>・ビルゲンワースは禁断の血盗難事件以降「カインハーストの血族」を「穢れた血族」と呼ぶようになった。

論点はずれるけどこれちょっと違う気がするんだよね
血族が忌避されるようになったのはもう少し後、具体的にはローレンスと青ざめた月の邂逅の後じゃないだろうか?

カインハーストが血を持ち出した後、ビルゲンワースとカインハーストの関係は悪化したけど汚れた血と呼んで忌み嫌うほどじゃなかったし、ローレンス率いる医療教会の前身組織はカインハーストに一定の理解を示していた
なぜならローレンスがやろうとしていた血の医療はカインハーストとそう変わらないものであり、ビルゲンワースに不義を働いたという点では両者は同じだったから

「ああ、知っている 君も、裏切るのだろう?」「変わらず、頑なですね」という会話からは三者がそういう関係性にあっただろうことが読み取れるし
血族のマリアがゲールマンの下で狩人やってたことからも、ローレンスはカインハーストをそこまで嫌っていなかっただろうと考えられる

ローレンスの血族への認識が変わったのは青ざめた月を召喚したとき
どういう経緯だったかは分からないけどそれがきっかけで親友のゲールマンが夢に囚われてしまい、手を尽くしたけど解放する手段がみつからない
それでローレンスは血族の血は危険だと考えて、禁断の血と呼んで関わることを禁止させたんじゃないだろうか

とはいえローレンスは血族全部皆殺しとまでは考えなかっただろう
過激派の処刑隊がいつカインハーストを滅ぼしたかについては、ローレンスと同時代と考える人とルドウィークと同時代と考える人がいるけど
前者だったらローレンス以上に自体を重く見た一派、後者だったら時代が下ってカインハーストへのヘイトが増した結果生まれた組織ということになる
カインハーストを全滅させられるほどの戦力がすぐ集まるとも考えにくいからローレンスと同時代と考える場合はちょっと苦しい仮説になるかな