バッドエンドとは正規のエンド
ゴールまで到達出来たのだから
エンドとなってる以上それは一つのゴール

呪いの動画を見た主人公が、その呪いの解き方を紆余曲折の末、見つけられ呪いを解除出来ても
色々やったけど呪いの解除が結局出来なかった、って結末でも結末は結末

話の途中で、失敗してゲームオーバーになるのは結末ではない訳で
単にミスしただけ

例えばの話
上手な人ならやっつけられるモンスターに負けた
それを「怖い」と感じるか?を考えれば分かる

それは単に自分が下手なだけで本来勝てるはずの相手

それをどんなに血みどろに演出で表現しても
爪や牙を画面に表示しても、それらには恐怖的には何の価値もない訳で

怪物に出会うだけで即死はしないけれど
怪物はプレイヤーに対して「行き止まり」の効果が必要
horrorで恐怖を作り出す根源的なものは『袋小路』でダメージや死ではない
ここは基本で重要だけれど勘違いされてる人が多い部分の一つ
悪霊が出て来て何が怖いか?
それは、悪霊が出て来てしまったその状態から抜け出す事が出来ない状態にいる事

「呪いの映像を見ました、その登場人物が命を落としました、それで呪いは晴れました」だけでは誰も怖いとは感じない
「呪いの映像を見ました、どんなに解こうとしてもそれは解けない」で、始めて恐怖が成り立つ

ゾンビの出る館に閉じ込められました→案内通りに進めば出口ですが、その途中にゾンビがいて倒して通って下さい(そのゾンビは血みどろで、禍々しい爪をモニターに向けてappealして来る)
と作っても怖いとは感じられない

ゾンビの潜む館に閉じ込められました→出口から出ようとすると外には大量のゾンビがいます
→他に出られそうな場所を探したけれど無理でした
→この館から出ない限り現在の問題は解決する事はないでしょう
これで初めて恐怖が成り立つ
ゾンビとはここでは舞台の小物で
「プレイヤーを通さない壁の役割」と「プレイヤーがルールを破った場合にプレイヤーを殺す(行き止まりに結果をつける)」の役割りを持たされた小道具

この件は重要なので後で必要