笠井潔 part9 『魔の山の殺人』
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対談のゴジラ、パシフィックリムの見立ては、それぞれ映画板で、なんにもわかってない無理矢理な論難と批判されていたな。
笠井を知らない奴も多かったみたいだし、紹介した甲斐があったw 今期のアニメは何見てるんだろ
グリザリアとかは見てそうだが
あとは天体のメソッドとか 必ず雑誌掲載からもんのすごい書き直しするん?
でも端から順に単行本化してほしいよ… 改訂前の雑誌掲載版でいいから、先に単行本化してもらいたいよな そんな無茶言うな
魔の山完結+煉獄単行本化+吸血鬼文庫化(+オイディプス二次文庫化?)
が大体同時になるんじゃないかな、と思う ノベルス化や文庫化は一旦ストップかけてもらえないだろうか
最悪、笠井さんいなくてもできる作業だろうし 雑誌連載を続ける
↓
雑誌掲載分の単行本化作業を1年がかりで行う
↓
別メディアの仕事で楽しむ
↓
雑誌連載に戻る
…永野護の話ですよ もう全部書き下ろしでいいんじゃないですかね
雑誌→単行本のプロセスを経るのは厳しい
雑誌に書いてみて気づくこともあるんだろうけど、もう年齢的に最短ルートで作品発表していくべきじゃないのだろうか >>393
今よりも進まなくなる恐れが((((@_@)))) 雑誌連載は下書きみたいなものだって言ってたんだっけw 赤い自転車を買った。
ラ・モール・ルージュ号と名付けた。 >>396
昼休みに会社からみてて吹いたw
咳をして誤魔化したが恥ずかしかった… >>396
「行くぞッ!! ラ・モール・ルージュ号ッッ!!!」 ニコライ「あの自転車に乗れ」
>>396「わかりました」 既出情報だね
天使は探偵も文庫化するみたいだけどまだAmazonには登録されていないみたいね 笠井潔 @kiyoshikasai ・ 6 時間 6 時間前
光文社文庫『天使は探偵』の見本が届いた。この文庫版には単行本未収録の中篇「黄泉屋敷事件」が入っています。安寿ファンで未読の方はご注意を。 どういうこと? 未読の人が読むと他の作品のネタバレになっちゃうってこと?
それとも文庫化だけれども初書籍化の作品が入ってるのでスルーしないでねってこと? 買うけれども、買うけれども…
ちとわかりにくい注意喚起ですね k-popをマンセーしていた笠井先生のスレはここですか? 前季からの継続を含めて、十六作もアニメを見なければとうれしい悲鳴を
あげている笠井先生のスレならここです。 言質頂きましたw
>20世紀青年の精神的遍歴を主題にした矢吹シリーズは最後まで書くとしても、
>それ以外には21世紀の時代性に見あった、まったく新しい小説を書きたい。
>たぶん来年中には着手できるだろう。 いや、新作に着手する前に矢吹シリーズ終わらせて、加筆修正なくてもいいから単行本化もして! 新作書いてる暇があったら矢吹書け ×
アニメ見てる暇があったら小説書け ○ 書きたい新作があるなら
それこそ早く駆をかいてくれー! ハイデガーの存在と時間も全体の構想の一部しかできないまま終わった
マルクスの資本論も1巻しか完成せずに本人は死亡した
もうそういう路線狙ってるんじゃないかと思えてくる 天使は探偵を発売日に買った本屋は入荷が多分2冊だったと思うんだけれども
今日行ったら売れてた
好きな作家の本が売れるのってなんか嬉しいなぁ オイディプス以来、数年ぶりに思いついて
吸血鬼→青銅と読んでみた。
あれ? こんなに読むのが辛かったけ?
初期三部作はリアルタイムで読んでたし、
哲学を読んでヨーロッパも周った。
オイディプスの美しいラストは人生を変えるものだった。
出版されれば全部読むけども
なんだろう。切ない。
私が歳をとって狭くなったのか。
おすすめの小説を教えてくれ。
グレッグ・イーガンと
マリオ・バルガス・リョサは最近全部読んだ。 >>424
ミシェルウェルベックとかいいんじゃない?
あとは薀蓄系として京極夏彦とか >>426
ありがとう。
ウェルベックは幸福の追求と素粒子を読んだことがある。
ある島の可能性、読んでみたいけどアマゾン高すぎ。
京極と森博嗣は数年前まで読んでた。
新シリーズおもしろい?
私が最近読んで良かったのは、Stephen KingのIT
Tim O'brienのJuly,July
島田荘司の切り裂きジャック百年の孤独、かなー 吹雪の山荘読んだ。途中はぐだぐだだったけど、最後は上手にまとめたと思う。 笠井の描く21世紀青年も読みたいが、まず20世紀青年の総括を… ミステリーズ!最新号の『魔の山の殺人』のあらすじだけみると、カケルが犯人わかったっぽいからもうすぐ終わるのかな(駆シリーズは単行本で出てる分しか読めてないからちゃんとしたこと言えないけど)
この分だと来年は期待してもいいのかな? 次号で完結だそうだ。
>「ミステリーズ!」68号に『魔の山の殺人』第12回が掲載されました。
>この連載は次号で完結の予定です。 おお!
だがさて駆シリーズが完結するのが先か、『煉獄の時』が出るのが先か・・・
流石に後者であってもらいたい いや、ここは完結を先にだね
お願いしたいところだね ホントですね。
って、忙しくて吹雪の〜買いに行くの忘れてた つーか最終作くらいは書き下ろしでもいいんちゃう?
それと日本編って三部作だったか四部作だったか忘れたけど、どういう順番で出すの? 日本編第2弾→本編第10弾→日本編第3弾、で完結かねぇ… いや、ツイッターのプロフを素直に読むと第10弾が完結作になるのか…?
日本編2、3と連続で出して、本編10で終了 このミス隠し球より
第九作の『魔の山の殺人』連載終了後に第七作『煉獄の時』の改稿着手予定
第八作の『夜と霧の誘拐』は修正箇所が少ないのですぐに出せるが順番は変えない方針 おっ
朗報といえば朗報か
順番は変えられても困るからその方針でいい
7と8がわりと間を空けずに出版されそうで楽しみ いや、10作目も日本編も2作?3作?残ってるので
改稿してる暇があったら続き書いてほしい
グインサーガや魔界水滸伝みたいに未完にはなってほしくない 万が一のことがあっても、グインサーガのように誰かが引き継いでくれるよ 呟き見ると小説より評論を先に書きそうな気配だけどな 『ユートピアの現象学』書くつもりなのか。確かに昔から予告してたけど。
矢吹シリーズ完結させてからにしてくれよ。。。 ユートピアの現象学を駆がナディアに講義するという体で
会話形式で書いてくれるなら、それはそれでいいかも テロルの現象学のときみたいに小説と連動するなら許す 何もかも完結せずに終わるのもそれはそれでいいものだ 天使は探偵って本当の天使とは明言されてはいなんだね >>336
俺も笠井の収入源は気になるw
ぜんぜん働いてないやんw
アニメばっかり見てないで、小説書けよ
元々作家というよりも評論家だし、どっか世間を捨ててる感はあるけど
そういう人間からしたら、田舎で引きこもった生活が理想なんだろうけど テロルの現象学を頑張って読んでる人いるみたいだけど、その要約は、ウィキのマルクス主義批判の
ページに書かれている
笠井潔は、インテリゲンツィアを知的無用者だと述べ、彼らが革命の理想にとりつかれたのは、本来は
無用者であるのもかかわらず、自分をひとかどの人間だと思い込んだエリート意識であり、過剰な自己
観念であり、にもかかわらず自分を評価しない社会に対するルサンチマン、劣等感であると指摘している。
無目的で鬱屈としたインテリにとって、マルクスの革命理論は絶好の受け皿となった。これらのコンプレッ
クスと自意識の強い田舎インテリの姿は、ドストエフスキーの文学などに多種多様に描写されている。
前衛主義とは大衆を愚衆と考えた傲慢なエリート主義であり、排他的で硬直化した独善性である。それは
レーニンの「マルクス主義は真理であるがゆえに全能である」という言葉に象徴されている。人民を解放し
ようという献身的な利他性どころか、世界を意のままに動かそうとする肥大化したエゴであり、ソ連が収容
所群島と化したり、連合赤軍が観念的なテロリズムに走るのは、その独善性と傲慢さゆえに必然であると
指摘している。
この内容を、いろいろ著作を引用したり薀蓄垂れたりして、一冊に引き伸ばした感じ
あと、補足説明が必要な部分は、笠井のオリジナルというか着目点として、集合観念というのを提示
してるんだけど、これは一種の群集心理みたいなもので、人間は集団化すると、個人ではやらないような
暴走行為をおこうなうみたいな観念
革命や反乱が起こる原因の一つとして、「赤信号みんなでわたれば怖くない」みたいな集合観念みたいなもんが
あると指摘している
その場の勢いみたいな感じ
集合観念は、バタイユ(薔薇の女に出てきた思想家)の蕩尽の影響があるんだろうけど 共同観念(世間一般の常識)から脱落した自己観念(反抗的自意識)が反乱を起こし、べつの新しい革命的
観念(党派観念・レーニンの前衛主義みたいなもん)を作り出して世界を支配する
そして、党派観念がやがて伝統的で時代錯誤な共同観念に落ちて、そこからまた自己観念の反乱が始まって、
それを繰り返すっていう内容だよ
集合観念は、「共同→自己→党派」の観念のサイクルを、潤滑油的に促す観念
当時影響力の強かった経済決定論のマルクス主義とは違い、観念という精神性で体制の変革を説明しようとした点は評価できる
共同観念とかいう言葉は、吉本隆明の共同幻想とかの影響を受けてるんだろうけど、吉本よりも合理的というか論理的だよ
幻想がセンスなら、観念はエゴに当たる
センスを分析するよりも、エゴを分析したほうが社会科学的にはわかりやすいというか、共通認識性が高い ウィキペディアをウィキと言う人は自己批判したらいいと思うの >>457
でも確か、昔何かで読んで驚いたことがあるんだけど
鮎川哲也レベルですら(←失礼)別荘建てられるくらいの金は持ってたんだよな
同じミステリー作家とはいえ、時代もタイプも違うから一緒には出来ないけど
ただヴァンパイヤー戦争はアニメ化されるくらいヒットはしたし、
趣味はスキーとアニメのエアチェックくらいで散財するタイプでもない
死ぬまで田舎暮らし出来る程度の蓄えは充分ありそう 前から気になってたんだけどヴァンパイアー戦争はクトゥルー物じゃないの? >>463
何で?せめてそう思った理由を書いてくれないと あ、そうだね
最近クトゥルー物を読んで世界観が似てるなと思いまして
ここなら色々詳しい人が多いからわかるかなと思って訊いてみました >>465
キングの「霧」とかジョン・カーペンターの「マウスオブマッドネス」みたいに
意識的に似せてるんじゃなくて、単に似てるってだけじゃクトゥルフものとは言えないと思う
でもあの時代の伝奇SFは、多少なりともラヴクラフトの影響は受けてるからな
意識してた部分はあるかも知れない 今期のアニメは何を見てるんでしょう?
やっぱユリ熊なのか? 暗殺教室、デス・パレード、純潔のマリア
この辺りは観てそうだな 艦これを見ているなら評論の中身は予想できる
やはりピンドラ評論の続きとしてユリ熊評論が読みたいな >>465
色んなところから撮んできたパッチワーク小説だからな
ありがちな世界観、ということだ 笠井さんの評論は基本的に面白いと思うんだが
アニメに関する言及はとたんにつまらなくなる
なんか力業感がないんだよなあ >>466
>>470
ありがとうございます
すっきりしました 平井さんはどう思ってたのかな。今までに触れたのは見たことがないが相当影響は受けただろうな 次の本にはイスラム国についても盛り込まれるかねぇ… >>474
九鬼鴻三郎はアダルトウルフガイをイメージしたってのは読んだ記憶はあるな
苗字は九鬼周造から取って、名前は宇野鴻一郎をからかって付けたんだっけ?
まあだいぶ前に読んだ話だから記憶違いかも知れないが >>471
晩年の吉本隆明が「松田聖子より柏原芳恵が〜」とか痛々しくPOPぶりっ子したのと同じ
老化現象の表れなんだよな
アニオタの10周遅れで走ってみせてくれるぞ >>479
10年くらい前から法月綸太郎に似たようなこと言われてたよ
それでもマスイメージ論みたいな本書いてくれたら良かったんだけど
マスイメージ論、ハイイメージ論も変な本だけどそこが面白かったしな
でも実際には、単に息子さんとの貴重な共通の話題だからハマってるんだろ?
微笑ましいじゃん 息子さんとはそっち界隈の趣味でもだいぶ断裂があるでしょうw
あちらはすっかり同好の士である東浩紀に懐いてしまった いつもの話をするためのネタとしてアニメを使ってるだけなのがちょっとね… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています