【赤毛のアン】ゴグとマゴグ【パート18】
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>>417
まあオーウェンとレスリーの話はご都合主義。これは作話上許せるけど、
短編の「偶然の一致」、これはないだろう、と思った。 偶然の一致は1回しかやれない力技ネタだよね
でも短編なせいかおとぎ話みたいな感じで私は許せる
おせっかいなアンが恨まれてるのもおもしろかった
ご都合主義で気になったのはリラの赤ん坊かな
後半突然赤ん坊に他人から遺産転がり込んでくるとこ
帰国した父親と新しい嫁と赤ん坊の生活費までフォローしたのかモンゴメリ…て気持ちになったわ それがないと、「父親にかえした」って言っても、読者が不安になるからしかたないかも
親戚がいるなら最初からその家に行けばって話になるし、知らないばあさんからいきなりもらうしかなかったかもしれない 多少御都合主義でもハッピーエンドなら良いわ
没我の精神や茶色の手帳や平原の美女タニスみたいな鬱短編読まされるよりw
没我は御都合主義ならアンがウオーターさせて億万長者と縁付けるとか
ヴァランシーやカザリンは救われた没我のヒロインかな ヘレン・ケラー由来だろうけど生活系の板で覚醒して解決するみたいな意味で使われてる
モラハラやDV被害者とか支配洗脳されて自分が悪い自分が我慢すれば状態なのを
そうじゃないと認識して対決なり逃げるなり解決するみたいな カザリンはウォーターって感じじゃないけどな
アンに勧められて赤い服を着たら結構似合ってたとか
気乗りしないけどパーティ行ったら意外と楽しめたとか
だんだん洗脳されてたって感じw >>424
指輪物語のエオウィン思い出したわ
あとムーミンのフィリフヨンカw 遅レスですが
>>420
>ご都合主義
それについては、デイビーとドーラの叔父が登場しないまま亡くなって遺産として養育費の件と
アンが休学を思い悩んでいる時にジョゼフィン・バリーから遺産を貰って…の件で感じた
でも偶然の一致は
身に覚えのないロマンスの噂を立てられた恋人(偽)に突撃されて
あたふたしているヒロインが面白くてご都合主義もありだと思った ジョセフィンおばさんからの遺産など許容範囲だな
だって時期がたまたまアンの物入りだった時だっただけで、
バーリーおばさんは生前から可愛がってたアンに譲渡の準備してたはずだしさ
自分が読んだ中で「そんなバカな」と笑ってしまったのはジェイン;エアで
一文無しで転がり込んで親切に居候させてくれた牧師一家が実はジェインの従兄姉でした
いとこ一家と縁を切ってたジェインの叔父からの遺産も入って
困窮してた一家を救ってみんなハッピーってところ ジョセフィンおばさんの遺産のあたりのやり取りが好きだわ
マリラはマリラらしくさっぱりとしてるし、アンは思い出を胸にひとりで悼むし、デイビーは現実的 いつもはドーラの方が現実的
あのドライさは割と好き デイビーの叫びはリンドのおばさんでなくとも教育的指導を入れたくなるw マリラとリンドのおばさんと言えば、
最終シリーズ(リラ?)でも存命だったっけ?
主役が子供になった巻は数回しか読んでないし
いま手元になくて確認できない
確かコーネリアに「おかげさまでマリラも元気で」とかいう場面があったような 私はドラが好き
デイビーみたいなクソガキタイプは苦手なので
でもいつも彼女はないがしろにされてて気の毒だ >>434
さすがに、マリラとリンド夫人が元気だったのは夢の家のころ。
リラが乙女時代には、「亡くなったマリラ伯母さんの名前をつけられた」と
言っていたみたい。 マリラおばさんはリラの小さい頃に亡くなったので
あまり覚えてないみたいな文章があったような ありがとう
じゃあコーネリアさんに「マリラも元気で云々」と言う場面は
多分イングルサイドかな
夢の家の頃は、伝聞形式じゃなく実際フォアウインズまで来てたからねマリラたち 虹の谷の出だし(炉辺荘のアンの直後)では
子供たちをグリンゲイブルズに預けていたから
少なくともマリラは存命だった
兄の名前を冠し、ジョイスの後の子であるジェムが一番かわいいマリラと、
それを認める他の子供たちの描写が微笑ましかった
それが次巻ではあっさりと「マリラおばさんはリラがほんの子供の頃に亡くなって」で
片づけられていて切なかった そこは、想像の余地というかあえて書かないのが私はよかった
虹の谷は主人公はリラだというのもあるだろうけど マリラの後半生は幸せだったね
時々もしあの時間違えてなかったらとゾッとしてたんじゃないかな アンは当然だけど、双子を引き取ったのも大正解だと思った マリラは誰かの世話をやくことで幸福でいられるタイプだと思うんだ リンド夫人のキッチンは二階にリフォームしたんだっけ? 偉い人の肖像画がある神聖な客室じゃなかったっけ
アンは子供の頃、足を踏み入れるのも恐れたとか何とか 水はどうしたんだろう
当時の水道管でも二階まで水をあげられたんだろうか リフォームした話なんてあったっけ
忘れちゃったなあ >>451
リフォームっつか、
夫を亡くしたリンド夫人にグリンゲイブルズに来て貰う際
キッチンをマリラを別にしたという話で、具体的なリフォームについての記述はないよ
ただあの時代のキッチン用品は置くだけの電化製品ではないから、
何らかの工事が必要じゃないかな?という想像 簡易コンロと煙の煙突は窓から出すくらいのイメージだったわ
水は水がめ
オーブンも簡単なものなら設置できたかな?
キッチン分けるっていっても基本一緒にご飯食べてるんだろうし
台所はマリラが主導権握っててリンド夫人がほかに作りたいものあれば自分のキッチンで作って持ち寄ってって感じだと思う
保存食なんかも自分で作って自室で管理できるし
自分の生活スタイルが確立されてる女2人同居にはいいやり方だと思うわ 女2人が台所を共有するとトラブルがありがちだから、と
マリラが言ってキッチン別にしたからね ダイアナやアンの結婚祝いにパッチワークのキルト布団をプレゼントしていたが
2部屋でよくぞ調理器具や家具や衣装に加えて収納できていたものだ 本邦だと押し入れはまず布団で埋まるけど
向こうはどういう収納してるんだろうね 食べ物関係は食糧庫(パントリー)があるけど、寝具はリネン室のようなものが
ない(丘の上)とキツいね。 話ぶった切って申し訳ないですが、三男のシャーリーは戦死した?
手持ちの村上さん訳ハードカバー版では、航空隊に入隊して帰還しないままリラの話が完結していたけれど、
具体的にそういう記述(永遠に帰還する事はない)があったのでしょうか?
シャーリーは結局戦争から帰還する事がなかったとの話を聞いたが、確証がない… >>458
片目失明で負傷帰還したんじゃなかったっけ? 自己レス、
すんません、書き込みしちゃた時点で思い出した。
負傷はカールだった… >>458
終戦してからアンが
ジェムもシャーリーも春にならないと帰らないでしょう、シャーリーは夏になるかもしれないわ
と言ってるからこの戦争で亡くなることはない
「村の日々」ではブライス医師の孫が出征する(第二次世界大戦)とあるのでシャーリーはこの時点では行ってない
リラで帰還の様子が書かれてないから帰ってないようにみえてしまうかもね シャーリーが戦死したらスーザンが発狂だわ
シャーリーは独自のエピソードもないし、その上戦死じゃ不憫すぎる シャーリーは出す必要があったのかというくらい
影の薄いキャラで、なんか気の毒なほどだ エピといえば、スーザンの膝の上でマライアおばさんを見たことと
アンとギルバートの旅行中、彼一人がスーザン預かりだったって事位か…
名前もアンの旧姓だし、色々と雑な扱いを受けてる不憫な子だね シャーリーてリラのひとつ上だっけ?
虹の谷までは小さかったからなぁ
でもシャーリーのひとつ上のカールはちゃんと虹の谷でエピあるんだよね
キャラ作った時は何かプロット考えてたんじゃないかと思うが書くのやめちゃったのかな
シャーリー産んだあとアンは体調崩してたけど
結局すぐリラ作ったんだなぁ… それはシャーリーをスーザンの秘蔵っ子にするためのおぜん立てかな スーザンの秘蔵っ子になったことで
アンがシャーリーに興味をなくした感もあって
より寒々とする 初めて生き延びた子で、亡き兄の名を冠したジェムがマリラの秘蔵っ子、
ベタ惚れの嫁さんに似たダイがギルバートの秘蔵っ子ってのは微笑ましいんだが
シャーリーのそれだけは理解できない たまにしか会わないおじさんおばさんじゃなくて
父親が双子の片割れを秘蔵っ子ていうのも本来ならあんまり好きじゃない
この双子は見た目がナンのほうがいいってのを幼い頃から周りの目で感じてるだろうから
ダイが父の秘蔵っ子になることで容姿に卑屈にならなくていいと思うけど
シャーリーのキャラてよくわからないままだったな
普段はスーザンが騒がないように好きにさせてる達観した子ってイメージ
兄弟とも仲いいんだろうけどそれより牧師館のカールと仲よさそ ナンはアンみたいな妄想力高くてダイは現実的設定
ナンは自分の妄想膨らませすぎてだまされるが
ダイは嘘大げさまぎらわしい子の話を鵜呑みにしてだまされる
ダイみたいな子は自分がそういう大げさなことを言わないから
他人の嘘も多少盛ってたとしてもまさか全部まるごと嘘だなんて思いもしないんだろうな 出版順と年代順がまるで違うので無理なんだけど、双子のダイとシャーリーの
その後を書いてほしかった。あと、ユナはシャーリーとほのぼの初恋に
してくれてたらなあ。年が釣り合わないか。 >>469
原書引っ張り出してきた
炉辺荘の最初でアンがダイアナと話してるところ、
Di is her father's favourite
Shirley is the apple of Susan's eye
前者はお気に入りって感じ?
後者は受験勉強中イディオムとして覚えた人もいるかも
apple of one's eye で目に入れても痛くない子という意味で 同じ秘蔵っ子でも大分違うニュアンスだね
>>467
サファリパーク等で飼育員が育児を手伝って
本来の親が育児放棄するニュースをかぶってうすら寒い この流れでこっそり言うけど
自分はスーザンあんまり好きじゃない
シャーリーのことがなくても 私もあんまり好きじゃない
でも最大の理由がスーザンの性格どうこうよりアンを無条件で崇拝してるキャラ付けなんだよなぁ
なんか一家に都合のいいキャラにされてるところがイマイチ
ロマンスのひとつもあったような人物にすればよかったのに
ブライス夫人のことよく知らないけど好きじゃないわみたいなキャラ出てくると安心する 確かに、信者っぽい言動が好きじゃないのかも
来客への態度も家政婦というより身内みたいな図々しさが…
まあほぼ身内なんだろうけどさ
性格的にはもっと憎たらしい人物はいくらでもいるけどスーザンほど反応しないので
多分、アン(一家)との密着度の問題かなあ。崇拝描写がしつこいっていう 自分を崇拝というか気が合う女性が家事育児を一緒にやるっていいなあと最近思う
男性が手伝うとか分担するのとは違って気持ちが楽そう
価値観違うと地獄だけどw
モンゴメリは理想の使用人を創作に出してると何かで読んだから、本当は指示出す側として苦労したんだろうな モンゴメリ自身が仕えにくそうな性格してたみたいだからねえ 良い使用人探すのも大変だったらしい
目を光らせてないと基本サボる手を抜く食材や小金ちょろまかす
家の中のことを面白おかしく尾ひれつけてよその使用人と話すとか 読者的に微妙でもアンというか作者にとって理想的な使用人て視点でみると確かにそうかも
よそでブライス家の話することあっても大抵賞賛で
男と逢引したりもせず結婚して急にいなくなることもなく
アンがふらついたり小説書いたりすることも認めてて
アンの敵が現れたらアンの代わりに文句を言う
子沢山で医者の妻で忙しい身としては完全なる自分の味方が家事きりもりしてくれるの理想的だわな モンゴメリが求めた理想のハウスキーパー像だったのかなスーザン…
>>474
遅くなったけどありがとう
favouriteだと日本語のお気に入りとちょっとニュアンス違うね 結婚後のアンってあまり好きじゃない
夢の家も辺鄙すぎて、それまで人間の中で生きてきたアンがよく平気だなと思う
レスリーやミス・コーネリアやジム船長みたいな近隣住民に恵まれてるのもできすぎ
「ヨセフを知る一族」なんて選民的になったのも好きじゃない
アヴォンリー時代は、「マリラはいつ盲目になるの?」なんてひどいこと言う変人や
喪服着てるときに意地悪いうジョシーみたいなのとかいて、腹を立てたりするのがよかった
炉辺荘のアン以後はアラン夫人みたい ブラッドハーレーの馬車をググったら登場人物の名前がダイアナやカザリン フィリパ ステラ プリシラ
ジョシー ジェンなどなどアンシリーズなのになあの内容…胸糞が悪くなった >>491
確かにw
毒を食らわば皿まででポチったわ 何故そんな苦行に挑もうとするのか(呆れ)
くれぐれもここで愚痴らんでくれな
専用板に作者スレあるんだから >>493
苦行をはたして来ましたw
これだけアンシリーズの登場人物の名前を知ってると言うことは好きで読んでたんだろうなと
それでどうしてこうなっただけど
思ったほどにはグロい描写は少なく高い画力と心理描写でした
完全にスレ違いなのでこれで終わりです
失礼しました 話は戻るがスーザンの給与体系が気になる
「没我の精神」のヒロイン・ユニスよろしく「お給金を貰わない高等召使@村岡版」なんだろか お給金そこそこいい額貰ってると思うな
年とっても亡くなるまでブライス家が面倒見ると思うけど
そして貯金は親戚が残ってるなら親戚に
そうでないならシャーリーにいくと思うけど
嫁入り前の若い小間使いは教育も兼ねてるってことで安いお小遣いしか与えられないだろうけど
スーザンくらいの年だといっぱしの家政婦扱いだから
もしお給金少ないなんてことが村に漏れると医者一家としてのメンツもたたないw
スーザン自体はお金そんなにいらないと思ってるかもしれないけど
家政婦仲間と雑談してお給金の話になったときに
自分はよそよりしっかり貰ってると思えば鼻も高く
ブライス一家への忠誠もますます強くなろうというものだ ウインディウィローズの老婦人達はレベッカデューに十分なお金を残してあげるでしょうね 住み込みで24時間勤務はきついだろうなーと思うけど
あの時代、独身女がよそに働きに行くのも辛そうだし
それなり気の合う優しい雇い主がいたら最高にラッキーかもな 食と住を確保できるしね
結婚してなくて親兄弟頼れない女性なら、仕事としてまったくない選択ではないね 知り合いの家に住み込みの家事手伝いなものなのかな
好きなもの(衣服とか)が自由に購入できる程度のお小遣いみたいなお給料だろか そもそもまだまだ階級社会が尾を引いてる時代だから
中流感覚でそこそこの給金与えられていれば
労働者階級としては余裕の老後送れるっていうのもある
生活に必要な最低ラインが全然違うから ミス・ジョセフィン・バリー、ミス・エイダ、マリラといった家持ち独身女性はともかく
レベッカ・デューやスーザンの老後の人生設計はどうなっていたんだろう
もらったお給金を基に親族の家(スーザンの場合は弟)に寄宿? 子持ちブライス家はきっとシャーリーが面倒見るんだろうけど
スーザンがそれをアテにしてるとはあんまり思いたくない
スーザンもレベッカ・デューも親族がいるならお世話になるか
でなきゃ高齢独身女性同士で一緒に住むのかなって思うけど
長く勤めてるなら貯金と雇い主の好意で小さな家くらい買えるんじゃないかなと思う
そこで下宿人置いたりね 納得しました
家が一生の高額な買い物というのは日本人的発想だったわw
ここでスーザンについての書き込みを読むほど
坊ちゃんの清が思い浮かぶ 夢を壊して悪いんだけど、銀の森のおばちゃん(ジュディ)のように、
死ぬまで現役だと思う。 どれだけ勤めててもただの使用人扱いの家だと死ぬまで現役だろうな
スーザンやレベッカ・デューは雇い主がそれなりに考えてくれるだろうよ いよいよとなったら救貧院とやらに行くのかな
かなり惨めな所なんだろうな スーザンやレベッカはメイドというより家政婦に近いから、
雇い主がまともなら、終身雇用か、老齢で働けなくなったら終身年金を出すので、救貧院行きということはない
むしろ、家政婦が救貧院送りになるような家という噂が立てば有能な人材が来なくなるので、それなりにちゃんと暮らせるような処遇をするよ それを聞いて安心した
あのころの医療では何年も寝たきりというのはレアなケースだろうしね おばちゃんは死ぬまでパットが介護してあげたんだろう スーザン、ジュディはともかく、レベッカ・デューは船長夫人姉妹の親類だから、
先の不安はなかったはず。 器用だったら秋の夜長にキルトやパッチワークして当時のPEIの暮らしをしのぶんだけど生憎不器用で
あの時代に生まれなくて良かった すごーく昔の暮しの手帖のバックナンバーで
パッチワークを「思い出つぎ」的に訳していたのをふと思い出した 昔の訳って、その当時の日本には馴染みがないものを訳すから面白いよね
「ローストチキン」が村岡さん版では「焼き鳥」となっていて、串に刺さった焼鳥しか出てこないし
松本さん版では「照り焼きチキン」となっていて、鶏の丸焼きの筈がクリスマスの鶏足のイメージになる
己の貧困な想像力が悪いは分かっている セーラだったか、パットだったかうろ覚えだけど、「ダイヤモンドダスト」
という言葉がカタカナのまま出てきてて、村岡女史の時代だったら
翻訳に困っただろうなぁと感じたわ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています