停滞してるみたいなんで昔いた学生サークル(学校は違うがTRPGの集まりだった)の話でも。
そこでは先輩は絶対みたいな風習があって、直接同じ学校の先輩は素より他の学校であっても学年が上ならそれに倣うと言うものだった。
最初はそれに関しては不満や疑問を持って無かったんだけどそんな中で「おかしい」と明らかに感じた風習があった。
それは「先輩より経験点(やそれに類する成長ポイント)を費やしたキャラを使うのは禁止。使わせるのも禁止」というもの。
例えばSWだったら先輩が7LVだったらそれ以下までのセッションにしか参加しちゃダメ。
おかげで10LVサンプルが載ってるシナリオ集のシナリオすら開催不可。
GMも使わせるようなシナリオを用意してはいけないというもの。
自分たちが高レベルキャラを使いたかったら先輩の持ちキャラを使わせ続けるようなシナリオを提供し続けろよ、みたいな感じだった。
一度そのサークル活動タイミング外で高レベルセッションをやってみた事があったんだけど、どこかからかばれてこっぴどく叱られた。
なおこのルールの変な所としては先輩がやってないゲームであれば縛りはないところ。
そのため新しいルールが出たらそっちに流れる。
しかしその新しいゲームを先輩がやり出したら後はもう先輩のキャラより経験点を費やしたキャラは存在不可。
キャラシートは目の前で廃棄しないとやはり先輩方に叱られる。
先輩方が示し合わせて俺らがやり出したゲームのキャンペが盛り上がってきた所で初期キャラでシナリオをやって潰しにかかって来た事もあった。
これらに関して不満ではあったが「そういうサークルだから」で納得してしまっている自分もいたためそのまま先輩方の卒業まで耐えた。
自分らの後輩にはルール適用なしにしようとしていたんだが結局俺らの先輩の所で上限があるので意味がなかった。

先輩の卒業後、自分たちがサークルの最高学年になった時はルールの撤廃をしようとしたんだけど
自分たちは苦しんだんだから後輩を苦しめたいと言い切る馬鹿が数人出てきて大もめになった。
そもそも後輩がいる前で「後輩どもを苦しめたい」発言するのが最高に狂ってたと思う。
主張する馬鹿、賛同する馬鹿、後輩を守れるのは俺たちだけなんだとか自分に酔ってる馬鹿(俺含む)などなど。
全てに蹴りがついた時には受験の関係で結局その1年間はほぼTRPGやらずに討論で終わってた。
そしてその討論会のせいでTRPGやらない時期があまりにも長すぎたせいで下も抜け、俺らの卒業後はそのサークルは無くなった。

その後、大学を経て社会人になった今も数人はTRPGを続けているがそのうち一人はPLを(データ面や設定面で)苦しめる事が愛だと言う思想に至ってしまった。
学生当時のルールを今の時代に合うように変えてリブートを果たした奴もいる。
俺は、そいつらの所業は久々に当時の面子で集まった時に知ったが、拠点が離れたのもあってもはや一緒にやる相手ではなくなったかつての友を止めるべきなんだろうか。
横から口突っ込むのも余計なお世話になってしまうんじゃないかとか時々自問している。