【金字塔】横溝正史Part9
>>100
獄門は行動原理が弱いような。分け鬼頭が網元ついだら島民の生活が逼迫する事実でもあるならしかたないけど。じじいのたわ言に振り回された感じ。動機的には金と復讐が絡んでる犬神の方がまだ納得できた。 犬神家の真犯人の動機はそこには無いと思うけれど
それはさておき横溝に限らずトリック主体のミステリはホワイダニットを重視するとほぼ全滅にならないか >>102
横溝作品でホワイダニットがまとものは『貸しボート十三号』あたりなんかどうだろう。
連載版はそこしか骨子がなく、終盤でついにページの足りなくなった横溝先生が、
金田一がボート泥棒の目星つけた直後「もうお判りでしょう」と真相はこうだったとネタバレw 獄門島は話の骨格としてはYの悲劇そのままや
個人の意思に操られるのをベースに
味つけに言葉の取り違えを入れておきましょうというのは
まさしくYの悲劇やろ? 田中潤司や都築道夫が犬神家をモダンデティクテブストーリーといって持ち上げてた一時期があったなあ
犯人は無作為なのに結果として謎が成立するのが新しいと。 でも犬神家は珠世の美女描写が恥ずかしすぎて、あんまり読み返したくならんなあ
あと、犬神家や八つ墓村より夜歩くの方がずっと出来が良いのに、なぜかワンランク落ちるような評価は納得いかんわということもある >>101
「獄門島」の網元=絶対者という伝統
今の価値観からだと一笑にふされる大昔からの因習・妄執に
近現代になっても取り憑かれたままで振り回される
田舎の人々の悲喜劇みたいなのを描きたかったからでは
村の血が入っていない人間がそこに居住するのは許さんって
青森の事件もあったじゃない
令和でさえそういうのを本気で信じている年寄りって
まだいるかもしれないと思えば敗戦直後なら尚更 >>106 夜歩くはメイントリックがクリスティの先行作品の後追いというのが評価減なのかもなあ
でもメイントリック以外の犯罪そのもののトリックはクリスティの先行作品のほうははっきり言ってしょぼいし、夜歩くのほうが面白いんだけどな 夜歩くは作品全体を覆うトリッキーな雰囲気が好きやわ
それから仮面舞踏会もけっこうええやんな、実は。
あの犯人のキャラは最高や
まいんちゃんにやって欲しいわー 獄門島も犬神家も殺人の動機は充分だとしても見立てることやトリックを仕掛ける動機としては弱い
上にも出ているたまたまそうなった系が1番自然だろうけど
いっそ開き直ってそこはロジック系のミステリで楽しもうよ >>109
仮面舞踏会はぜひとも映画化してほしい!
ただ、おそらく犯人をどう取り扱うかで大きく内容変わるだろうけど 仮面舞踏会はゴルフ場で○○に向かっていう
○○というセリフが獄門島の「○チガイ」同様どう問題視されるかだが 見立てなんて謎を引っ張るための作為で一種のマクガフィン
陰惨な復讐譚や家系の呪縛は読者を釣る撒き餌
トリックは馬鹿馬鹿しい子供だまし
出てくる人間像は俗物ばかりで薄っぺら そんな話しは何十年も前にさんざん論争しつくされて通り過ぎているんよ
近親相姦で生まれた兄妹がまた近親相姦?盛ったねぇとかふふってなるじゃん
トリック重視のミステリもロジック重視のミステリもハードボイルドも社会派もオカルト入もなんなら馬鹿ミスも楽しもうよ >>109
『仮面舞踏会』とは渋いもの好きだねぇ。
あれいいよな、明治時代に活躍した老将軍(もうボケている)の、
半分狂気に踏み入りながら子孫たちが呪縛を解いていく展開。 徒歩2分の図書館に7、8冊あった角川文庫が2km離れた中央図書館に収奪されてしまった
休みにチマチマ読んでたのに
BSとはいえドラマ化の影響は大きいのか 悪魔の手毬唄と病院坂売ったら80円と5円かける2でした。 岡山に疎開した時に感じた田舎独特の閉鎖性に衝撃を受けたのが一連の作品
東京もかなり閉鎖的なとこがあるが田舎のは全く違うってとこを描きたかったって言ってたね 東京では空襲が来るって時に竹槍訓練とかみんな馬鹿馬鹿しいと思いながら憲兵が怖いからしぶしぶやってたが田舎だと昔からの理不尽な風習に誰も全く疑うことなく全員従うこととか 理不尽でも従うって田舎じゃなくても日本人らしいやん 横溝作品の内、長編でいちばんくだらないのは三つ首塔やろな
読むには読んだがなんやこれ?て感じやわー 音禰がだんだんビッチになっていくくらいしか面白いとこないしな 長編でいちばんくだらないというのは言い過ぎたわ
だって他にもくだらないのはいっぱいあった
メジャーどころで、という限定をつけるべきやったな ①蝶々殺人事件
②夜歩く
③獄門島
④本陣殺人事件
⑤仮面舞踏会
⑥悪魔の手毬唄
⑦悪魔が来たりて笛を吹く
⑧犬神家の一族
⑨病院坂の首縊りの家
⑩八つ墓村
だいたいこの10作やろ、ベストテンで出てくるのは
あとはどんな順位をつけるかでその人の嗜好が分かるなー 横溝正史「幻の金田一作品」か 未発表の映画シナリオ見つかる
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20230429/amp/k10014053181000.html%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID
金田一耕助シリーズで知られる作家・横溝正史が原作を担当した未発表の映画のシナリオが新たに見つかりました。金田一耕助が活躍するストーリーで、専門家は「幻の金田一作品だと考えられる」と話しています。
今回見つかったのは、「石膏美人」という仮のタイトルが付けられた未公開の映画のシナリオで、二松学舎大学が入手した横溝正史の資料の調査で見つかりました。
シナリオは、原作を横溝が、脚本を脚本家の日高繁明が担当したもので、調査した山口直孝教授らによりますと1950年代に書かれたとみられ、同じタイトルの横溝作品とは内容が異なっているということです。
遺産相続をめぐる殺人事件の捜査に乗り出した名探偵 金田一耕助が石膏像に塗り込められた遺体の謎に挑む物語で、これまでの金田一シリーズには含まれていない作品だということです。
横溝正史の作品には「石膏魔」というタイトルの未完成の小説があったことが知られていますが、序盤だけしか残っておらず金田一シリーズの作品かどうかも分かっていませんでした。
今回のシナリオは設定やセリフなどが「石膏魔」と非常によく似ていることから、この小説を原作として書かれた可能性があるということです。
山口教授は「幻の金田一作品と考えられる。『犬神家の一族』などのあとサスペンス要素が強まり、行動的に活躍する金田一耕助が描かれた時期の作品とみられる。小説の続きも残されていないか調査したい」と話していました。 >>127
NHKでも朝7時のニュースで流れた
本にするには分量はあまりないから「野性時代」にでも掲載してくれたら >>127
「憑かれた女(金田一側が「女の決闘」に改題)」
「迷路の花嫁(由利側が「カルメンの死」に改題)」
に続く由利・金田一重複タイトルかよw 「金田一耕助さん、あなたの推理は間違いだらけ!」みたいな付け足しやったなあ、今日のドラマ
この脚本家は推理小説の勘所を理解してないやろ?
しかもリドルストーリーみたいにしようとして、
あんたは病気や、みたいなこと言わしとる
そんな言い方は昭和20年代にはせんわ! しかも今回のドラマ化の最大の謎である、
珠世が絶世の美人でない理由が最後まで明かされなかったやないかー そういやあの間違いだらけ本、けっこう古書価格が高騰しとるのな 金田一ブームの当時からさんざん突っ込まれていて新本格にもつながる推理出来ていたのなら阻止しろよ阻止しなかった探偵も面白がっているだろ
ミステリは犯人と探偵の協同作業で成り立っているよねってのにメタ的に突っ込んでいたな >>135
スケキヨだけでなく珠世も少し怪しいラストでも良かったかな 好きなのは以前ボーッと並べて
獄門 蝶々 笛を吹く 車井戸 八つ墓
探偵小説 本陣 びっくり箱 犬神家 首
という感じになったなあ
世評の高い手毬歌、夜歩く、蜃気楼島、貸しボート、
なんかは個人的にくどかったりピンと来なかったりで
探偵の意味付けについては「悪魔が来りて笛を吹く」
にあるようにこっちはこっちで楽しんでる、というのは
昔から言われていたし、兵ちゃんのコロス解釈とかの
積み重ねがあって今に至っているわけだし
(何せ被害者遺族に「そこがこの事件の面白さだったの
ですね」と言っちゃう人が主人公ですから…)
>>138
ラストについては悪人に利用されそうなヒロイン、
という取り方と、こいつが黒幕、という取り方が
ツイッターなんかではもう出ているね 改変するならするで、堂々とスケキヨ真犯人を論理的に構成したらええやろ?あんなちょちょっと突っつくだけで、しかも逃げ道確保しながらの作劇は狡いと思うで
見てて不愉快になったという点ではいちばん酷いドラマ化やと思うわー あと、くどいようやが珠世の見ためを個性的にしたのはなんでなん?
これまではギャグで突っ込んでたつもりやが、なんかほんとに消化不良になったわ
キャラクターとしては別にこれまで通りの珠世やったやん >>141
確かに。色々珠世説も含めて会話がおもしろくなったのにね。スケキヨのおとなしい気質とスケキヨ遺体を遠くにぶん投げた松子の怪力は一応原作感でてた 3時間もの長尺とった割につまんねードラマだったねえ >>134
時代に合わせるなら病気じゃなく気ちがいと言えってことか そうだろう
金田一が謎解きで一言しゃべる前にンンッ、ンンッとのどを鳴らすのが耳障りだった 小林脚本らしい自己犠牲ヒーローとみせかけたのはいい
珠世が男の本性に気づいて遺産を放棄していたら少しはスッキリしたのに 実は実行犯を操る真犯人がいた
真犯人は捕まらない
名探偵の無力感
結末を読者(視聴者)に委ねる
古典ミステリに現代ミステリの要素を入れ込んだ感じだった
大団円よりはこっちのほうが若い人には受けそう こういう「なんか見た気にさせる」タイプの底の浅い作劇は好かんわー
踊らされる人がいるとしたらそれを見るのもしんどい
エヴァンゲリオンが想起されたわ >>146
声優の芝居によくあるよね、それ
アニメとか海外ドラマの吹替でよく聞く
だからその二つ嫌いなんだよ 静馬が泣きながら松子に「殺す」って言ってたのに
母親の愛情が欲しかったという佐清談は変だわな! NHK版、次は「本陣殺人事件」らしいけど時系列オカシイだろよと
「悪魔の手毬唄」が伸びたのはフジ版と重なったかららしいが、 横溝はゲスの中にわざとらしいぐらいの善人を出して引き立たたせる作風だと思ってたから、今回の改変は違和感があった 松子が屋敷から何度も抜け出して殺しを繰り返してるのにバレないのは面白いな
悪魔の手鞠歌も警察の捜査本部が宿の一室にあって犯人にとってはベリーハードモードなのに金田一と里子以外には怪しまれてない >>150
そうなんですよ
声優は良く知らんけど例えば玉木宏も台詞の始めにのどをンッと鳴らしてからしゃべる癖がありますね
劇団や養成所など出身の俳優声優は演技の基本的な訓練受けてるからスッと発声するのが自然と思いますが
この主役の近年のドラマを見てないのでこの発声が妙にオドオドしゃべる金田一のキャラとして
意図したものかはわからないけど
今回の犬神家、自分の結論は大向う受けを狙った改変だった
好き嫌いは人それぞれだが自分にはこの手の換骨奪胎はしっくりこない方 >>154
最初に読んだカーがあれだから…
(戦後すぐの作品にはあのトリックこれでもかと使ってる)
まあ最後の殺人はバレてもともとと開き直ってるのが半分かとw ちなみに30分で犬神家は大好きだったし
賛否両論の改変でも例えばアガサ・クリスティの最近のBBCのサラ・フェルプス脚本は
サイコ・イヤミス改変が凄いけどむしろ好物なので
この脚本家が合わないのだろう
自分がこの脚本の何が根本的に嫌いか考えたけど、一言で言うと「筋が悪い(粗筋ではなく、性質・センス)ドラマ」
・「このドラマはこういう切り口で作りましたよ」と明示するかまたは始めはわからなくとも
見ているうちに自然と視聴者が導かれるものが筋の良い語りだと思っているから
(構成としてどんでん返しに継ぐどんでん返し、ジェットコースターのような展開の物語もあるしそれはそれで良いのだけど)
その意味で丁寧な布石に基づくどんでん返しなどではなくただ結末を変えてあっと言わせる欺瞞に満ちた改変にしか見えない
・誰でも知ってるもはや古典的作品のフォーマットに乗っかり筋をなぞった挙げ句
結末だけトリッキーに変換した、こういうフリーライドな姿勢は翻案者としての志を低く感じる ・最後の金田一の態度がそぐわない(録画消しちゃったので細部は忘れたけど)
自分が真相を見抜けなかった、あまつさえ真犯人の策略を後押ししてしまった事を嘆き吼えて終わるって
探偵としてのアイデンティティ否定なので
(近年の邦画ドラマでやたら叫んで感情に訴える演出で感動した泣けたわ~と言う人は満足するのか)
論理的思考に依りその判断が他人の命をも左右する“探偵”がそのようにナイーブでどうする
別に自分の失敗を認識して壊れても良いけど他の表現があろうしどのように壊れるかが表現者として腕の見せ所にもなるのに
・そして本格ミステリーで探偵が真相にたどり着いた時に犯人や共犯者が「その通りだ」と認める終わり方を否定していることで
「はっきり言ってないからどちらにも解釈取れる素晴らしい脚本」
「謎解きに耽溺する金田一がビョーキという解釈にも取れるのが新鮮である」
という脚本の誘導に引っ掛かった誤読者が大量に発生しているちょっとした地獄み 前半で原作をなぞった上でオチだけ大幅に改変されてもTwitterでのバズ狙いでしらける
戦隊ライダーの脚本家だから伏線を張ってないのに終盤でひっくり返すのに慣れてるのかもしれんが いっそのことスケキヨ主人公で金田一が脇役の作りならまだ見れた
八つ墓村の辰弥みたいな感じで >>152
市川映画も古谷ドラマも、時系列メチャクチャ。年代も小説とは変えてるのが通例だった >>152
同じニュースでエピソードゼロ言うてるやん
文盲か ドラマの改変は奇を衒い過ぎて全てをぶち壊しにしてた。これじゃああいつはクズの中のクズということになるし、そうなった理由もわからないので???となる。 >>161
古い時代再現だとセットとかが難しくなるんだよな。
片岡千恵蔵版の時点でさえ唯一戦前だった『本陣殺人事件』が戦後に移動っぽい。
(三本指の男が復員兵風で、容疑者も戦争で指が欠けている人物。) >>159
前半から綿密にやって欲しかったね。松子のアリバイも含めて。本来は珠世とスケキヨは相思ぽかったけど今回は無さげだからある意味共闘してたかもしれないし 犬神家の映像化はやりつくされてるから
刑事コロンボの作りで、犯人視点で話を進めて金田一に追い詰められる流れじゃないと目新しさはでなさそう
これならスケキヨが腹黒でも違和感ない まぁここまで改変入れるなら、タイトルに新解釈とでも付けといてよ
こっちもそのつもりで観るから・・・ 平板な演出のただただ退屈なドラマやったがそれだけで終わりゃあまだいいものを、最後の付け足しでワースト映像化になってしもた
以前横溝作品が残ってるのは映像化の影響が大きいと書いたけど、
こんなんにするんやったらもうそこらの人からは忘れ去られてもええわ 獄門島→和尚を言い負かした金田一が笑い転げる
八つ墓村→小竹が首吊り自殺する
NHKはオチにインパクトを持ってくるから毎回酷い >>169
小竹自殺は原作でも普通にあり得そうだけどな。
「蝙蝠の大群襲撃で小竹焼死」
「洪水で村壊滅」
「暴徒と化した村人が落盤で死亡」
これらに比べると実に自然。 >>167
佐清と“スケキヨ”が出るのはいままで通りだが
今回は珠世はナシで“タマヨ”が出て
犬神家は“イヌガミ家”に…… >>170
辰弥と典子をあと一歩まで追い詰めた吉蔵と周が落盤で死ぬのは、小説の展開。 >>172
2004年のドラマ(稲垣金田一)では、村人が何十人も辰也をぶっ殺そうと鍾乳洞に集団突入。
そしたら全員落盤で死ぬという大惨事に・・・ 今思えばマガジンの影丸譲也版はうまく終わらせたんだなあ 角川の「死仮面」読んでて疑問に思ったんだが、
「「妖婆の悲憤」と「校長の惨死」の章は掲載号が見つからず、私(中島河太郎)が補筆しました。」
的なことが解説に乗っているんだけど、なんで中島さんはあらすじ分かったの?
「昔読んだことあるので記憶を頼りに復刻した」ならわかるけど、解説の最初のほうで
「自分も知らなかったけど『死仮面』という話があったと会報で知った」みたいな記述があるし…
もし横溝先生が覚えてた(忙しかったので中島があらすじ説明受けて代筆)のなら、
そもそもこういう発見の経緯にはならないだろうし。 前後編録画してまだ見てないけどこのスレ読んで見ずに消すことにした いや、一応見とけよ
悲惨な話にも一筋の希望の光を見つけて終わるのが金田一の長編なのに、それを潰してみるという、ある種無謀な試みを見るのという経験 みんなが叩いてるから見ないでちゅとかアホらし
自分で見て決めろよ…
自分がないのかよ… いや確かにそうなんだけども
このBSプレ枠のリメイクものって横溝作品に限らずなんか変に弄り回すじゃん
若手制作陣が名作に挑んで、平成~令和の色を出すって気概なのかもしれんけどさ
長谷川の獄門島にしても、自分はあの病んでる金田一は視て('A`)だったし
悪魔が来りても何だかなあ、だった
犬神家は初回市川版の印象も強いけど
そもそも原作が好きなんでそのままやってくれたらと儚い期待を抱いてたんだけども
それがそんな妙な改変(新解釈?)されてるとなると、ね・・・
あと大竹しのぶが元々嫌いってのもあるw
ま、消さずに大半を倍速視聴してみるわ >>175
掲載誌に「前回のあらすじ」がわりとくわしく載っていたからそれを小説風にふくらませて書いた まあ今回のドラマに限れば、3時間もの長時間をムダにすることが予めわかっててそれでも構わないという覚悟ができないのであれば
他人の評価を元に見ないという判断をしてもあながち間違いではないとは思うよ
(自分は他人の評価を見聞きする前に前後編とも見たけど、録画は即消した) 今回のNHK版を見て序に古谷版も観てるけど、いろいろと酷いな..
一番はスケキヨマスクの不細工
スケタケが言ってるけど、
あのマスクして会社会議とかされても
みんな笑いが止まらんだろよw 脚本の酷さに比べたらマスクなんてどうでもいいレベル 犬神家見て毎回思うんだけどね
佐智はボートの中で
やっちまえば良かったのにと
毎回思うのよ NHK版の犬神家ボートが一番小さくてショボかったな このドラマのストーリー考えた人は
つのだじろうの犬神家を100回読み返した方がええなあ
原作に要素を付け足すにはどういう態度で臨んだらいいのか、教えてくれるで 犬神家だと「家宝の斧・琴・菊は犬神家の相続の証」ってあるけどさ、
犬神家って佐兵衛が初代で財産も彼が築き上げたわけだから、
よくよく考えると証になったのはこれが初めてなんだよな。
本陣の一柳家の「大地主だけど先代で引っ越してきて土地を買い占めた」という、
一見旧家と思いきや、地元では新顔にも通じるパターンか。 古谷版で犬神家の現金土地資産全てで60億とあるけど、
昭和20年代初めで60億だと現在換算したらどれくらいになるんだろうか?
76年市川版だと1/5でも5億で神戸の大通りに10階建てビルが5つ建つと寅之助が言ってるけど 邦画のスレでも書いたんですが
映画市川版で佐智が自力で屋敷に帰ってくるタイミングに合わせて松子が琴の稽古を‘少しの時間’中座して
屋敷に入るすんでのところで佐智を手にかけていたが
佐智が外出から帰ってくるジャストのタイミングを松子はどうやって知った・合わせられたんだ?
佐智がどこかへ出ていることは事前に分かっても帰ってくる時間は分からないと思うんだが
佐智帰宅のタイミングを松子が知る経緯が劇中のどこかで仄めかされていたっけ?
どなたか教えて下さるとありがたいです >>190
昭和26年の1万円が現在では30万円に換算とあるから、
60億を単に30倍で計算すると約1800億円かと
市川版だと一人あたり5億円なので
150億円とみれば良いと思いますよ >>191
佐智殺害の時期は別にそのタイミングでなくても良かったのではと
思います
たまたま中座して弱りきってる佐智を見つけたので、
千載一遇のチャンスと実行に移したのではと
佐武の時といい佐清の時といい
ただ殺害すれば良いという考えだったとラストで述べていますし 佐武殺害の時は手形合わせの件があったので計画的に狙っていたと思いますが、
佐智の場合はいつでも良かった節がありますからね
佐清の場合は相手の正体が判明したのと身の危険を感じての衝動的なのでしょうけど >>193
早速ありがとうございます
おっしゃる通り佐智殺害のタイミング自体は偶然任せでよかったのかもしれません
ただ映画ではあたかも佐智が帰ってくる時刻にその場所に居合わせるように
待機していた感じに見えるものですから
松子が超感覚的知覚能力を持っているように思えてしまってw 自分の所業に誰かが手を加えて複雑にしていることに気にもとめず、
また誰かが助けてくれるから続けようという犯人の神経を考えると超常現象といえてもおかしくは無いわなw いっそ改変するなら、犬神少年と神官のおじさんのBL物語とかやらないかなw 昭和20年代までの推理小説の約束事として
顔や指紋が焼かれたり、首が持っていかれたりした死体は
誰なのか分からないことになってるというのがあるなあ
実際のところはそんなもん、松子が静馬と佐清を間違えるわけないわなあ
いくら容貌が変わっていると言っても、戦地でしんどい思いをしたと言っても
たかだか数年ぶりに会うことになる実子やで?
別人が来たら普通にあんた誰?となるやろ 今、あべのハルカスで「絵金展」やっているんやけど
なかなか横溝正史的世界でおもしろいわ
横溝正史の好きな○○、実は△△のパターンは
歌舞伎や浄瑠璃の伝統からきてるんやなというのがよく分かる
絵金はそういう芝居絵を描いた人なん