松本清張20 [無断転載禁止]©2ch.net
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砂の器を読んだんだが、指揮者は元警官を殺す必要なんてなかったのではないでしょうか?強請られたりしていたわけでもないのに。
そこの描写がハッキリしないんですよね。 あの過去は知ってる奴がいると思うだけでウアアアってなっちゃうほどのもんなんだろうな
その辺の心理はむしろ映画の方が丁寧に描写してるね 両親に確認したんだが、ハンセン病って事で家を出て、その事を知っている人を殺したなら、「元々ハンセン病で差別してきた人を逆に殺しにいく」っていうストーリーじゃないと、
おかしいんだよ。って言っていたんだ。松本清張の砂の器はゴミって言っていたんだよな >>476
清張の作品も、そういう『それ、むしろやらなくてもいいんじゃないの?』っていう行動パターン結構あるよ
『それ、やらないほうが平穏に生活できるのに、何故わざわざそれやるのかな?』みたいな行動ね。
主人公とかそれ以外の登場人物でも。
まあ推理小説全般、突き詰めていくと、ほころびや疑問はいろいろあるんじゃないかな、清張に限らず 田舎の人間なんて自分が有名人と知り合いだと分るとほいほい喋りまくって噂を広めるから
知られたくない過去がある人間には目障りだ 砂の器ってハンセン病抜きにしてもトリックが凄いって言うけど、トリック自体は何ら凄く無いと思うんですよね。結局時代をうまく反映しただけってオチにもなりますよね。
映画とか、「音楽」がより一層高揚させるから感動話になる感覚がありますが、ミステリーとしては至って普通。でもハンセン病を取り入れたから評価が上がったって感じにも受け止められるんですよね。 前スレで書斎ってコテさんが何度かコメントしてた菊池寛の『入れ札』、ふと読んでみた。
これなかなか面白いな
そしてやっぱり清張の作風と若干似通った点もある。
菊池寛も清張と同じく、もってまわった文学的表現をきらって尚且つ心理描写がうまい。
国定忠次と子分連中のエピソードの形だが、誰の心にも潜む弱さを描いてるし、ちょっとしたどんでん返しもある 砂の器は戦前の探偵小説みたいな文章で面白くない
点と線も古臭い文体で好きじゃない 新しい文体って何?
例えば森鴎外の初期の擬古文を現代語訳でリライトした井上靖みたいなのを
松本清張に求めてるんだろうかとふと思った 明治時代に口語文が確立して以来、新しい文体なんて物はない
まだそれから100数十年しかたってないから、あと200年ぐらい先になれば口語文も変るだろう いや新しい古いって感じかたはあると思う
自分にとっては明治の例えば泉鏡花なんか非常に読みにくい。
文体もそうだが、使っているちょっとした用語が今の感覚からすると古いし、 また生活様式も昔のことゆえ描写がどうしても古くなる。
清張の小説で昭和30年代を舞台にしたものなんかは 今の若い読者からすると全体に古いと感じられるんじゃないかな(電話を借りるとか電報を打つ等の行動なども)
それと清張は結構漢語を使っているしね(今はほとんど使われてないような漢語)
来年平成が終われば
昭和は二つ前の年号になる。つまり俺たちにとっての明治と同じだ。
世代間ギャップは大きい
日本語自体随分変化してる。文章のみならず発音やアクセント、略語、接続詞の使い方等々ここ40年でもかなり変わってきてる。 電話が携帯スマホに変ったとか行ったことは本質じゃないと思う
文化文明風俗は変る
今バブル絶頂期の作品を読んだら違和感あるだろうし 言葉は生き物だからその時代に即した文章に改変すること自体は良いことなんだろうけど
そう考えると翻訳物は新訳でいくらでも現代風にできるから得だよね 旧い時代の文章がそんなにきついかな
旧いのは旧いのでその文章自体が旧い風俗描写も含め面白いけどな
旧くても新しくても下手な文章は読みにくくうまい文章は読みやすい
幸田露伴の五重塔が面白そうなので電子書籍ポチったら、思い切り文語体であせったw
だけど、読み始めると面白くてすぐ慣れてスラスラ読めたよ 呼び出し電話とか、長距離電話がつながるまで何時間も待たされるとかいったことは
昔はそうだったんだなと思えばいいだけで、
それで昔の作品は古臭くて読めねえということにはならない >>490
> 旧くても新しくても下手な文章は読みにくくうまい文章は読みやすい
文章の読みやすさは論理構成と的確な描写、あとは音感の良さというのも大きい
作家の倉橋由美子や翻訳家の別宮貞徳といった人たちは、下手な文章を音痴と呼んでいる
もちろん、リズムだけでなく、ことばの選び方や組合せの妙もそれに含まれている
方丈記、風姿花伝、奥のほそみちなど歴史に残る古典は、文章に独特な音楽的魅力を備えた
読みやすいものが多い
谷崎潤一郎 『刺青』 の書き出しも、そういった読みやすい名文のひとつ
其れはまだ人々が「愚(おろか)」と云う貴い徳を持って居て、世の中が今のように
激しく軋(きし)み合わない時分であった。殿様や若旦那の長閑(のどか)な顔が曇らぬように、
御殿女中や華魁(おいらん)の笑いの種が盡きぬようにと、饒舌(じょうぜつ)を売るお茶坊主だの
幇間だのと云う職業が、立派に存在して行けた程、世間がのんびりして居た時分であった。 >>491
それはある程度年配者の感覚だろ
またその読者個々の文学的感性にも拠るだろう
おたくが『こう読めばいい』と言ってもそれが万人に通用するわけではないよ >>493
その谷崎の文章は、よく谷崎を語る上で引用される部分だし、確かに名文だとは思う。
でもそれを感じとるのも読者の文学的素養次第なんだよね
五木寛之が昔エッセイに書いてた
『いくら古典が素晴らしいとか古典を読めとか言っても、その古典を理解したり味わうことのできるのは、知識教養のある一部の人間でしかない』(正確な文章忘れたので大意) >>495
知識や教養も最初から持ってる人はいないから
古臭いのは最初からだめって切捨てないで、読んでみよう慣れようって姿勢も大事だと思うんだよね
読書だけじゃなく、ゲームやスポーツや絵みたいな趣味だって楽しめるまでにはちょっとした修練もいる
それができない奴は、あまり楽しい人生は送れない >>494
491さんが年輩者だったら「昔はそうだったんだな」じゃなくて「昔はそうだった」だろw
逆に俺みたいな年寄りが若い人の(ラノベ的?)文章読むのはきついと思ったけど
これも、下手な文章は読みにくくうまい文章は読みやすいというのは一緒だった
若者の恋愛にあまり感情移入できないので、そちらの原因で読みづらかったけどw 砂の器の文章は名文でもなんでもないんだから古典的名作と同列に扱えんだろ というか、>>484以降の流れで言うと、文章の善し悪しや読みやすさは、
それが書かれた時代や言葉の新旧とは、あまり関係ないという話だね 砂の器の「文章」を話題にするなら、
ここまでなぜ、誰も口述筆記の話題を出さないのかが不思議(単に知らないから?)。
まず、口述筆記作品(砂の器、球形の荒野など)とそれ以外の作品(点と線、ゼロの焦点など)で
明確に区別する必要がある。
口述筆記による作品は、濃密な描写というよりは、語り口調に近づくし、
文章の点で言えば、より読みやすく大衆的になっているのは事実。 清張の口述筆記について、
文庫の解説などでもほとんど取り上げられていないのは何なんですかね。
その結果、読者側で、自筆作品と口述筆記作品の区別がついていないように見える。
口述筆記は代作(=文章自体他人がこしらえる)ではないのだから、別に不名誉なことではないし、
清張作品の文体に興味を持つなら、むしろ知らないと恥をかく類の、前提知識かと思う。 >>484はそこまで、厳密な話をしてないと思うがな 口述筆記以前の長編も濃密な描写じゃないよ
点と線とか眼の壁とか読んでたらわかるでしょ 『文体』でスレ内検索するといろいろ出てくるな。
例えばこれ↓
>>75
> ちょっと出来ない事だとも思うんだけど
> 清張の小説、勿論傑作も多いし素晴らしいものが多いけど
> さすがに文章がもう古臭くなってやしませんか?
>
> さすがに50年以上経過してるものは現代用語にしては?
>
> 「ゼロの焦点」の一部をあげても
> 「−来てかがみ接吻した」
> 「−の吸い方は激しかった」
> 「君の唇は柔らかいね まるでマシマロみたいだ。夫はそれを賞翫して言った」
> などなど一部読んでても、とても読みにくく古臭い表現が出てきて
> 若い人が読んだ時、硬質な文体と伴って清張作品を読みにくくしてるような・・
>
> 漱石や谷崎の文章なども今は現代文字に置き換えられている
> 清張作品はまた翻訳とは異なるけれど、最近、村上春樹ではないけれど
> 「50年経てば表現は古くなって当たり前。現代に新訳されるべきも当たり前のこと」
> と語り、クリスィー、フェッツジェラルド、チャンドラーなどは新訳されて発売されている
>
> 清張の素晴らしい作品の数々を若い世代にこれから残すためにも
> 若干文章の書き変えは必要な気がするのですが、やはりこれは小説への冒涜になるのかな
>
> どうも周りには清張はドラマで見るのはいいが小説は難しすぎると言った人達がいたりするのですよね
> 稚拙な文章にするのではなく、どうも古臭い文体は変える方がとも思うのですかどうでしょう 今60年前の清張のような文体で書いたら少し古く感じるかもしれないが
60年前はそれが普通だったので、文体が古いとかケチ付けてる奴はおかしい >>505
>>75はトンデモすぎるからスルーした方がいい意見だと思うけどね
翻訳ものや戦前の旧字体と清張のような戦後の小説の文章を一緒にしてる時点でもうね
漱石や谷崎は旧字体を新字体にはしてるけど、文章を変えられたわけでもないし
そんなことが許されるはずもない あーもーうるさいわね
文体が古いとかいちいちケチ付けるんだったら
新人の新刊だけ読んでればいいでしょ オマエラが松本清張の天才性を理解できないのはよくわかった。
三島由紀夫がビビッて小便ちびった天才性を 「隠花平原」読んでるのだけど、一つ違和感
探偵役の若い画家が長い髪をしていて、その「長い髪だけで」画家と知れてしまう描写がある
ミュージシャンとか売れない小説家とか色々あるだろうに、なぜ画家と特定されてしまうのかがわからん
1967年連載だから、俺はこどもだったけど、当時画家限定の髪型があったとも思えん それとは関係ないが、手塚治虫の自画像みたいなやつも、ベレー帽じゃなかったか? >>516
手塚は自画像だけでなく、実際ベレー帽を必ずかぶってた
ハゲ隠しだったらしい
隠花平原はその手の画家アイテムなして、長い髪だけで画家と思われると書いてるんだよ
清張の偏見としか思えないw 昭和時代は喫煙が普通だったが、今堂々と煙草吸ってるのは
ガテン系とかヤクザとか、気質でない連中だけだな 金正恩は煙草を持ったポーズで写真に写ったりするのが
あの国では煙草は男らしさのシンボルということだそうだから50年ぐらいずれている 五十代以上なら、普通のサラリーマンでも吸ってる人は結構いる。 今は女の喫煙率が増えている感じがする。
男の喫煙率はかなり下がったと思うが、一人の空間、例えば車の中などで
吸っている人は昔と同様結構いると感じる。 十角館とかかなりやばいよな
いくらミステリーのサークルだからって海外作家名でメンバーを呼びあうかよ
呼称をトリックに使いたかったらもっと自然に感じさせるようにしないと 喫煙の話なら、前スレかその前?でもかなり議論になっていたな
昭和の時代は煙草はおとなの生活にとけ込んでたアイテムだから、今の感覚とは違うよね 背景風俗的に違うのはやはり煙草かな
今、浜尾四郎の「殺人鬼」なんて旧いのをゼロ円電子書籍で読んでるが、探偵の喫煙量がすごいw
横文字のシャレオツな銘柄を吸ってるが、事務所が煙だらけという描写がそこかしこ
被害者宅でもらったエジプト煙草を吸いすぎて喉を痛めて寝込んでるすきに、まんまと殺人起こされたりしてるw ストーリー構成的に決定的に違うのは、やはり携帯電話だな
人が常に連絡可能であることが前提の社会という設定で近未来ミステリーを書けと言われたら
往時の探偵小説作家は途方に暮れたんじゃなかろうか 携帯電話が一般に普及し始めたのが1990年代中頃で
ほぼ誰もが持つようになったのが2000年代初期頃だからまだ20年も経っていない
平成初期のミステリーには携帯は出てこない
携帯の他、インターネット、DNA鑑定、Nシステム、至る所に設置されるようになった防犯カメラは
ミステリーに決定的な影響を与えた
それを嫌って、それら普及以前の時代に設定された話を書く作家もいる あとGPSもあるな
居場所がすぐ分っちゃう、分らないようにしている場合は疚しいことがあるからだとすぐ分っちゃう そして携帯も本人確認が厳格化されてから犯罪ツールとして使うのも難しくなったな 松本清張の短編で貧乏な娘が大地主と見合いで結婚する
不釣り合いな結婚で村の人から奇異な目で見られる
夫は優しく学もありなんで不釣り合いな結婚したんだろうかと
不思議に思っていたがある日夫が発狂して奉公人何人にも取り押さえられる
小説の名前教えて下さい。
探してもわかりません >>534
それですわ。ありがとうございます。
清張記念館に聞いても分からなかった代物です。
アマゾンで注文しました。
あと高石の宗教でほんみちを書いた作品教えてください。 >>535
短編小説なら粗い網版かな?
昭和史に詳しくないんで自信なし >>534さん
あなたはスゴイ
図書館で10年以上前に読んで清張全集ばかり探してたが分かりませんでした。
スゴイ方です。
落ちが発狂癖のある地主の息子てところが怖かったんで探しまくってました。
清張は女の描写が多くて女好きだと思うんですが銀座の女と結構遊んでたんでしょうか?
顔はモテル顔じゃないと思うんですが大作家になってから反動でセックスしまくってそうなんですが
先生 教えて下さい。
あと私は黒岩重吾の女と出世、金を描くところが好きです。お奨め作家教えて下さい。 分りきったことを聞いて自分で答える自演は以前このスレの名物だった
書斎とかいう奴がよくやっていた >>540
確かに簡単だから答えたが自演じゃねーよ
嘘を書いてるバカがいたから訂正しただけよ
おめえもめんどくせえバカだな >>538
>>540-541
今はもう書斎というコテはどこにもいないみたいだけどね
いちいち自演認定されると、迂闊に質問も回答もできないだろ
特に女の板で、何かにつけて自演自演と騒ぐやつがいる。おたくたちも女性かな? 書斎魔神懐かしいな
死んだのか名無しに戻って紛れ込んでるのか >>542
むきになってそんなレス書くからw
あんたもばかねw 証拠もないのに自演扱いする方が異常なんだが
ところでIDコロコロ君は自分が自演キチガイだから人も自演するとおもってるのかな? 黒い福音だっけ?結局結末だどうなの?清張は結論を出さないときがあるからこまるんだよね。それはそれで良いけどさ。 昔読んだからアレだけど 例の神父が犯人という前提で書いてあった気がするな。
結末はやはり犯人は故国に帰ってしまって逮捕できないっていう話じゃなかった?
この作品自分的にはかなり面白かった(そのわりに記憶が曖昧で申し訳ない) 前スレかその前くらいに書斎というコテが書いてた「家紋」という作品読んでみた。
何かちょっと背筋が寒くなるようだな、これは。
書斎曰く「清張らしい暗い情念」だったか。まさにその通りだ。
ネタになったのは実際の事件だから余計に不気味でもある
提灯→寺を連想したのも清張らしい着眼点だと感じた 感想書くのにいちいちいなくなった荒らしの名前上げなくていい
ちょっと前みたいに自演だとか違うとかで荒れるでしょ? 清張って今で言えば、女流作家のような書き方だよね。高村薫とか成長そっくり。 清張の砂の器が人気一位ってのはドラマの影響だよね。知り合いのユーチューバー兼劇団員が砂の器を40分程度にまとめたけど、見事、笑い満載の内容。
いかに映像が適当とは言わないが、文学とかけ離れているか判るよ。そもそも清張の時代で、ドラマや映画を前提として作った作家なんていないから面白いんだよな。
それに比べて、今の作家の大半は・・・ Wikipediaの下山事件の記事に
しかしこれらの事実や痕跡、証言と、その分析には科学的、医学的根拠が欠けるものも多く含まれていたこともあり(実際に松本清張は医師免許や医学に関する学位の取得どころか、高等教育すら受けたことすらない)
なんて書いてあって、事実かもしれないがなんか清張に失礼な書き方だよな
しかも記事は暗に自殺説に傾いてるような内容だし >>560
同意。
>高等教育受けてない、
とかホントに偉大な作家を馬鹿にしているな。
世間一般の高等教育を受けたヤカラよりは遥かに勉強してるし博識だ…
と比較するのも失礼なくらい。
だが最後の一行だが
自分は自殺説を支持するようになった。
最初は清張のいう他殺だと思っていたけどね 柴田哲孝の下山事件を読んでやはり他殺だと思った
清張のいうようなGHQ犯行説ではないが全く無関係でもない >>562
他殺となると、当日、旅館で休憩したり線路周辺目撃された「人物」は替え玉ということになるだろ?
ではその替え玉をどこから連れてきたのか?
また事件後、その替え玉は何処に消えたのか?という疑問がわく。
この点から自分はやはり自殺だと思った。
下山総裁によく似た人間はなかなかいないだろうしな、背格好はともかく紳士然とした貫禄風貌まで似せることは容易ではないだろう。
仮にそんな人間がいたとして、その人間は事件前まで何処で生活していたのか
事件後は何処に行ったのか…その合理的説明がつかない限り、替え玉ではなく錯乱した下山総裁本人だと見るのが妥当では 柴田哲孝の下山事件によると、目撃情報の最重要情報である
五反野駅前の旅館の女将の証言は捏造ということになっている
その女将の亭主は元特高刑事で、犯人グループとされる組織と繋がりがあった 確かにあの旅館は何か怪しい
ていうか結局つまるところは、あの女将が、下山総裁(とおぼしき人物)の煙草の吸殻を捨ててしまったことがポイントだな
・本当にうっかり捨ててしまったのか
・いやわざと捨てたのか
・いやそもそも煙草は吸わなかったんじゃないか(その場合は替え玉だったことになる)
あの吸殻さえ残っていれば本人かどうかわかるのに オール讀物2月号
松本清張の魔力
北村薫×有栖川有栖
『点と線』にはご用心!本格ミステリー作家の視点から松本清張を語り尽くす
https://www.bunshun.co.jp/mag/ooruyomimono/ 清張は、下山事件、帝銀事件、三億円事件について書いたが、グリコ森永事件には言及していない
よど号墜落事件も書いたが、色々疑惑があった日航ジャンボ機墜落事件にも触れていない
もうそこまでの精力はなくなっていたのか >>568
よど号墜落じゃなくてもく星号墜落だよな?
確かに最晩年でもう気力が無かったのかな。
ロッキード事件や赤報隊事件もどう思っていたのか
非常に気になるところだな… 主人公の男性が崖から落ちそうになったところを、女性から見捨てられて死んでいく話のタイトルなんでしたっけ?
内容は
主人公の男性が女性を救い恩人になる、助けた女性から見殺しにされる話です >>569
> もく星号墜落
「風の息」だっけ。
これすごく面白かった、もう一度読みたい作品のひとつだが
一点、印象に残っているのは、ストーリー中に句会の場面が何度かでてくる。 その句会で登場人物が詠む句、これがかなり味がありうまい。
要は清張が考えた俳句なのだが、そのへんの現代俳句(専門の人間が書いた)よりうまいと思った。
文学的な切れ味がある 高校殺人事件の登場人物のポーやボードレールかぶれの高校生の作った詩もなにげに好き ジュブナイルかと思って避けてたけど面白いのかな>高校殺人事件 高校殺人事件とかいうと学校内で殺人が起こる学園ミステリーかと思うじゃん
しかしそうじゃないんだよな >>573
面白いかと言われると、うんとは言えないが、
清張が得手とは思えない若者たちの妙に礼儀正しいしゃべり方が新鮮w特に女の子
今読んだら、高校生はあんなしゃべり方しねえよと言われそうだが
50年近く前に読んだときはそれほど違和感なかったから、昔はああいう高校生もいたかも
高校コースという雑誌に連載してたらしいが、私はそのころ小学生に上がるか上がらないくらいだし
下町育ちだったから、あんな綺麗なしゃべり方をする女子高生には残念ながら会っていない >>575
清張と関係ないけど下町には「てやんでぇ」とか「べらんめぇ」とか言う人はホントにいたんですか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています