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リレー小説 諸星島
0001名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/07/04(月) 04:04:49.06
諸星あたるのような男が女だらけの孤島で生活したらどうなる?
0003名無し物書き@推敲中?
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2011/07/04(月) 04:13:10.28
あたるの乗った飛行機が謎の爆発を遂げた。
0004名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/07/04(月) 04:13:50.73
気が付くと、あたるは見知らぬ浜辺にいた。
0006名無し物書き@推敲中?
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2011/07/04(月) 06:42:33.52
無人島に校舎を建て、ひとりで学園祭をするあたる。
0008名無し物書き@推敲中?
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2011/07/04(月) 20:00:12.89
諸星大二郎的世界の島かと思った
0009名無し物書き@推敲中?
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2011/07/04(月) 20:31:50.13
「日商簿記3級に受かった?」と、斜め前の席の女の子からきかれる
0011名無し物書き@推敲中?
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2011/07/07(木) 01:37:24.42
あたるは女子に「彼女、お茶しませんか」と抱きついた
0012名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/07/07(木) 01:41:17.55
宅配便が送られてきた
ダンボールの中から声が聞こえる
セマイヨクライヨコワイヨと聞こえる
あたるは
0013名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/07/07(木) 03:08:55.40
勃起していた。
0014名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/07/16(土) 12:14:51.21
そんな時、さくらが水着姿で現れた。
0015名無し物書き@推敲中?
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2011/07/16(土) 16:53:02.10
のちの桜金造である。
0019名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/09/17(土) 01:20:12.55
さくらはある日、うんこよりは価値があると言われる伝説の秘宝「ヘキサゴンボール」を手に入れるために、いにしえの無人島「メンズアイランド」に行くことにした。
さくら「やっと着いたか…」
男の中の男「ここにはホテルなどはありませんからテントを支給しますね。」
0020名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/09/17(土) 02:09:53.74
日が傾いてきた。さくらは仕方なく男に渡されたテントを組み立て始めた。しかしさくらはテントを建てた経験などなく、テントの組み立ては難渋した。
0021名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/09/17(土) 02:30:50.52
さくら「洞窟の中で生活しよう。宝はたいてい洞窟にあるし、獣にも襲われない、一石二鳥」

そう言って洞窟を探した。
0022名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/09/17(土) 22:34:55.17
以外と洞窟はすぐ見つかった。
さくら「よし、ここにしよう。」
すると奥の方から白髭の老人が近づいて来た。
さくら「こんなところで何をしてるんですか?」
老人「君の目的はわかってる。しかし、そう簡単に手に入れることはできん。」
0023名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/09/17(土) 22:41:56.02
さくら「どういうことですか?」
老人「この先には想像を超える物が待っているかもしれぬ…それでも手にしたいか?」
さくら「はい。」
老人「では、これを持っていけ…」
老人は腰にある刀を取り出した。
さくら「本物ですか?」
老人は質問に答えず、刀を置いて洞窟の出口へ歩みよった。
0024名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2011/09/17(土) 22:48:40.55
この老人は何者なのかは別の話…

さくら「何かよくわからないけど、この洞窟らしいな…行ってみるか。」
洞窟は薄暗く丁度眼で見える明るさだった。
0027名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/01(日) 16:45:53.66
あたるが立っていた。
あたる「さくらさん、俺から逃げようとしても無駄ですよ。なぜならあなた
 の脳幹にはGPSが仕掛けられていてましてね。どこにいるかは手に取る
 ようにわかるんです」
さくら「なんじゃと? いったいいつの間にそんなことをしたのじゃ?」
あたる「俺を見くびらないでくれませんか。俺には鬼星の科学力が味方して
 るんです。何もかもラムのおかげですけどね」
さくらの全身に言いようのない悪寒が走った。
この男からは、逃れられない――
0029名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/01(日) 20:17:43.62
さくらはあきらめて、あたるの言いなりになった。
「諸星、で、わしは何をすればいいのじゃ?」
「そうだなあ、じゃあこれを付けてよ」
さくらは驚いた。
「これは首輪じゃないか。しかも鎖付き」
あたるの笑みは普通ではなくなっていた。
「常識を離れた場所で、一度こういうのをやってみたかったんだよね。いいだろう? さくら先生」
さくらはあたるの目を見た。
その目の奥に、怯えるさくら自身が映っている。
さらくは生まれて初めて男というものに恐怖を感じた。
「断る、と言ったら?」
「さくらさんの体内に仕掛けた爆弾が作動するだけだよ。それはそれで楽しいけどね」
これが諸星中の本性。無人島に君臨する剥き出しの鬼畜がそこにいた――
0030名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/02(月) 15:52:53.78
弁天のエアバイクが故障した。
不時着したのは無人島だった。
後部座席のランちゃんが怒鳴った。
「こら、弁天、メンテくらいしっかりやっとけや!」
もう一人、お雪もいる。
「というより定員オーバーではないですの? 宇宙ポリスに見つからなかったからいいようなものの……」
「いや、違う」と弁天は否定した。
「この島の上空で急に制御が利かなくなった。吸い寄せられるかのようにここに着いた」
弁天はエアバイクの修理を試みた。
「ダメだ。完全にいかれている。原因はわからん」
「んなアホなことがあるかい?」
「いやだわ、だったら私たちこの島から出られないということなの?」
弁天が周囲を見回すと、密林の奥からこたつ猫が現れた。
こたつ猫は持っていたカンペに文字を書いて見せた。
『ようこそ、あたるアイランドへ』
「あたるアイランド?」
「不吉な名じゃ」
「なんだか寒気がしてきましたわ」
三人の娘は顔を見合わせた。
とりあえずこたつ猫についていき、様子を見ようと言うことになった。
0031名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/05(木) 21:20:52.59
「ふっふっふ、よく来たね、三人とも」
最初、それが諸星あたるだとは誰も気づかなかった。
なぜなら彼は全身に鋼鉄の甲冑をまとい、素顔を隠していた。
甲冑の王は玉座に座り、横に、手綱で拘束された異形の者を携えている。
それは四肢を切断された、全裸の人犬――さくら先生の成れの果てであった。
「ひでえな……」さすがの弁天も背筋が凍った。
「うぉえっぷ……」あまりのおぞましさにランが吐いた。
さくらは霊能力の大家だ。一回の高校生にそう易々とやられるわけがない。
それがこの有り様とはどういうことなのか。
「君たち、この島の名前を知っているかい? 諸星島。ぼくの島さ」
弁天が「お雪、何か感じるのか?」
お雪は「ええ、この島全体が諸星の思念で満たされているわ」
「どういうことだ?」
「言わば、私たちは諸星の頭の中に連れ込まれたようなものよ。ここでは彼
が王であり、絶対神。誰も逆らうことができないのよ」
諸星あたるにとっては天国、連れ込まれた者にとっては地獄。
それが――諸星島!
0034名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/22(日) 09:31:31.57
こうして、諸星島には、美女、美少女たちが着々と集められつつあった。
その中には、なんと音無響子や早乙女らんままでいるではないか。
らんま「ちょっと待て、俺は男だ!」
あたる「ふふふ、らんま君といったね。いや今はらんまちゃんか。いいこと
を教えてやろう。この諸星島では、君は男に戻ることができないんだ。呪泉
郷の呪いには、分子レベルで、ある仕掛けがあるんだが、この島では通常の
H2Oで遺伝子が元の配列を復元するようにはならないんだよ」
らんま「わけわかんねえこと言うんじゃねえよ。それは何故だ?」
あたる「それは――」
らんま「それは?」
あたる「ここが諸星島だからだ!」
0035名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/28(土) 09:02:25.81
 諸星あたるは突然放尿した。しかし冬の季節だった為、液体はすぐさまに凍りついた。
「ぐぉおおお、痛いッ」
 諸星あたるはキレた。淫欲の歪みによりつくられた伝説の魔剣がとんだ。
 しかしらんまは飛び上がってよけた。
 らんまは確信していた。いまこそ反撃のチャンス。
「らんまーチィムニーガード」
 これは自分のガードごと一緒に体当たりをする大技だ。
 だが諸星あたるは不敵な笑い声をあげた。
「西のらんま、当たるに弱しッ、ちょこざいが!!」
 伝説の淫剣が時空ごと斬った。
 らんまの身体が真っ二つに割れた。
「まるで薔薇のようだ」
 お雪は言った。
「くそッ、あいつがやられてしまうのなら、俺たちじゃ勝てない。なにか特別な知恵がなければ……。
 弁天は俯きながら言った。
0037名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/02/01(水) 05:32:26.09
だが、うる星やつらのキャラに知恵のあるキャラは誰一人としていなかったのである。
面堂終太郎、チェリー、温泉マーク、そしてメガネ、全てバカである。
0038名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/02/03(金) 23:04:36.62
「待てよ……?」
 弁天の顔が曇った。しかしその目の奥は、何かを見つけたかのように光っていた。
「どうしたんじゃ、弁天?」
 ヤケクソになって全裸になりかけたランが訊いた。
「ラムはどうした? ここはあたるが君臨する妄想島だろう。だったらラムもいていいはずだ」
 お雪はあたりを見回してみた。
「そう言われてみれば、ラムの姿がないわね。あれだけ目立つ格好なのに」
「もしかしたら、このふざけた島から抜け出せる手がかりを見つけたのかもしれないぜ」
「なら、とりあえずラムを探すか」
 ランは全裸のまま立ち上がった。
 無毛であった。
0039名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/02/12(日) 14:25:46.16
ペニス一郎「見えた?」
0040 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
垢版 |
2012/02/12(日) 22:41:28.15
ガラガラ・・・ただガラガラ
0041名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/19(月) 20:37:17.43
「おーい、ラム、どこだー!」
 弁天は両手を拡声器状に口の周りに持っていき、叫んでみた。
 それを覚めた目で見たランは、
「おい弁天、呼んで『はーい、うちラムだっちゃ』なんてすぐ答えが返るほ
ど諸星島はあまくないんとちゃうか?」
「うるせーな。やってみなきゃ始まらんだろうが」
「二人とも喧嘩はおよしになって。今はそんな時ではないはずよ」とお雪。
「してねーよ。ランなんか相手になんね」
「おいお雪、おぬしは何かいい考え、出ないんかい?」
「そーね。今のところはないわねぇ……」
「どーせ、CMが終わってもないんじゃろ」
「馬鹿か、CMなんかねえよ」
 と、三人の異星人トリオがじゃれ合っていたその時である。
「ああああああっ! あれは、あれは、なんじゃあ?」
 ランがあらぬ方向を見上げて絶叫した。(続)
0042名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/20(火) 19:15:46.89
 ランの目撃した光景は彼女を心底震え上がらせた。

 どんどら どんどら どんどら

 怪しい唱え言が響いていた。
 半裸の美女が古木に括りつけられている。
 露出した乳房は、ここにいる三人の宇宙娘のものより大きく、成熟していた。
 その周囲を数人の黒い小人が取り囲み、踊りながら周回していた。
「チェ、チェリーやないか! チェリーがいっぱいおるで!」
 ランはあまりの気持ち悪さに嘔吐した。
 黒い小人は皆、同じ顔をしていた。それは神出鬼没の怪僧、錯乱坊(チェリー)その人に違いなかった。
 一匹でもおぞましい錯乱坊が、黒くなって、増殖している!
「縛られているのは確かサクラさんとかいう友引高校の保健医だな」
「サクラさんと錯乱坊は、たしか親戚同士のはず、それがなぜ生贄と、野蛮な原住民の間柄になっているのかしら」
「錯乱坊は元々人間離れしていたからな。気が触れて親戚を嬲るくらいやりそうなキャラだぜ。ついに諸星島で本性が出たか」
「弁天、サクラさんを助けなくていいの?」
「いや、ほかっておこう」
「弁天、そりゃあ、ちと冷たいじゃろ! 冷たいのはお雪だけで十分じゃ」
「そんなに言うなら、ラン、お前行って、錯乱坊を倒してこい」
「いやだ……」
 ランは少しちびっていた。全裸なので内股を伝う雫が丸わかりであった。
「いいかげん服を着ろよ。油断してると、この島は本当に何が起こるかわからんぞ」(続)
0043名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/21(水) 20:11:01.07
 >>38で、ランは意味もなく全裸になっていたのだ。
「いやじゃ、弁天、おぬしの指図は受けん。わしは全裸でいたいんじゃ」
「しょうがねえ奴だな。いくらここが諸星島だからって貧相なヌード晒すんじゃねえって」
 しかし弁天も全裸ではないものの、ビキニ状の衣服を身につけているだけであった。
「二人とも、その話はもうよしましょう」白い和服をきちんと身につけているお雪が、とうとう口を開いた。
「そうじゃな。ページの無駄じゃ。ところで弁天よ、さくらは本当にほっといていいんじゃな」
「さくらは、>>31で人犬にされてるはず。それがなんで今は手足があるんだ? おかしいだろ」
「うーん、それは……」
「あら、諸星島にそのような整合性を求めても仕方ないのではなくて?」
 弁天は不意に後ろから肩を叩かれた気分になり、お雪を睨んでしまった。
「確かに、ここは諸星島だ。お雪の言葉は理にかなっている」
「問題は、どう動いたらこの状況が打破できるかよ。そう思わない?」
 お雪の言葉に弁天は握り拳を突きだした。
「わかったぜ、お雪。その状況ってやつを変えようじゃないか。手を貸せよ」
 というわけで、三人の娘は、奇声を上げて錯乱坊の増殖部隊に襲いかかった。(続)
0044名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/22(木) 20:53:23.88
 黒い錯乱坊は五匹いた。こちらは女三人。数では負けるが、リーチでは絶対的に有利だ。
「えい!」弁天が、鎖のついた鉄球を錯乱坊に振り下ろす。
 一人目の怪僧は、脳を破裂させて地に沈んだ。
「弁天、やるやないか」
 そう言ったランは、全裸のどこにそれを隠していたのか、レイガンを取り出して二人目の錯乱坊を灼き殺した。
「ハハッ、こいつら弱いで」
 タンパク質の焦げる匂いが意外に香ばしい。
「二人とも残酷ですこと」
 お雪は自身の体から強力な冷風を発し、近づいてくる二体の錯乱坊を凍り漬けにした。
「ごめん遊ばせ」お雪は氷の像と化した錯乱坊をちょんと突き飛ばす。
 二体の錯乱坊はごろんと倒れて、そのまま砕け散った。
 残る錯乱坊はあと一匹。
 最後の錯乱坊はようやく自身の苦戦を悟ったようだ。
「うぬ、女だと思って侮っておったわい。ここは逃げ時のようじゃのう」
「そうはイカの金玉だぜ」弁天が鉄球を投げつける。
 錯乱坊は寸前でそれをかわした。他の者に比べて少々素早い。こいつが本体か。
「さらばじゃ! 渇っ!」錯乱坊は大音声を上げると、自らの首を、体から切り離した。
「げっ!」ランが目をそらす。
 錯乱坊の首はロケットのように空高く飛んでいった。
 お雪は、これで第一戦が終わりか、と思った。
 そこに油断ができた。
 首を失った錯乱坊の体がお雪に抱きついた。「離して。汚らわしい!」
「お雪!」
「なんかヤバいで。チェリーの体から秒針の音がしよる」
 突然、錯乱坊の体が大爆発を起こした。
「オユキー!」(続)
0045名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/23(金) 20:52:08.99
 ぴちゃ。
「うわぁ」
 弁天の頬に、飛び散った肉片があたった。どちらの肉片なのか、もはや不明だ。
「お雪、大丈夫か」
 弁天と、全裸のランは、お雪に駆けよった。 まさか錯乱坊の体が人間爆弾だとは思わなかった。お雪は無事か?
「べん……てん……ラン……」
 お雪は生きていた。だが瀕死の重傷には違いない。腹部に穴が開いて、宇宙人の内臓がはみ出ている。死は確実だと思われた。
「ちくしょう、なんとか助ける手はねぇのかよ」
「手塚マンガじゃないんや。携帯用の手術道具なんかあらへん」
「大丈夫よ」
「お雪、喋るな。じっとしてろ」
「本当に大丈夫。みんな私から離れて」
「何をする気やねん?」
「自分を冷凍にするのよ。そうすれば出血は止まる。私は雪女だから冷凍にしても死なないわ」
「そうか、その手があったか!」
「私はここで待ってるから、あなたたち、全てが解決したら助けにいらして……」
「わかったぜ必ず来るからな」
 二人が離れると、お雪は自分自身を完全に冷凍化した。
 一体の美しい氷の彫像ができあがった。
「なんか帝国の逆襲のハンソロみたいだな」
「わしもそう思ったで。まあええやないか」
 こうしてお雪は負傷し、戦線を離脱した。
 冷凍化しているので死ぬことはない。それは長い冬眠であった。
「そういえばサクラのことを忘れていた」
 元々錯乱坊部隊に捕らえられたサクラを助けようとしていたのだ。
 サクラは、諸星あたるに捕まり、一時的にせよ彼と一緒に過ごしていたはずだ。何か情報を持っているかもしれない。(続)
0046名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/24(土) 10:37:15.41
 大きな木に縛り付けられたサクラは、気を失っていた。荒縄の間から見事な乳房が露出していた。三人の中では一番大きい。
 弁天とランはそれぞれ(でかいな……)と感嘆した。
「ラン、そろそろ服を着ろ。比べられて惨めなだけだぞ」
「断る。貧乳には貧乳の需要があるんや」
 ランは意地でも全裸を貫き通すようだ。
 ここは言わずと知れた諸星島である。
 この閉ざされた世界で、全裸になろうが、人を殺そうが誰も何も問われない。ここでは、各自が欲望の赴くままに生きることができる。
 二人はサクラの緊縛を解き、衣服を整えて横に寝かせた。
「おいサクラ、大丈夫か」
 弁天が肩を揺すると、友引高校の保健医であり、巫女でもある女性は、意識を取り戻した。
「ううん、ここはどこじゃ?」
「ランと似たような口調じゃ紛らわしいな」
「じゃあランちゃん、ここからぶりっ子モードになっちゃうネ きゃん♥」
「わしは、いったい……」
「サクラ、落ち着け。ここは諸星島だ。あたるが作った天国だよ。俺たちにとっては地獄だがな」
 サクラは遠い目をした。記憶を辿り、バラバラになったプロットを再構成しているのか。きれいな黒目が小刻みに動いている。
 弁天は、サクラの体験したことを早く知りたいと思った。
「サクラ、早速だが、訊いていいかな。お前は四肢を切断されて人犬にされたはずだろう。しかし今は元に戻っている。なぜだ?」
「ランちゃん、夢オチはいやーよ♥」
「うーむ」サクラは、自分の腕をしげしげと見つめた。自分でも不思議に感じているようだ。
 そこには、なに不自由ない女性の腕が付いている。
「待て、思い出してきたぞ……これは」
 サクラの目が見開かれ、弁天たちを睨んだ。
「なんだ、何があった?」
「それは、じゃな……」(続)
0047名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/25(日) 17:01:02.53
 記憶をたぐり寄せようとするサクラの視線は、遠くを見つめた。
「それは……」
「サクラ、頼む。何でもいいから思い出してくれ」弁天はサクラに詰め寄った。
「だめだ。腹が空いて思い出せん。おぬしたち、何か食うものはないか?」
「は?」
「腹が空いたと言っておるのじゃ。何か食べ物を持ってこんかい!」
「きゃっ、ランちゃんこわーい♥」
「わがままな女だな。だがあたるの側で恐ろしい体験をして取り乱しているのかもしれない。よし、俺が何か食べ物を探してくるよ」
 弁天は食料を探しにその場を離れた。
「弁天、はよー戻ってきーや。わしはこのおばさんと長時間、間を保たせる自信がない」
「おばさんじゃと?」
「きゃっ、ランちゃんちびっちゃう♥」
 弁天はものの十分で帰ってきた。
 両手に牛丼の入ったビニール袋を下げている。
 サクラはお祓い串を取り出した。
「牛丼ではないか。この孤島にそんなファーストフードがあるとは面妖な」
「知るか。向こうに牛丼屋が開いていたので、買ってきた。いらないなら俺とランで食べるぜ」
「いや食べる」
 サクラは牛丼を全部胃に収めてしまった。
「うむ、輸入牛だったが、まずくはない。腹の足しにはなった。次回は特盛で頼む」
「あの、俺とランの分は?」
「なんじゃ、あれは全部わしのために買ってきたのではなかったのか? 今からわしの胃袋から取り出すのは難儀だぞ」
「サクラ、おまえ、龍の子太郎の母親みたいな奴だな」
「わしもそう思ったで。釣った岩魚を全部一人で食べて龍になってしまうやつな。ランちゃんショックー♥」
「さて何の話じゃったかな――」
 サクラの胃に収められた牛丼はただちに消化吸収され、彼女の血液中は豊富なブドウ糖で満たされた。
 ブドウ糖は血管を巡って、サクラの脳に到達し、そのやつれ果てた脳細胞を活性化させた。
 サクラの目がカッと見開かれた。
「思い出した。わしは諸星に地獄の苦しみを味わわされたのじゃ!」
 弁天とランはごくりと生唾を飲んで、次の言葉を待った。(続)
0048名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/26(月) 19:12:46.36
>>29辺りから続くサクラの回想●
 諸星島の狂王である諸星の顔筋は別人のように隆起し、鬼面と化していた。
「サクラさん、早く首輪を付けて見せてよ」
「断っては、いかんのだろうな」
「いいよ。ただサクラさんの体内の爆弾が爆発するだけだけどね」
「生き恥をさらすか、潔く散るかの選択というわけじゃな」
「僕はサクラさんの体が粉々に吹っ飛ぶ姿も見たいなあ。どっちでもいいよ」
「わかった。首輪をしよう……」
 サクラは歯ぎしりを抑えて、自分の首に首輪を装着した。
「それじゃあ、だめだよ」
「何がじゃ?」
「サクラさんは犬なんだから、衣服も脱がなきゃ」
「そんなことができるか。わしは友引高の保健医、おぬしは生徒なんじゃぞ」
 諸星はくっくっと気味の悪い笑い声を漏らした。
「そんなの、この島では通用しないって言ってるでしょ」
「断る。裸になどなれるか!」
「じゃあ死ね!」
 諸星は手元のスイッチを押した。
 サクラはうっと目をつむった。
 だが爆音はしなかった。その代わりにサクラは気を失った――
 どれくらい時間が過ぎたのかわからない。次にサクラが気づいたとき、彼女は自分が何者なのかわからなくなっていた。
 視界がやけに低い。そうか横になっているからか。では起きよう。
 あれ? おかしい。起きられない。一体どうなっているのだ。
「うわあーっ!」
 真相を目にしたサクラは気絶しそうになった。
 自分の手が、足が、肘、膝の付近からなくなっている。
 切断面は、特殊な馬蹄があてがわれていた。
 先の感覚が何も伝わってこない。
 ないのだ本当に。
「わ、わ、わしは一体、なんだ?」(続)
0049名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/27(火) 19:54:54.34
●サクラの回想続き●
 サクラのいる所は薄暗かったが、突然一面が明るくなった。
 アスペクト比が4対3ほどで、かなり大きな長方形だ。壁一面を使ったスクリーンだった。
 問題はそこに映し出された映像だ。
「な! に?」
 サクラはスクリーン映っているライブ映像を見て愕然とした。
 映っているのは紛れもなく自分だ。部屋のあちこち数カ所から隠し撮りしているのだろう。
 映像は数秒おきに切り替わり、正視に耐えない姿を様々なアングルで捕らえていた。
 映し出されたサクラには手足がなかった。両肘と両膝からきれいに切断され、ダルマの状態にされていた。
 衣服は奪われて、全裸だ。
「おのれ諸星、ゆるさんぞ!」残されたサクラの全身から、青白い焔が燃えはじめる。
「うぷぷ……」部屋の壁面に埋め込まれたスピーカーから諸星の笑い声が聞こえた。
「とってもきれいだよサクラさん。特に丸く付きだしたお尻がたまらないね」
 サクラは体を隠そうとしたが、隠すべき両手はもはやない。カメラの死角に逃げようとぐるぐると部屋を回るしかできなかった。
 だがカメラは部屋中に設置しているので、隠れることは不可能である。
「サクラさん、今そっちに友引高校の生徒がいくからね。保健の授業でもしようよ」
「友引高の生徒じゃと?」さくらは更に動揺した。
 扉が開いて、四人の男子生徒が現れた。
 メガネ。カクガリ。パーマ。チビ。校内ではラム親衛隊として、ときに過激な活動に従事していた集団だ。
「さ、サクラさん……」メガネはサクラの姿を見て絶句したようだ。他の三人も少し動揺している。
 だがリーダー格のメガネは、意を決してサクラに近寄った。そして諸星にわからないようにこう耳打ちをした。
「サクラさん、面目ありません。ゆえあって、諸星の下僕に甘んじていますが、心までは売ったつもりはさらさらない」
 メガネは激して、嗚咽し、涙と鼻水を流していた。
「しかし今は奴に従うしかない。苦渋の選択です。逆転の機会を信じて。自分たち四名は事件が終わったら退学届を出します。許して下さい」
「な、何をするのじゃ?」
 なんと、四人の生徒たちはサクラの裸身にローションを塗りはじめたのである。(続)
0050名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/03/28(水) 20:20:46.37
●サクラの回想続き●
 なんとラム親衛隊の面々によるサクラへの性感マッサージショーが始まった。
「やめろ、やめんか!」
「サクラ先生」メガネはサクラの口元に人差し指を突き出した。
「どうか、この人差し指を食いちぎって下さい。勿論それくらいで気の済むことではないことは承知の上。
我々とて趣味でこのような蛮行に出ているわけではない。全ては諸星のせいなのです」
 サクラは顔を背けた。
「指を噛み千切れじゃと? できるか、そんなこと」
「ここはとりあえず耐えていただけますか」
 サクラは目をつむった。
 何本もの指がサクラの背中を這い、乳房のほうに回ってくる。全身を虫に犯されている気がした。
 サクラが堪えきれずに「うっ」とうめき声を上げた瞬間、何かが起きた。
 サクラの全身に電撃が走った。比喩ではなく、本当に電流が走った。
 驚いたサクラが目を開けると、四人の執行人どもが電撃でしびれまくっていた。
(この電流は、なんだ?)

 ――ここまでサクラの話を訊いて、弁天は思わず叫んだ。
「おい、それはラムの仕業じゃないのか?」
 ラム。鬼星の娘。諸星あたるの妻。
 サクラは我に返って、弁天を見た。
「どうかな。ただわしは再び気を失った。そして気がつくと、錯乱坊の集団に捕らえられていた、というわけじゃ」
「なんか話がとんじゃってるね。ランちゃんよくわかんなーい♥」
「そして手足も元通りになっていたんだな。支離滅裂すぎるな。まるで行き先を見失ったリレー小説のようだぜ」
「いや、説明ができないわけではなかろう」
「というと?」
「わしは謎の電撃によって平行世界に飛ばされた。その世界では、わしは手足をもがれたという事実は書き換えられ、普通の状態に戻ったのじゃ」
「しかしあたいは、ちょっと前にサクラが人犬になっているのを見ているんだぜ」
「ランちゃんわかった♥ その記憶自体が他のパラレルワールドから飛ばされてきた破片なのよ。つまりここでは偽りの記憶。当たってるでしょ?」
「ラン、お前にしては名推理だ。しかし、現実はどこにあるんだ?」
 それにはサクラが答えた。
「現実はあるかもしれんし、ないかもしれん。ただ言えることは、今、この時が現実と呼べるものに近しい状態なのじゃ」(続)
0051名無し物書き@推敲中?
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2012/03/29(木) 20:49:11.01
「ねえねえ、これからどうするの♥」
 ランは、思案に耽る二人を見回して訊いた。
「ラン、とりあえずお前は服を着ろ」
 弁天かジロリとランを睨んで言った。
「それがね、さっき錯乱坊たちと乱闘したときに衣服がどこかにいっちゃったの」
「しょうがない奴だな。何か服の代わりになるものはないのか」
 弁天はあたりをきょろきょろと見渡した。
「これはどうじゃ」
 サクラが近くの木から一房のバナナをもいできた。そのうちの一本をちぎり取り、ランの股間に付けてみた。
「サクラ、冗談もほどほどにしてくれ。葉っぱなら貼り付けることができるかもしれんが、バナナが付く筈がない」
 弁天は呆れた。
「きゃ、バナナがくっついたよ♥」
「そんな馬鹿な。げっ、本当だ。くっついてる!」
 ランの股間に黄色いバナナが縦にくっついた。
「なんかオチンチンに見えるんだけど」
「ま、わしも一端の巫女じゃからな。これくらいの能力は持っておる」
 弁天は感服した。
「へえ、巫女ってのは超能力も持っているのか。気功の一種か何かなのか?」
「ランちゃん、こういうのテレビで見たことあるよ♥ 体中に何でも貼り付けちゃう磁石みたいな人いるよね」
「よし、ランの問題はとりあえず解決ズミ、と。これが解決になっとるのかどうか知らんが、次の問題に移ろうぜ」
「そうじゃな。とにかく諸星を倒すのが一番なんじゃが、今のわしらでは多分返り討ちに遭う公算が大じゃ」
「私たち、三人揃ってムカデ人間にされちゃうかも。こわーい。ランちゃん、弁天のお尻にだけは付きたくないわ♥」
「お前は黙れ。気になるのはサクラを別のシチュエーションに飛ばした謎の電撃だな」
「ワープして錯乱坊軍団の餌食にはされかけたが、切断されたはずの四肢が元に戻った。以前よりはよい状況に転化したわけじゃ」
「つまり電撃を再現できれば、さらに状況を好転させられる可能性が高い」
 弁天の言葉に、サクラは大きく頷いた。
「その前に腹が減った。さっきの牛丼屋に行こう」
「牛丼はさっき食べたじゃないか。サクラは俺たちの分も全部たいらげたろう。まだ食うのか?」
 弁天の質問に、サクラは大きく頷いた。
「腹が減ってはいくさはできん。違うか?弁天」(続)
0052名無し物書き@推敲中?
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2012/03/31(土) 01:57:12.59
 三人の女は吉野屋の店内に入った。
「なんじゃ。誰もおらんようだが」
「おかしいな。さっきは店員がいたんだけど」
 弁天は首を傾げた。
「でも牛丼はたっぷりあるみたいよ♥」
 ランは勝手に調理場に入って、大きな鍋を覗いた。
「まあ店員がいないのは、それはそれで都合がよい。ただで飯が食えるからの」
 サクラは勝手に丼に飯を放り込んで、牛肉をかけはじめた。
「おいサクラ、飯と牛肉の割合が随分違うようだが」
「こんな時でないと十分な牛肉を補充できんわ。見逃してくれ」
「教師とは思えん所業だな」
 弁天はサクラをとがめつつも、自分も極端に牛肉の多い牛丼を作って食べ出した。
 意外にもランだけがまともな牛丼の並を食べていた。
「だってー♥ ランちゃん、弁天みたいに筋肉つけたくないんだものー♥」
「使える筋肉を付けておかないと、この諸星島では生きていけんぞ。まあ食事中の説教は飯をまずくする。ここまでにしておこうか」
 三人は黙って牛丼を食べ始めた。
 店内には、飯をかき込むせわしない音だけが響いていた。
 小一時間もしないうちに牛丼屋の釜の飯はカラになった。サクラが一番大食いだったが、実は弁天も負けてはいなかった。
 弁天から見ればサクラは大人の女性である。そのプロポーションは女としての成熟を極め、他を圧倒している。
 弁天はそれをチラ見しているうちに、底知れぬ対抗心を燃やしていた。
 そしてそれが弁天の食欲へと繋がっていった。
 が、本筋には何の関係もない。
「ああ、食った食った。地獄の島で極楽とは夢にも思わなかったぜ」
 ここで相手のリアクションを期待したが、何も反応がない。
 弁天はお茶をがぶ飲みしながら、ふとランたちを見た。
 ランもサクラも、机に伏せて眠っていた。
「おかしいな。なんで二人とも寝てんだよ?」
 そう思ったとき、弁天も重たい睡魔に襲われた。
「げ、しまった。睡眠薬だ――」(続)
0053名無し物書き@推敲中?
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2012/04/01(日) 18:04:53.92
 弁天は嫌な予感がした。夢から覚めたら、とんでもない目に遭わされている気がする。
 サクラのように四肢をもがれ、獣に犯されるのか。いや、諸星が飽き性で残酷な男なら、さらに過激な実刑を下すかもしれない。
 例えば、だ――
 気がつくと弁天は全裸にされ衆目に晒される――
 両手と首はギロチン台に固定されて動けない――
 剥き出しの臀部のほうからは、陰茎を剥き出しにした何人もの男たちが並んでいる――
 彼女は知らなかったが、彼らは友引高校の生徒であった――
 弁天は順番にその相手をしなければならない――
 やがて下される死刑の執行――
 だがギロチンはすぐには落ちてこない。ゆっくりジワジワと刃が下がり、弁天の白いうなじを朱に染めていく――
 悪魔のささやきがテレパシーによって弁天の耳の中に送り込まれてきた――
(弁天さま、言っておくけど、首が切断されても輪姦刑は続くからね。首の落とされた君の体は、彼らが全員満足するまで犯され続けるんだよ)
 諸星あたるの声だった――
(弁天さまの体には特別な弛緩剤が打ってあるからね。死亡してからも体はしばらく柔らかくて気持ちいいんだ。素晴らしいだろう?)
 冷たく重い刃が、首の骨にあたった――

「うわあああっ!」
 ここで弁天は目が覚めた。
「ちっ、くだらん夢を見てしまったぜ」
 弁天はぬくぬくとした布団の中にいた。
「どこだここは?」
 狭い部屋だ。畳がある。和室か。部屋の隅の机。本立ての参考書。七時を表示している置き時計。日本の一般家庭の一風景。
「どうなってんだよ一体。あたいは諸星島にいたんじゃないのか? 牛丼屋で睡眠薬入りの牛丼を食べて眠らされた。そして気づいたらたらこのざまだ」
 すると声が聞こえた。
「弁天、いつまで寝ているの? 起きなさい」
 どうやらここは二階らしい。階下から女性の声がした。
 弁天は親指の爪を噛んで、思案を整えた。
「あの声は聞き覚えがある。そうだ。あれはたしか諸星あたるの母親じゃないか」
 ということは、ここは諸星の自宅?なのか。
 弁天は、とんでもない場所に跳ばされたものだと困惑した。(続)
0054名無し物書き@推敲中?
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2012/04/02(月) 21:13:02.49
「お、おはようございます」
 キッチンに顔を見せた弁天は、ドギマギせざるを得なかった。
 大きいとは言えないテーブルの席についているのは、あたるの母、冴えない父親、そして飯をがっついている諸星あたる。
 席が一つ空いている。弁天の席か?
「弁天ちゃん、寝坊するなんて珍しいわね」
「弁天ちゃん……?」あたるの母にそう呼ばれて、弁天は目眩がした。
 この状況は、まさか――
 弁天は一同を見回して訊ねた。
「あの、私もしかしてここに住んでいるんですか?」
 するとあたるが爆弾発言で答えた。
「何言ってるの、弁天さま。僕と君とは一つ屋根の下で夫婦じゃないか」
「はあ?!」弁天は口をあんぐりと開けて、しばし閉じられない。危うく顎が外れかけた。
 この状況において、あたるの父親は、広げた新聞に顔を隠したまま何も言わない。この人は諸星家において存在感が希薄なのである。
 あたるは、開かれた弁天の口に、丸いゆで卵を放り込んだ。
「弁天さま、昨晩は随分激しかったね。しっかり朝食を摂らないと、学校で保たないよ」
 激しかった? 弁天の全身に悪寒が走った。寝たのだろうか、諸星あたると。
「あたる、朝から変なこと言わないでちょうだい。あなたたちはまだ未成年なのよ」
「違うよ母さん、未成年だから抑えられないんじゃないか」
 すると父親が、初めて新聞から顔を覗かせて、
「あたる、弁天さんも。夜はもう少し静かにしようね。あんなに声をあげられちゃあ、寝られやしないよ」と言うと、またサッと新聞の楯に隠れる。
「や、やめてくれえ!」弁天は両耳を覆って伏せた。
「弁天さま、大丈夫かい?」あたるが駆けよろうとすると、
「諸星、ちょっと来い!」
 弁天はあたるの首根っこを捕まえて、キッチンを出た。「二人の寝室」に戻る。
 弁天はあたるの胸ぐらを掴んだ。
「おい諸星、どういうつもりだ。何を企んでいる? ここは本当はどこだ?」
 すると、あたるはニヤリと微笑んだ。両親には見せない悪魔の笑みだった。
「悪いね。サクラさんとランちゃんと君が一緒に行動していては、こちらにとって不利な展開になりそうなんでね。バラバラにさせてもらったよ」
「貴様ァ!」
「ここは僕の家だけど、諸星島の中でもあるんだ。君たちはここから逃れられない」(続)
0055名無し物書き@推敲中?
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2012/04/08(日) 08:03:18.85
「諸星よ、貴様の目的はなんだ?」弁天はあたるを睨みつけた。
「やだなあ、何年も付き合ってるんだから僕のしたいことなんてわかるでしょ」
「てめえなんかとなんか付き合っちゃいねえ!」
 弁天は迫ってくる変態王を、どんと突き飛ばした。
「あたいは出ていく。こんな場所にいられるか!」
「それは無理だね」
 あたるの言葉に弁天は振り返った。
「なぜ無理なんだ? サクラにしたように、あたいの体に爆弾でも仕掛けたか。面白い。爆発させてみろよ。あたいは貴様に虐げられるは死を選ぶ。強制された人生などいらん」
「うふふ」あたるは気持ち悪い声を発した。「この諸星あたる、同じネタは二度と使わない」
「何が言いたい?」
「くくく、確かに弁天さまの体内にはあるものを仕掛けさせてもらったよ。でもそれは爆弾なんかじゃない」
 あたるはポケットから、黒光りする小さな機械を取り出した。
「なんだそりゃ。携帯ラジオか。お前、株でもやってんのか?」
「これは弁天さまを愛する機械さ」あたるは機械のダイアルを回した。
「あ……あっ……なんだ?」
 弁天の体の奥から性的な快感がこみ上げてきた。陰部から乳房、そして背中、全身へと蕩ける感覚が駆け抜ける。
「やめろ……」弁天はその場にへなへなと座り込み、四つん這いになってしまった。
「はっはっは、弁天さまの神経のあちこちに特殊なチップを埋め込んでおいたんだ。それはこちらのコントロールによって性的な快感を発生させるものなんだよ」
「ひい……気持ちいい……やめろ、やめてくれえ」
 弁天は腰を振り始めた。エアセックス・ショーが始まった。ただし弁天本人は、本当に快感を味わっているのだ。演技を超えた生々しさがそこにあった。
 弁天のぶざまな様子を見て、諸星島の王は笑い転げた。
「弁天さま、最高だよ。あの気の強い弁天さまが、雌犬のように声をあげて一人セックスに興じているんだからね!」
 あたるは快感コントローラのダイアルを強めた。
「弁天さま、いく所を見せてよ」
「いや! やめてぇ!」
 弁天は絶叫して、その場に力尽きてしまった。弁天の腰と太股が時折ぴくっぴくっと引き攣っている。白目を剥いた彼女の顔は、汗で乱れていた。
 快感コントローラは肉体を爆発させるものではないが、弁天のプライドはずたずたに吹き飛ばしたようだ。(続)
0057名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2013/02/10(日) 20:41:30.25
      _
      |O\
      |   \ キリキリ
    ∧|∧   \ キリキリ
ググゥ>(;⌒ヽ    \
    ∪  |     (~)
     ∪∪   γ´⌒`ヽ
     ) )    {i:i:i:i:i:i:i:i:}
     ( (    ( ´・ω・)、
           (O ⌒ )O
            ⊂_)∪
0059名無し物書き@推敲中?
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2013/12/30(月) 02:48:59.34
バラバラ殺人の「星島」で検索したらこんなクソスレに来てしまった
どうしてくれる
0060名無し物書き@推敲中?
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2014/04/17(木) 09:21:49.24
鈴木さん一派は田中の活躍が憎いだろうね
以前から鈴木オタは「よく野茂のかわりに伊良部をとり鈴木のかわりに松井をとり松坂のかわりに井川とったヤンキースwww」
と言ってたよね最近は「ダルのかわりに田中をとった」も追加したようだけど
NYYなら松井とったおかげで同級生で松井リスペクトしてる黒田と子供の頃のヒーローが松井だった田中とってうまくやってると思うけど
鈴木オタは歴代日本人投手でも10本指に入るレジェンド田中に目もくれずハンカチ王子をごり押しして自分の事務所にねじ込んだ
見る目のなさを心配したほうがいいと思うんだけど
焼肉鈴木さん関係者としては今年鈴木さんが活躍して残留になってオフに田中をバウ企画に入れて田中人気を吸収させたいと思ってるのかな
田中はポンコツ鈴木さんを粉飾崇拝するだけに存在するあんな胡散臭い事務所に入らないだろうけどね斉藤もいるし
0061名無し物書き@推敲中?
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2014/05/24(土) 23:08:12.01
「さあ弁天さん、一緒に学校へ行こうか。友引高校へ」
 諸星は、絶頂してその場に倒れた少女を見下ろし、暗闇の中でやけに白い歯を見せて言う。
「くそう。来世でてめえを踏みつぶしてやる」
「そんなに難しく考えないでよ。楽しくやりましょ。高校生活は一度しかないんだから」
「こんな事されて楽しいわけないだろ」
「気持ちよかったくせに。弁天山のイキ顔、最高だったよ」
 諸星は、歯ぎしりしそうな弁天に手を貸す。悪魔の手にしてはきれいな手だ。
 しかし、当然ながら弁天はその手を拒む。
「貴様の手は借りん」七福神の一人、弁天はゆっくりと自力で立ち上がる。
 不思議だ。彼女はいつの間にか友引高校の制服を、セーラー服を着ているではないか。
「ここは僕の島だからね。弁天さんのコスチュームを自在に変えられるのさ」
「何も着させられないよりはマシか。地球の学校に行くなら、鉄のビキニも着られないし……おい! 諸星」
「はいはい、なんですか?」
 弁天は自分のスカートを両手で摘んで抗議する。
「このスカート、少し短すぎないか。ラムのいた友引高校の制服はもっとお淑やかだったような気がするが」
「何言ってるの? 平成の今はそれが当たり前なの!」
 弁天ははっとする。更に重大なことに気がついたようだ。
「じゃあ、これはなんだ? これも当たり前なのか?」
 弁天は制服の超ミニスカートを全部まくってみせた。
 なんとまあ! その下は何も穿いておらず、二つに先割れした無毛の秘丘が丸見えだ。
 一介の高校生の皮を被った魔王は、何も答えず、上を向いて高らかに哄笑する。
(逆らえないのか、この男には……)
 弁天の心は石のように冷え、固まるのみだ。

諸星と弁天は電車に乗って友引高校へ向かった。
 満員電車の中で弁天は、諸星が何か猥褻な行為を仕掛けてくるのではないかと緊張したが、意外にも少年は宇宙の少女とは離れたところに身を置いて吊革に掴まっていた。
(あの男、何を企んでやがる?)
 弁天は安心しきれない。ここは奴の精神世界のようなものだ。油断は一物、いや禁物だ。
 それはふいに起こった。弁天の尻が何者かに触られている。勿論、離れている諸星は関係ない。別の誰かの仕業だ。弁天はおそるおそる顔の角度を変えて、裏側に反転しそうな目つきで相手を確かめた。
0062名無し物書き@推敲中?
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2014/05/25(日) 11:11:17.83
「温泉マーク!」
 その大猿のような教師の事を、弁天はラムから聞いたことがある。友引高校の独身教師で、ラムとあたるの担任だ。
「教師が生徒のケツ揉んでもいいって校則があるのかよ。友引高校には」
「黙れ不良娘。ラムの友人にはろくな奴がいないようだな」
 温泉マークは弁天の尻を執拗に揉み続けて、彼女の耳に息を吹きかける。
 変態教師のごつい手はスカートの上からではなく下から直に触っている。弁天はノーパンなので、生尻を撫で回される格好だ。
「確かお前は弁天だったな。貴様、なぜパンツを穿いておらん? エロい尻をしおって。この尻で男を誘っているのか」
「馬鹿な!」弁天は思わず叫ぶ。周囲が何事かとこちらを向くが、すぐに元の体勢に戻って見て見ぬふりを決め込む。
「これは諸星の仕業だ。私は奴に逆らえない。なぜならここは諸星島の一部だからだ」
「ふざけた事を。そういえばお前、奴と同棲しているようだな」
「それもこれも諸星の仕組んだ事だと言っている。私は一方的に被害を受けている身だ。それをわかれ」
「ふん、宇宙から来た雌犬の戯言など聞く耳持たぬわ。どうせラムから奴を奪って毎晩乳繰り合っているのだろう。体だけ発達したガキどものやる事はその程度だ」
 同棲はこの世界ではどうやら事実らしいのだが、弁天の記憶はその朝から始まっているので覚えていない。
 知らないところで何をしていたのか。考えればこんなに恐ろしい事はない。もしかしたら妊娠している事もあり得るのだ。
 と言っても、七福神と地球人の受精は可能なのか分からない。
「おい調子に乗るな」
 弁天は、エスカレートする温泉マークの手つきに耐えかねた。
 大きな手が彼女の尻の穴をほじり、前の隠された豆や、ふくよかな上体を弄る。
 だがここで声を上げても大した防衛にはならない気がする。ここは所詮、諸星島の劇場なのだ。
「ノーパンで登校した罰として俺のナニを扱いてみろ。俺が満足したら許してやる」
 弁天が躊躇する間もなく、温泉マークは自分のナニを取り出し、そこへ弁天の手を取って握らせた。
 温泉マークは弁天の後ろにピタリと付いているので、彼女からは見えないが、手に伝わる感触だけでも、それは長く、太かった。
「仕方ねえ」弁天は犯罪教師の命令に従い、彼のナニを扱きだした。
(私はなんて惨めなんだ)
0063名無し物書き@推敲中?
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2014/05/25(日) 13:49:38.51
「ウホホ! いいぞいいぞ。お前、なかなかのテクニシャンじゃないか。もしかして地球の繁華街でそういうバイトでもしていたのか?」
 温泉マークはナニに感じられる弁天の手の感触で陶酔の域にある。
 周囲は何事もないような素振りを続けている。こちらに被害が及ばない限りはどうでもいいのだろう。
 仕方なくナニを握る弁天の手は、ぬるぬると濡れている。奴の体液があふれ出ている。
(汚い。早くいっちまえ!)
 彼女の耳元に纏わり付く痴漢教師の荒い息づかいが、だんだん大きくなっていく。
「おい、もういい。手を退けろ」
 温泉マークは少女の手を払いのけると、弁天の尻に腰を押しつけた。
「アッ、何をする!」
 弁天の生尻の間にぬるりとした異物が滑り込んだ。もうちょっとで尻の穴に入るかどうかというところで、そいつは小刻みな前後運動を繰り返す。
「気違い! 離れろ」
 弁天の悲鳴は役に立たない。彼女の腰は男の両手に捕らえられ、獰猛な腰の動きから逃れられない。
 温泉マークの体が痙攣した。
 弁天の内股に、ぞっとする感触が流れ落ちる。放たれたばかりの生暖かい精液が滴り落ちた。
 七福神の娘はショックで抵抗の力を無くす。
 やられた。体内に出されたわけではないものの、これはもう犯されたと同じだ。
「ふう、なかなか良かったよ。弁天くんだったね。これから毎日ノーパンで登校したまえ」
 温泉マークは用を済ますと即座に賢者と化し、とっととその場を離れた。
 後には後ろを犯された弁天が残る。満員電車のはずが彼女の周り五十センチほどの空間がポッカリと空けられている。
 周囲の生徒たちはことの何たるかを知っており、温泉マークの体液で汚された弁天には近づきたくない気持ちが表れていた。
 事もあろうに、数人の生徒たちはそれをスマホや携帯のカメラで撮影している。
 弁天はそれも分かっていたが、やめろという気持ちは失せていた。
 もし外で大雨が降っていたら、思い切り当たりたい気持ちである。多分アニメの演出だったらそうなるだろう。
 だが外は無関係に晴れていた。これは奴の心理を表してでもいるのか?
 弁天は遠くに立っているだろう諸星を睨んだ。諸星は涼しい顔でスマホの音楽を聴いている。ふいに彼はこちらを向き、スマホの背面をかざして見せた。
 撮影したよ、という意味だ。
0064名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2014/05/27(火) 21:38:29.19
「いやあ、なかなかうまく撮れてたよ。弁天さん女優になれるよ、ただしAVの」
 電車を降りてから、諸星が撮影したスマホをちらつかせながら弁天をからかう。
 弁天は無言で諸星を振り返ると、彼の顔面に拳の一撃を食らわせた。
 世界の魔王はそれを避けるかと思われたが、少女の拳は見事に彼の鼻っ柱に命中する。
 手に伝わる確かな手応え。だが拳が血で汚れる。
「貴様、なぜ避けない? そういう趣味もあるのか? 女に殴られてイッちゃってるとか」
「うん、あるよ。弁天さん、もっとぶってぶって」
 諸星は鼻血を手で拭いながら白い歯を見せた。
「つくづく気持ち悪い奴だな」
 弁天は悪寒が走る。取りあえず話を続ける。
「撮影した動画を消去しろ」
「と言われて素直に消す俺じゃあない」
「そんなもので私を脅せると思うなよ」
「弁天さんを脅すなんてとんでもない。君は脅さなくても僕の玩具だよ。それは分かるだろ?」
 弁天は喋らない。ただ目に殺気が走る。
「あの動画は【友ちゃん動画】に投稿するんだよ」
「友ちゃん? なんだそれは」
「友引高校の動画部が運営するサイトさ。そして恥をかかせるのは弁天さんじゃなく温泉マークのほうだ。奴が君の尻で必死に腰を振ってイク姿は猿そのもの。実に愉快な動画が撮れたもんだよ。【友ちゃん動画】では毎週ベスト動画を選出している。いただきだね」
「他人の恥を撮影して面白いのか?」
「バカだなあ。面白いに決まってるじゃないか!」
 諸星は声を上げて言う。
「人は恥を晒すと正気ではいられなくなる。ある者は赤面し、泣き、そして人前から姿をくらます。もしかしたら死んでしまうかもしれない。でもそれが面白い!」
「貴様、殺されたいか!」
 弁天は本気で諸星に対峙した。
「いいよ、できるものならね。でもその前に君のほうが死んじゃうけどね」
 諸星の片手がポケットの中にあるのが気になる。弁天はあれが入っているのを思い出した。
 快感コントローラー!
「じゃあさっきのお返しをさせてもらおうか」
「あっ……」弁天は身をよじってしゃがみ込んだ。体内に仕掛けられている回路から電流が駆け巡った。為す術のない弁天は無様に蕩けるしかない。
「このままマックスにすると君は神経麻痺で死ぬことができる。史上もっとも苦痛のない死に方だよね」
0065名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2014/05/28(水) 20:29:45.98
「ひ、ひいっ」超ミニのセーラー服の少女、弁天はその場に蹲り、白目を剥いた。
 全身に走る快感。やばい、やばすぎる。「いいアヘ顔だ。写真に撮っておこう」諸星は、足下で悶絶する少女にスマホのレンズを向ける。
「この写真、弁天様の遺影にしたら面白いよね」
「やめろ……」弁天は腰を震わせながら切願した。
 通行人がちらちらとこちらを見つつ、時には足を止めて注目し始める。
「やめてほしいかい?」
「やめて、くれ」
「じゃあ、僕にキスするんだ。恋人みたいにね」
 諸星は天使のように笑っている。こいつ悪魔だ、と弁天は思う。
考える余裕はなかった。衆目にされされてよがり狂うわけにはいかない。
 宇宙から来た少女は何も考えずに諸星の唇に貪りつく。
 だがその瞬間、諸星はスイッチを最大限にする。
 弁天は全身を打ち震えさせ、失神した。消えゆく意識の果てで諸星が笑っている声がぐるぐると去来する。

 気がつくと、薄暗い天井があった。
「どこなんだ、ここは?」
 弁天は目を開く。ベッドの上で寝ているようだ。彼女のいる区画はカーテンで仕切られている。遠くで合唱の練習の声が聞こえる。ここは学校の保健室か?
 起きてみる。布団を少しめくると、「あっ!」弁天は衣服を着ていない。丸裸だ。
「いったい……何で?」
 混乱する記憶を手綱で導いて整理する。
 思い出した。身の毛がよだつ。だが、
「?!」布団を更にめくると、弁天を待ち構えていたのは、過ぎた驚愕だった。
 弁天の丸出しの下半身に、丸い化け物が取り憑いている。
「さだめじゃ」
「貴様、チェリーか!」
 弁天の股間に禿頭の顔面をすりつけていた物体とは。
 それは錯乱坊(チェリー)だ。チェリーのほうも丸裸で、弁天の股間に縋りついている。
「死ね! 妖怪が」弁天は太股でチェリーの頭部を挟み込み、両肘で奴の頭部に一撃を食らわせる。
 バキッと音がしてチェリーの頭部が凹んだ。丸い顔がしおれた風船のように縮む。
普通の人間なら『頭部を強く打って』死亡する状況だ。
 だが奴は死なない。元々人間ではない。
0066名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2014/05/31(土) 05:02:15.01
「貴様は十回死んでも足らないようだな」
 弁天は鬼の形相でチェリーの首を掴み、持ち上げる。首が絞められる状態なのでさすがのチェリーも赤くなる。妖怪にも呼吸は不可欠というわけか。
「なぜここに貴様が?」
「苦しい、離せ。でないと話せない」
「そりゃそうだ」
 弁天はチェリーを床に放り投げる。妖怪坊主は頭から墜落し、両目から流血し、両耳から脳汁を漏らす。それはさながら生きた汚物そのものだ。
「いつもながら乱暴な娘よのう」
「自分の股に妖怪がしゃぶりついていたら誰でも同じ事をするだろうさ」
「さて、どこから話したものか。お前はまず諸星に接吻した時に性的絶頂に達したのじゃ」
「あれは奴が私の体に仕掛けたチップのせいだ」
 弁天は頬を染めて釈明する。あれは、諸星の思惑に、まんまと体が反応してしまった。弁天の心も犯されたその瞬間だった。
「おぬしは気を失った。それを諸星が担いでここまで連れてきた。さすがに放置はできんからのう。ここは友引高校の保健室じゃよ」
「で、お前がここにいる理由は?」
「わしは元からここで昼寝をしておった。偶然に他ならぬ。保健室は元より姪のさくらの居場所じゃからの」
「ふん、一見理にかなっているようだが、お前が全裸なのが気に入らない」
「もののはずみじゃよ。誰にでも煩悩はある」
「ざけんじゃねぇ。レイプ直球じゃねぇか」
「おぬし、ここはどこじゃったかのう?」
「友引……いや諸星島」
「ここはいわば諸星あたるの魔窟。何が起こっても何をされても、それはありなんじゃ」
 弁天は思い出した。生き別れになっているさくらは諸星に四肢を切断されたという。そして弁天は体内のあちこちに、官能チップを埋め込まれている。
「だからといって、てめえを許していい理由にはならねえぜ。死にな」
 どうせ何でもありの世界なら、坊主一匹殺そうが大事にはならないはず。弁天はVの字にした指をチェリーの両眼に突き刺そうとする。
「甘いぞ小娘!」満身創痍かと思われたチェリーは軽々と弁天の攻撃をかわす。
「法力!」チェリーは指を二本揃えて弁天に差し向ける。
「なんだ?」弁天は時が止まったかに思えた。動かない、体が。
「さてと、楽しませてもらおうかのぅ」
 止め処もなく残酷な笑みがチェリーの顔を歪ませる。
 はじまったのだ、悪魔の刻が。
0067名無し物書き@推敲中?
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2014/06/01(日) 18:50:37.91
(そんな馬鹿なことが!)
 弁天は叫ぶ事ができない。体が硬直している。得体の知れない法力で圧せられ、壁際に追いやられた弁天は、大の字に固定され、関節の動かないフィギュアとなる。口がポッカリ空いたまま、顎を操る事ができない。
「その口は閉じる事ができんよ。終わるまではな」
 チェリーは股間をいきり立たせていた。その姿は不気味や怪異を通り越して恐怖だ。さながら亀の生殖器のように、まるで内臓を半分も飛び出させたかのごとくはみ出している紫がかった〈それ〉。
 化け物が目指しているのは弁天の口である。
 弁天はいっそ気を失ってしまいたいと思うが、彼女にはその時さえ与えられない。
 チェリーが迫る。
「味見させてもらうぞ。七福神の弁財天よ」
 チェリーは法力で宙に浮き、弁天の顔面に短い足を絡めた。
 おぞましい異界の性器が弁天の口に侵入し、さらに喉の奥へ、ギュルギュルと突き進んでいく。
 先太りした〈鬼頭〉は一端胃の手前まで到達するとすぐに後戻りして、娘の舌先で柔らかな感触を堪能する。そしてまた喉の奥へ。顎を止められた少女に対する地獄のディープスロートが繰り返される。
「ほっほっほーっ! さくらの直腸もなかなかの味じゃったが、お主の喉もしまりが良いのう。これはたっぷり楽しめそうじゃ!」
 さくら? この坊主は姪のさくらとも変態的な交わりを成したのか。しかも、さくらの尻から宇宙怪異の肉棒を入れただと?
 だがこの怪物ならやりかねない所業だ。
 弁天嬢は体の動きが全て止められており、吐き気さえも覚えなかったが、それが不幸中の幸いと、果たして言えるものかどうか。
 肉体を弄ばれる屈辱。それが弁天を沸騰させている。やっとの事で返せる反応と言えば、血の混じった悔し涙を流すことくらいだ。
「気持ちええのう! 本当に気持ちええわ。お主のような生意気な小娘を犯し、吐き捨てる快感は諸星島でしか味わえん! あやつの配下になったのは全くもって正解じゃった!」
 弁天の口内に塩味が満ちてきた。カウパー氏腺液と唾液が混濁する。
 そしてそれは突然起きた。
 チェリーの低いうめき声とともに、粘ついた多量の液体が弁天の口内を満たす。あまりにも量が多いので、それは口の端から漏れて、彼女の体の起伏を流れ落ちる。
弁天は本日、二人目の男の液体を浴びせられた。
0068名無し物書き@推敲中?
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2014/06/03(火) 21:33:17.34
 その時、突然保健室のドアが開かれた。
「しまった。一足遅かったか!」
 と、女の子の声がする。
「誰じゃ?」チェリーは首だけをぎりぎりと反転させて振り返る。
 硬直して動けない弁天も眼球だけをなんとか動かしてそちらを見た。
 背の低い女子が立っていた。友引高校の制服ではない。彼女が着ているのは赤い派手なチャイナ服だ。髪はお下げ髪、とくれば。
「おぬし、この学校の生徒ではないな」
「オレは風林館高校一年F組」
(風林館?)弁天もその名を初めて耳にする。
「早乙女、乱馬!」
 名乗るなり少女は怪僧に蹴りかかった。
 左足のつま先がチェリーの側頭部を直撃する。こびとは弁天との結合を解かれて、勢いよく吹っ飛ぶ。
 自慢の法力が出ない。どうやら弁天との快楽で体力を消耗しているようだ。
 そんな抜け殻は、もはや早乙女乱馬の敵ではない。
 乱馬はチェリーを数発本気で殴り飛ばすと、最後は窓に向かって放り投げる。骨は確実に折れ、肉も内部で裂けているだろう。
 窓ガラスが派手に割れて、怪僧は外に飛び出す。そして二度と戻ってこない。
「大丈夫か」乱馬は弁天に駆け寄り、抱き起こす。弁天は裸体なので、乱馬はその上にシーツをかける。
 二人が目を合わせたところで、しかし弁天のほうは視線が宙を舞い、意識が遠のく。
「おい、しっかりしろ」
 弁天は人形に戻ったように首をがくんと後ろに傾ける。
 乱馬は弁天の口元や鼓動を確認する。
「やばい。この女、息をしてないぞ」
 あり得ないほどのストレスが弁天を壊していた。今の彼女にとっては、死の安らぎを拒めなくなっているのかもしれない。
 だが乱馬は焦る。
「ちくしょう、保健室だからAEDくらいあるだろ」
 ない! 辺りを見回したがそれらしき物はなかった。ああいう物は分かりやすい場所に設置されているはずなので、ちょっときょろきょろ見回してなかったら、それはないのだ。
 第一、あっても乱馬は使った事がない!
「しょうがない。じゃあ原始的にチューでいくか」
 乱馬は弁天の顔に近づく。
(こいつ、いい顔をしている。女にしては凜々しく、戦闘的だ。おそらく男に生まれてきたらかなりの頭角を現していたろうな)
 乱馬の数奇な運命と、弁天の寝顔が重なった。
 そして少女は少女に唇を押し当てる。
0069名無し物書き@推敲中?
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2014/06/05(木) 21:53:52.79
 呼吸の止まってしまった弁天! 早乙女乱馬(♀)は彼女に人工呼吸を施す。
(緊張すんな。俺は今、女の体なんだから……)
 彼女の微妙な態度について、説明せねばなるまい。早乙女乱馬は、お湯を被ると女になり、水を被ると男に戻るという変態体質なのだ! 彼は元は男子なのである。
 一度、二度、乱馬は弁天の肺に息を吹き込んだ。
(この女、気の強そうな顔をしているのに、何て柔らかい唇なんだ)
 弁天の鼓動は戻らない。だめか!
 乱馬は胸骨圧迫による心臓マッサージをしようと、弁天の胸をさらけ出した、その時である。
「なんか……ニンニク臭いぞ……」弁天の口から声が漏れる。どうやら蘇生したようだ!
「おい、しっかりしろ!」乱馬は弁天の乳房を揉みながら、声をかけ続ける。
 後で思うと、乱馬はなぜ弁天の乳房を揉んだのだろう? 多分、ダイミダラーを見ていたからだ。まあそんな事はいいとして。
「お前、餃子でも食ったのか?」
「あ、すまない。さっき無人の王将で食い放題やってきた……」
「それはそうと、その手を私の胸からどけてくれないか。気持ちいいんだが」
「あ……ああ! すまない」
 見ると、弁天の乳首が固くなっている。
「ところで乱馬よ、チェリーはどこに行ったんだ?」
「あのチビハゲのことか。奴は俺が倒した。窓の外に捨ててやったよ」
「すると私はお前に助けられたわけか」
「礼は無用だ」乱馬は両手の平で押し返す手振りをしながら言う。
「いや、礼をするとは言ってない」
「あ、そう……」
 乱馬はなぜかもじもじする。
 それから二人は互いの持っている情報を交換する。包み隠さず全部というわけではないが。
 生気を取り戻しすすある弁天は、訝しい目つきで乱馬の体を見る。
「お前が本当は女だと? そんな巨乳なのに? 信じられんな。じゃあ男に戻ってみろ」
「それができれば苦労はしないよ」
「というと?」弁天は乱馬に顔を近づける。
 早乙女は顔を赤くして少し後退った。
「この諸星島に迷い込んでから、男に戻れなくなったんだ。俺はずっとこの女の体のままだ」
 弁天は手で自分の顎を撫でる。
「なるほど、ここが諸星島なら考えられないこともない。しかし、お前が男である証拠はこれで何もなくなったわけだな」
0070名無し物書き@推敲中?
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2014/06/07(土) 19:16:00.98
「いや、俺が男である証拠はあるにはあるんだが」乱馬はもじもじを継続中である。
「ほう」弁天はなにやら興味深げに乱馬の小柄な体を眺める。「それは何だ?」
「言えない」
「言え! 男なんだろ」(あ、これギャバンの歌詞じゃん)
「まあ一緒に風呂にでも入れば分かる事だよ。と言えば分かるかな」
「さっぱりわかんね。お前は今、完全に女なんだろ? まさかチンコなんか生えてないよな」
「生えてないよ、今はね」
 今は、ね??
 沈黙、間……。
 学校の保健室で女二人が何を話してんだ?
「……話を戻そうぜ」乱馬がポツリと云う。
「そうだな。お前が男かどうかは、また別の機会に譲ろう。よく考えたら今はお前が女のほうがこっちはやりやすいし。そうだ、取りあえず私は今、衣服が欲しいんだが」
 そう云われて、乱馬は改めて弁天の姿を見る。全裸をシーツ一枚でくるんで、女体のディテールがシーツの皺からはっきりと見て取れるさまは、確かにエロい。
「じゃあ、他の女生徒の体育着でもかっぱらってくるか」
「じゃあお前、ブルマかスク水でも盗んできてくれるか。なるべくきれいなやつ」
「いや、盗むのは気が引ける。なんか変態みたいで」
「お前が言い出したんじゃないか。もう変態体質なんだろ? 失う物なんて何もないはずだ。頼む」
「いやだ。なんか変態の意味が違うぜ」
 さすがに女子の衣服を盗むのは頑なに拒む乱馬である。
「わかった。じゃあこの件は自分で何とかしよう」
 弁天は乱馬の見ている前で、一端シーツをめくり、器用に折りたたんでいく。まるで巨大な布の折り紙である。やがて貫頭衣のようなものができあがり、弁天はそれを着た。
「似合うかな」弁天は乱馬に悪戯っぽく聞いてみる。
「うーむ、生地が白いから、弁天というより天使みたいになったぞ。弁天使、なんちゃってな」
「弁天使だと? なんだかペテン師みたいで微妙だな」
「それは置いておいて、これで衣服を手に入れられたわけだ。これで多少の自由が利く」
「さて、これからどうしたものか。諸星を見つけ出して袋叩きにするか」弁天はすっかり体力を回復している。
「俺はまだその諸星という悪の根源には会ってないんだが、二人で大丈夫なんだろうかか? 聞けば以前は四人連れだったのを奴にバラバラに別れさせられたんだろう?」
0071名無し物書き@推敲中?
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2014/06/08(日) 13:43:52.05
 云われて弁天はふと旧友のことを思う。
 雪女のお雪はチェリーの自爆に巻き込まれて重傷を負った。今はハンソロのように自分を冷凍化して助けを待っている状態だ。ちなみにそのチェリーと先ほどのチェリーが同じ奴なのかは怪しい。大体チェリーは雑魚キャラだ。何人いてもおかしくはない。
 露出狂のランと巫女のさくら。この二人とは牛丼屋でともに睡眠薬を飲まされてから行方知れずだ。
 この諸星島にいるのか。それとも別のパラレルワールドとやらに飛ばされたのか。
 不明だ。
 他に思い出すべき重要な一件があったような気がする。
 弁天は、じっとこちらを見ている乱馬から目を離し、保健室の物品に目を滑らせる。
 いつ洗濯しているのか疑わしい小さなベッドが二つ。それぞれを仕切る白いカーテン。
 整頓された保健医の机。そしてなぜか小さな祓い串まで。そうか、これはさくらの机か。彼女はいない。机にはノートパソコンが置いてあって、電源のコードが壁下のコンセントに接続されている。
 電源、電気、電流……。
「あ、そうだ」弁天の頭の中で【電球】が光る。
「そうだ! ラムだ。ラムを探せ」
 すると乱馬の目が光る。
「ラムって諸星の婚約者のことか」
「いやもう結婚して妻になっている」
 にわかに乱馬の鼻息が荒くなる。
「なんと。じゃあ毎晩やりまくっていやがるのか、ちくしょう!」
「さあ、そこまでは……。テンというイトコのガキも同居しているので毎晩楽しんでいるとは思えないが」
「なんだ……」
 乱馬には許嫁がいる。天道あかねという。話に聞くラムに比べると色気が数段足りない。
 乱馬は天道家に居候をしており、同家の道場であかねとは何度も稽古を重ねている。勿論変な気になることは何回もあった。だが未だに結ばれずにいる。
「おい、乱馬どうした? 何を考えている?」
「いや、すまない。何でもない」
 弁天は乱馬の様子にニヤリせずにはいられない。
「そういえばおまえら地球の人間は、同じ年頃の奴がセックスしてんのかどうか、とても気になるらしいな」
「お前はならないのか弁天」
「ならない」
「なんでだ?」
「七福神の神様だから」弁天はぷはっと吹き出す。そして、意味ありげに乱馬を見つめた。
「ただ、そういう機能はあるにはあるんだぜぇ。試してみるかい、乱馬ちゃん」
0072名無し物書き@推敲中?
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2014/06/09(月) 19:35:46.68
「よせ」乱馬は、寄ってくる弁天から退く。
「冗談だよ。女同士では嵌める物がないしな」
「……まあ、それはそうだ」
「話を戻すが、私はこの島でラムが放ったらしい電撃の話を聞いたことがある」
「誰から聞いた?」
「ここの保健医のさくらだ。チェリーの姪でもあるのが微妙な点だが今回は省こう。なんでもさくらが絶体絶命の時、謎の電撃に見舞われ、ピンチを脱したというんだ」
「それはまた面妖な話だな。なぜラム本人が現れない?」乱馬は両腕を組み、眉間に皺を寄せる。
「これは仮定だが、諸星はラムが好きなくせに、彼女の独占欲には辟易していた。この諸星島でまでラムにつきまとわれては堪らないわけだな」
「それでこの世界ではラムの存在を消したってことか」
「惚れてるんだから簡単に消すはずはない。あるいはどこかに幽閉でもされているのか」
「そのラムがいれば諸星って奴を退治できるのか」
「ま、伴侶だから何かの切っ掛けは掴めるはずだ。場合によってはラムを盾にもできる」
「人質にするのか」乱馬の目つきが鋭くなる。
「やむを得ない。諸星の配偶者として責任を取ってもらわないとな。ここまで鬼畜に満ちた世界を構築するからには、ラムも何らかの影響を及ぼしているかも。なあ乱馬よ、お前だって元の世界に戻りたいだろう?」
「勿論。男に戻れない世界なんて困るからな」
 あらぬ方向から声がしたのはその時である。
「あ、あのー……」
「誰だ?」二人の少女は同時に叫ぶ。
 声のする入り口付近の物陰から一人の男が顔を覗かせていた。
「お前は! ……誰だっけ?」
 弁天はその男子生徒に見覚えがある。背が低く小柄で、髪型は適当な長髪。目が小さくまったく個性に乏しい面構え。――だめだ、思い出せない。
「チビです」
「おい、こういう時は、あだ名ではなく本名を名乗るべきだろ」乱馬は自分も背が低いことから彼の言葉に敏感になる。
「本名なんてものはありません。僕は友引高校に入学したときから、チビで通ってます」
「思い出した。メガネって奴と一緒にラムの親衛隊を作っている野郎どもの一人だな。メガネ、角刈り、パーマ、チビ。間違いない」「ありがとう、思い出してくれて!」
 チビは感動のあまり弁天の体に縋りつこうとする。鼻息が荒い。舌を出してれろれろしている。一介の変態がそこにいた。
0073名無し物書き@推敲中?
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2014/06/12(木) 05:03:58.18
「調子に乗るんじゃねぇ」弁天の鉄拳が飛んだ。
 発情した地球の少年は、弁天の乳房に到達する前にはたき落とされる。
「いってぇ〜」
「発情ザルめ。反省しやがれ」
「ザル……そういえば昔、未来惑星ザルドスって映画あったな」何気なく呟く乱馬。
「知らねーよそんなもん」弁天は地球にいたわけではないから当然知らない。
「乱馬さん、ザルつながりですか。知ってます。ショーン・コネリーでよすね。でもあの映画にサルは出てきませんよ」頭のコブを両手で押さえながら会話に加わるチビ。
「そんな話はいいんだよ!」弁天は一喝する。「おいチビ、何か用か? なぜこそこそ隠れていたんだ?」そして本題に入る。
「いやあ、美少女が二人保健室にいるもんだから、しかも何か怪しい雰囲気になりかけてるし、もしかしたら濃厚な百合のシーンが拝めるかな、なんて、あ、すいませ……」
 言い終わる前に弁天の拳骨がチビの頭蓋を直撃する。
 チビは頭をスローモーションで揺るがせ、目の焦点を失いかける。
「おい弁天、相手は人間だぞ。それ以上殴ったりしたら死ぬぞ」乱馬が止めに入る。
「知るか。どうせここは諸星島だ。何をやっても構わない無法地帯なんだよ」
「そんな……それは、そうだけど」
「あ、思い出した」瀕死のチビが閃いた。「その諸星島に関する話があるんです。聞いてください」
「なんだと?」目を見開く弁天。
「それを早く言えよ。そうすれば無駄に殴られずにすんだのに」
「いや美少女に殴られるのはご褒美ですから何発でもいただきます」
「フォローできない……」
「いいから話せ。でないと殴るだけではすまなくなるぜ」
「実はラムちゃんのことなんですが」
「知ってるのか?」詰め寄る弁天。
「知っているもなにも」
「じれったいな……」これは乱馬。
「知りたいですか?」
「当たり前だ」
「教えません!」
「はぁ?」
 チビは突然さくらの机の上に飛び乗り、左手を腰にやり、人差し指を突き出した右手を天に向けた。その人差し指で、次々と二人を指してこう云う。
「教えて欲しかったら条件があります! 弁天さん、乱馬さん、僕の目の前でレズビアンショーをやっていただけますか?」
 弁天と乱馬はお互いを見る。
 え? レズるの?
0074名無し物書き@推敲中?
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2014/06/13(金) 22:48:45.09
「しゃあないぜ。乱馬よ、いっちょやるか」弁天は乱馬を見つめながら呟く。磁力に引かれるように躙り寄る。
「なんでそういう展開になるんだ?」乱馬は泡を食って後退る。
「お前は暴力が嫌いなんだろう。暴力抜きでこのチビから情報を聞き出すには、可能な限り奴の云う事に従うしかねえだろが」
「可能じゃないよぉ」
「そうだよ。俺たちは叶姉妹なんかじゃない」
「なんでこの場でダジャレを?!」
「お前だってさっきザルドスがどうとか云ってた」
「二人ともその調子でがんばってくださいね」チビはポテトチップスをボリボリ頬張りながら、二人の美少女のやりとりを観戦している。
 乱馬はもじもじと急にしおらしい様子を見せる。まるで本当の女の子のような。それを見て弁天ははっとする。
「乱馬、もしかしてお前、初めてなのか?」
 視線を逸らし、こくんと頷く乱馬。
「案ずるな。私だって女とした事はないんだぜ」
 弁天は素早く体を覆っているシーツの貫頭衣を解く。美しい乳房が露わになり、それぞれの先端の二粒はきゅっと痼りつめている。
「さあお前も脱ぐんだ」
 頑なに拒む乱馬の両手を解き、弁天は乱馬のチャイナ服を脱がせていく。
 弁天はそれを見て目を見張る。
 巨乳。そう呼ばれるものが小さな少女の胸元から飛び出す。
「すごいもん、持ってんじゃねぇか乱馬ちゃん」
 弁天が貧乳というわけでは決してない。乱馬のミニマムな体のサイズからすると、乳房の大きさは規定の割合を大きく超えているのだ。
 かといってバランスが逸脱しているわけではなく、際立つ凹凸は奇跡的な造形美を保っている。
 弁天は女でありながらも、それを無性に弄りたくなる。
「あ、やめ……」
 弁天の指先がいきなり乱馬の乳頭に触れる。乱馬は激しく反応する。
 その口は弁天の唇に塞がれる。内部で縺れる舌と舌。それはもはやチビにはわからない暗闘。
 見ているチビはと云えば、ポテトチップスを囓る音は止まり、口を開けて二人のショーに見とれている。
 弁天が乱馬をリードし、小さな女の子の体のあちこちから官能のたぎりが吹き出す。
 弁天はじらすことをせず、常にダイレクトに患部をいじる。ただしゆっくりと、なめらかに。
「おお、なんだ?」
 弁天の指はいち早くその変化を感じ取る。
それは――異形であった。
0075名無し物書き@推敲中?
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2014/06/15(日) 16:35:03.64
 そこに異形があった。美少女の股間から突き出たそれは、弁天やチビを一瞬に凍らせる。
 早乙女乱馬の股間に著しい変化が生じている。
 最初はあるかないか分からない大きさで肉の裂け目に隠れていた核が、弁天の指に応じてどんどん肥大化し、大きさは小児のそれ、いや今は普通に勃起した男根ほどにまで成長しているではないか!
「頼む、見ないで」乱馬は懇願する。しかしそれは言葉だけで、実物は激しく自己主張している。
「お前、やっぱり男だったのか!」
 この世界では水を被っても男に戻れない。しかし、性的な興奮が高まると、下半身のものだけが男に変形する。と後で乱馬は説明することになるのだが――。
「乱馬、久しぶりにいい物を拝ませてもらったぜ」
 弁天はうっとりして、乱馬の怒張を扱く。「うわあっ……! はぐぅぅ……」
 もはや何を言っているのかわからぬ。乱馬は身もだえして震える。
 その興奮は弁天にも伝わってくる。
(やばいな。こっちも我慢できなくなってきた。チビが見ているが構わねえ。このまま嵌めちまおう……)
 目の前の見事な男根を中心に据えて、弁天は乱馬の体に跨がる。鈍く光る先端が弁天の股間にあてがわれる。位置は修正され、あとは弁天が上から沈み込めばよい。二人は結合する。
 はずだった。
「あぎゃ!?」叫んだのはチビである。
 女対シーメールの白黒ショーを目の当たりにしたチビは、突然視界がスパークしたことでひっくり返る。
 何が起こったのだろう。スパーク。電撃。
 ラム?? まさか。
 保健室内に蒸気とも煙とも塵ともつかないものが濛々と立ちこめている。
 目を擦るチビ。あたりをよく見回す。
 視界を妨げていたものが徐々に霧散する。
 するとそこには、今まで激しくもつれ合っていたはずの二人――その姿は忽然と消えている。
「いったいどこに行ったんですか? 最後まで見てないのに! 悔しい!」
 仕方なくチビは、残りのポテチを全部口に入れてばりばりと噛み砕く。

「げっ、ここはどこだ?」
 弁天は焦る。保健室で乱馬と結合寸前だった弁天は、謎の電撃を浴びてワープしていた。保健室ではチビ一人に見せていたが、そでは大勢の観客に取り囲まれている。
 スケッチブックを持ち、鉛筆でデッサンをする生徒たち。弁天と乱馬はそのモデルと入れ替わっていたのだ。
0076名無し物書き@推敲中?
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2014/06/17(火) 21:47:56.76
「おまえら……いったい何なんだ?」
 温泉マークは呆然とする。
 それぞれにスケッチブックを手にする生徒たちも絶句の真っ只中にある。どう反応していいかわからない。史上かつて、こんなばかげた事は起こったためしがない。
 美術の授業だった。内容は人物デッサン。モデルは生徒が順番に行う。各自のポーズをとる時間は二分ずつ。そうすれば全員がモデルをやることになり公平だ。ふざけた奴、恥じらう女子、大胆不敵なポーズの男子。皆それぞれに高校生の普通の授業風景だった。
 そこに突然現れた。体に何もまとわない女子が二人。彼女たちは怪しく絡み合い、何かの最中のようだった。赤い髪の小さな女の子が下になって喘ぐ。その上にまたがる野性的な女の子が相手に対して何かを仕掛けようとしている。
 その場の誰がどう見ても、なされうる事は一目瞭然だ。
「弁天……きさま、いつからAV女優になったんだ?」
 温泉マークは顔を真っ赤にして唸る。
 この教師は今朝方、電車の中で弁天に猥褻な行為を働いている。よってこの場で、弁天たちを破廉恥だとは罵れないはずだが、この男、記憶が鈍い上に厚顔無恥のようなのだ。そして他の生徒の前でもある。
「俺の授業の邪魔をするのが楽しいか?」
「なんだ温泉マークか。なんでおまえが美術の授業を仕切ってんだよ?」弁天は周囲の状況からここがどこで何をしている最中なのかを察する。
「黙れ。あまり云いたくはないが友引高校は教員のストックが足りんのだ。巫女であるさくらさんが先生をしているのもそのせいなんだが。俺はこれでも全教科を教えられる万能教師だぞ。どうだ分かったか!」
 そんな事どうだっていいや――。弁天は咄嗟に自分の下になっている乱馬のことを考える。確か彼女はアヘアヘになっていてチンコが生えているはず。それを他の生徒に見られるのは、いくら何でもマズいのではないか。
 弁天は焦って乱馬の股間に手をやる。しかし先ほどまで立っていった立派な肉の塔は、幻のように消え失せている。
 電撃のショックが効いたのか。訳の分からない瞬間移動をした衝撃でイッたのか。わからない。とにかく今の乱馬は「普通の女の子」だった。
 ここは、よかったと言うべきかどうか、はてさて。
(それにしてもあの電撃はなんなんだ?)
 弁天は姿は見えずとも間近にラムの存在を嗅ぎつけていた。
0077名無し物書き@推敲中?
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2014/06/19(木) 21:53:38.75
「おい乱馬、起きろ」
 荒っぽい女子の声がする。乱馬は夢から引き戻される。
 薄暗い部屋だ。目の前に見覚えのある女がいる。たしか弁天という七福神の娘だ。
 しかしその弁天の姿は惨めだ。裸でM字開脚させられ、両手は後ろに縄で縛られている。
 すぐに自分も同じ目に遭っている事を知る。手足が動かせない。
「これはどういうことだ?」
「見ての通りさ。私らは捕まったんだよ。温泉マークたちに」と弁天。
「なに?」
 弁天は事の次第を語り始める。乱馬は保健室でのレズ行為あたりから記憶があやふやになっているからそこから始まる。
 保健室で弁天は乱馬の肉棒を受け入れようとした。そのとき謎の電撃に遭い、二人は瞬間移動する。跳ばされた先は友引高校の美術室。そこでは温泉マークが美術の授業をしていた。
 弁天と乱馬は、あたかもヌードデッサンのモデルのようにそこへ放り出される。若い女性の生々しい裸体のために、教室は混乱する。
 温泉マークは授業を妨害されたと激怒し、男子生徒らに命じて二人を捕らえ、縄で緊縛して蔵のような場所に放り込んだ――以上。
「オレはそのとき抵抗しなかったのか? あんたと二人なら多少の人数は対処できるが」
「残念だが乱馬、お前は放心状態だったよ」
「そうか、すまん」乱馬はかくんと項垂れる。
「お前が謝ることではないさ。幸いにもこの状態で輪姦パーティにはならなかった。多分女子生徒もいたからだろうな」
 そして弁天は続ける。
「仮に襲われたとしても、また電撃に助けられる可能性もあるが」
「電撃か。ああ、確かにオレもそれを感じた」
 正体不明の電撃。それはまずサクラに起きたという。人犬にされたサクラがメガネたちに陵辱されかけたとき、電撃が発生して状況が一変した。
 その時は、サクラは夢をみていたというオチに助けられ、普通の体に戻っている。
 そして今回は弁天と乱馬が性的合体をしようとしたら電撃が発生した。
 二つの共通点は、性的な一線を越えようとすると、不可解な電撃が発生して状況がねじ曲げられるということだ。
 ただし弁天が電車で痴漢に遭ったり、保健室でチェリーのものをしゃぶらされたときは助けが来なかったとか。
「いずれにしろ、この世界で電撃を発生させられるのはラムくらいしかいない」
「ラムねぇ……」乱馬は今ひとつピンと来ない。
0078名無し物書き@推敲中?
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2014/06/24(火) 05:06:01.37
「取りあえず脱出するか」乱馬はもぞもぞと動き始める。
「簡単にいうなよ。この縄、結構キツく縛ってあるぞ。映画みたいにホイホイ縄抜けできないようだが」弁天の方は脱出をあきらめているふうだ。
「それができるんだな。俺は拳法を学んでいる。縄抜けなど朝飯前だ」乱馬は肩を器用に動かしながら縄をずらしていく。
 拳法と縄抜けの関係が今ひとつ分からない弁天は、ただ乱馬の様子を見守るしかない。
 @拳法は忍術と通じるものがある。
 A忍術で縄抜けは可能である。
 Bよって拳法で縄抜けはできる。
 なんていう三段論法も考えられるけど。
「ほら簡単だぜ。縛った奴が素人だからな」
 乱馬は立ち上がる。体に巻かれてあった縄がすとんと床に落ちる。素肌に縄の跡が赤く残っている。
 乱馬は弁天の縄を解きにかかる。だが途中で手が止まった。
「どうした?」弁天が乱馬を見上げて尋ねる。
「あのさ、さっきの続きしないか?」
「さっきの……えっ? ここで、この状態でか?」
 弁天はまだ縛られたままなのだ。
「まず縄を解いてくれないか」
「いや、このままやったほうが面白い。刺激的で」
 乱馬の股間は既に男根化が著しい。
「乱馬、お前やる気満々だな」
「さっきのお返しをしたくてね。それとも縄を解いたほうがいい?」
 そう云われて、弁天は乱馬を見上げる。目と、目が合う。何かが繋がった。
「任せる。それにまた電撃が発生するかどうかも試してみたいし」弁天の云うあとの理由は、取って付けたようなものだ。
 弁天の瞑目が合図となる。
 二人は柔らかい唇を重ねる。
弁天がまだ緊縛されているので、これは公正な情交とはいえない。しかし両者の力関係や身分が違えば違うほど、こういうことはいっそう燃えさかるのも、然るべきことなのだ。
 弁天は自分は「受け」ではないと思っていたが、実際はこれ以上はないほど溢れている。四肢の自由が利かない。乱馬の指にされるがままに跳ね狂う肉体。溶けてしまいそうだった。
「いくよ」乱馬のささやきが弁天の耳に響く。
 何かが入ってきた。痛くはない。むしろその真逆。
 自分の認めた美しい者に犯されている、という甘美な感覚に弁天は震える。
 動物のようなうめき声がする。
 相手の遺伝子がなだれ込んできた。
0079名無し物書き@推敲中?
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2014/06/29(日) 09:35:58.67
「ちょっと待てよ!」弁天は焦っている。あれから三分すぎている。乱馬は賢者モード中らしく、放心しきっている。
「乱馬てめえ、中出ししやがったな」
 乱馬の性器が引き抜かれたあと、弁天のそこからは有り余る体液が噴き出していた。早乙女乱馬の解き放った欲望だ。
「だってラムとかの電撃が発生するか試すって云ったじゃん」
 エロいことをすると謎の電撃が起きることがある。諸星島の謎を解明する鍵だ。
「だが電撃は起きなかった。お前の遺伝子がまんまと流し込まれただけだ!」
「そんなの知らないよ」
 全てを出し終えた乱馬は実に素っ気ない。これが賢者モードなのか。
 だが取りあえず乱馬は弁天の拘束を解いてやる。
 両手が自由になった弁天はいきなり乱馬を平手打ちする。
「いてえな」乱馬は不満そうな顔をする。
「いくらなんでも、最後にゃ外に出すとかするだろ。ばかかおめえは」
「大丈夫だよ。孕みはしないから」
「なんでそんなことが云える?」
「俺は今女の体だから……」
「でも陰茎は生えるんだろ。こんな白濁した液、たっぷり精子が混入してそうだぜ。それになんか臭いし」
 弁天は流れ出た液体を手にとって嗅ぎ、顔をしかめる。
「すまん、でも大丈夫と思う。地球人と七福神では遺伝子が合わないんじゃないかな」
「そんなこと分かるもんか……と長々とごねても埒が明かないか。まあいい。次いこう」
「それにしても」と乱馬は口を開く。「なぜ電撃は起きなかったのだろう?」
「いい加減な設定ってこったろ」
「整理して考えたら何か分かるかもしれないよ」
 この蔵には使われてない移動式黒板がある。乱馬はそこに板書していく。
@四肢をもがれたさくらが陵辱されそうになる→電撃により回避(夢オチか?)
A弁天があたるに弄ばれる→発生せず
B弁天、温泉マークに痴漢される→発生せず
C弁天、再びあたるに弄ばれる→発生せず
D弁天、チェリーに陵辱される→発生せず
E弁天と乱馬、合体する→電撃により回避
F弁天と乱馬、再び合体→発生せず
 弁天は腕を組み、怪訝な顔で項目を睨む。
「@〜Dはレイプや痴漢。EFは合意だが電撃はその区別で発生の是が非があるわけではないな」
0080名無し物書き@推敲中?
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2014/07/01(火) 21:49:10.94
「だめだ、俺にはさっぱりわかんねえ」
 乱馬はお手上げらしい。もともと後先考えない格闘家タイプなので頭を使うのは苦手のようだ。
「ただ云えるのは、電撃の発生は、万有引力のような鉄板法則によるものではない、ということかな。人為的な気がする」
 弁天のおつむも本来は似たようなものだが、乱馬と比べるとやや頭を使う側にある。他に頭脳派がいないとなると、そうならざるを得ないのか。また諸星島にきて弁天が受けた仕打ちが、彼女を変えていたともとれる。
「待てよ。EとFは同じ状況なのに電撃の発生に違いがある。これはどういうことだ?」
「知らね」乱馬は両掌を上に向けてお手上げポーズを作る。
「乱馬、少しは考えろ。EとFの違いは?」
 乱馬は岡田斗司夫のように目を中空に睨ませて考える。
「うーん、チビがいるか、いないか」
「そうだな。チビに見せるのがNGなのか……なぜ?」
 弁天は当時の状況を必死に脳内で再生する。
 そして何かに気づいたのか、乱馬のほうに目を合わせる。
「どうしたんだ?」
「あのときチビは、ラムについて何か知っていると云ったな。それと引き替えに私たちにレズショーをやれと要求した。電撃は私たちがラムの情報を得ることを遮断したんじゃないのか?」
「そういえばチビはそんなようなこと云ってたな」乱馬も思い出してくる。
「だが電撃はラムの仕業だという仮定がある。それなのにラムの情報を私たちに流させないのは妙だ。私はこれでもラムの友人のつもりだ。ラムだったら私を近づけさせないようなことはしないと思うが」
「訳ありってことか。いずれにせよ、まだ材料が足りない感じだな」
 弁天と乱馬はしばし沈黙し、互いの思案を練る。口を開いたのは乱馬だ。
「なあ、そんなことより」
「なんだ乱馬?」
「衣服を着ないか? なんだか寒くなってきたんだが」乱馬は両手で自分を抱きしめる。巨乳が寄せられてかなり見物だ。
「そんなこと言ったって、どこにあるんだよ? お前、他人のを盗むのはいやなんだろ?」
「俺も友引高校の様子はよくわかんねえんだが、どこの高校にも購買部ってのがあるはずだが」
「購買部! 思い出したぜ。友引高校には確かに購買部がある。変態の親父が息子と、いや娘、どっちだっけ……とにかく二人で経営しているんだ」
 弁天が云っているのは藤波親子のことだ。
0081名無し物書き@推敲中?
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2014/07/13(日) 12:42:18.18
 弁天と乱馬は購買部の前に来た。授業中が幸いして、途中誰ともすれ違わない。二人は全裸なので、それはスリルではあったけれども。
「おい開けてくれ。買いたい物がある」
 弁天が小窓を叩くと、そこが開いて中から目つきの悪い男が顔を覗かせる。
「何が欲しい?」
「衣服だ。このとおりわけあって私たちは何も着ていない」二人は胸を両手で隠して頼み込む。
「その身なりで金はあるのか?」
「今はない。つけておいてくれないか」
 乱馬が愛想笑いを浮かべると、小窓はぴしゃりと閉まる。
「おい待てよ。裸の美少女をこのままにしておくのか?」
「金がないなら立ち去るがよい」
 小窓が閉じたままくぐもった声がする。それきり何も応えなくなる。気配が奥に消えた。
「なんか世知辛い奴だな。乱馬、地球人の親父はみんなこうなのか?」
 乱馬はふと自分の父を思い浮かべる。
「まあ似たり寄ったりかな」
「ラムの親父はもっと太っ腹だったような気がするが」
「色仕掛けで何とかならないかな」乱馬は小窓の隙間からフーフー息を吹きかけて無駄な努力を続ける。
「こうなったら、実力で奪うか」
「強盗するのか?」
 乱馬は地球人でしかも日本人。弁天は人類ではない。物を奪う感覚に違いがある。
「借りるだけだよ。金はあとから何とかするさ。労働で返してもいいし」
「ま、労働の種類にもよるけどな」
 弁天と乱馬は、せえのと声を合わせて、出入り口の扉に体当たりで突っ込む。
 多少の抵抗感はあったが、扉は内側に開かれる。
 二人は均衡を崩して床の畳に倒れ込む。
 室内は薄暗い。窓には厚いカーテンが下ろされている。昼間からこんなに暗くする必要があるのかと思って目をこらすと、部屋の奥に人影が見えた。人数は二人、炬燵に入っている。
 弁天たちに対して背中を向けているやや大きいほうが振り返る。
「またおまえらか、ここはスタッフオンリーだぞ」藤波の親父が目を細めて云う。
 だが弁天と乱馬は応えられない。
 親父と向かい合っている相手。様子がおかしい。
 弁天には藤波には一人娘がいる記憶があった。少年のように短髪で、学生服をボタンもはめずに着ている少女。
 だが今そこにいる者は、弁天の記憶とは大きく違う。
 炬燵には一体のミイラが座らされていたのだ。
0082名無し物書き@推敲中?
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2014/07/27(日) 11:22:33.68
「これは竜之介だ。ミイラではない」
 そんな親父の言葉に、二人はただ唖然とする。
「竜之介、コーヒーでも飲むか」親父はミイラを相手にインスタントコーヒーを作りだす。
「できたぞ。砂糖は二さじだったな」親父はミイラにコーヒーカップを勧める。
 無論ミイラは何も応えない。親父は静かにコーヒーカップをテーブルに置く。
 乱馬は乳房を隠すのも忘れて、弁天に囁く。
「なんかヤバいところにきちゃったな。逃げ出したいよ」
「気持ちは同じだが私たちには衣服が必要だ。全裸では身動きがとれない」
「おい、何を話している? おぬしたちも飲むか」
 親父が、二人の少女に目を向ける。だがその目は虚ろだ。女を見る目ではない。
 二人はかえって寒気がする。
「いや、いい。それよりも購買部で衣服を扱っているなら売ってほしい」
「現金払いなら応じる。カードは扱っておらんからな」
「私たちは今、手持ちがない。今あるのは……この体だけだ」
「おい、体とか、変なこと云うなよ」乱馬が焦って弁天の腕をつかむ。
「ふん、からだか」親父は改めて二人の裸をじろじろと見る。
「見ろよ。親父が変態的な目つきになってきたじゃないか。責任取れよな弁天」
「おまえだ!」親父は弁天を指さす。
「私?」どきりとした。
「おぬし、竜之介の妻になれ。この体つきなら何人でも子供が産めそうじゃ」
「ふ、ふざけるな」
 弁天は、諸星島において既にあたるの妻という設定なのだ。重婚になってしまう。――いやそんな問題ではない。
「ミイラ相手にどうやって子供を作るんだよ?」
「契りを交わせ。竜之介と口づけを交わしてみせよ。そうすれば衣服を分けてやる」
「ミイラと口づけだと?」
 弁天は意味をうまく捉えきれない。乱馬が耳打ちする。
「弁天、それは悪くはない条件だぞ。ほんの数秒ですむ。親父の肉奴隷にされるよりははるかにマシだ」
 少し考え込む弁天。
「わかった。やってやるぜ!」
 意を決して、呼吸を止め、弁天はミイラに唇を寄せる。
 眼前に迫るミイラの眼窟。その奥に無数の蟲が蠢いているのが見えた。すさまじい異臭が鼻につく。
0083名無し物書き@推敲中?
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2014/08/03(日) 10:27:33.08
 七福神の娘の視界が回りだした。あまりの魔気に意識が奪われていく。
(大丈夫なのか?)
 少し離れたところからそれを見守っている乱馬は、言いしれぬ悪寒を禁じ得ない。
 そして、いても立ってもいられなくなった。
 判断する以前に、鍛えられた乱馬の体が走る。
「弁天、よせ! そいつに触れてはダメだ」
 乱馬は弁天の体に体当たりし、ミイラに触れさせないよう抱き込んで横に転がる。
 間一髪。
「乱馬、いったい私は?」弁天は突然夢から覚めたように目を見開く。
 二人は抱き合って転がったので、顔と顔が急接近している。
 乱馬は辛うじて笑う。
「俺以外のやつと口づけなんて許さねえからな」
 女体モードでありながら乱馬は弁天を優しく叱りつける。
 だが甘美なひとときは、お預けのようだ。
「貴様、邪魔をする気か!」藤波の親父が怒声で室内を震わせる。
 立ち上がり、いつの間に用意したのか、右手の包丁を振りかざす。
「それは何のマネだ? このミイラはてめえの身内だろう。だったらてめえが優しく相手をしてやりな!」
 乱馬は身を伸ばし、ミイラの首部を足で引っかける。思いきり蹴った。
 ミイラの首がもげて、宙を飛ぶ。
 乱馬はサッカー部ではないのだが、拳法を極めていると色々な分野に応用が利くらしい。
 干からびたミイラの頭部は、その父親の顔面を直撃、見事なシュートが決まる。
 ミイラの口元と親父の唇がガチ合う。
 ミイラの頭はそのまま床に転がる。
 そして親父は、
「しまった……」包丁が床に落ちる。
 親父は両手で口元を覆う。指の間から苦悶の表情が垣間見える。
 何が起こったのか。
 乱馬、弁天は驚愕する。
 藤波のおやじが、父親のからだが、急激に朽ちていく。
 やせ衰えた四肢が黒ずみ、自重に耐えかねて千切れ、人形のように崩れ落ちる。
 購買部に、二体目のミイラが完成した。
0084名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2015/01/02(金) 17:11:11.15
だが、どこからともなく響く歌に耳を奪われる。
ペニス一郎「ペニゴ〜、ペニゴォオオゥ〜」
0086名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2015/11/11(水) 11:46:46.31
そんなお前にもう一度チャンスをやろう
0089名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/07(土) 10:44:23.54
「ラムちゃん、あぶない!」
ワルサーの銃弾とラムの柔らかい肉体の間に入ったものがいた。
・である。
いや、
テンである。
そしてちっぽけな銃弾はオニ星の幼児の心臓を貫いた。
0090名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/07(土) 19:22:13.55
テンはただの肉人形になり果て、地面に落ちた。
「テンちゃん!」
ラムは大粒の涙を流した。
0091名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/08(日) 03:11:19.97
「おのれ、諸星! 鬼畜にもほどがあるぞ!」
面堂が発狂して日本刀を振りかざした。
磨き抜かれた刃先には、恐怖する諸星の顔が映っている。
0093名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/08(日) 11:04:19.43
「離してください、サクラさん。僕には諸星の鬼畜さが許せない!」
「落ち着け。奴を切ればこの世界が終わる。それだけはしてはならぬ」
サクラの言葉に面堂の目が見開かれていった。
「よいか面堂。忘れてはならぬ。ここは、諸星島なのじゃからな」
「じゃからなって……そんな」
面堂はそれ以上言葉を継げなかった。
0094名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/08(日) 19:18:22.56
「にゃははは、ま、そういうこって」
あたるは反省の色など微塵も見せず、テンの死骸を踏みつけて去っていった。
0096名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/09(月) 19:49:32.44
ラムは気を失った。
空中から落ち地面に叩きつけられる!
いやラムの体を受け止めた者がいた。
(ラムさん……)
メガネである。
0099名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/09(月) 23:04:41.87
角刈り、チビ、パーマも参加。5Pの開始だ
0101名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 00:44:39.16
そろそろ出産の時期だ。あたるは自分の子だと信じている
0103名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 02:04:10.52
(東京練馬区。友引町の街頭)
諸星、全速力で、走ってくる。
背後から、大勢の者どもが追ってくる。砂ぼこりが立つ。

諸星の頭上に、いつのまにかテンが浮かんでいる。
テンちゃん「あたるのアホがー、また何かやりおったあ」
0104名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 02:04:49.74
そこには、メガネに口を、尻穴に角刈り、胸にチビ、膣にパーマをへばりつけ嬌声をあげる妊婦ラムの姿が
0105名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 02:40:14.75
島のビーチ。ヤシの木が並ぶ。
波打ち際で、ラムが一人ぽつんとたたずんで、
指をつかって、砂に何かの絵を描いている。

ラム「妊娠なんて、ウソだっちゃ。うち、ダーリンに追いかけて欲しくて・・・」
砂のラクガキが、いつのまにか、諸星の顔になっている。
ラムの目から、涙が一粒落ちる。

いきなり背後に、チェリーが立つ。何かもぐもぐ食べている。
チェリー「無じゃ」
0106名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 03:06:28.37
僕、ラムレーズンはいやなんだ
ちゃんととってよね!
じゃなきゃたべらんないよっ
まーらーかお
0107名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 05:16:36.03
「婿殿、許すまじ」
ラムの父が諸星を捕まえ、縛り上げた。
「オニ星に送還して人民法廷にかけてやるわ」
0108名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 09:22:54.99
あたるが連れさられたため、ラムは自由になりました。連日連夜誰かまわず男をくわえこみます
0109名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 11:30:38.41
校内では妊婦のラムが全裸で徘徊し、男を見つけしだいレイプします。廊下は滴り落ちたザーメンでヌルヌルです
0110名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 19:50:15.28
「やっぱりダーリンのじゃなきゃイケないっちゃ」
ラムは決心した。
諸星を追ってオニ星に行こう、と。
0111名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/10(火) 23:02:50.39
しかし最後のつもりで味見した温泉マークのチンポが相性抜群。ラムは温泉のメス奴隷に墜ちた
0114名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/11(水) 11:22:20.98
産婦人科医は奇形児と判断し「死産だったことにしておくか」とテンもどきのクビを切断した
0115名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/11(水) 20:16:10.58
テン「ラムちゃん、わい、あの世でスゴいことを聞いたんやで」
テンはラムに諸星島の秘密を囁いた。
0117名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/11(水) 23:01:33.68
諸星島の秘密。
それは、この島は空に浮かんでいる!
巨大な亀の甲羅に乗っているというのだ!
0120名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/13(金) 11:19:44.93
ラムは第2子を妊娠
0121名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/14(土) 21:54:56.33
「ラム、これ以上子供を産むな!」
弁天が叫んだ。
「鬼星の人々は、一生に二人も子供を産めない。もし産んだら、その場で死ぬ!」
弁天は真剣である。
0123名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/15(日) 10:28:15.70
その時だった。
地面が大きく揺れた。
「なんじゃこれは?」
サクラは驚き、辺りを見回した。
「どうやら、亀が怒ったようじゃの」
チェリーはことの一大事をしゃあしゃあと抜かした。
「亀とは、この島を背負っているという亀のことか?」
面堂は、持っていた日本刀を地面に突き刺して、ようやく立っていられるようだ。
0124名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/15(日) 18:37:50.94
面堂は鬼の形相で天を仰いだ。
「すべての現況は諸星あたる。許さんぞ!」
面堂の双眸に炎が宿った。
0125名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/15(日) 21:43:44.74
その頃、弁天がチビを寝取ることに成功
「ラムちゃんに飽きてきた」
0126名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/15(日) 22:15:36.90
メガネが紅い眼鏡と化した。
「チビ、貴様、固く誓った同盟の絆を忘れたか? 人民法廷を開いて処罰を下す!」
0131名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/22(日) 02:27:14.84
私の名はスーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド28号
0132名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/22(日) 06:39:42.07
「私の名はメガネ。日々をしがない一介の高校生として過ごしてはいるが、実は産婦人科医の免許を所持している」
というわけで白衣姿のメガネが妊婦全員を堕胎させてしまった。
「失礼ね。私は孕んでなんかいないわよ!」
あたるの母も混じっていた。
0133名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/22(日) 19:44:08.22
ラムは再び魅惑のボディを取り戻した。
「これでダーリンの気持ちを取り戻してみせるっちゃ」
0134名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/22(日) 21:24:22.03
だが――諸星あたるの姿はどこにもなかった。
そう。消えた。
友引町からあたるの姿が消えてしまった。

タイトル『諸星だけがいない街』
0135名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/22(日) 21:29:42.47
「別にいなくても問題なくね?」

メガネは全裸のラムにまたがり腰を振りながらつぶやいた。
0136名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/24(火) 02:47:34.85
「特に不都合はないな」

角刈りはラムにチンポをなめさせながら答えた
0137名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/25(水) 01:47:35.57
「右に同じ」

パーマはラムの尻穴に指を出し入れしながら、そう答えた
0138名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/25(水) 19:40:21.57
突然だった。
ラムが、爆発した。
あたりに地と肉と骨がばらまかれた。
「さためじゃ」
チェリーが手を合わせた。
0141名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/26(木) 22:28:34.92
木っ端微塵になったラムの遺体。だが面堂はラムの性器を入手することに成功した。
「これがラムさんの女陰か」
0143名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/28(土) 21:04:56.75
あー、そこそこ高橋留美子以外のキャラは出さないように
加えてなるべくうる星キャラで
0146名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/05/29(日) 20:54:48.28
「なんとかラムを復元できないものか」と温泉マークは考えた。
その隣には泣き崩れたメガネがいる。
「残念ながら錬金術は学んでおりません」
「こんなの容易いで、うちらの科学力をもってすれば」
ラン、弁天、おゆきである。キャンディーズではない。
0152名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/06/04(土) 05:59:19.80
ラムの股間はチビのもとにあった。
「これを金に変えれば俺は一生遊んで暮らせるハズだ。なんと言ってもここは諸星島なんだからな」
だがチビはその前にラムの股間で自らの筆おろしをしようと考えた。
「ラムちゃんの股間、ラムちゃんの股間。ダメだ。ガマンできないよ〜」
思いあまったチビは、その醜い勃起をラムの股間に深々と沈める。
0153名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/06/04(土) 20:35:32.03
(こら、チビ何するっちゃ。うちはダーリンだけのものだっちゃ!)
ラムの股間が抗議した。
「そんなこと言ったって、もう挿入してるし」
チビは股間を動かし始める。
「くそう。あたるの奴、毎晩五体満足のラムちゃんとこんな気持ちのいいことをしていたんだな」
さすがのラムも股間のみの存在では電撃による反撃は難しいようで、徐々にあえぎ声を出し始めた。
(あん……あん……やめるっちゃチビ。そんなに腰を動かしちゃダメだっちゃ!)
ラムの股間は痙攣を始めた。
0154名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/06/04(土) 23:20:03.30
「ああ、スッキリした」
どうやらチビも中出ししたようだ。
賢者の顔つきになったチビは、ラムの股間をそのへんに捨てて、どこかへ行ってしまった。
0157名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/06/05(日) 14:42:05.26
「だめだね。いくらなんでもパーツが足りない。ラムさんとやらを元通りにはできないよ」
匙を投げたのはブラックジャックだった。
「大体私はルーミックワールドの人間じゃない。他をあたってくれ」
「ブラックジャックさん、いや間先生、ここにあなたを動かせるだけの金があります」
黒いサングラスをかけコートに身を包んだ眼鏡が、ジュラルミンケースを開けて見せた。
中には燦然としたオーラに包まれた日本の札束が詰め込まれてある。
ブラックジャックの目が光る。
「ほほう、これをどこで? 一介の高校生が用意できる代物ではないようだが」
メガネはブラックジャックに耳打ちする。
「実は斯く斯く云々……日本全国のコンビニのATMから同時に引き落とした金がこれです」
「汚い金というわけか」
「失礼ながら、間先生は無免許医でいらっしゃる。いまさらきれいも汚いもないのでは?」
「私にもブライドがある」
「ならばなおさら困難な手術はあなたの自尊心をくすぐるのではなかろうかと」
ここでブラックジャックはニヤリとした。
「ピノコ、手術の準備を。それからメガネさん。ラムさんのパーツを用意してくれ。もちろん冷凍保存してあるんでしょうねぇ」
「合点!」メガネはもう一つのジュラルミンケースを開けた。
そこにはバラバラになりはてた。ラムの体のパーツが入っている。股間を除いて。
0163名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/06/07(火) 01:30:10.97
元ラムだった物体は、知性がないため目は虚ろ、口は常に開いてよだれまみれ。尿は常に垂れ流しだ。
0166名無し物書き@推敲中?
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2016/06/12(日) 04:21:37.14
どうだい お味は?
0173名無し物書き@推敲中?
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2016/06/12(日) 15:45:21.20
そう言いながら起立してしまっているメガネのムスコがズボンの繊維ををブチ破って
タケノコのように伸びていくのを隠すことはできなかった
0174名無し物書き@推敲中?
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2016/06/12(日) 18:22:15.10
「あ、あれは……!」
あたるは突然あたりを覆った陰の正体を確かめるべく上を見上げた。
そこに屹立していたのは紛れもなくラムである。ただしゴジラのように巨大だ。
「シン・ラム……」
側にいたメガネが眼鏡をかけ直して呟く。
「さすが東宝、ぬかりはないと見える」
0175名無し物書き@推敲中?
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2016/06/12(日) 19:08:26.65
「ラムさん、どうしてそんなに巨大になったんです?」
面堂はラムを見上げて訊ねた。普通なら聞こえないほどのサイズ差があるのだが、そこはアニメパワーで声が聞こえたようだ。
「うちにもわからん、ちゃ」
「そうだ!」メガネの眼鏡が光ったのはそのときだ。
「巨大ラムさんで映画を撮れば一儲けできるぞ!」
しかし、言われなくても友引町の面々は手に手にスマホをかざして下からのアングルのラムを撮りまくっていた。
0176名無し物書き@推敲中?
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2016/06/12(日) 19:10:51.00
「君たち、誰の許可を得て、ラムを撮っているのかね?」
突然一人のおっさんが現れて、パチンと指を鳴らした。
すると面々のスマホは音を立てて壊れてしまった。
「これは私の映画なんだ。誰にもとらせはしないよ」
このおっさん……押井守のようだ。
0180名無し物書き@推敲中?
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2016/06/15(水) 02:17:51.13
「やんをえん。レイバーを出動させるのだ!」
温泉マークはレイバー一号機に乗り込んだ。ヘッドギアをつけると、太田巡査そっくりである。中の人も同じである。
0181名無し物書き@推敲中?
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2016/06/15(水) 06:25:09.71
くっ熊が現れた
0186名無し物書き@推敲中?
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2016/06/18(土) 09:28:01.64
角刈りが聞いた。
「メガネ、それは一体どう言うつもりなんだ?」
メガネはダイブのポーズを止めて、角刈りを振り返った。
「決まってるじゃないか。潜るんだよ」
メガネは地面の水たまりに向かって頭から突っ込んだ。
アニメなら、まあ確かにそのまま潜ったりもできる。
だが、それはただの水たまりだった。
メガネは地面に頭を打ち付けて気絶した。
チビは呆れた。
「なにやってんだよ、もう」
パーマはへへへと笑った。
「しょせん俺たちは高橋留美子のキャラとは言い難い。この程度のおふざけが関の山さ」
だがそこにあたるが駆け込んでくることで事態が一変する。
あたるは、全裸であった。
そして陰茎が張り裂けんばかりに立っていたのだ!
0189名無し物書き@推敲中?
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2016/06/18(土) 16:58:51.14
「だめよ、そのブルマはあたしんだから!」
絶叫したのはしのぶである。電信柱を振り回して突っ込んできた。
ガコーン!
あたるの頭部は電信柱が激突した衝撃で、吹っ飛んだ。
あとに首からしたのブルマ男の体だけが残り、意味もなく踊り狂っていた。
0194名無し物書き@推敲中?
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2016/06/19(日) 11:57:12.53
気がつくと諸星の体は元通りになっていた。
「おそるべし、諸星島の威力……」
メガネは息を呑んだ。海パンからは尿が漏れている。
恐ろしくなったのだ。この島の何もかも。
0197名無し物書き@推敲中?
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2016/06/19(日) 19:06:07.08
「俺たちはこれからどうすりゃいいんだ?」
メガネは目の前にいる小さな影に問う。
「あきらめることじゃな。これも定めじゃ」
錯乱坊はかけそばをすすりながら呟く。
相変わらず役に立たない僧侶だった。
0202名無し物書き@推敲中?
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2016/06/20(月) 09:20:35.56
ガンキャノンやダイオージャに乗り、悟飯を修行し、ルフィに会ったりユリアをさらったりと、あたるは忙しいのだ
0216名無し物書き@推敲中?
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2016/06/26(日) 11:13:06.72
「ラム、生き返ってくれ!」
あたるはオイルのような涙を流しながら、正常位でラムの亡骸を突き続けた。
宇宙人に死後硬直はないのだろうか、美少女の肉体は整然と何も変わらず、柔らかかった。
「うっ! うっ! ううっ!」
あたるは何度も律動と射精を繰り返す。やがて結合部から白く濁った液体があふれ出してきた。
「おいあたる」
背後から千葉繁に似た声がした。
あたるは涙を拭って振り返った。
「メガネ……おまえか……」
「頼む。俺にもやらせてくれ」
メガネはその場に土下座して頼み込んだ。
あたるはちょっと戸惑ったのち、自分の陰茎をラムから引き抜いた。ラムの股間からはあたるの体液がどくりどくりと流れている。
「いいのか。もしかしたら俺は性病持ちかもしれんのだぞ」
するとメガネは笑った。
「ああ、そんなことは、どうでもいいんだ」
メガネの陰茎は萎れている。
「どうしたメガネ、ラムの裸の前でそのざまとは」
それに応えるメガネの笑いは自嘲のそれであった。
「どうやら体力を使い果たしたようだ。俺もラムさんのあとを追うよ」
メガネはそのままラムの体に覆い被さるように倒れ込んだ。あたるが様子を見ると、すでにメガネは息をしていないようだ。
「メガネ……お前って奴は、結局童貞で人生を終えるのか」
だが、ラムの巨乳の上で死を迎えたメガネの顔はやすらかであった。
「おお!」
メガネの体が光り出した。そしてメガネの輪郭はその光りに呑み込まれて、全体が光の影と化した。やがてそれはラムの体に溶け込むようにして消滅した。
そして、ラムの口元から大きな息が漏れた。あたるは呆気にとられてラムを見守った。
「うち……何をしていたっちゃ……ダーリン?」
ラムは復活した。
「ラム、これは夢だよ……」
どこかで聞いた台詞である。
ラムとあたるの唇が互いに吸い寄せられた。
0221名無し物書き@推敲中?
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2016/07/03(日) 11:28:37.10
群衆の目の前で、あたるはラムの中に射精した。
「うっ、うっ、ううっ!」
群衆はどよめいた。これが地球人と宇宙人の初受精の儀式なのだ。
0223名無し物書き@推敲中?
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2016/07/03(日) 15:01:02.49
向こうから巨乳美少女のらんまが走ってきた。
異常に食い込んだブルマを穿き、へそ出しシャツを着ている。
巨乳が揺れていて、先端の乳首がシャツから浮いていた。
0225名無し物書き@推敲中?
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2016/07/03(日) 17:22:06.86
パーマは言った。
「と、取りあえずラムさんの代わりに性処理の道具になってもらおうぜ
0227名無し物書き@推敲中?
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2016/07/07(木) 09:46:06.96
音無響子は旦那に相当調教されていたらしく、何も言わなくてもお掃除フェラまでし始めた
0230名無し物書き@推敲中?
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2016/07/12(火) 22:31:42.84
さくらは堕胎した15cmくらいの赤子を食べることにした。
まず腹部を割いて内蔵をとりだす
0232名無し物書き@推敲中?
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2016/07/16(土) 10:18:29.19
じょきり!
だがサクラは間違えてしまったのだ。切る物を。
サクラが切断したのは自分の首であった。
髪の長い女の生首がごろんと床に落ちた。
これにはさすがの錯乱坊も驚愕した。
「サクラ……まさかこのわような最期を遂げるとは……」
0234名無し物書き@推敲中?
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2016/07/16(土) 10:30:46.31
「あの女見かけない顔だな。何やってんだ?」
「決まってる。オナニーだろ」
「人前でするかな?」
「やってんだから仕方ねえだろ」
0238名無し物書き@推敲中?
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2016/07/17(日) 11:24:19.17
響子さんは総一郎さんと一緒に風呂に入ることにした。
その乳首は思いの外、固く尖っている。
いつも何かしているのだろうか?
0240名無し物書き@推敲中?
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2016/07/17(日) 18:55:44.51
仰向けになった総一郎さんの腹を洗っていると、赤黒いベニスがムクムクと起き上がった。
生唾を飲み込む響子
0245名無し物書き@推敲中?
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2016/07/24(日) 10:33:07.35
いつになく真剣な目つきになった。そのときの諸星あたるは何かが違っていた。
「いかん……このままでは収拾がつかなくなってしまう。いや既につかないが……」
目の前にはラムがいる。いやその言い方はおかしい。それではまるで生きたラムが隣にい
るみたいではないか。
そう。ラムは死んでいた。諸星の前に横たわっているのはラムの亡骸。それも下半身のな
いむごたらしい残骸であった。
「いったい、どうしてこんなことに……」
諸星は顔をくしゃくしゃにして涙をこぼした。
「みんな俺だ。悪いのは俺なんだ……」
諸星の涙はラムの死に顔に滴った。もちろん何の変化も現れない。死体は死体でしかない。
ふと諸星の目が開いた。そして宙を見上げた。
「終わらせてやる。こんな世界はもうたくさんだ……!」
少年は両手に拳を作り、天に向かって力一杯叫んだ。
『ガイアーッ!!』
0247名無し物書き@推敲中?
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2016/08/06(土) 07:58:08.43
ラムの尻は貫かれていた。
チビに。
「何するっちゃ。やめるっちゃ!」
「いやだ。人民法廷に突き出されても構わないよ。僕はラムさんとやってるんだ!」
入れる穴が違う。だがチビは恍惚だった。
0248名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/06(土) 21:26:54.20
一方、面堂終太郎は狂気に囚われていた。
愛用の日本刀を振りかざし、切っ先を相手に向けている。
相手は十字架に括られ、逃げることができない。
命乞いをした。
「許してくれ面堂。この事態は俺が何とかするから」
諸星あたるである。
「黙れ!」
面堂の日本刀が真横に唸り、一介の高校生の生首が地面に転がった。
遠くで絶叫がした。恐らくは面堂の蛮行を目撃してのことだろう。
声の主。三宅しのぶである。
彼女の内股から、夥しい尿が滴り、周囲にまき散らされた。
0249名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/07(日) 10:40:36.67
パーマは震えていた。
「どうしたんだ?」角刈りがたずねる。
「どうもこうも……」パーマは口ごもった。
そしてコップの水を飲み干す。
「見ちまったんだ」
「何をだ?」角刈りはパーマに顔を近づけた。
パーマの震えは止まらず、痩せこけた顔からは冷や汗が滴っている。
「しっかりしろよ」
角刈りはパーマの震えを押さえるかのように、その肩に手を置いた。
と、そのとき
「ぎゃー!」パーマが絶叫した。
その目は角刈りを通り越して、別のものを見ていた。
何かがいる。角刈りの背後に何かがいるのだ。
0250名無し物書き@推敲中?
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2016/08/14(日) 13:18:03.10
「たまには若いおなごの中であたたまるのもいいものよのう」
錯乱坊は腰を動かしながら満悦中だった。怪僧の肉棒は鬼の娘の中であらん限りに膨れあがり、快楽を貪っている。
鬼の娘、ラムは気を失ってはいるが、何かを感じているらしく、低くうめき声を上げていた。
「あたるの奴、ラムとは毎晩こうしてやっているものなのだろうか」
錯乱坊は人のものを盗った快楽で口の端が緩んでいる。
「奴にはずいぶんと、こっ酷い目に遭うておる。こういう返済があっても罰は当たるまいて」
錯乱坊の腰が徐々に早くなっていった。
「ううう、そろそろ出そうじゃ。ラムよ、そのまま出すぞ」
錯乱坊は大きく二度三度と震え、鬼の娘の体内に呪われた遺伝子を放出した。
「なかなかどうして、いい味じゃったわ」
肉棒を引き抜くと、どろりとした白濁がラムの秘部から漏れ出した。
「許せ、あたるよ。孕んでも我が子として育てるのじゃぞ」
錯乱坊は身支度するとラムの元を去っていった。
0251名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/14(日) 20:14:38.02
その頃、メガネは十字架に貼り付けられていた。
失敗したのだ。彼の考えた救世主作戦はあたるには通用しない。
その結果が、メガネがイエスのように十字架にかけられている。
0253名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/15(月) 14:15:52.32
整理だろうか、股の間からも血が流れている
0256名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/15(月) 20:58:06.35
メガネ「ラムさん……やはり僕たちが合体するしか解決手段はありません」
ラム「なんでそうなるっちゃ?!」
メガネ「細かいことはネバーマインドでいきましょう」
ラム「あ、ダメだっちゃ……だめ……!」
メガネの巨根は意外にもラムの秘壷にジャストフィットした。
両者は異常なまでの快感に包まれ、絶叫した。
そして……
「ガイアー!」
0257名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/16(火) 17:57:14.22
こうして地球は爆発
0258名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/16(火) 21:24:12.46
銀河系に無数の流れ星が流れた。
違う。尾がひょろひょろと靡くあれは……精子だ。
無数の精子が銀河を横切っている。
何かが始まろうとしていた。
0259名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/17(水) 18:43:57.99
面堂が叫んだ。
「諸星! この混沌たる状況をなんとかせんかあ!」
日本刀の切っ先が諸星あたるの鼻先に突きつけられる。
0262名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/18(木) 20:24:36.66
ラムの体はますますエロく成長していた。どこがどういうふうにとは説明に屈するが、鬼娘の全身からエロオーラが漲っている。
「みんな、うちとセックスするっちゃ。輪姦パーティしよ」
ラムの一言に友引高の男子全員が群がる。
それを冷静に見下ろしている目があった。
「見ろ。人がゴミのようだ……」
眼鏡の男は、何の躊躇いもなく机上のボタンに手をかける。
0263名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/19(金) 19:16:20.06
そのころ諸星は自宅の布団でいびきをかいていた。
「あたる、いい加減に起きなさい。もう水曜日よ」
この男、かれこれ三日間眠り続けたままなのだ。
0265名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/20(土) 07:26:19.07
「デッビーーーーーーーール!!!」

誰かが叫んだ。
衣服が裂ける音がする。
やがて屋根の向こうから悪魔の巨人がそそり立った。
0268名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/20(土) 17:33:34.25
なんとラムは全裸でジョギング中だった。
しかし誰も彼女のはしたない格好に気づかないのだ。
「実は光学迷彩してるっちゃよ」
0269名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/20(土) 18:35:23.29
メガネの陰茎はフル勃起に悩まされていた。
「ラムさん……」
メガネの右手が意思とは別に動き出し、大きくなりすぎたものを扱きだした。
「ラムさん……ああっ!」
メガネが絶頂に行き着こうとしたとき、雨雲から大量の雨が降り出した。
しかしそれは奇妙な雨であった。白く濁った異臭を放つ粘液だったのだ。
0274名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/21(日) 11:57:36.37
もう我慢の限界だった。
かつてはラム親衛隊と名乗っていたメガネたちは、その崇拝するラムを犯そうと決心した。
0276名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/21(日) 13:54:32.15
今、ラムは貼り付けにされている。
虎縞のビキニは剥がされ、日に裸身が晒されていた。
しかし毛は剃られている。クリトリスが少し立っているようにも見えた。
0277名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/21(日) 18:36:49.69
かくがりは満足していた。
ラムとはできなかったが、代わりにランちゃんと三発決めたのだ。
宇宙人だから妊娠しないと思い、そのまま中に出しまくった。
「肉便器としてはまあまあかな」
かくがりは鼻歌を歌いながら銭湯にいった。
0286名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/08/28(日) 16:09:47.64
諸星島が大きく揺れ始めた。
あまりにも激しい揺れなので、ペン先がうまく使えない。
よって各キャラの輪郭が著しくぶれだした。
ネームさえ書けない様子だ。
0288名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/03(土) 09:47:41.97
突然、あたるはラムの背後に回り、虎縞のブラジャーを剥がした。
ラムが驚愕して胸を隠す間もなく、虎縞のパンツも破り捨てる。
「ラム、いい眺めだよ。やはり女は丸裸に限る」
「ダーリン、こわいっちゃ。なんだかいつものダーリンと地がうっちゃ」
あたるの目には暗い焔が宿っていた。
「ラム、お前にはお仕置きが必要なようだね。俺は今まで他の女の子にも何度もアプローチをしかけてきた。しかしそのたびにお前が邪魔をして全ては完遂に至る前に折れる結果となった。その欲求不満は地球一つ破戒しても足りないくらいだ」
「なんだか今日のダーリンは饒舌だっちゃ」
「その罪はお前の体で支払ってもらう。よく考えたらなぜ今まで一度もしなかったのだろう? 不思議だよ」
「そんなの原作者に聞いてくれっちゃ」
あたるはおもむろにいきり立った肉棒をラムの背後から差し込んだ。
ラムは呻いて、ひざをガクガクさせた。彼女は宇宙人だ。地球人の女の子より感度が高いのかもしれない。
やがてそれは根元まで入り、出し入れを繰り返す。
地球外生命体との性的結合。NASAではこれを第四種接近遭遇と呼んでいる。
両者の体液は多分に溢れ、肉擦りは順調に進んでいった。
0291名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/04(日) 06:14:37.72
するとどうだろう。
もう片方のラムの耳からあたるの中指が出てきた。
「これはどういうことなんだ? 俺の指の長さがどう考えもおかしいわけだが」
「うちの耳の中には小型のワープ装置が入ってるっちゃ」
「なるほど。これは初耳学だ」
あたるは気を取り直して、ラムの耳から指を引き抜いた。
だがあたるの指は戻らない。途中から切れてなくなっていた。
「これはどういうことだ?」
「うち、知らないっちゃ」
0292名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/04(日) 09:56:17.52
こうして一介の高校生は失われた自らの中指を求めて、時空の間に旅立っていった。

0293名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/04(日) 21:01:40.48
それから数百年の月日か流れ――
偶然にも彼らの遺伝子が、また同じ日々を紡ぐ人物達を生み出していた。
「うち、ラムだっちゃ」
0295名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/11(日) 08:02:30.68
ラムは輪姦されていた。
口には錯乱坊の巨根が咥えさせられ、乳房はバカどもに弄くり回されていた。
そしておまんこには面堂の日本刀が突き立てられ、アナルはこたつ猫になめ回されている。
こんな屈辱はありえない。
そうだ。これは夢なのだ。
ラムはそう思い込み、目を瞑って快感に身を任せた。
0300名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/14(水) 21:01:00.12
だが赤ん坊は、すぐさまみちなるパワーを得て、どんどん空高く昇っていくのだった。
「いったいあれは何だったの?」
お雪はいまだに取り乱しながら自問した。だが答えが得られるほどこの世界は分かりやすくもなかったのだ。
0304名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/18(日) 02:42:01.36
あたり一面に お雪だったものが降り注いだ。
ビル壁には歯や目玉がこびりつき、電線に腸がぶら下がっている
0305名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/18(日) 08:40:36.98
「腹が減ったのう」
目の前に落ちてきた肉片を、錯乱坊はつまんで口に入れた。
地面に落ちたものまで口に入れることがあるのだろうか。ある。この男ならありうる。
錯乱坊とはそういう男なのだ。
「叔父うえ、何をうまそうに食っておる?」
姪のサクラがやってきて興味深げに錯乱坊の咀嚼ぶりを凝視する。
「サクラか、ほら、まだ地面に落ちているぞ。お前も食うがよい」
0307名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/19(月) 22:15:48.29
「うーむ、美味にして神妙。いったいこれは何の肉なのじゃろう……」
さくらは不思議そうに、自分の指についた赤い肉片を見つめ、そして口に放り込んだ。
「安心せい。人肉ではない」と錯乱坊。
0308名無し物書き@推敲中?
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2016/09/20(火) 00:17:52.59
錯乱坊はそうウソぶき、落ちていたお雪の右手から指を引きちぎり口の中へといれるのだった。
0309名無し物書き@推敲中?
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2016/09/24(土) 12:29:10.17
だがこの時、二人は気づかなかった!
落ちてきた肉片の一部が、這い、一つ二つと合流をし始めていたのを!
肉片は徐々に大きな塊と化し、やがて胎児の形状をもつようにまでになった!
胎児には、目や鼻、口にあたるものがあり、体は小さく脈打っていた!
そして、その目が突然カッと見開かれたのだ!
0312名無し物書き@推敲中?
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2016/09/25(日) 11:46:51.46
だが赤ん坊はごく普通の赤子に他ならなかった。
「うちが育てるっちゃ」
ラムは赤子を引き取った。
ラムが自分の生乳を吸わせてみると、驚いたことに母乳がにじみ出てくるではないか。
一同は生唾を飲んで授乳を見守るのだった。
0313名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/25(日) 14:07:39.33
気がふれているラムは、赤ん坊が既に死んでいることを理解できないのだ。
毎日少しづつ腐り落ちていく赤ん坊。
0314名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/26(月) 01:31:51.96
眼球のない眼窩からは蛆がはいまわっている。ラムはその腐った赤ん坊に乳房をふくませながら街中を徘徊していた
0315名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2016/09/26(月) 20:18:36.67
やがて赤ん坊はテンになった。
「ラムちゃんのおかげや、あんがとさーん」
「なんかわかんないけど、うちうれしいっちゃ」
ここで疑問が残る。お雪はどうなったんだ?
0317名無し物書き@推敲中?
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2016/09/29(木) 21:13:39.29
ラムは目を覚ました。随分と寝過ぎたものだ。「ところでここはどこだっちゃ?」ラムは
辺りを見回した。自宅だ。ただしラムのよく知っている、あたるの部屋ではない。似たよ
うなにおいはあるものの、それはラムの知らない部屋だった。「いったい誰の部屋だっちゃ?」
ラムは辺りを見回して手がかりを探した。ラムは押し入れを開けて小さく叫んだ。「こ、
これは」漆黒の金属の塊が人の形を取っている。それは人よりもやや大きく、どうやら人
そのものを包み込むものらしかった。プロテクトギアと人は呼ぶ。誰かが部屋に入ってき
た。「ラムさん、見ましたね」それはラムのよく知る人物だった。つまりここはこの人物
の私室なのだ。そしてプロテクトギアは彼の秘密兵器、そしてアイデンティティを司る宝
の品なのだ。「メガネさん」ラムは相手の名を口にした。ラムの前に立っているのは紛れ
もないメガネその人であった。「ここはメガネさんの部屋だったっちゃね」ラムは緊張し
ながら言葉を選んで話しかけた。メガネの様子がおかしい。普段学校にいるラム親衛隊の
彼ではなかった。「ラムさんに事情を説明せねばならないね」メガネは語り出した。「君
は今まで長い夢を見ていたんだ。それは諸星島という馬鹿げた島に閉じ込められた悪夢だ
よ。なぜそれを知っているのか?人の夢が分かるというのか?わかるさ。実は科学部の連
中に頼んで人の夢を見る機械を貸してもらったのさ。そんな機械があるわけないって? 
あるんだから仕方ないよ。さて、それを使って私は君の病んだ脳髄の有り様を哀れみ、君
を目覚めさせる努力をしたんだよ。寝ずにね」ラムは生唾を飲んだ。「どんな努力だっちゃ?」
「それは」メガネは自分の眼鏡を指でくいっと押し上げて位置を正した。「ベントラー!
ベントラー!」それは昔懐かしいUFOを呼びだすときのかけ声ではないか。「それでう
ちは目覚めたの?」「今この現実が全てを物語っている。ラムさん、君は助かったのだ」
「メガネさん、ありがとう!」ラムはメガネに抱きついた。「うち、メガネさんと結婚し
たいっちゃ」「無論だよ。今までの諸星との生活は何かの間違いだったのだ。その記憶は
時空の間に廃棄するとして、これからは君と僕の生活が始まるんだよ」こうしてメガネの
肉棒がラムに侵入し、宇宙が誕生した。完
0319名無し物書き@推敲中?
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2016/09/30(金) 21:20:15.00
チビは激しく動いていた。「ラムちゃん……我慢できないよ」チビは一人で動いている。つまりは自慰に他ならない。チビはうる星キャラの中でもモブ寸前のどうでもいいキャラ
なのだ。体の大きさが小さいので、カクガリやパーマより劣ってしまう。しかし性欲は一人前、いやそれ以上かもしれない。今、チビはラムをおかずに3時間も自分を弄り倒して
いるのだ。「ラムちゃん、出る!出る!出るよ!」チビの先端から白い液体が迸り、目の前のラムのフィギュアにぶっかかってしまう。「ああ、またやっちゃった。新しいフィギ
ュアを買わなくちゃ」こうしてチビはオタクショップに行った。しかし金がないことに気づかねばならなかった。高校生の小遣いでは高額なフィギュアなどそう容易く買えるわけ
がない。(こうなったら万引きしてやる!)チビの性欲はもはや自身ではとても抑えきれる者ではない。欲望の悪魔はチビの体を乗っ取り、法規の遵守をかなぐり捨てた。「ちょ
うがないなあ」と誰かがチビを哀れんだ。「君はなんだかのび太君に似ているところがあるね。今回だけ僕が手助けしてあげるよ」なんとそれは猫型のロボットであった。彼はこ
ともあろうに自分の異次元ポケットをチビに貸してしまった。「これで万引きしやすくなるだろ。でも今回だけだからね」「うん、わかった。どこの誰だか知らないけど恩に着る
よ」チビは猫型のロボットをこたつ猫の親戚か何かと勘違いしたようである。こうして異次元ポケットを手に入れたチビはそれを胸に縦に貼り付けてホビーショップに向かった。
だが途中で彼女にばったり出会ったしまった。彼女とは、もちろんラムである。「あらチビさん、どこに行くっちゃ?」チビは赤面した。「ちょっとコンビニに」「あら奇遇だっ
ちゃ。うちもコンビニ行くっちゃよ。ダーリンがコンドーム切らしちゃって買いに行くっちゃよ」「こ、コンドーム?」チビは驚愕した。あたるとはそこまで突き進んだ仲だった
のか!チビの中で魔神が目覚めた。許せない。あたるも、そして目の前にいる鬼の女も。自分はまだ当分童貞だというのに、こともあろうに高校生の分際で快楽を貪り合うなんて
。チビは鬼面の形相でラムに襲いかかった。「なにするっちゃ!」チビの動きが意外に素早い。ラムはチビの異次元ポケットに姿を消した。その後、ラムの姿を見たものは誰もい
ない。完
0321名無し物書き@推敲中?
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2016/10/01(土) 22:26:44.42
吾輩はこたつ猫である。名前は、だからこたつ猫であるって言ってるだろ!実は吾輩、今までは無言キャラで何を考えているのか自分でもさっぱり分からなかった。だがこうして
一人称で語ってみると、否が応でも自分というものを確かめねばならない。だから吾輩は多少狼狽えている。さてこたつ猫と自称したものの(他称もされているが)実はこれが本
名かどうかは分からない。大体名前というものは親が付けるものだ。だが猫の親が名前をつけるものか?否、猫の名前をつけるのは主人たる人間である。だが吾輩は今まで人間に
飼われたことがこれっぽちもない。だからこたつ猫というのは名前ではなく徒名であろう。さて吾輩がこたつ猫と言われる所以は勿論四六時中炬燵に入っているからに他ならぬ。
その炬燵というのはどこかの家にあるのではなく、とある怪僧の巣くうテントの中にある。よく考えてみれば、テントの中に電気は通ってないわけで、そのこたつは大した温もり
のない、おそらくはどこに捨てられてあったものを怪僧が拾ってきたのであろう。それで吾輩がその怪僧といつから同居状態になっているのか。これもとうと分からぬ。何しろ猫
の海馬は人間より小さいわけで、そんな昔のことなど覚えているはずもないのである。ところでこの街には騒々しい人間が多く住んでいる。怪僧もその一人だが、喧騒の中心は一
人の性欲盛んな高校生と、そこに押しかけ女房になってきた小娘であろう。この小娘、ちと変わっていて、この星の人間ではないそうだ。星という概念が一介の野良である吾輩に
は見当もつかないが、恐ろしく遠い場所からやってきたのだそうだ。だから人の形はしていても種族が違う。その小娘には二本の小さな角が生えていた。牛とか山羊の角よりもそ
れは小さいが、人間に角が生えているのは希で、彼女は「鬼族」と呼ばれていた。鬼というのは人間が無責任な空想力で作り出した、存在しない生き物らしいのだが、それがまぁ
実際はいたというわけだ。鬼の小娘はalways体から電流を流して、つがいとなった少年が他の女子と懇ろになるのを嫉妬しているのだそうだ。我が主の(いや主というわけではな
いが)怪僧もその騒動に巻き込まれ、今では多少の感電にも耐えうる肉体に鍛えられてきている。かくいう吾輩も電流には耐性がある。いやこの街の全ての人間が電流くらいでは
びくともせず、ここには感電死という概念は存在しないのだ。
0323名無し物書き@推敲中?
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2016/10/22(土) 12:49:48.12
「ラムのバカ! こんなもので俺の気持ちが満足できるとでも思っているのか」あたるは目の前に横たわる、懐かしい、いやしかしどこか違う面影に悪態をついた。彼の目前にあ
る人の形、をなしたもの。――それは、鬼星に帰ってしまったラムの代わりに、あたるのもとに残された、ラムに瓜二つのセクサロイドだった。「ダーリン、うちを抱いて」ラム
ロイドは目を開き、妖艶な流し目であたるを見つめ、囁いた。「ゴクリ……」あたるは我を疑う。人形のはずなのに、ラムの偽物でしかないのに、16歳の体はあっけなく反応して
しまう。無様だと思った、自分が……。ラムロイドは体操服にブルマ、という昭和の禁断のコスチュームを身につけていた。ブルマはキツく肉体に食い込んで、生々しい輪郭を露
呈させている。それはある意味、全裸よりも妄想を掻き立てるものがあった。「ラ、ラムぅ」あたるは情けない声を出して、人形をラムと呼んでしまう。いつのまにか下半身を丸
出しにしていた。その見事ともいうべき勃起の塔は、まっすぐにラムの体を向いている。先端からはカウパーの雫がどくりと溢れ、ラムの体に滴っている。「ダーリン、遠慮する
ことないっちゃよ。うちはうち。ラムだっちゃよ」と吊り目の少女が誘う。あたるは躊躇いを捨てて、偽りの肉体に飛び込んでいく。「ラム、ラム、ラム!」結合させた腰が激し
く動く。ラムロイドがどれほどの感覚を持っているのか不明だが、淫靡な声を上げて、ますますあたるを焚きつけている。あたるは疑うことを忘れ、突き抜ける快感に狂っていた。
――そのころ、鬼星では。「どうしたラム、息が荒いぞ」自宅へ向かうチューブ列車の中でラムの父は娘を気遣っていた。「いや、なんでも、ないっちゃ、なんでも……ほっとい
て」ラムは内心どきどきが止まらない。地球に置いてきた。あたるを見張るためのアンドロイド。実はあの人形が感じていることは鬼星のラムにダイレクトに伝わるようになって
いるのだ。(ダーリン、すごいっちゃよ。本物のうちは電撃のせいで抱き合うことができないけど、アンドロイドを介して楽しめるっちゃね。ああ、ダーリン、もっと突いて。思
い切りうちに出しきって欲しいっちゃ)不審がる父の目前で下半身をビクビク痙攣させる少女、その表情には至福以外の何も見当たらない。
0324名無し物書き@推敲中?
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2016/10/22(土) 13:50:45.20
▲長い。1行にしろ
0325名無し物書き@推敲中?
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2016/10/23(日) 08:34:06.69
うちの名前はラム。鬼星から地球侵略に来た人型、美少女型の宇宙人だっちゃ。
でも地球の男の子との勝負に負けてしまい、以後、諸星あたるというその男の子の妻として地球に住んでいるっちゃ。妻というと聞こえはいいけど、ただの肉奴隷だっちゃ。
最初のうちは体から出る電流で、あたるの暴行から身を守っていたのだけれど、長い間地球にいるうちに電流が弱くなっていったっちゃ。多分、地球での食生活によって能力が退
化していったのだと思うっちゃ。その結果、諸星あたるの攻撃から身を守れなくなって、今では本当に彼の肉奴隷と化しているっちゃ。
この星の男子は性欲が旺盛で、毎日、毎晩、うちの体は弄ばれ、肉便器と化していったっちゃ。
でも生物には適応する能力があって、最初は諸星あたるの暴行に抵抗があったけれど、今ではうちの体はあたるの肉棒なしではいられない淫らな体になっていったっちゃ。
「あん、ダーリン、早くうちを突いてほしいっちゃ。臼の底のお餅みたいにダーリンの杵で強く、もっと強く突きまくってほしいっちゃ」
うちは友引高校から帰るなり、素っ裸になってダーリンの前でパクッと股を開いたっちゃ。うちは宇宙人なので陰毛が全く生えてないっちゃ。ダーリンはそのことにすっかり興奮
して、寝ても覚めてもうちを抱き続けてくれてるっちゃ。
でも、その時は何かが違ったっちゃ。
「ラム、こんなことはもう止めよう」
「え? いきなり何を言いだすっちゃ」
「ラムの体にはもう飽きてきたんだ」
「今さらそんなこと言わないで欲しいっちゃ。うちがこんな牝犬になったのもダーリンのせいだっちゃ。責任とらなきゃ諸星あたるじゃないっちゃ」
「今からしのぶとデートなんだ。一人でオナニーでもして待っててくれ」
ダーリンの口から他の女の名前を聞いたとき、うちは何もかも考えられなくなったっちゃ。うちの鬱積したパワーが全開して、あたりは目映い光りに包まれたっちゃ。
気がつくと――
「ここはどこだ?」
うちとダーリンは全裸になっていて、見知らぬ海岸に倒れていたっちゃ。
「あそこに小屋がある。聞いてみるっちゃ」
小屋には浜茶屋という看板があって、中に学ラン姿で短髪の女の子がいたっちゃ。
「竜之介?ここはどこだっちゃ?」
「諸星島だよ。知らないのか?」
そう、すべてはここから始まったんだっちゃ。
0327名無し物書き@推敲中?
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2016/10/30(日) 20:28:40.59
「こちらは廃品回収車です。何でも無料で回収致します!」
0334名無し物書き@推敲中?
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2016/11/20(日) 10:18:12.19
ラムの肛門が大きく割れた。
なんと中からテンちゃんが出てきた。
「なんだぁ、春じゃないのか」
テンちゃんは再びラムのアナルに消えていった。
0337名無し物書き@推敲中?
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2016/12/03(土) 09:48:22.94
ラムは制服を脱ぎ始める
0339名無し物書き@推敲中?
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2016/12/17(土) 04:49:34.53
ラムは身もだえした。
「どうしんだラム」あたるは聞いた。
「どうもして……ないっちゃ」
「してるじゃないか。三点リーダーを使ってるってことは、何か含みがある証拠だよ」
「実は……一太郎2017が欲しいっちゃ」
「よし買ってやろう!」
「ダーリン本当?」
「嘘に決まってるだろ。ATOKだけで充分だろ」
0341名無し物書き@推敲中?
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2016/12/17(土) 11:27:56.72
突然ラムは身もだえした。
「く、くるしい!」
そう言い残してラムは死んだ。
0343名無し物書き@推敲中?
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2016/12/31(土) 08:37:00.48
ラムは久しぶりにオナニーをすることにした。
ネットで健康にいいと書かれてあったのだ。

いや、おかしい。ネットに表示されている文字は書かれているわけではない。
キーボードで入力されたものなのだから。
ラムは落胆してオナニーを中止した。
0350名無し物書き@推敲中?
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2017/03/19(日) 22:29:49.95
背中にはびっしりと無数の生殖器。口内や眼窩からも線虫のような生殖器が見える。
0351名無し物書き@推敲中?
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2017/03/26(日) 12:47:47.74
「な、なんだあれは?!」
南海の謎の孤島、諸星島。そこで我々が目にしたものは途轍もなかった。
底の見えない湖を巨大な太腿が移動している。
太腿を見上げると、虎縞のパンツがそのくびれた腰を覆っており、女体の先ははるか天空にあった。
「ら、ラムさん?」
諸星島。そこは巨大化したラムが君臨している神秘の島であった。
0352名無し物書き@推敲中?
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2017/03/26(日) 14:25:13.06
ラムは言った。
「うちは終太郎の肉奴隷に調教されたっちゃ。もう2人目がお腹の中にいるっちゃよ」
0353名無し物書き@推敲中?
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2017/04/16(日) 10:05:56.15
ラム「ダーリン、一体これは何だっちゃ?」
ラムは自分の股間に生えた肉棒を自分でしごきながらあたるに聞いた。
あたる「そんなに擦ってるならすでに分かってるはずだラム!」
ラム「わかんないっちゃ! わかんな……あ……!」
ラムは絶句した。固くなった肉棒から突然白い濁液が噴出した。
あたる「ラム、それは射精っていうんだよ」
ラム「これが……射精……」
ラムの目は潤み、膝がガクガクしている。
それは不思議な光景だった。
0354名無し物書き@推敲中?
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2017/04/17(月) 00:04:14.18
なぜラム親衛隊の契りを交わした面々が、当のラムに陵辱の限りを尽くす結末に至ったのか。
それを語るにはいまだ時間が過ぎておらぬ。
ただ今はラムの姿は友引高校から消え去り、とある山小屋に監禁されていた。
0355名無し物書き@推敲中?
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2017/04/17(月) 02:48:09.32
そこには両足を切断、左手は壊死しウジがわき、膣にはペットボトル、目と舌には針が刺さったラムの姿が
0356名無し物書き@推敲中?
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2017/04/30(日) 10:22:09.42
ラムは全裸だった。
ステージの上で全身ローションまみれで踊っている。
観客は全員が友引高校の男子生徒だ。
皆、鼻息が荒い。
誰ともなくズボンのファスナーを下ろし、充血した器官を露出させる。
オナ輪姦の始まりである。
0358名無し物書き@推敲中?
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2017/04/30(日) 15:50:31.59
四つん這いで尻穴から茄子のヘタが飛び出した状態の男達
ラムは無表情でそれを撮影し始めた
0361名無し物書き@推敲中?
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2017/05/06(土) 20:46:22.12
ぶりっ。
それは突然だった。
チェリーが脱糞した。
臭気は恐ろしい勢いで辺りを包み込んだ。
当のチェリーを含めて友引町の皆が気絶した。
その中で一人の男がピクリと動き出した。
温泉マークである。
「ついに俺の時代がきたようだな……」
温泉マークは自身の体臭で耐性ができており、これしきの臭気にはびくともしないらしいのだ。
0362名無し物書き@推敲中?
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2017/05/07(日) 07:06:25.97
「サクラ先生、いますか?」
温泉マークはサクラの家に行ってみた。股間が異様に膨らんでいる。何か企みを持っているのかもしれない。
だがサクラはいなかった。代わりに臭気の源であるチェリーかひっくり返っている。
温泉マークは顔をしかめた。
「こいつがニオイの元凶か。間近で嗅ぐとさすがの俺も鼻が曲がりそうだ」
温泉マークはサクラの家を早々に立ち去った。
「サクラ先生は霊能者でもいらっしゃる。さすがにこの事態を予見して友引町を離れたのか……」
独身の中年教師は、全ての人々が気絶した友引町をとぼとぼと歩いていった。
0364名無し物書き@推敲中?
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2017/05/07(日) 14:47:19.83
「ん、なんだ?」
温泉マークは背中に違和感を覚えた。
振り返る。
しかし、そこには人のいない街角が陽炎のように揺れている。
「気のせいか」
温泉マークはやがて因縁の場所にたどりつく。
貧弱な一軒家だ。表札には「諸星」と記されている。
「暇だから家庭訪問してやろう」
インターホンの返事がこないので勝手に家に上がった。
「どうせ非常事態。多少のことをしても構わんだろう」
台所では諸星の母親がテーブルに突っ伏して気絶中だ。
彼女のことはほっておいて二階に上がった。
「諸星! 貴様」
温泉マークは呆れた。二階では、諸星とラムが全裸で真っ最中だ。そのまま気絶している。
「こいつはとんでもない犯行現場に出くわしたもんだな。証拠写真でも撮っておこう」
温泉マークは二人を恥ずかしいアングルから何度もスマホで撮影した。
0367名無し物書き@推敲中?
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2017/05/07(日) 21:47:23.68
温泉マークは面倒くさそうに二台のテレビを消した。
「なぜ一つの部屋に二台もテレビがあるんだ? しかも両方ともアニメ番組だと?」
凍結したラムとあたる、そしてアニメ番組の流れていた二台のテレビを見比べて温泉マークは不審な顔をした。
「まあいい。いい写真が撮れたし、帰るとするか」
温泉マークは一階に降りた。
あたるの母親は気絶したままである。
「うう……ん」ふいに母は変なうめき声を発した。だが起きる気配はない。
起きたのは、それを耳にした温泉マークの股間である。
「奥さん……人妻……まだ四〇前か……たまらんな」
温泉マークは口から垂れる涎を拭うのも忘れてあたる母に近づいた。
ラムの裸には反応しなかったものが獰猛な頭を持ち上げている。
「奥さん、いただきますよ。何もかもあなたの出来の悪い息子が悪いのです」
温泉マークはあたる母に結合し、そして放った。
0370名無し物書き@推敲中?
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2017/05/08(月) 22:25:00.85
「はっ……」
温泉マークは我に返った。
夢中になっていた。あまりに没入しすぎて、半ば狂人と化していた。
「俺は何をしていたのだ?」
教師である温泉マークが目覚めた。
その目前に、彼がしてしまった大罪が横たわっている。
温泉マークは慌ててあたる母から退いた。
女体から引き抜かれた温泉マークの肉柱からは、生々しい白濁が糸を引いている。
「落ち着け、落ち着け、俺」
温泉マークは全裸のまま煙草に火をつけた。
呆然と思案の螺旋が初老の脳細胞を駆けてゆく。
0373名無し物書き@推敲中?
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2017/05/14(日) 11:03:18.74
温泉マークは再びテレビを消した。
「おかしいな。昼間だというのになぜアニメ番組しかやっとらんのだ?」
温泉マークは手持ち無沙汰を紛らわすかのように二階に上がった。
未だに意識を取り戻せないラムとあたるが先程と同じ体勢で重なり合っている。
「お前は鬱陶しいわ」
温泉マークはあたるの体を転がしてどけた。その下でまたを開いているラムをじっくりと
鑑賞する高校教師であった。
「うむ。よく見るとラム君は実にけしからんボデーをしているようだな。諸星あたるはこ
のエロボディを毎晩抱いて思い切り放っているわけか。それは許しがたい行為だ」
温泉マークはラムの股間に顔を近づけた。
「これが宇宙人のおまんこなのか」
地球人よりきれいにまとまった生殖器を見て、温泉マークは思わず舌を触れさせそうになっ
た。
「おっと、いかんかん!」
温泉マークは自分の両頬をパンパンと叩いて我に返る。
「ラム君のおまんこにはたった今まであたるが肉棒を出し入れしていたのだ。もう彼女は
穢れている。そんな場所に舌を這わせるわけにはいかんのだ」
温泉マークは少し名残惜しそうにラムの肢体を視姦して再び一階に戻った。居間では温泉
に犯された母親が全裸のまま寝そべっている。
「チェリーの脱糞臭のせいで、いまだにこの街の住民は意識を失ったままだ。その世界で
たった一人自由に動き回れる俺様は孤独の王。時間の許す限り楽しむとするか」
温泉マークは再びあたるの母親の体に覆い被さっていく。温泉マークにとってはラムのよ
うなモデル級の肉体より、やや寸胴なあたるの母の方が現実味があっていいのかもしれな
い。ちなみに温泉マークとあたるの母親は同世代くらいになる。
「奥さん、また中出しさせてもらいますよ。あたる……もしお前に弟か妹ができたら、そ
れは……」
温泉マークは快楽の壷に墜ち、放つものをとことん射出した。
0374名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2017/05/14(日) 11:40:39.11
温泉マークが二回目の保護者レイプを終えて、キッチンで冷蔵庫からビールを取り出して飲んでいると、あたる
の母が目覚めた。
「これは、いったい何?」
風呂場以外裸にならない母が居間で全裸、その股間からは見覚えのない白濁が滴っていた。
「奥さん、ようやく気がつきましたか」
「温泉マークさん! どうして」
友引高校の教員である温泉マーク。だが彼も全裸である。その意味するところは一つしかあり得ない。
「まさか、どうして?」
母は項垂れて頭を抱えた。体を隠すことは忘れているようだ。
温泉マークは簡単に事態を説明した。
「奥さん、この状況下であなたが目を覚ましたのは、私との肉合が原因だと考えられます。私はチェリーの臭い
には無反応でした。その私の体液があなたに影響を及ぼしたのだと考えられます」
「でもそれは許されることではありませんわ。私も一児の母親です」
「はたしてそうでしょうか」
温泉マークの問いかけに、母親ははっと顔を上げた。そこには温泉マークのむさ苦しい顔がある。
「今、二階ではあなたのお子さんとラムさんとがセックスをしておられます。最中のまま気絶しているのです。
あなたはそれを承知していましたね?」
「それは、人様に迷惑をかけることではありませんから」
「だったら私たちも同じです。黙っていればいいんです。やがて長いレールの上を、日常という列車が走り出し
ます。あなたは何食わぬ顔をして列車に乗って、また家族と生活を続ければよいのです」
「でももし子供ができていたら?」
温泉マークは母親の体内に二度も放っている。可能性は捨てきれない。
「私も平凡な血液型ですから、まずはわかりません。あなたとご主人の子供として育ててください。いやでした
ら堕ろしてでもいい」
母親の顔に恐怖が浮かんだ。
0375名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2017/05/14(日) 23:04:36.01
一戦終えて、つばめの肉棒を舐めキレイにするさくら。股間からはザーメンが垂れていり
0376名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2017/09/18(月) 09:44:13.46
「あなたは人間じゃない!」あたるの母は、果物ナイフを持ちだして、温泉マークのたぬき腹に突進した。
温泉マークの腹に怒りの刃があっけなく突き刺さった。刃渡り13センチの鋭い金属が脂肪の塊をかき分けて根元まで没入した。
「奥さん、あなたもなかなかやりますな」
温泉マークはなぜか笑っていた。あたるの母に怯えの表情が浮かんだ。
この男はなぜ笑っているのか。苦しそうにもがいて命乞いをするのではないのか。あるいはそのまま息絶えるとか、しないのか。
「私も正直、驚いております。果物ナイフで刺されるのは初めてですが、自分がこうも平然として息も切らさずにいられることにね」
「あなたは、魔人なの??」
ここであたるの母の内面を描写するのは視点に混乱が生じるので控えるが、少なくとも正気ではなかろう。もともと諸星島で正気を保つなど不可能なのだ。
「奥さん、私は人間ですよ。一介の高校教師に過ぎません。しかも独身です。今までなんとか女性にもてようと、この出た腹をなんとかしようと努力はせずにたまに考えるだけで
終わっていましたが、図らずも脂肪をそのまま纏い続けて正解でした。あなたの突いた刃は私の命までは届かず、いたずらに脂肪を突き刺しただけに止まっているようです。つま
り私を殺害するという、あなたの目論見は失敗したのです」
「そんな……あなたの肉棒は私が私であるということを見事に粉砕したというのに、私は何も反撃できないだなんて」
「まあ、そういうことです」
温泉マークはあたるの母をどんと突き飛ばした。全裸の中年女は畳の上にひっくり返り、股を開く。
温泉マークはそれには目もくれず、腹のナイフをそのままにして、一階の室内を物色しはじめた。大型の絆創膏を探し当てると、蓋代わりに刺したままのナイフを引き抜き、傷口
を覆った。
「これで一件落着、いや、残念ながら私は傷をおっているので暫くの間は奥さんを犯して楽しむことはできませんな。これは一本とられました」
0378名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2017/10/08(日) 08:20:31.99
数日経った。温泉マークの腹の傷は大分癒えてきた。
二階で気絶している諸星とラムはずっと動かない。よく見ると呼吸さえ止まっていた。まるでその部屋の時間が停止したかのように静かだ。
温泉マークは薄気味悪くなり、二階の部屋を封鎖してしまった。
「さて奥さん」
温泉マークはあたるの母に向いた。あたるの母は、台所で料理を作っている。温泉マークの目にはエロエロしい40代の主婦の後ろ姿が映っている。
「奥さんは、この現象をどうお考えです?」
「どうって、ラムちゃんが来てから変なことばかり起きてますから。また、20分くらい経ったらオチがついていつも通りになるんじゃないかしら」
「20分? なんですかそりゃ」
「あら温泉マーク先生は知らないんですか。この世界はTVアニメの中の世界なんです。だから放映時間の二十数分で、全ての問題が解決しちゃうんです」
「ほほう、面白い視点ですな、それは」温泉マークの目が光ったように見えた。
「だがもう二十分どころかかなりの時間が過ぎているように感じるのですが、ね」
「じゃあ映画の中の世界かも」
「次は映画ですか。でも映画は二時間くらいしかありません。ここでは数日が過ぎています。それに映画にしてはプロットがまずすぎる気がするんですがね」
「温泉マーク先生、あなたの考えが聞きたいわ。あなたは教師でいらっしゃる。日常の泥沼に浸かりきった主婦より頭が働くのではなくて?」
「いや、私の頭は今、奥さんの尻のことでいっぱいです。他のことは考えられない。この傷が治ったら、また存分にセックスしましょう」
「あら、いやですわ」母の返事はまんざらでもない様子である。
そういえばあたるの父はまったく帰宅してこなかった。そのことを当事者の誰も口にしない。
0379名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2017/10/08(日) 12:00:46.99
そして、あたるの母は料理に使っていた包丁を温泉の首に刺しひねった。
部屋に飛び散る鮮血。唖然とした表情のまま倒れてゆく温泉。
あたるの母は手慣れた様子で糸ノコギリを
0380名無し物書き@推敲中?
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2017/10/08(日) 19:16:15.95
そして――数日経った。
温泉の腹部の傷は、治るどころか悪化していた。
「奥さん、私はもうダメです」
病床で温泉は弱々しい声を発した。
腹部は腐り、異臭を放っている。食事を摂ると、吐く有り様だ。
「あら先生、そんなこと言わないで、治ったらまた楽しむって言ったじゃないですか」
あたるの母は、ほんの数日の間に息子の担任に情が移ったようだ。自分を強姦した相手にとどめを刺すどころか、懸命に看護に回っていた。
「ところで奥さん……」
「なんですかちんぽでも扱いて欲しいんですか。いいですよ」
「いえ、そうじゃありません。質問があります」
温泉の目がいつになく真剣に母の目を見ている。
あたるの母は、どきりとして温泉から目をそらした。分かっているのだ。次に飛んでくる質問の内容を。
「旦那さんが家に帰ってこないようですが、どうかなされたのですか」
やっぱり! その質問が。と母の顔が狼狽した。
「わけありですね。良かったら冥土の土産に教えていただけないだろうか」
数秒の間があった。果たして言っていいものだろうか、という逡巡が動作を止めているのだ。
そして元妻は口を開いた。
「夫は殺しました。私がやったんです」
「殺意の理由は何なのでしょう?」
「あの人は、その、キャラが薄かったので退場してもらったんです。ちなみに死体は庭に埋めてあります」
「ありがとう。それは確かめるまでもないでしょう。ようするに夫に満足していなかったのですね……よくあることです」
「ええ、あなたのちんちんのほうが楽しいわ。なんか獰猛だし、毎日レイプされているみたいで心が躍りました」
だが温泉は元人妻の言葉を聞いてはいなかった。
温泉は、息をしていない。
温泉マークは、死亡した――。
0382名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2017/10/08(日) 19:48:43.92
暗闇――そこから横に視界の線が切り開かれ、眼の形の窓に景色が映る。
景色は、どこか見慣れた民家の一室か。
《ここは、どこだ? 俺は……俺は……俺は温泉マークだ》
色々なことを思い出した。初めて友引高校に出勤した日のこと。保健医のさくらさんを盗撮したこと。学園祭で死にそうになったこと。そして――
諸星家で、あたるの母に刺されたことが原因で、死亡したこと!
《だが俺は生きている。待てよ、これは流行りの転生ってやつか》
温泉マークは自分の肉体に違和感を感じていた。腹に巻き付けていた重苦しい脂肪層の感覚が欠落している。体が宙に浮きそうなくらい、軽い。そうか、やはり俺は死んで魂だけになっているのか。だから、軽い……? そ
こまで思案を巡らせたとき、違和感の正体を垣間見て彼は愕然とした。
目の前に自分の両手が見える。
それは、慣れ親しんできた自分の手とはまるで違う。
ほっそりとした若々しい女の手が肩から生えていた。
「ま、まさか……」
そう発した声もまた、自分の低い声ではなかった。
甲高い娘の声。しかも聞いたことのある人物の声だ。
部屋にあったクローゼットの扉の鏡を見た。確かめた。
鏡の中で自分を凝視しているのは不細工な中年ではなく、若い娘だ。
眼のつり上がった美しい顔立ちには、見覚えがあった。頭を手で触って確認すると、人にはありえない小さな角が生えている。
これは、彼女は――その正体は、
ラム、それしかない。
「い、入れ替わってる――?」
温泉マークの意識が、魂が、若々しいラムの体に取り込まれていた。
0384名無し物書き@推敲中?
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2018/02/08(木) 15:54:05.16
僕の知り合いの知り合いができたネットで稼げる情報とか
念のためにのせておきます
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』

DXSAB
0385名無し物書き@推敲中?
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2018/10/17(水) 13:39:12.22
誰でもできる嘘みたいに金の生る木を作れる方法
念のためにのせておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

W3U
0388名無し物書き@推敲中?
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2022/06/24(金) 14:38:44.25
「んー、気持ちいい……」
ラムの肉体を得た温泉先生は、虎縞のビキニのブラジャーを脱いで、豊満な乳房を弄んでいた。
「すごい感度だ。さすがはラムの身体。地球のレベルを遥かに超えておるわい」
女の乳頭が固く膨らみ、表面に激しい性感が巡る。
0389名無し物書き@推敲中?
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2022/06/26(日) 09:27:23.14
(教師生活25年。俺はこんなに高揚したことはない。教え子のラムと肉体が入れ替わって、その美しい身体を弄び放題なのだからな)
(思えばラムが宇宙から転校してきたときから、気にはなっていた。女子高生にしてはエロすぎるプロポーション。それがあのバカ、あたると同居しているなんて、許せない!)
0391名無し物書き@推敲中?
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2022/06/30(木) 11:03:24.65
「ふう、スッキリした。おっとこんなことばかりもやっておれんな」
ラム(温泉)セーラー服を着た。
「うむ、念願のセーラー服を着たぞ」
0392名無し物書き@推敲中?
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2022/07/02(土) 10:31:19.60
「とりあえず学校の様子でも見に行こう。じゃなくて、見に行くっちゃ!」
ラム(温泉)はラム方言を口にしてなんだか恥ずかしくなった。
0393名無し物書き@推敲中?
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2022/07/04(月) 11:18:20.37
ラム(温泉)はバスに乗った。
(しまった。ラムはバスなんか乗らなくても飛べるんだったな。いや、最近はドローン規制法もうるさいから迂闊に飛ぶのはまずいかも、っちゃ)
0394名無し物書き@推敲中?
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2022/08/02(火) 18:26:12.55
ラム(中身は温泉)は、語尾に「ちゃ」を付けてしまい、赤面した。
(うーん、なんて恥ずかしいんだ。自分が徐々にラム化していくのが、恥ずかしいやら怖いやら)
0395名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/08/10(水) 17:39:53.83
ラム(温泉)がつり革につかまってバスの振動に揺られていると、臀部に怪しげな感覚が走った。
ほぼ満員に近い車内なので、他人との接触は避けられない。
だが、この感触にはよこしまな感情が発せられていた。
間違いない。
痴漢だ。
0396名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/08/13(土) 08:59:49.68
(これが、痴漢というものか)
ラムの中の温泉先生は、臀部をなめ回されるような痴漢の感触に、奇妙な感慨を味わっていた。
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