>>646
1つ目の問題はREAL=本物ではHorrorの恐怖は原則として作れない

恐怖とは心の中だけで展開する思い込み、または虚像
〇〇が怖いとは、〇〇の像を心の中だけで恐ろしい像として作って、それに怯えている状態
現実にするとそれは崩れる

飛び込みが怖いのは、飛び込んだ後に起きる結果を勝手に想像して虚像を作り上げている
だから怖い

実際に飛び込み無事だった場合それは崩れるし、無事でなかった場合も過去になる

もう一つの問題は一人称視点は恐怖娯楽に向かない
恐怖とは情報
怯えている受け手は、頭の中で虚像を作り上げているために、安心するための実像を得たい
そのために、周囲から情報をかき集める作業をする
恐れている対象の情報を少しでも知って『その脅威への対処手段を発見したい』から

飛び込みで飛び込まずに済むには?見張ってる先生や、来た道を見る
飛び込んでも助かるには?下の情報、距離の情報
少しでも得たい

怪物のいる家に閉じ込められている
その怪物の出そうな場所は?来た場合に対処するための手段は?
助かるために外への出口は?

そこで、決定的な解決手段(安心する情報)を得られない事でもっと恐怖の虚像が膨れ上がる
その繰り返しで恐怖は再現なしに増幅される

そのためには、ゲームではプレイヤーが全体像をより簡単に把握出来る環境が必要で
一人称視点では目の前のものだけがみえるため非常に合性悪い
全体を見回すためには360度回さなければいけないし、それでも全体を見れたかも分かり辛い

さらに隠したい場所を作れない点も問題で
一目で部屋に入った時、陰になって見えない場所の存在Horrorには大事で
見えない場所はもしそこを見た結果何が見られるか分からない未知のポイント

そこを一人称視点の場合、常に視界は目の前に来るので
ぱっと見で進むべきか?進まないべきか?深いところで迷う状態にはならない