>書くよりやはり、読むことだ。書いても上達はしないと断言する。

膨大な量を読んでも凡庸な人もいる。読書量からすれば天才だが、どうも理解が
浅い感じがする。そういう人が多い。読み方に問題があるのだろうと思う。
 普通に読書という言葉の指す意味は浅すぎる。浅い読書ではあまり意味がない
のだが、読書は必然的に浅くなる傾向がある。深く読める人は殆どいない。
例えば芝居とかダンスは舞台に立たないとうまくならない。ワークショップでいくら
練習をしても進歩は頭打ちになる。読書はいつまでたってもレッスンだ。本当の意味で
真剣になることがない。だからいかに舞台に出る環境を早く作るかだと思う。
小さな舞台でいい。そこで実戦経験をする。実戦なら自然に真剣になれる。