良が絶賛しているから買って読んだっけ
妖星伝を再読したくなった >>518
同じく
伝奇小説は完結しない方が面白いとかなんとか、
半村良が書いていたのか、半村の文庫の解説に他の人が書いていたのか思い出せないけど わっちの好きな時代小説家ベスト5
池波正太郎
宮部みゆき
隆慶一郎
辻堂魁
横光利一 >>520自己レス訂正
わっちの好きな時代小説家ベスト5
池波正太郎
宮部みゆき
隆慶一郎
辻堂魁
岡本綺堂 >>495
秀長今なら堺雅人とか長谷川博己辺りにやらせたいね。 木挽町のあだ討ちは全6幕のうちの第1幕は電書の無料お試し版がある
全280Pのうち50Pくらい読めるっぽい 直木賞も大藪春彦賞も吉川英治文学新人賞も山本周五郎賞も全部歴史時代小説か
今期は豊作だな 宇江佐真理の「斬られ権佐」を読了しました。
彼女の作品に外れは有りませんが、髪結い伊三次シリーズ以外では最高傑作かもしれませんね。
秘かに好きだった女の危機を救おうと悪人に立ち向かい傷だらけ(88ヶ所)にされても生き残った権佐が女と一緒になり、岡っ引きを続けているという設定ですが、同心ではなく吟味方与力の小物という設定が違和感あるにも関わらず、そんな事はどうでも良くなり、6つの連作短編を読み進める内に夢中になってしまいました。
ネタバレになるので結末は伏せておきますが、権佐の娘や弟等の脇役達も魅力的で読後感は敢えてですが清々しかったと思います。 宇江佐さんは良いなあ
伊佐次以外はエッセイを含めて全部読んだ
伊佐次シリーズは全巻揃えてあるけれど、これで最後、打ち止めかと思うと
もったいなくてなかなか手が出せない
ところで梅婆さんだけど、もう息子さんでもいいから続編書いてくれないかなw >>529
伊佐次シリーズの最後の竃河岸なんか涙腺崩壊ですよ。 >>483
今読んでる時代物に「二まわり」って出てきたわ。
15日間(新月→満月、あるいは満月→新月の期間)の半分を一単位として「ひとまわり」
あと「通いの女中」って住み込みじゃない通勤してる女使用人のことかと思っていたが、
「通い=給仕」って意味だと初めて知った。 かよい【通い】カヨヒ
①ゆききすること。往来。交通。源氏物語夕顔「田舎の―も思ひかけねばいと心細けれ」
②行きかよう道。通い路。重之集「急ぐらむ夏の―に関すゑて」
③酒宴などの配膳・給仕などをすること。宇治拾遺物語9「ありつる宿に―しつる郎等なり」
④「通い帳」の略。
⑤(住込みに対して) 通勤。「―の家政婦」
⑥(「…がよい」の形で) そこに足しげく行くこと。「医者―」「悪所―」
⑦音の通うこと。通音。
どちらなんだろうね。 >>532
自分が読んで知ったのは江戸時代が舞台の小説だけど、
用例が『宇治拾遺物語』まで遡るのか。
現代作家だと、単に「自宅から店に通ってる女中」という意味で使ってる人多そうだけど、
江戸時代で「給仕」の意味で使っていたんだろうか。 おそらく江戸時代も両方の意味があったと思う
江戸時代の茶道の本に給仕=通いのものと書かれてるし、自宅通勤を通いって言うのも黄表紙とかに出てくる 今井恵美子の立場茶屋おりきシリーズを再読してます。
今「凛として」を読了しました。
言葉遣いが独特でふき味噌を舐めたような顔とかしこなし顔なんて他の作家ではお目に掛かった事の無い言葉遣いだったので違和感が有りましたが、慣れると気にもならず、筋立てはおりきが出来すぎた女なのが鼻につく事が有りますが、面白さの方が勝つので大した事では有りません。
亡くなられて時間が経つので今では新刊本書店ではまず置いてなく、古本屋でないと見つからないと思いますが、幸い全巻揃えているので後何巻か読み直すのが楽しみです。 宇江佐真理の「泣きの銀次」を読了しました。
何度目かの読み直しですが、何度読んでも良いものは良いですね。
小間物問屋の若旦那銀次が殺された妹の下手人を捕らえるべく岡っ引きとなり、事件で死体を見る度に泣き崩れる所から題名の様なあだ名を付けられますが、作中さらなる不幸に襲われながら、執念で下手人の発見を成し遂げて店の女中と紆余曲折が有りながら無事結ばれるエンディングは真に爽やかで清々しい読後感を味わえますね。 平岩弓枝先生も亡くなられたか…
今年の初頭には永井路子先生も亡くなられたし切ない
かつては杉本苑子先生と合わせて女性歴史小説家の三傑という印象でした 御宿かわせみは途中でリタイアしたんですが新の方は賛否両論だったみたいですね
平岩先生もファンからだいぶお叱りを受けたと言ってたそうですし 平岩先生(泣)自分は30巻手前ぐらいで飽きてしまったけど何年か前ふと検索したら新シリーズとか東吾さん行方不明とかびっくりしたんだったわ オール読物に平岩弓枝追悼ページあるの、早過ぎだろ
亡くなったのは知っていて発表のタイミングを待って掲載したんだろうけど、
まるで死ぬのを待って用意してたみたいに見えてなんだかなぁと思った 報道されたのがこないだってだけで、亡くなったのは6/6
出版社には亡くなってすぐ連絡あったろうから追悼ページ作る余裕くらいあるでしょ 金子成人の「ごんげん長屋つれづれ帖」5巻目を読了しました。
お勝親子を中心に長屋や勤め先の質屋の人々が過ごす日常に起きるちょっとした事件が描かれるだけですが、それがとても気持ち良くて「付き添い屋六平太」シリーズと甲乙付け難いですね。 >>544
特集でもしてるのかと思えば表紙には無いしいかにも急遽差し込みましたって感じの見開きじゃん
長いおつき合いの作家さんへの追悼をなるべく早く形にしたかっただけに見えたが ここまで大富豪同心シリーズなし。頭の悪い自分は軽くて景気良くてめでたしで完結するところが大好きです。 >>549
テレビも人気あるみたいだが、文庫本のほうが面白いと思うけど新作出ないね。 >>550
え?
25巻でしばらく止まってたけど、今年の5月から連続刊行してて今月は29巻が出るじゃん ほんまですか?
ずっと止まってたから意識してなかったわ。。 直木賞今回も歴史時代小説ダブル受賞
垣根涼介『極楽征夷大将軍』
永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』 池波正太郎が好きで時代小説読んでますが他におすすめの時代小説作家や作品教えてください<(_ _)>
藤沢周平はダメでした
なんか暗いしもやもやするような闇深い作品が多くて…
「暁のひかり」とか読んだら心が重くなってしまった…
救いがない アンソロジー小説何冊か読んでみたらいいんじゃないかな 佐伯泰英とか辻堂魁あたりかなあ
今村翔吾、坂岡真、個人的なオススメは長谷川卓 時代モノは青空文庫で無料で読めるものも多い
吉川英治や山本周五郎、岡本綺堂、久生十蘭、坂口安吾など
吉川英治は古くささを感じない文体でテンポが良いから長編でも苦にならない 本所おけら長屋は読みやすくていいんじゃない?
ところで
『本所おけら長屋 外伝』9月2日発売
本所おけら長屋第二幕2024春スタート