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【ファレル】マスキュリズム Part 3【ジェイ】
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0001名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2018/08/21(火) 10:06:52.07ID:N4LDgLyz
マスキュリズム(英: masculism)とは、男性に対する性差別(男性差別,
英: male discrimination, discrimination against men)の撤廃を目指す
思想や運動のことです。

遺族年金の受給条件における男女差、離婚時の親権争いにおける女性優遇、
等々、現在の日本社会には数多くの男性差別が存在します。にもかかわらず、
それらが社会問題として取り上げられることはほとんどなく、改善はなか
なか進みません。

このスレはそのような現状を変え、女性差別だけでなく男性差別も撤廃
することで真に平等な社会づくりを目指す人々が議論や情報交換を行う
場所です。


<前スレ>

【ファレル】マスキュリズム Part 2【久米】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/gender/1495448102/
0038名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2018/09/19(水) 20:56:13.32ID:hS6FhTrX
(耕論)女性阻む、硬い天井 宋美玄さん、中村高康さん、木村忠正さん(朝日新聞, 2018-09-19)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13685068.html

女子の入学者数を抑えるため、一律に入試の得点を減点していた東京医大問題。表だって
男女差別を認める人は少ないのに、何が「コンクリートの天井」となり、女性を阻むのか。

(中略)

■弱者への批判と同じ構造 木村忠正さん(立教大学社会学部教授)

私は、ツイッターや掲示板、ニュースサイトのコメント欄などに掲載されている数百万にのぼる
投稿を分析し、いわゆる「ネット世論」について研究しています。今回の東京医大の問題も、
得点操作が報じられた8月2日以降、ネット上の言論空間で発せられたさまざまな意見に目を
通しました。

医療現場の現状など問題の根深さを考える内容が目立ちましたが、中には女子大の存在への
異議や、入試で女性枠は認められているのに、男性を優遇する得点操作を許さないのは「男性
差別ではないか」という趣旨の投稿もありました。女性への優遇措置だけが社会的に認められ
ているのはおかしいという、男性からの「逆批判」と言えます。

女性に向けられたこうした批判は、ネット空間で「生活保護」や「LGBT」「沖縄」「障害者」など、
社会的弱者や少数派へ向けられる批判やいらだちと同様の論理構造です。根は同じところに
あると思います。

ネット世論は保守的傾向が強いとされますが、「嫌韓・嫌中」を、憎悪に近い過激な言説で繰り
返し投稿する人は投稿者の1%もいません。むしろ、ネット世論に通底する主旋律は、弱者や
少数派が立場の弱さを盾に取って権利を主張し、利益を得ていると考える層が形作っています。
いわゆる「弱者利権」へのいらだちや違和感です。
0039名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2018/09/19(水) 20:59:51.23ID:hS6FhTrX
(>>38のつづき)

私はこれを「非マイノリティポリティクス」という概念で捉えています。マジョリティーだがマジョ
リティーとして満たされていないと感じている人々が、彼らなりの「正義」や「公正さ」を求める
現象です。彼らは仕事や家庭、生活で困難を抱えていても、女性や障害者のように自らを
「弱者」と表明できず、そこに違和感を感じています。

一般的に、リベラル的な公正さは平等や人権に象徴され、社会的弱者や少数派への優遇策
や配慮につながります。しかし「非マイノリティ」が考える公正さは「数に応じた比例配分」や
「因果応報論」「伝統・秩序の尊重」と結びつきます。LGBTへの配慮に疑問を呈した杉田水脈
議員のような主張は、心情的に浸透しやすいのです。

彼らの投稿を読むと、極端な感覚をもつ人々ではないことがわかります。しかし「女性専用
列車は男性差別だ」と主張するとき、痴漢犯罪に苦しんできた女性へ想像力が向かうことは
ありません。

社会が積み重ねてきた少数派への配慮の記憶を失うと、秩序や権威への服従が進み、「目に
は目を」といった地が現れてきます。こうした流れを止めるためにも、ネット世論を特別視する
のではなく、理解を深めながら、公論の場を形成する言葉が必要とされていると思います。

(聞き手・中島鉄郎)

    *

きむらただまさ 1964年生まれ。専門はネットワーク社会論。「ハイブリッド・エスノグラフィー」
を近く刊行。
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