船戸与一 2
>>506
本当かと思ってしまったよ。期待してしまったじゃないか。
空飛ぶタイヤ、ハゲタカU読んだら、夢は荒れ地を読んでみよ。
10年以上ぶりの船戸節 癌とか聞いたけど満州国演義終わらせられるんだろうか?
よろしくお願いしますよ。 山猫→神話→伝説と、ページをめくる手が止まらなかったあの頃の勢いはどこにいったのか…。 新雨月は読むのが辛かった
女の子がハルフナリみたいな感じなのもなんだかな 新雨月おもしろかったけどな
故郷が舞台の近辺だったからかな
勉強にもなった 今年に入ってから船戸作品ばかり読んできて
いまは山猫を再読中
この20数年のあいだに何度これを読み返してきたことか
やっぱりこれが原点だわ 新雨月は出だしは良かった。よくあるスタンダードな
時代小説風に仕上げるよりも、現代史と併走するあの
いつものノリで押していて悪くはない。でも後半から
エンディングにかけて盛り上がりに欠けて、中途半端に
終わってしまったのが残念。
満州国も、次郎のみのストーリーにして上下巻くらいで
まとめたほうがすっきりして良かったんじゃないかと思う。
しかしまぁ年だからなぁ。 はじめて読んだ船戸作品は何ですか?
どの作品からハマったんでしょうか? >>539
初めて読んだのは猛き箱船。
映画化期待してたんだけどバブル終わっちゃったからな。 >>539
初めて読んだのは「蛮族ども」
展開に圧倒されて次から次へと作品を求めたな もしご存じでしてたら教えていただきたいのですが、
1986年の8月か9月に読んだPENTHOUSE日本版にのったスペイン内戦の話なんです。
内容で憶えていることを断片的に書きますと、、
日本人とスペイン人の混血の美人がいて世田谷在住だった。ドイツと他のどこかの(ソビ
エト?)外交官両方から言い寄られたいた。どちらかと結婚して戦争に巻き込まれ・・。
誰がために鐘は鳴るについての記述もすこしありました。
もしかしたら私の記憶違いによりPLAYBOY日本語版かもしれない確率が少しはあります。
原発が爆発したあとで、チェルノブイリ事故があった1986年のことをいろいろ思い出
したときに脈絡もなくそれを思い出したんです。現地取材をしながら書いているという
ルポルタージュみたいな感じで女性の世田谷での生活に関して調べてくれるように友人
に現地から電話していると言う記述もあります。内戦のモノクロ写真も印象的でした。
これはのちに本になったのでしょうか?現在も出版されているのでしょうか? >>542
エドワルド・フェブレスの素描(月刊PLAYBOY 86年8月号掲載)かな。
日本冒険作家クラブ編 幻!(徳間文庫)というアンソロジーに収録されています。 >>544
ありがとうございます。ネットはすごいなぁ。
素描という部分にかすかな記憶があります。タイトルには用いられる
ことが少ない言葉でしたから。
今日BOOKOFFで探したところ、多作の作家であるにも関わらず
とても在庫が少なく見つけられませんでした。他の手段で近日中
に入手するつもりです。
PENTHOUSEとPLAYBOYの区別がはっきりつかなかったのは両方とも
買っていたからでした。当時の生活の空気感とともになんだか印象に
残っていた作品でした。
蛇足ですが、政府の発表「ただちに健康に・・」も当時と全く同じなので
苦笑するほかないです。 高校生の頃、山猫から入り箱舟ではまったが
蝦夷地や蟹辺りで離れた
今坂東のエウスカディ読んでたら、船戸思い出して読みたくなってきたよ 雨月や満州よりも辺境を舞台にした作品の新作がまた読みたい 13/12/20発売予定 文芸
南冥の雫 満州国演義8
ISBN:
本体価格:2,000円+税
判型:四六変形
Cコード:C0093 13/12/20発売予定 文芸
南冥の雫 満州国演義8
ISBN:
本体価格:2,000円+税
判型:四六変形
Cコード:C0093 満州国演義は、ものがたりの形態をとった、船戸与一による昭和史(前期)の解説の書だ。
何がどのような理由でどのようにして起こり、どのような結末を迎えたかが、歴史上には現れることのない「実務者」たちの視点で描かれている。
彼のルポタージュ(硬派と宿命や国家と犯罪など)や個々のものがたりに挿まれる政治状況のセツメイがが気に入っているなら、一読することを勧めるよ。 満州は次郎が主役なら面白いだろうなぁ…
実質は四郎が主役なんだろうけど 生きているよ!
週刊ポストで角田光代と対談していた。
ただ、写真ではかなりやつれて見えたけど・・・、健康を損ねているのは事実なのかな。
この人は数少ない“ホンモノ”。 どうか長生きしてほしいよ。 ずいぶん前に隆慶一郎ファンに「何か面白い小説ないですか?」と聞かれて、
「船戸与一知ってる?」と聞き返したら、「知らない」とのこと。
なんとなく共通の面白さがあるよなあと思って、
『猛き箱舟』を薦めたけど、どこにも売っていないのだった。 満州国演義8出たね。
船戸与一。
10で完結とか前に書いてあったけど、
命の寿命との関係で9に早めたのかな。
滅びの美学、破滅の美学。
これが最後の作品になるだろうし、
最後は希望を託して終わるんだろうね。
だから、
四郎は生き残る。
三郎は戦死するのは間違いないが。
二郎も間違いなく死ぬね。
一郎は官僚だから生き残れそうだけど、やはり、死ぬのかな。
四郎が最後に生き残り、船戸与一は死ぬ。
俺が最初に船戸さんを読んだのは「猛き箱舟」。
その後の船戸作品は全て読み、
1988年、俺27歳。
今俺52歳。
猛き箱舟の頃はバブルの時代だったし、
俺も若く、ギラギラとギラついていたよ、性欲も旺盛だったし。
今、俺52歳。
すべての野望は燃え尽き、性欲も燃え尽き、枯れゆく年齢。
嗚呼、船戸与一。 降臨の群れ、結構面白かった。その前に読んだ緋色の時代よりずっと。
緋色の時代、波が全くなかった。死んだ人間の心電図みたいな展開で 虹の谷の5月、ありゃ何だ?何だあのラストは?希望に満ち溢れてるやんけ。
強烈な違和感を感じる。あれ書いてた時期にトシオくらいのガキでもいたのか?御大…
ただの青春物じゃんざけんな船戸。あんな爽やかな締め方あるか! 船戸もガキには甘いってことか…そうでもなかったと思うが。
虹の谷の5月の異色さは群を抜いてるな。
まぁ、あのラストは予測できたが、実際に目にすると、ロマンチック過ぎて反吐が出らあ!
あんなの船戸作品じゃない 船戸作品は欧州モノ少ないみたいなんで
他の作者で東欧・ロシア舞台の作品ってなんかありますか? 満州8を読み終わった。
意外な人がまず一人、死んだな。 山猫終わったので
神話の果てに移行
ポルソンファン強烈 猛き箱舟で隠岐を殺して復讐果たした後の香坂の動向に何も触れてないのは何でだろーな
なんかモヤモヤするわ 紙数が足りませんでしたじゃねーだろうな >>582
夜のオデッセイアでアップルジョーとオレンジジョーと出会ったその後を
聞くようなものだ >>586
マジで言ってる?
小説の冒頭を読みなさいってば 隠岐やった後に作戦に関わった政府の高官やりに行って
飛騨だかどっかの雪山の山小屋で狙われてる描写だっけ?
手放したからブックオフで探してくるかな 中学高校の時に読んでた小説をオッさんになってから読み直すと
その当時の感想を思い出し青臭い考えしてたな〜となるだろ
作品の批判ではなく自分自身の問題じゃね? 船戸作品をKindleで見つけて大量買してしまったw
猛き方舟、山猫の夏、伝説なき地、砂のクロニクル、蝦夷地別件、神話の果て
この6作品は既読だけど、もう文庫手放してるので購入したんだけど、
他にこれは読んでおけってのあるかな? >>595
ほぼ同じことしてるw
あとは「炎流れる彼方」とか・・・ 互いの頭蓋を割っての同士討ちのシーン
非合法員?群狼の島? >>595
「血と夢」「夜のオデッセイア」「非合法員」 >>595
流沙の塔
虹の谷の五月
アジア舞台の傑作 満州国演義じゃなくて新作書いてたりするのだろうかー 「イスラム国」を描いてほしかったが、さすがに厳しいか 島地 そう。それが今やみんな売れっ子、大御所で、北方先生なんかは直木賞をとっていないのに、直木賞の選考委員までやっている。
大沢 選考委員になった直後に会ったとき、「大変だなあ」といったら「新参者だから先輩方に従うだけだよ」といっていました。で、この先はちょっといい話。彼が選考委員になって最初の選考会で、
まず金城一紀の受賞が決まったらしいんですね。でももう一人、委員の間で意見がまとまらなかった作品があった。船戸さんの『虹の谷の五月』です。
島地 たしか、あのときは同時受賞でしたか
大沢 先輩方があれこれ話している間、北方さんは末席にいたらしいんですが、あの性格ですから黙っていられなくなり、
バッと座布団をはずして畳の上に正座して両手をつき、「若輩者ながら申し上げます。船戸与一という作家は・・・」と、一席ぶったらしいんです。
島地 ずっとつき合いのあった人だから、どうしてもひと言いいたかったんだろうね。
大沢 北方さんの決死の演説もあり、船戸さんの受賞が決まった。もともとマブダチですが、その話を聞いて、やはり北方謙三は男のなかの男だなと惚れ直しました 満州国演義、よく頑張ったなあと思います
やっぱり船戸さんの「山猫の夏」が、いろいろな作家の大長編小説発表の枠を
ぐっとひろげてくれた感じがします
ご冥福をお祈りします R.I.P 与一 (吉田戦車のマンガの猫じゃなしに)
あの時代、海外勢が失速してたこともあるけど日本の冒険小説の水準と勢いは最高だった。
読者は幸せだったんだが書いてる人たちもそうであってくれたらいいな。 福田某はどんな胸中だろう?
満州が支えだったとしたら永遠に書いていて欲しかった ヘビードランカーだった西村寿行は肝硬変で逝き、
チェーンスモーカーだった船戸与一は肺癌で逝く。
80年代の無頼な作家たちは、みんな最期まで自分の生き様を押し通すんだな。
亡くなられたことは寂しいが、この最期は何となく納得できるような気がする。
猛き箱船も良かったが、山猫の夏、神話の果て、伝説なき地の南米三部作が好きだった。
あと夜のオデッセアの突き抜けた爽快感も‥‥
ご冥福をお祈りします。 肺がんで余命一年とこのスレッドで話題が出てから
どれくらい経ったんだろうか
満州をきっちり完結させて亡くなられたそうですね
お疲れ様でした 船戸与一、北方謙三、逢坂剛、志水辰夫、佐々木譲、大沢在昌、の皆が
1979〜81年の間にデビューしてるって、あらためてすごい世代だった
んだなあと思う。
健康に長生きするような柄の方じゃなかったし、最初に逝ってしまわれた
のもやむなしか。
合掌。 余命1年から随分経つし、健筆なので劇的に回復したのかと思ってたわ・・・ 悲しい。
「猛き箱舟」以来ずっとファンだった。
この人の書く世界観には引き込まれたよ。
そう、ぐいぐいと、ぐいぐいと・・・・。