京極夏彦 Part.89
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>>633紙の本へのこだわりは確かにありますねー。古本もカバーがヨレヨレになってて、ページの端が黄ばんでて、わら半紙の匂いがすると尚良い(笑)。 >>650-654
それを考えると加菜子の死体は、須崎の手に委ねて、
須崎式「部分を生かす方法」で、死んだ直後の状態のまま保存するのが、一番よかったかも。
最低限でも生命活動が続いている限りは、腐敗することはないし。
…これを書いているうちに気がついたんだけど、
ひょっとして、須崎は加菜子の死体を死んだ直後の状態で保存するつもりで、
狂言誘拐を行ったのかも…雨宮は、最初は須崎の本当の目的に気が付かずに
須崎に協力していたのだが、そのことに気がついて激怒して殺したのかも…
そして、雨宮は須崎を殺した後で、加菜子が「まだ」生きていることに気が付いたのかも… 二次の設定としては雨宮の心情が劇的で面白くなりそう
だが原作須崎はやっぱりただの身代金=研究資金目当てだったと思うな
美馬坂の目を盗んでの死体を死んだ直後の状態で保存は処理も維持も相当な困難を伴う
動機的にも須崎は陽子を脅してたが娘の加菜子へのこだわりはなさそうだった
だから純粋に研究者的な欲望としてパーツを生かすことにのみ尽力して
加菜子本体への執着はいろんな意味でさほど無かったと思う 時間の問題で死ぬことはわかっていただろうけど
防腐のための薬品までは用意していないんじゃないかな
防腐って簡単にできるのかな 塩でいいならそこらで買えるけど >>657
>動機的にも須崎は陽子を脅してたが娘の加菜子へのこだわりはなさそうだった
須崎は、健康で五体満足な加菜子には、ちっとも興味が湧かなかったが、
人身事故で瀕死の重傷を負った加菜子を見て、「恋に落ちた」
二次創作の面白そうな設定なら、こういうのを考える。 >>660
それは原作者に言わないと、あと出版社にも >>658
幕末ぐらいに重罪人の亡骸から中身抜き去って内部に塩をみっちり詰める
そののち塩の詰まった甕などに埋めて保存
後で引っ張り出して見せしめなんてことがよくあったらしい
だが後日改めて公開処刑で晒し者という時に蓋を開けると異臭が凄い
こっちも死にそうだとかいう記録が残ってるよ 関ヶ原とかで死んだ侍から刀とか金目のものを盗んでた連中は大変だったんだろうな まあそこまでいくと鼻が馬鹿になってあまり匂い感じなくなってそうだが 死体漁りは、服に染み付いた腐臭が洗っても取れないレベルになるから捨てなきゃいけなくなるみたいな話は聞いた 加菜子の死体を長期保存しようとすれば、
できるだけ早く、エンバーミング(死体の防腐処理)を行う必要があるな。
雨宮の前に、加菜子の死体のエンバーミングをやってくれる、親切な人wが現れた。
昭和27年は、朝鮮戦争の真っ最中で、
朝鮮半島で大量生産されたアメリカ兵の死体は、
日本に空輸されて、日本の米軍基地で、防腐処理が行われた。
そこでエンバーミングをやっていた日本人職員がいて、
加菜子の死体の防腐処理をやってくれた、という設定で。
そして、加菜子の美しい死体は、
第二、第三の殺人事件を引き起こすわけだけど、
それは、後日の話。 頼子ちゃんのお話聞きたいな
加菜子ちゃんは、死体でも箱の中で美しいですね しかし幽だけじゃなく怪まで休刊とはな
幽は刊行できるのが不思議なレベルだったからまだ分かるけど
怪は歴史もあるし名前だけでも残せば良かったのに
統合して新雑誌となると、小説の連載にも当然目玉が必要だからな
創刊号では恐らく巷説の新シリーズが始まると見た
或いは陰摩羅鬼みたいに百鬼夜行の新作長編の一部だけ載るとか >>677
河童の最終回読まれました?
夫が最高傑作級の出来だってはしゃいでるんですが、私単行本派なので読めません。てか今は読みません。
でもあまりのはしゃぎっぷりに気になって仕方ありません。 >>675
加菜子ちゃんの匣の中の死体を、
どうやったら腐乱させずに美しく保存することができるか、
ということを話し合っていただけですw
真っ黒な干物になるのもイヤ。 八犬伝やらないかな〜。
小平次読んだ時に、文が575だったから、これは前兆!?と思ったものだった。 虚実妖怪百物語のゆうきまさみによる完全漫画化、を望む!!
ゆうきさんのはRとパトしか読んだことないけど(カラーうまくなったのかな?)。 八犬伝はやる予定だったけれど、分解して組み立てても八犬伝にしかならないって言ってた いや八犬伝を書くんだからそれでいいのでは?w
まあ江戸怪談みたいに現代的に話を作り替えるのが難しい作品だからな
京極だし、超能力や超自然現象を書くつもりは当然ないだろう
でもそうすると八犬伝の面白い部分が殆ど成り立たない 八つの宝玉を持った八人の勇者の物語だからな。
江戸時代にも、ラノベがあったんだ (´・ω・`) 八犬伝って、江戸時代の作品なのにキャラ萌え物のツボを押さえててすごいよね
腐女子の心をガッチリの女装できる美男剣士もいるし、ショタの心をガッチリのチビッコ剣士もいるし
ポジション的に全方位に対応できるキャラをそろえてる
狙ってつくってたとしたら、滝沢馬琴はすごい人だよ >>687
狙って作ってるんだろうな ナチュラルに書いたら偶然全方位のキャラができると思ったのか? キャラ萌えみたいな現代的な視点で読み替えれば何でもそう見えるんだよ
八犬伝じゃなく古事記や聖書だってラノベのように読み替えることができる
例えば白浪五人男だってキャラ立ちしてるって言えばそうだし、
八犬伝の原典の水滸伝だって個性的なキャラがウジャウジャ出てくる
キャラの描き分けは何も八犬伝だけが突出しているわけじゃない 三国志に女装やショタはいないだろ
8人のメンバーのなかにそれを厳選してねじ込んでるのが凄いじゃないか
男向けの冒険活劇に、女ファンも取り込める要素をしっかり入れている
老若男女楽しめるようにできているのがすごい 水滸伝や三国志は群像劇だから、キャラクターが多くて、それに一致するキャラを探そうと思ったら探せるでしょ
でも、それはいわば下手な鉄砲数うちゃ当たるでしかないじゃない
たくさんキャラを出したら、結果的にそれに食いついてきたというだけでしかない
ただいろんな個性にキャラを出せば、キャラ萌えになるというわけじゃないよ
ツボを心得ないと、バランスのいい配置にはならない
あくまでキャラ立ちではなく、キャラ萌えの話をしてるんだ
八犬伝は八人の主要メンバーの中でポジション的にバランスをとってるのがすごいんであって、何十、何百人と出てくる群像劇の水滸伝や三国志とはちがうでしょ
神話や水滸伝や三国志はいわばラノベの元祖かもしれないけど、それをさらに自覚的に無駄なく先鋭化しているという点で、エンタメ創作技術、エンタメ心理学として高度なんだよ
そこを踏まえないと馬琴の大衆作家としての凄みはわからないでしょ
ただ思いつくままに書いてるんじゃなくって、よく考えてつくられてるんだよ >>695
結論ありきでそこから逆算してるような語り口だから論理に無理がある
語るなら300人と8人と1人の差異について明確に語ってくれ 文庫虚実の付録小冊子ほしかったけど、楽天ブックスで買ったら付いてなかった( ノД`) まーたレンガだな
虚実妖怪百物語 序/破/急
買ったけど マジな話今昔百鬼拾遺の次には出ると思うよ
京極がまた出版社に難癖つけてヘソ曲げたりしない限りは
上手く行けば来年中には出るんじゃないか
水木全集が終わってから小説書きまくってるし 叔母上「播磨、この偽物の皿を家宝の皿と偽って大久保殿に差し出しなさい」
播磨「バレませんか?」
叔母上「本物を見たことがあるのはもはや私だけ誰に真贋の判定がつきましょうや」
播磨「さすが叔母さんだ、あったまいー」
菊(ほっ…) 雪女‥‥‥が、みたい
天狗読みたかった、どうだった? 俺は京極の累ヶ淵が読みたい
正直、豊志賀の死しか知らないけど 虚実序破急ページ数の割にはそんなに厚くない。ネズミやクモと比べるとだけど。
講談社文庫のほうが厚い紙を使ってるようだ。 河童読んだけどやたら人物多くて混乱した
誰が殺して誰が盗んで誰が裏切ったとかちんぷんかんぷんになる程
そう思ってたらクイズの正解者の名前を作中に散りばめるって企画だったのね 虚実妖怪百物語をキンドルのサンプルで呼んだら、帝都物語の加藤が出てくるけど、この作品は帝都物語みたいな伝奇スペクタクルなの?
あんまりそういう妖術バトルを期待して読んだらがっかりするタイプの本? >>710
逆
妖術バトルがメイン
ミステリを期待すると壁に投げることになる
俺はなげた 今の鬼太郎のボスが加藤だと思って見てたらただのロリコンだった ミステリーとして呼んだらがっかりするけど、妖術バトルものとしては面白いの?
本文はコメディっぽいけど、妖怪バトル物としても半端な感じ? 帝都物語みたいな妖術バトルなんてこれっぽっちもない
虚実は推理小説でも妖怪小説でもなくオタク小説
アニメや漫画の固有名詞がたくさん出てくるというかなんというか
京極作品らしくとにかく理屈っぽいが全編通して馬鹿馬鹿しくて贅沢な与太話
百鬼夜行とか巷説シリーズとはまるっきりベクトルが違う
南極とか虚言少年とかそっちの京極
怪ラジオとか東京ガベージコレクションとか聴いてたなら楽しめる要素がてんこ盛り 水木テイスト入った帝都物語のパロディだけど、まあ身内ネタ小説だよね
でもウロボロスシリーズみたいな大掛かりな仕掛けはない
○○が○○の小説を読んでいないのは○○だからだ!ってアイデアもしょぼい
ラジオも聴いてたような京極のコアなファンじゃないと楽しめないと思う
ただ帝都物語と対比的に読むとちょっと面白いかな
帝都物語は昭和天皇についての物語でもあるんだけど
虚実では昭和天皇のポジションに、京極の神・水木しげるを置いているw 姑獲鳥120点
十角館 50点
ロートレック70点
占星術 30点
そして誰も 10点
推理小説って自分には合わないのかな
京極夏彦は本当に最高なんだけど こんな作家ほかにいないなぁ いたら教えて >>719
キャラクター小説が好きなだけじゃないの? 京極の小説が読みやすいのは俺も同じだなあ
巷説シリーズ読んでなかったら読むべし
あとは、個人的な好みだと幸田露伴の「幻談・寛画談」、岡本綺堂の「中国奇譚怪談集」、小泉八雲の「怪談」
全部怪談じゃねえか!と自分でも思う
怪談以外だと梨木香歩が読みやすかった あ、岡本綺堂は「中国怪奇小説集」でした
すいません 帝都物語読んだことないけど、中禅寺だけがあんな圧倒するのはおかしいな
塗仏の最後に出てきたなんか押しの強そうな人。あれ以来出てこないけど
中禅寺を論破するくらいの奴出してこいよ もう堂島は出て込んでいいわ
安っぽい悪役にしか見えん 絶対的存在って印象はないけどなぁ
鉄鼠の犯人にビビってた描写あるし
探偵防御率もあんまりよくないしね
まあそれは計算です予想通りですって態度とるけども、人死が出るのは不本意なんだから言い訳でしょ 探偵防御率が一番高い探偵って誰なんだろw
でも、犠牲者の数なんて、作者の話の都合なんだから、探偵のせいにされてもねぇ
終盤に出てきて、話だけ聞いて解決するタイプならいいけど
最初っから出てくる探偵だと、どうしてもいきなり犯人を見抜くわけにもいかないから
話し終わっちゃうし 人が頃される事がサスペンスになって読書の愉しみとなるわけだからね 事件を未然に防げたらそれがまぁ一番良いけども それは探偵の仕事でもましてや古本屋の仕事じゃないわな
何人か殺されるところを死なずに済んだ人はいるけど 女学院の海堂さんとか
美由紀ちゃんはどうだろう 巣の中でほっとかれてたら死んでたんかな…… 金田一なんてひどいよ、あいつが現れてからの方が死ぬからね 明石先生とかいう中善寺より弁が立ちそうな人がなりをひそめてる 京極堂はクローザー
川島喜市を守りきっただけでもよしとすべし 名探偵は事件を解きほぐす人であって、防ぐのは警察の仕事だよ
ヴァンスや矢吹駆なんか平気で人殺しもするしな
金田一は一見快活だから誤解されがちだけど、元ジャンキーだぞ
元から倫理や道徳を守る側の人間じゃない
京極堂に至っては名探偵ですらない
真相を暴くことが憑物落としになるから名探偵の真似事やってるだけ
嘘ついて憑物落としができるならそうする人だよ
実際、絡新婦の事件は世間的にはあのおばあちゃんが犯人のままでしょ >>736
じゃあ自分が関わることで人が死ぬのは不本意だっていうのも嘘なの?
嘘だとしたらどんな合理的理由でそんな嘘付くの? 京極夏彦が本気で伝奇スペクタクルを書いた作品ってないの?
トリックがあるんじゃなくって、陰陽師や退魔師たちが秘術を尽くして妖術バトルする作品
帝都物語や孔雀王みたいな
京極の知識で書いたら面白くなりそうな気がするんだけど りん。
「黙って聞いりゃあ四の五の屁理屈捏ねやがって、おい、中禅寺とやらお前の御託はもうたくさんだぜ。ほら」
ちゅどーん
中禅寺「わー」
御行シ仕り候―― 小説新潮1月号読んだけど言葉遣いに違和感あってそのせいで物語にのめりこめなかった
全体に現代物めいて例えば「凹む」ってあの時代でも口語で広く使われていたのかな
「ムカつく」も気になったがこちらは地域差で関西なら結構古くからある言い方のようだ
とはいえこの時代に書かれたまたは描いた小説じゃあんまり見たことがない
細かいようだが話し言葉は世相を反映するし過去作じゃその辺もきっちりしてたのになぁ >>741
江戸時代から現在とほぼ同じ意味で遣われてたらしいよ
あとあれはその後の、「元々盛り上がってれば少し凹んでも平気」「凹んだ分だけ盛り上げたい」
とかの部分に効いてくる伏線比喩だったと思うから、仮に当時遣われてなくても京極さんなら遣ったと思うな 時代物を読む上で言葉使いについて気にしだしたらキリがないな
「おい」みたいな明治時代以降に標準語化した呼びかけ言葉は時代物で当たり前のように使われてるし
知ってても知らないフリして消化するのが一番だよ 「おい」や「おい、こら」は元は薩摩の言葉だったって武田鉄矢が言ってた。 今でもこんなに方言があるのに、各地を渡り歩いている又市はよく言葉がわかったな。
関東と言っても栃木あたりでもう何言ってるかわかんないくらいなまってるぜ。 >>739
>トリックがあるんじゃなくって、陰陽師や退魔師たちが秘術を尽くして妖術バトルする作品
>帝都物語や孔雀王みたいな
二次でこんなストーリー考えているんだけどね。
百鬼夜行シリーズで死んだはずの人間が生きている異世界が相模湖にあって、
そこでは、人間に霊能力を与える六つの匣があり、その匣を巡って争いが起きていた。
関口と榎木津は、その世界に迷い込み、六つの匣の一つを手に入れたことで、
その世界の匣バトルwに巻き込まれてしまう。
関口は、その匣を持ったときだけ、霊能力が使える、という設定。 「この世に不思議なことなどなにもないのだ」といっちゃってる手前、あからさまな超常現象とか魔術とかは使いたくないのかもね
和風伝奇ファンタジーとして割り切って、魔術物を書けばいいのに >>747
薔薇十字叢書にそんな話があるのかと思ったら自分で考えたのか
まあいいんじゃない 本人的には書かないんじゃなくて書けないらしいけどね
もともと荒俣宏とか夢枕獏とか伝奇SFの影響が強い人なのに
ただそもそもアクション書くこと自体下手糞なんだよな
ヒトごろしもひでえもんだった
そう言う意味じゃ分を弁えてるのかも知れない ヒトごろしのアクションシーンはなかなかよかった
お! なっちもアクション書けるじゃんって思ったね >>749
>和風伝奇ファンタジーとして割り切って、魔術物を書けばいいのに
平安時代を舞台にして、安倍晴明を主人公とする新シリーズはどうだろう。 よく考えたけど、結局それも、安倍晴明=平安時代の京極堂、というふうになってしまって
「この世に不思議なことなどなにもないのだよ、関口君」と、なってしまいそうだね。
平安時代に関口という姓があるかどうか知らんけど。 虚実妖怪〜を挫折しそうになりながら、読了したけれど、なんでフィクションが実体化したのか
理解できなかった。
フィクションが祟る、という話かな?
だれか若葉★レオみたいな私に教えて〜。 >>757
豆腐小僧みたいな感じじゃないのかな?豆腐小僧も最後、そんなかんじのフィクションが実体化するような、えって、驚くかんじだったから。 今昔百鬼拾遺はどの版元から出版されるんだろうって前から気になってたけど
大極宮で(来春それぞれ刊行予定)と書いてある。それぞれ?
まとめて一冊じゃなくて、鬼、河童、天狗で三冊出すってことかな? お財布に厳しいね このなかで一番美人なのって真ん中だよね?深キョンレベルだと思うのだが
ちなみに向かって右は目も鼻も整形してるって本人が公言してるけどそれ抜きにして誰が一番美人だと思う?
http://bigsta.net/media/1933567086757747003_3564907098 豆腐小僧はその趣向を理解する前に脱落してしまった
読み進めれば面白いんだろうけども 豆腐小僧はわけのわからない理屈を捏ねくり回してるだけで全くおもしろくなかった
あれが面白いと思う人もいるだろうが 俺は違う 豆腐小僧は、キャラの豊富さ、文章のレベルの高さが、お互いに見事に調和しているのがすごい
時代小説のなかに、ノリのいい妖怪たちが突然描かれていてそんなノリがいい 豆腐小僧、水木しげるで漫画化していたら…面白そうです 豆腐小僧もフィクションが実体化なのか
ネタバレは平気なほうだがなんかがっかり
京極に限らず同作者が何度も使うべきネタじゃないような
よほどうまく持ってゆけば初回はまぁありでも夢オチと同じで
二度三度と繰り返せば効果半減どころか信用の低下に繋がりかねないよ 妖怪好きなのに、妖怪そのものを出すと虚実や豆腐みたいな回りくどい話になる
本好きなのに、文章や文体の美しさを捨ててまで字面の並びにこだわる
最近だと「章の始まりや終わりを統一する」って感じのこともやってるな
一種の強迫観念なのかねえ
枷というか、それこそ檻や理がないと小説を書けない人
しかもそれが作品の完成度や読者に大して恩恵があるわけでもない
こんな無意味なこだわりを押し通す作家他に見たことない >>770
なんかいつも同じこと言ってる人と同一人物として書くけど
京極文体をどうしても価値のないものと思い込みたいのは自由だけど、それは思考停止だよ
あと理解できないからといって病気と判断するのはよくないよ。いじめみたいで気分悪い 京極は頭が固い、、、と言いたいんだろうが
俺から見ても、いつもの人のほうが融通のきかない頭カチカチの人に見える 豆腐小僧って創価学会と同じだよね「信じる者は救われる」「信じないと無限地獄におちる」 いつも自分の言いたい事を書いて、皆に色々否定されるとだんまりするだけだから
ただの自慰行為してるだけだよね >>770
>しかもそれが作品の完成度や読者に大して恩恵があるわけでもない
この部分、京極メソッドが「読みやすさ」に貢献してない合理的な理由があるなら説明してほしい
京極サイドは講座開いてお披露目するほどにロジック化してるわけだから
印象だけの個人的見解で批判するのはフェアじゃないし、説得力がないよ 百鬼夜行シリーズの凝った構成好きだよ( ・∀・ )
特に絡新婦の理 今の惨状見れば絡新婦の理が作家としてのピークだったのは明らかだからなぁ… 妖怪の理、妖怪の檻だっけ
対談企画の本で南総里見八犬伝の全体構造を賞賛してたよね
一方でどこかしら「不完全の美」に憧れている節もあるけれど、自分には向かない、真似出来ないという想いがありそう
個人的には、京極さんの場合、枯れたというよりは自分の作風に合う構造や物語を、色々と試しているように感じる 「豆腐」は小説の体を借りた研究書でしょ。
自論の展開の案内役をゆるキャラにさせている。 そんな読まなくても言えるような悪口には何の意味もない
批判すんならもっと真面目にやれ
豆腐もそうだけど、どすこいや南極は京極の文体のくどさが足を引っ張ってる
ギャグとか砕けた話を書くにはそもそも向いてない文体なんだよな
説明過多で、「今ふざけてます」ってドヤ感が全く笑えない どすこいや南極は「これはギャグです」と新聞広告にも入れておいてくれないとな
こっちゃムショから注文してるから立ち読みとかできねーんだよ >>786
益田とかの言うギャグにはちょうど良いけど
(今ふざけてますって言うキャラだし)
ギャグをやると説明過多になるね 虚言少年とかも登場人物が
このギャグは僕はこういう風に受け取ってこのように考えるから笑えるのだ
みたいに感情の流れを解説しちゃうからな
一周回ってそういうのが面白いという人もいるかもだが >>789
激しく人を選ぶ本だね
軽めの乗りの百器徒然袋が笑えたから京極先生コミカルもいけるんだなと思ってたが ―――待つものが―――来るとは―――
―限るまい― Twitterでもそこはかとなく仄めかしてるような気もする
今昔百鬼拾遺の連載もそろそろ終わるし、怪も幽も休刊、弔堂は不定期連載
今年はほんとに鵺書くかもよ 鵺書いて欲しいね
あ、年末の掃除でやっと豆腐小僧見つけてさっきすこし読んだけど、あれは落語調なんだね
江戸落語風の語りで自分の理屈で全部やるもんだから、噺の筋に入ると違和感覚えるんだよね
でも、好きな噺家をイメージして読むと楽しい 中禅寺「なぜ私の続きを書かなければいけないのかね?弔堂で忙しいのだ。
京極君はもう私を書く能力が枯渇したのだよ。この世に天才作家など手塚治虫しか存在しないのだよ。積君」 鵺はもういいや
書けないか書きたくないものを無理してまた微妙な出来になるより
十分食指が動く別のお題でそのかわり読み応えある京極堂を書いてくれるほうがいい 榎木津が追儺やったらしいのが昭和28年の年末?それとも旧暦に合わせたか?
まあどっちにしろ面霊鬼の事件が28年の12月なのは確かだよな
今昔百鬼拾遺除けば、面霊鬼が作中では一番新しい事件になるはず
んでそれがツイッターの写真じゃ明けて29年になってると
つまり今年は話が進みますよってことなのかな
本人は書いてないって例の如くすっとぼけてたけど イベントの席上で鉄鼠のことを「家族や友人と箱根を旅した楽しい思い出を書いた作品」と言ったんだって。
その他にも「相模湖を訪れた楽しい思い出」や「逗子で海遊びした楽しい思い出」の作品など言及、
あとは日光を始め具体的な地名をいくつも挙げて「まだ書いてないけど」といいながらも
「まだまだあるんです」と機嫌良さそうな顔で言ってたって。
だから今年中に実現するかどうはともかく、書くつもりで計画は動き出してはいるんだと思う。 今さら急ぎはしない
いつか読めるならそれで良いよ
楽しみだ >>803
「徳島での楽しい思い出を書いた作品」を執筆してほしい。
ちなみに、徳島から書いてます。(´・ω・`) 「いつか本気出す」って・・・ハンカチ王子みたいな芸風になってるな
有言不実行なのは明らかなのに、それでもファンが多いからダサイクルの中で暮らしていけるという ハイハイ
京極嫌いの構ってチャン
よくチェックしてまちゅねぇぇ 天狗読んだら、鞍馬天狗は褒めてて、山を侮辱する人は悪い天狗、みたいに分けてた。
この前の幕末もの読んじゃうと、水戸の天狗党を思い浮かべてしまう。
天狗党がどっちに当てはまるか、判らないけど。 柚木陽子さんが、徳島県美馬郡拝原にある父親の美馬坂幸四郎の実家を訪ねて、
実家の近くの弥都波能売神社(みずはのめじんじゃ)の境内を散策していたら、
殺人事件に巻き込まれる!!…という書き出しで、何か考えよう (´・ω・`) 織作茜がすぐ死にすぎなんだよ!
織作茜が日本を牛耳るところまで描けやくそぼけ神経質作家が!! 確かに茜の話はもっと見たかったね
スピンオフ描いてほしいぐらい強烈な印象は残った あの人は作ったシステムが凄いのであって、本人自体はどこにでもいるメンヘラ女よ あのシステム実行出来るのはメンヘラだとしても超人だよ
でも確かにあそこは関口こそ殺すべきだったって未だに思ってるな
作者もその予定だったけど、編集者の横槍で容疑者に変えたんじゃねえか?
「許した女が殺された」って京極堂が動く最後の要因としちゃ微妙
京極堂が許した理由も絡新婦ではぼかされてたんだから、説得力ねーよ
だったら赤ちゃんや榎木津・木場が巻き込まれた時点で動けって話
やばい相手ってのは京極堂が一番よく知ってるのに そもそも織作茜は家族を皆殺しにしなくても
家そのものが力のある家なんだからなろうと思えば
日本のてっぺんに行けたんじゃないの?
茜個人じゃなくても、家がてっぺんなら同じことじゃん。
「織作」という看板があればその舌にいる個人は誰でも同じくらいの力を持てるんでしょ
そもそも日本のてっぺんに立つ意味ってあったかな?
ヘタにてっぺんに立つと命狙われたりするしさ
いくらお金あっても使い切れないでしょ 身の丈に合った生活をすればいいんじゃね >>813
関口くん殺しちゃったら抑止力にならんでしょ >>814
憎しみの対象が家ではなく「イエ」というシステムなので。
イエ、家系とその血 みんな殺して、子供残さずに最後に自分が死んで
呪われた血を根絶やしにして完了、
いろいろあったけど人生の目標は成し遂げたわ…
となる予定だったのに思いがけず殺されちゃった。 >>818
甘いわ。貯金通帳とか判子とかどこにしまったか、家族がいなかったら訊けないじゃん >>819
>いろいろあったけど人生の目標は成し遂げたわ…
>となる予定だったのに思いがけず殺されちゃった。
自分自身が内藤に殺されることも、計画の内ではないか、と思う。
京極堂はそれを察知したから、茜を許すことにした、かもしれない。 >>823
支度の茜の最期読み返してみたけど
とてもじゃないがそんな風には見えなかったよ 今度は別の議員が「同性愛者は国を潰す」発言か…
美弥子の講釈を聞かせてやりたい全く
平成が終わるに及んでもまだ厚顔無恥な天狗が多すぎる 国が滅びる云々は、また都合の良いとこだけつなぎ合わせた編集作業のたまもの的なコメントじゃないの?
見てないけど >>828
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6309051
「LGBTで男と男、女と女の結婚。これは批判したら大変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ」
「でもこの人たちばかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」
まるで同性愛者をガンか何かのように語ってるな
批判したらうるさいからとか何様のつもりだろうか
杉田もそうだったけど、どうせ後になって「そんなつもりじゃなかった」とか言い訳するのが目に見えてる
ルー=ガルーの作倉雛子の『不用意な発言がどれだけ人の心を傷つけ蝕むか』とか中禅寺の憑き物落としとか
「言葉の持つ重み」というのは京極作品を読んで知ったことだわ
SNSでも匿名掲示板でもない公的な場で、仮にも国民の代表たる議員とは思えない無知で無責任な言動すぎる
てめぇらみたいな輩こそ国を潰すガンそのものだっての 「でもこの人たちばかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」
ってのは本当のことだね
むしろこういう発言が許されない、許さない雰囲気のほうが国を潰すガンになると思うよ
特に日本みたいな同調圧力が強い社会で、欧米風のポリティカルコレクトネスが蔓延したらどうなるか
相互監視の陰鬱な閉塞的社会になるのは目に見えてる
我々は夢の世界に生きてるわけじゃないんだよ 「誰かが傷つく」という名分のもとに言論弾圧すれば、澱のように人々の心に不満が溜まっていって次の世代で爆発する
その具現化がトランプなりEUの現状であって 着々とルーガルーの世界に近付いてるな
いざそうなったらゲームみたいで意外と愉しそうね 難しいな
例えば、ハゲにハゲと言ったら傷つく、実際傷つく人はいるだろうし、そうでもない人もいるだろうが、
じゃあ「ハゲ」という言葉を社会的に禁止すべきかというと、それが最善策ではないよね
まあ、議員が「社会的にハゲが増えすぎるのは問題」といえばハゲは一斉に怒ると思うがな 無論正しい
同性愛者ばかりになったら国は滅びる
男ばかりになっても滅ぶし女ばかりになっても滅ぶし平沢勝栄ばかりになっても滅ぶのと同じように >>834
つんぼだってぎっちょだってめくらだって
きちがいだって今はもう使えない言葉だし
ハゲだってそろそろ使えない言葉になるよ
どんどん言葉狩りしていけばいいじゃない まあLGBTの人たちも「勝手に代弁するな」と怒ってたからな
自分に酔ってるナルシスト達に抗議活動されてもかえって迷惑だって なんか絡新婦の理また読みたくなってきた
碧ちゃんが可哀想になるから二回しか読んでない LGBTだらけになって国が滅びたっていいじゃない
滅びたらなんなの?国のために生きてるんじゃなくて自分の幸せのために生きてるんだからさ
俺一人さえよければ世界なんて滅びてもいいよ 世界中が、ってことならともかく、国家規模の話なら滅びない運営の仕方もあるんじゃない?
LGBTの有力者が集まって独立国家を築いたと仮定しても移民や亡命で人口を維持すればいいだけでしょ
LGBTってだけで死刑の国もあるんだから、そんな国があったら亡命したいって人も結構いると思う
ルーガルーの時代にはそういう小国があっても面白いかもと思った >>839
君のやってることはただのアンチキリストだって喝破にほぇ〜となった記憶 滅びた国なんていくらでもあるじゃん
日本だってアメリカがあと何発か原爆落としてたら滅亡してたかもしんないじゃん そもそも>>828への返信に、編集されたTVニュースなんて貼る時点で
意味がなようない気がするのですが…… >>839
>碧ちゃんが可哀想になるから二回しか読んでない
二次創作でいいから、魔女になった碧ちゃんが大活躍する話を読んでみたい。 >>844
悪魔崇拝というのは、キリスト教の信仰という基盤が大前提となる。
神道と仏教の国、言い換えればキリスト教の文化がない日本で、
悪魔崇拝なんてしても、意味ないよ、というのにワロタ。 漫画から入って小説読み始めた新参なんだけど、先にどっちを読んだ方が面白いとかあるかな >>855
どの本から読めばいいのかという事なら
刊行順に読めば犯人のネタバレなく読める
姑獲鳥→魍魎→狂骨→鉄鼠→絡新婦→塗仏2冊→陰摩羅鬼→邪魅
百器徒然袋みたいな番外編は塗仏あたりまで読んでいれば
地名や関係者名が出てきても理解できると思う 漫画すこしでも読んだなら漫画版読んでからでもいい気もする
小説読んでもキャラが漫画版のデザインで浮かぶだろうしね
でも個人的には小説先に読むのをオススメ 狂骨の漫画版を読んで、手元に原作なくてうろ覚えなんだけど
木場が降旗は幼少期に乱交パーティーのことを夢とは言ってなかった(目撃談として語ってた)というくだりは原作でもあったっけ? 狂骨は、とりあえず、京極夏彦が調べた薀蓄全部詰め込めっていう感じで、ごった煮で統一感がないからあんまり好きじゃないな
削れる設定とかエピソードとかいっぱいあったはずだ >>857 >>858
日本語不自由ですまない、教えてくれてありがとう
漫画は小説を一通り読み終えたら追っていこうと思う >>861
真言立川流のこを調べてみて、残っている文献からすると、
教義、教学や儀式等は、真言宗の他の宗派とあまり変わりなく、
有名な髑髏本尊の話は、立川流を批判する立場から書かれた文献に出てくる話で、
本当にそんなことが行われたかどうかは不明、となっていて草www
立川流が弾圧されたのは、南朝を支持した、という政治的理由が大きいらしい。
「狂骨の骨」で京極堂の言っていることが、全然成り立たないじゃないか!
あれは、髑髏本尊の話が、本当にあったこと、という大前提で展開されているんでね。 そりゃそういう前提の思い込みをしてる連中の憑き物落としをしないといかんのだから
仕方がないんじゃないのかね 京極夏彦シリーズのまちがい探しみたいな本とかサイトはないの?
あればけっこう面白いかもしれない
フィクションなのに、薀蓄系には必ず、間違い探しをする奴らが出てくるじゃん
ミリオタとかそういうの大好き >>真言立川流のこを調べてみて、残っている文献からすると、
それが本当かどうか確認しようがあるまい
人肉食だって、人柱だって近世まであったし
夜這いだって多分今でもある
津山三十人殺しなんて昭和30年頃の話だろ? 大切なのはそれが実際に成立するか否かではなく、
あなたが「狂骨の夢」という物語を楽しんだかどうかなのデス… でも、京極先生はもともと筆力のある人だから、薀蓄よりもストーリー性や雰囲気で見せていったほうがよかったと思う
京極作品の薀蓄は、ムダに厚くなるだけでいやっていう人も多かったんじゃないだろうか
薀蓄で分厚くするっていうのは、当時の流行みたいなところがあったからしょうがないけど 説明がくどいとよくいわれるけどそれがなくなったら僕の小説じゃありませんから
ってpixivの講座でいってたね 狂骨で行われてきた儀式も実は又市一味の詐術狂言からできてて歴史が浅い設定かもしれない
かもしれない >>870
またそれかよ
こういうこと言う奴ってなぜか巷説や江戸怪談を無視するんだよな
他の作品でも読めるものをなぜ百鬼夜行シリーズにも求めるんだ
それと衒学趣味は一時的な流行りじゃなくて、本格の伝統的な様式だよ
でも初期京極はヴァン・ダインのような衒学趣味で終わらなかった
蘊蓄が生きる作品書いたからこそあれだけ評価されたんだよ
あれが無駄に見えるのは単に中身を理解できてないだけ >>859
「お前はな、降旗。餓鬼の頃慥かに髑髏の山の話をしたよ。裸の男女の話もした。でもな、一言も夢だとは言わなかったよ」
「何だって――」
「それは夢だろと、そう云ったのは俺だ」
文庫版第1刷p798〜799 >>874
おおありがとう
言ってたのかーそこだけ違和感あってどうだったか気になってたんだ 「夢」を通して読んだのはたぶん一回きりで、朱美関連は殆ど思い出せない自分でも、この下りがあったというのはよく覚えてた
あの意味はなんだこの意味はなんだ解釈解釈解釈無意識―どっこいこれは現実です、解釈なんか要らないんです
インパクトあったんだろうな >>863
文庫版884頁
「(〜前略)髑髏を使った呪術など本来の立川流には無関係だった筈だ。
誹謗弾圧を目的に無理矢理習合させられた可能性だってある。(後略〜)」
秋彦どうやら承知の上 >>879
立川流の実態がどうだった、とか髑髏を本尊とした儀式が本当に行われたかどうか、とか
そういうことを資料に基づいて議論することが目的ではなく、
髑髏を本尊とした儀式を本当に行っているカルト集団に対する憑き物落としが
京極堂の目的だからね。
「あれは、立川流を弾圧した連中が、弾圧を正当化するためにでっち上げたウソです」
などと言って相手を全面否定したのでは、相手が自分の話を大人しく聞いてくれず、
相手に対して呪がかからず、憑き物落としが失敗する可能性があったのでは?
相手の言うことを一部肯定することも、憑き物落としのテクニックの一つだな。 春彦は、国語学者の金田一春彦。
冬彦には、有名な人がいないな… >>869
(´・ω・`) 七年間、毎日毎日そればっかり、というのは、相当な難行苦行だと思うけどね。
「狂骨の骨」の作中でも、死者が出たり、自殺者が出たりしていたけど、覚悟はできてるの? 現代日本にも一応セックス教団はあるんだよな
リトルペブルで検索してみりゃ分かるけど、おぞましいぞ
ああいうことは非日常だから良いんであって、日常化したらただの地獄
まず普通の男は人前じゃなかなか勃たないしな
AV男優は神の仕事だよ >>865
斎藤環が胸骨の夢の検証してたな
フロイトとか精神分析が正しく書けてるかとか
京極堂があの時代にあそこまで精神分析とかの知識を持てるのかとかね 降旗もそう
精神病者がいてあーいう犯罪するかとかね
これに答えてか知らないが、狂骨は文庫になる時にかなり加筆したらしい
そんでそれを読み直して斎藤環は結構納得したらしい
本の題名忘れたけど、京極夏彦特集みたいのにその斎藤環の評論が入ってた >>893
宝島社の『僕たちの好きな京極夏彦』な
たしか>>863の立川流は髑髏本尊本来やってなかった説もその本で指摘されてる あ間違えた。狂骨批判が載ってるのは寺子屋ブックス『京極夏彦の世界』で
文庫版の加筆訂正で納得させられましたよって記事が載ってるのが『僕たちの好きな京極夏彦』だった 難しいこと考えんと
ファンタジーとしてよめばええじゃん 北海道出身の作家のペンネーム、デビュー作にも夏があるってのが面白いね
夏が短いからこそ執着があるんだろうな
北海道って所謂「蝦夷」で本土的な文化圏の土地ではないから、
尚更古い日本文化に憧れがあるって昔本人も言ってたしな
京極ってのも北海道にある町名なんだっけ
それがペンネームの由来ではないって京極自身は否定してたけど
近くに本人の出身校もあるんだからちょっと信じられない 北海道の京極町は佐々木道誉から始まる名流の京極氏の末裔が明治時代に移住した町
そして京極氏の苗字の由来は下京区の京極高辻
本人としては明治時代みたいな中途半端なところからとったわけではなく、源流に近いところから拝借したっていう感覚なんじゃないの 「古き良き時代のいじめ」とか言っちゃう京極だが、雪国は陰湿ないじめ多そう。 >>896
そうだね。
昭和27年の世界に、人身事故で瀕死の重傷を負った少女を
二週間近くも生かし続けることのできる医療技術があったかと言うと…
(´・ω・`)だから、この部分はファンタジーなんだね。 >>903
海野十三(うんの・じゅうざ、じゅうぞう)的なSFだね。
SF(サイエンスファンタジー)的な要素はいくつかあるね。
っていうかほとんどだね。
プラス小栗虫太郎的な衒学趣味(ペダントリー)だね。 ピラミッドのミイラも一応死体を保存されてるんだから、昔もそれなりに科学技術はあったんじゃないかい アニメの魍魎の匣に、海野十三の名前が出ていた気がするけど、原作でもそうだったかな 海野十三の小説には、縮小人間、つまり手足を切断し、内臓を摘出して、
人間を無理やり三分の一にしてしまう、というアイディアが出てくるんだけど、
人間の大きさが三分の一になれば、さまざまな犯罪のトリックが使える。
『蠅男』では、高性能の義手義足で武装した殺人サイボーグwが登場する。
京極夏彦の小説のルーツの一つが、海野十三の小説だよ。 わかってるんだけど、つい
うんのとみーと読んでしまう……
害鼠駆除をがいちゅーくじょと読んでしまうようなもの…… >>906
覚えがないな。
でも、関口や京極堂ならば、海野十三の小説を読んでいるだろうな。
(百鬼夜行シリーズの世界に海野十三がいるとして) >>907
そういうのはルーツとは言わない
単にSF的なアイデアをミステリーに流用するって発想が共通してるだけ
言えるとしてもせいぜい魍魎だけで、京極そのもののルーツではない
横溝がいるんだからあの世界にも海野十三はいるだろうけど
ただ「鶴屋南北が四谷怪談を書いてない」って異世界なんだよな
四谷怪談そのものはあの世界にも伝わってるらしいけど
又市が幕末の人物なんで、四谷怪談の元になった事件も幕末のことになる 四谷雑談集に書かれた事件と似たような事件が偶々幕末にも起こったと考えればいいのでは? 京極堂が太宰治の幽霊と呼ばれているから、
あの世界に太宰治がいることだけは確かだろうw >又市が幕末の人物なんで、四谷怪談の元になった事件も幕末のことになる
例の3人組が、新選組やら倒幕の志士やらに関わった結果、
幕末の京の町で、怪異が次々に起こる!!
例の「ええじゃないか騒動」を引き起こしたのも、こいつらだったとか。 訂正
京極堂が芥川龍之介の幽霊と呼ばれているから、
あの世界に芥川龍之介がいたことだけは確かだろうw 百鬼夜行シリーズに、加藤保憲はいるのかな。京極堂なら、知っているような…
京極堂
「戦時中、相模原の陸軍第十二研究施設で宗教的洗脳を研究していた時代に、
同僚に、霊的国防を研究していた妙な男がいたな。名前は慥か、加藤保憲」 陸軍の第十二研究施設に研究員として潜り込むためには、
何か適当な研究テーマを掲げる必要があるんですw 加藤保憲+ニコライ・イリイチみたいな堂島が既にいるだろ
その上加藤までいたらあの世界の帝都はとっくに破滅しているよ 帝都を破壊しようとする側と、守ろうとする側に分かれて
帝都大戦が行なわれたんですよw その結果、帝都は辛くも守られた。
京極堂も帝都大戦に参加したが、この件については沈黙を守っている、とか。 そういや、明石先生は出たのかね、最近。
モデルが消えちゃったからなあ。 帝都を破壊したところで遷都して終わりでしょう
遷都しても帝都を破壊し続けるんでしょうか
中国なんて何回も遷都してますけど別に国は滅びてないですし >>937
京極の、なんの本の話?百鬼夜行シリーズか、虚実か、他のか、なんでいきなり平将門w? もしも百鬼夜行シリーズの世界に帝都物語の加藤保憲がいたら…
という仮定のもとで、冗談を言い合っているだけです。 京極ファンでも帝都物語読んでない奴いるんだな
帝都物語は80年代伝奇SFの中でも特に異質で面白いよ
若い頃の京極が夢中になったのも分かるし、ファンなら読んどくべき
加藤の正体は○○なんだし、遷都させた時点で加藤の勝ちだな
自分を殺した奴らの末裔が京都から来て勝手に居座ってるんだから
そりゃ○○じゃなくても俺の土地で何してんだってなるわ
江戸時代でも加藤は暴れてたけど、明治〜昭和時代ほどじゃなかった
徳川の頂点は飽くまで「将軍」だったからだろうね
これが「新皇」とでも名乗ってたら大変だったろうけど >>943
子供っぽいっていうのは
>>935のこと、
帝都物語は未読、すいません。加藤保憲、怪人のたぐいか 朝廷を裏切ったら駄目。とにかく平将門は関係無いわけですね、加藤保憲には 京極ファンなら帝都物語読んでて当たり前って発想がイミフ
自分は偶然既に読んでいたけど
単にミステリ好きで京極読み始めただけなら帝都物語に興味持つ謂れどこにも無いし 京極夏彦作品は(版元のカテゴリはともかく)ミステリってより
ゴリゴリの妖怪関係者ノリじゃないか
最初から 帝都物語は映画は見たけど原作読んだ事ないなあ
京極堂が妖術バリバリ使うバトルものだったらはまってなかったな タイトルだけで姑獲鳥を手に取った時はそういうの期待してたな
読み終わった直後はその点がまだ不満だったし自分が何を読まされたのかさえよく分からなかったけど、何となく面白いとは思って追い続けたんだよね
まあなかなかできる体験じゃなかったな 百鬼夜行シリーズは幻想的な謎があくまで論理的に解かれるのが妙味だと思う
ファンタジーとして読んでも楽しめるって人の気持ちが自分には解らんです >京極堂が妖術バリバリ使うバトルものだったらはまってなかったな
京極堂が妖術バリバリ使うバトルものも読んでみたい(´・ω・`) 幻覚オチとか夢オチとか錯覚オチで死亡フラグ完全回避するんですね分かりますん>< 君は彼岸に行っていたのだよ。帰ってこれてよかったね。関口君
(彼岸という言葉は便利だね) 今更ながら「ヒトごろし」読み終わった
めちゃくちゃ面白かった
歴史小説でも新選組小説でもなくてまごうことなき京極小説なんだけど
最後は京極らしからぬロマンチックさに驚かされた
昔司馬遼太郎の土方に憧れて
だから北方謙三の土方は少し物足りなかったけど
京極の土方が一番好きだわ 土方も他の登場人物も戯画化しすぎなんだよな
歴史的人物の一面でしかない部分を無理矢理広げてるだけ
だから漫画みたいに幼稚な記号的なキャラにしかなってない
資料も解釈も多様な歴史的人物をあれだけ矮小に書く意味が分からない
京極は山風好きだし、恐らく妖説太閤記を意識したんだと思うけど
あっちは飽くまで「見方を変えればこう見える」ってスタイルだからね
京極みたいに実像を歪めて書いてるわけじゃない >>960
人物の矮小化っていうか
他の歴史小説が美化しすぎなんだと思うよ
人殺しだろうが人非人であろうが英雄にできるのが小説なら
その逆もしかりでしょ
そもそも歴史書じゃなくて小説なんだから実像にそこまでこだわる必要もなかろうて
まぁ京極は駄目なオヤジとか好きだから
きっと武田観柳斎やら谷三十郎あたりがお気に入りなのだろう ヒトごろしはだめだ。駄作。つまんないのにあの厚さ。手を無駄に疲れさせた。
あれじゃ筋トレにもならないし。時間の無駄だった。そもそも京極の作品の殺人嗜好者って
理由ないだろ。なんとなくもともとうまれつき。そんないい加減な設定が許されるなら
どんなとんでもない話しでも書けるじゃん。生まれつき下着どろぼうだったとかさ。 京極は人を殺すのに動機やら人間性なんか関係ない、
ただ殺せる状況にあったから殺人を犯すのだって書いてるな
そんで、どんな事情があっても許されざる大罪であるとも
ヒトごろしの土方は異常だけど
そもそも新選組という集団、幕末という時代が異常そのものだったわけで
人を殺すのに大義も何もない、
武士道なんて、それに固執する侍なんて莫迦以外の何者でもないと書いてるのが痛快だった
まあ、だから嫌いだとか面白くないと感じる読者がいるのも当然かと思うよ >>759
新潮から単行本、講談社からノベルス、角川から文庫、ルーガルーのときと同じ電子版もで4形態同時発売 >>961
歴史小説の第一人者の司馬さんなんかはよくそういう批判されてるね
司馬作品には成り上がりの風雲児と格好良く死ぬ敗残者はいるが、等身大の人間はいない・・・というような
司馬遼太郎だって作品の中で彼のお眼鏡に叶うものは美化して、そうじゃないものは矮小化してる
司馬好きなら、彼は合理性や革命家が大好きで、思想や官僚が嫌いなのはわかるだろうけど
もうそういう司馬の考え方自体が古臭くて、すでに過去のものとして読まなければいけない
だから京極先生みたいな現代の作家が新しく歴史的人物を解釈していくっていうのはドンドンやるべきだと思うよ ほとんど司馬先生のオリキャラと言っても良い
坂本龍馬あたりをどう書くのか期待してたが
そこら辺はスルーしてたな
勝先生みたいなキャラは書きやすいんだろうな
若干役割が便利キャラになっちゃうが >>965
そんなことはない。信者やマニアは全部欲しくなるからあれだけど
ライトユーザーにとってはいきなり廉価版の文庫で読める まるでAKBやジャニーズのジャケットの写真がちょっと違う商法だな
くわばらくわばら >>969
まず形態ごとに値段が違うんだから、それとは全く異質
そもそも従来通り時期をずらして販売するのに比べてほぼ確実に売り上げは落ちる
ルーガルーのときも講談社は多分かなり嫌々だったはずだ
今回は特殊な事情があるとはいえ、まさか二度目があるとはな 「今も昔も人殺しは許されざる大罪」「戦争なんて馬鹿のすること」って書き続けてる京極が
なぜ新選組?なぜ土方?って思ったけど
終盤の歳三と勝太の問答やら最後の章の土方の苦悩とか読んでなるほどと腑に落ちた
実在の土方歳三は絶対こんなんじゃないと断言できるけど創作の土方の中では一番好き
というかこの作品の土方が一番人斬ってるんじゃないか? いやあそこまでカリカチュアした時点で土方である意味ねーじゃん
岡田以蔵とか河上彦斎ならまだ分かるけど
あれだけ歪めなきゃテーマに添えないなら最初から別キャラでやるべき >>972
その二人は武士じゃん
土方も近藤も百姓なのがミソかと
しかも百姓やら町人やらが集まって武士の真似事して
敵以上に味方の死体の山を築いた事を考えれば馬鹿さ加減はそいつらよりも遥かに上
だから選んだんだろう
百姓としては恵まれたガキの近藤土方が「武士に憧れてなりたがる」ってのがそもそも可笑しいわけで
歴史小説は「武士=格好いい強者」が常だけど美化しすぎ、まして幕末においてやさ
勝太の「親を喜ばせたかったから」って理由が一番しっくりきたわ
土方が新選組を作った理由が「人を殺したいから」ってのは本当に無茶苦茶だよね
それが「人殺しは犯罪だから合法的に殺せる仕組みを作る」という極めて理知的な理屈なのが最高に狂ってる
それでも侍が大義のため誇りのために人殺す理不尽さを美談にするのに比べたらどこか真っ当な気さえしてしまう
大体人を何人も殺したところで世の中は何も変わらんのだろうにって吐き捨ててるのが京極作品
あと何より岡田以蔵も河上彦斎も暗殺者としては優秀だったわけで
それに比べたら何ひとつ貢献らしい貢献がなかった新選組はおあつらえ向きだったのだろう たぶん君が思ってる土方像は先人の作家が創作して踏襲してきた一例ってだけだぞ
そもそも新選組に関しては史料が少ない
維新後の永倉の談話に多くを拠ってるからな。それも永倉がうろ覚えすぎて結構いい加減なもん
池田屋事件なんかも数年前に新史料が発見されて、永倉の言ってた事は全然違ってたと判明したw
まあそんな感じだから新選組に関しては、わりと自由に描く余地があって、だから面白い 魚や牛は殺して食べてもいいんだから人間も食べる目的なら殺していいんじゃないか? >大体人を何人も殺したところで世の中は何も変わらんのだろうにって吐き捨ててるのが
>京極作品
世の中を変えたのは、新選組ではなく、新選組から逃げ回っていた連中なんだね。 殺される人によってはそれなりに変わるだろう
フランス革命なんて王様とかいっぱい殺したじゃん ――埋めり――――
――――埋めり――――
――――――――――――――――――埋めり―――― 中禅寺秋彦vs.加藤保憲 というのをやってほしい。
もちろん、平将門の髑髏を巡る争いで。
もちろん、髑髏を欲しがる例の怪しい宗教団体も飛び入り参加。 京極堂は念力使えないんだから加藤に勝てるわけねーだろ
せめて一刻堂じゃないと最初から相手にもならない
百鬼夜行と帝都物語とじゃそもそも作品のリアリティの次元が違う
エイリアンとプレデターは戦えてもジョーズとゴジラが戦えないのと同じ 田嶋陽子が300頁、中禅寺が500頁喋って関口君が俯いて泣いてる話か >>992
>京極堂は念力使えないんだから加藤に勝てるわけねーだろ
加藤保憲に対して、憑き物落としをして、ただの人間にしてしまうだけだ。
京極堂ならできるw ぬええええええええええええええええええええええええええええええ このスレッドは1000を超えました。
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