角田喜久雄の加賀美ものは、青樹社の「事件小説シリーズ」に
(国会図書館の検索では引っ掛からないが、中短編も長編に併録される形で)
全作品が収められている
(「姿」であるべきところが「婆」になっているなど)誤植の訂正は充分とは言えないが
送り仮名などには(当時としての)現代風にする手が加えられており
漢字→仮名の置き換えなどの参考にもなる

(同シリーズには、「年輪」などの初収録作も含まれているので
著者による編集意図があったものと推察される)