米澤穂信(その27)
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(前スレ)
米澤穂信(その26)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1531666752/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured 物語の儚さと歴史に対する作家としての矜持がここまで見事に融和する文もあるのかと感服した 公園でチェアリングして読んでたら、ドローンが空撮してて笑った オール讀物に短編
はてさて雨月物語系かそれとも葛警部補ものか 読んだ
土地や勢力はともかく人物に関してはいちいち説明があるから時代小説としては読み易い方だと思う
読者の考えの隅に追いやられていた謎が終盤でカチカチ嵌るのはさすがよねぽ
面白かった 黒牢城
評価に関わらないけどP439L14の「村重」表記は誤植ではないか? 黒牢城は事件の一つ一つをそのまま現代に置き換えて短編小説して書いたとしたら大したトリックではないけれど、歴史小説とミステリーの要素が一体となって話を盛り上げていくので歴史ミステリーとしては傑作だと思う
謎が魅力的だし、トリックが小粒でも調理の仕方がうまい 感想も書く
推理することはある意味で騙しの道具。真相に気付けばミステリ部分より物語に目を向けざるを得ない。
村重は何をしていたのか。何ができたのか。
構造が良い米澤ミステリが好みだし、連作として新たなステージに登った小説だと思う。 戦国時代にロジックぶん回す系推理は雰囲気崩すからクラシカルな道具立てにしたんだろう https://i.imgur.com/ymefIuN.jpg
本と鍵の季節の帯か
めちゃくちゃ紛らわしいけどこれは
小野賢章さんが読む、NHKで(満貫が)ドラマ化(された作家の書いた小説)「本と鍵の季節」が公開中
ってことだよな? 調べたけど
このよまにゃチャンネルっていうのは本と鍵の季節の集英社がやってるコンテンツ
満願は新潮社で他社の本を宣伝に使うとは思わない
ということで普通に本と鍵の季節がドラマ化するっていうフライング発表したみたいなもんじゃないのかな また高校生モノ出たの?
よねぽの古典部に対するメッセージが伝わってくるようだね 米澤穂信は古典部を書きたく無いと思ってる勢がなぜかいるんだよな
しかも謎の確信を持ってる シリーズを大切にして欲しいから催促は出来ないわ
一番嫌だったのは青春系で括って本と鍵の季節や小市民のネタを古典部に使えとかほざいた奴
そしてそれする人は他作品を読んでいない >>633
「俺のために古典部シリーズを書き続けなければならない」となぜだか当然のように思ってる勢 あれで終わりでもいいけど、もう少し切りの良い所まで書いて欲しい感はある インタビューやTwitterなどの至るところでいまさら翼といわれてもの続きがあるのは名言されている
その時点では高二の夏休み→修学旅行と構想してた >>635
ああこれは酷いわ
そんなに書いてほしく無いのか 「作者の意思を尊重して気長に待つ」勢が大きな声を上げることはないから相対的にそういうやつらの声がでかくなっちゃうというわけだ 「本と鍵の季節」買った時よまにゃのしおり貰い忘れた 伊原を描いた「私たちの伝説の一冊」と里志を描いた「手作りチョコレート事件」は面白かったけど、ここから千反田の家庭事情を掘り下げて面白くなる未来が見えないからなあ、、
俺ガイルみたいな安っぽいストーリーになりそう
学校の中の話だけで充分なんよな 変な読み方する奴もいたもんだな
娘に家のことは気にせず進路を決めなさいといったんだから、家の事情からは離れていって千反田える自身の話になると思うんだが
なんで家の事情を掘り下げられると思ったんだ? >>635
よねぽのインタビュー読んでたら書けない文章だよね
あなたが犯人か えるが千反田家を継いでも継がなくても自由にして良いって話なら
迷った末にやっぱり家を継ぎますで終わるだけ
でもそうじゃなくてえるは明確に家を継げなくなった事情が出来たんだと思う
そういう話なら千反田の家庭事情を掘り下げざるを得ないんじゃないかな
そもそも跡取りが本当にえるしかいないなら家を継いでも継がなくてもいいなんて話になる訳が無い
えるが継がないって選択しても父さんが死んだら土地や屋敷は全部相続されるし実質継いでるのと同じ
えるの代わりに養子を入れたりしたら相続争いの種になるだけだし
横手さんみたいな親戚連中が黙っていないだろう 自分はあれを父親の強い愛情と受け取った
「お前の人生なんだから外に出て行ってもいい。俺たちがなんとかする。家のことは考えず、自分のやりたいことをやれ」
みたいな
家を継げないなら千反田が「選択」しなければいけなくなったあのストーリーとは矛盾すると思う 家の事情があり不自由な選択である可能性を明確に否定する根拠はないが
「自由に生きろ。お前の好きな道を選べ。千反田家のことはなんとかするから考えなくてもいい」
これで自由な選択が出来ないのは欺瞞みたいだな
父は薄っぺらい言葉を吐いたか、当主でありながら先が見えないか、汚い悪意があるかってことになりかねない
もうちょっと主要人物の親族を大事に扱ってくれると思うんだがな米澤は
よって千反田えるは翼を与えられ自分の意思で進路決定するが素直な見方だと考える 物語の裏で千反田は悩むのだろうが、自由に選べて守られるのだから、「いまさら翼といわれても」時点から変化した状況にはならないと考える
これからも表面に出てくる問題とは思わない 父親がえるに家を継がなくてもいいから好きにしなさいと言い
えるが家を継がないという選択をしたらどうなるか
例えば遠垣内将司と入須冬実の夫妻を千反田家の養子にして後を継がせる
これって傍から見れば千反田家が他家に乗っ取られたように見えるし
こんな外聞の悪いことを父親もえるも望むだろうか?
えるが旧態然とした家制度に縛られる不満があるというならそれでもいいんだろうけど
えるは千反田の娘として誇りと覚悟を持って生きてきたはずだし
少なくとも自分が継がなかった場合の千反田家の行く末が明確でない限り
家を継がずに自由に生きるというある意味無責任な選択はしないし出来ないと思う
そもそも父親がえるに家を継がなくてもいいから好きにしなさいと言ったなら
えるは家はわたしが継ぎます継がせてくださいと即答する方が自然だろうし
えるが悩むということは別の何かがあると思うけどね まあつまり父に算段があるから自由を与えたってのが俺の考えだな
家の内情は表に出てきてないし何も分からん
だから名家の跡取り問題といったらそうだろうそうなるべきとは言って欲しくないな、もちろんそうなるかもしれんが 小説を読んだ印象として、自由を与えられたことへの困惑と確固たる未来像が曖昧になったことに対する不安を強く抱いたように思えた
これまで千反田家の後継として完璧とも言える人生を歩んできたえるが、家に対する責任感より先に与えられた翼に対する困惑を表明していた時点で、家を継がなくてもいいという父親の言葉にえるは強い覚悟を感じ取ったものと解釈した
行間を読みすぎてる感もあるが 自由へ憧れる歌詞を歌えていたのは自由ではなかったから
自由を与えられると困惑し歌えなくなる。自由になってしまったから
えるは自由になったと認識しているんだろ?
やっぱり別の事情なんて無いでしょ。宙ぶらりん状態
跡取り問題を優先して考えすぎじゃない? >>652
そもそも父親がえるに家を継がなくてもいいから好きにしなさいと言ったならえるは家はわたしが継ぎます継がせてくださいと即答する方が自然だろうしえるが悩むということは別の何かがあると思うけどね
当然だと思って育ったから考えた事も無かったんだろう
明確な未来があったはずなのに吹き飛ぶ訳だからな17でいきなり自由与えられたら困惑するぞ 言われても自分が継ぐと即答するほどえるも盲目的じゃないと思うけどなぁ 即答するのは言うほど自然か?
何も言えなくなるのも十分自然では? 単純に人生の選択肢が増えただけならあんな風になるかなぁ
でも結局えるは千反田家を継げるのかどうか
これが分からないと結論は出ないよね 栞と嘘の季節は連載かー
単行本は来年かな
連作短編なら3年ってとこか アニメから入って翼まで読みました
次に読むのを悩んでいるのでみなさんのおすすめを教えてください 作風が幅広い作家だからねぇ
近しいものを読みたいかそうじゃないのかどっち? 近いものが読みたいなら元々古典部シリーズの一作として形作られた「さよなら妖精」か、青春ミステリの小市民シリーズ
別にそうでもないならよねぽ基準では重みの少ない「折れた竜骨」か「王とサーカス」かな
あとは古典部短編が収録されているムック本の「米澤穂信と古典部」 「〇〇が一杯怖い」みたいなセリフどの作品のどこに出てたっけ
話の本筋だったか雑談だったかすら思い出せない
わかる人教えてください! >>672
「遠まわりする雛」の「あきましておめでとう」のラスト あと少しで20周年か
またメディアミックスとかしないかしら まるで普段はミステリ作家らしくないことばかり呟いているような言い草だな
……うん、そうだわ そんなにツイート追いかけてないけどいっつもパソコン壊してるイメージ 政治とかそこら辺はかなり慎重だから気にしなくても良いのでは
一度それらしきものをいいねしてたが誤いいね発覚で消してたし コミカライズが露骨にペース落としてて草
伝説の一冊が8話でやっと半分
新作出したら加速すんのかな アニメやってないところだからそりゃあ時間かかるだろう よねぽがルパン三世の脚本書いたらどんなのになるんだろ 黒牢城関連でなんかの音声がついたメディアミックスをする匂わせをしてるな
まぁオーディオブックと予想しておこう ボトルネック、本と鍵が面白くて、次にインシテミル読んでみたけどこっちは普通だった
ミステリーで長いシリーズものはいまいち好きじゃないから、単発ものをこれからいろいろと読んでいこうと思う >>695
秋季から新作短編まで10年開いたシリーズだぞ
気長に待て 一応東京創元社からの次の本は冬期になる予定ではあるが集英社と文藝春秋と下手したら角川も順番待ちしてる状況だから再来年以降だろうな 米澤さんの小説から本を読み始めて、米澤さんが勧める本や小説の元になったものを調べるうちに海外作家含む他作家の本を沢山読むようになったからこういうのは個人的にありがたい
本が本当に好きな人が勧める本は外れないし教養の一部になるようなのも多いしで良い 前にも無かったっけ、と思ったけどあれは氷菓のキャラの本棚か 最近ようやく今更翼と言われてもを読むことが出来た
……続きを、続きを下さい! 次号予告
米澤穂信、酉島伝法、川野芽生などが贈る、新作読切、続々掲載!
紙魚の手帖 vol. 02 2021年 12月 9日頃発売予定
また小市民かな >>707
小市民だった
「羅馬(ローマ)ジェラートの謎」 終わってほしくないから冬季の前に短編集いっぱい出すんだ 2年の夏まで埋めれる隙間は大量にあるし
なんなら小鳩くんだけで秋期の隙間の話をしてもいいからな というか角川も年一作古典部の短編書かせたら雑誌売れるんじゃねえか? 「いまさら翼と言われても」は確か短編で少しずつ出してたよね >>710
たくさん短編集だして忘れた頃に
通称「いまさら冬期と言われても」が発売されるわけですねw 「いまさら古典部と言われても」にならないことを祈るわ ttps://yaseijidainote.kadobun.jp/n/n64f8dd74b467
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