犯行手段に強い殺意が見られない以上、死亡に至らなくても犯人の目的は叶ったと考えるのが筋。
隠し金掠取説や遺産目的説は、それに該当しない。
となれば、可能性の濃い他殺説は、例えば次のようなものが考えられる。

【他殺・隠蔽説】愛犬のお別れ会の会場予約を忘れた人物が、叱責を恐れ、会が流れるように騒動を企てた
【他殺・憤怒説】愛犬の死が自分のせいであるかのように叱責され、怒りに任せて野崎氏の常用薬の一つに覚醒剤を混ぜた
【他殺・衝動説】野崎氏の我儘や世話に振り回されることに嫌気がさし、衝動的に覚醒剤を混ぜた
【他殺・復讐説】借金や土地取引を巡ってトラブルになった人物が恨みを晴らそうとして、内部関係者を使って覚醒剤を盛った
【他殺・脅迫説】田辺市の市庁舎用地売買のキーマンである野崎氏を黙らせたかった者が内部関係者を使って盛った(死ねば口封じ、死ななくても「脅し」に)