【金字塔】横溝正史Part9
実際の江戸時代はともかく、時代物の中では、出てくる主人公はみな庶民の味方なのが普通だがなぁ その辺横溝正史自身が書いててな。
論創社の「横溝正史探偵小説選3」のおまけに、
「佐七は品行方正な奴だけど実際の岡っ引きには〜」
って横溝先生のコメントがある。 佐七はこないだ出た全集で初めて読んだけど女性や猫に対する意識が
やっぱ昔の作品だなーって思って残念に思ったよ
人から借りた猫にもの食わせて血吐いて死んだらやっぱ毒入りかとか言うんだもん 佐七が品行方正ってのは冗談だろうけど
十手風に物を言わせて、ではなく
己れの容姿と気っぷのよさで口説くからってことなんだろう >>519
江戸川乱歩も犯人に殺されそうになったお嬢さんを探偵が助けるのはいいが、
わざわざお嬢さんの飼い猫捕まえてきて殺人トラップに仕掛けておき、
猫を刺殺させて犯人を騙すトリックがあったよ。(他に証拠ないんか?)
そしてポプラ社版では探偵が明智小五郎になっているので外道小五郎話になってたw ペット受難はシャーロック・ホームズ以来の伝統なんでw 犬を部屋飼いし始めたのもまだ最近(っても昨日今日じゃないよ)だから
昔はみんな外の犬小屋 >>515
現実よりはなにかしら美化しないと現代でも時代でもエンタメ小説は成り立たんと思うけど
清張の「逃亡」なら弱い物をいじめぬく岡っ引きが出てきて正義の御用聞きなんて出てこないから安心だよ >>519
やっぱり日頃から自分で毒見用の猫を飼ってなきゃだめだよね >>523
浮世絵に大奥みたいなとこで狆を部屋飼いしてる絵があるけど
狆は猫扱いみたいなもんだからね 反体制のミステリ作家どもは、こぞって刑事を正義のヒーローに仕立ててやがる。
矛盾に気付けよ!気付かないアホだから、ミステリ作家やってられるのかもな。 TVドラマならともかく、正義のヒーローの刑事が主人公の小説って最近のであるかな?
たいがい一癖も二癖のある連中ばかりでしょ
さすがに根っからの悪人の刑事が主人公はいないだろうが、それはミステリに限らない 猫に毒味させるのは夢枕獏も大江戸火龍改でやってた
夢枕獏は作品内において人間よりも動物に厳しい >>528
というかミステリーの探偵キャラはデュパン筆頭に変人ぞろいだよな。
ソーンダイクのWikipediaの説明で「名探偵としては珍しくこれといった奇癖がない」
って書かれてあった吹いたが納得したわ。
・・・そういえば由利先生も奇癖なしかな?
(事件に首を突っ込むのを奇癖と言わなければだが) >>530
ホームズはコカイン中毒だしな
ほとんど犯罪者w 『三つ首塔』読了
文章が他の作品より時代がかってて古臭く感じるし、無駄にエログロ描写が多いし、ミステリーとしてはだいぶ雑
だけど設定とストーリーは良くできていて面白いから最後まで読むことができた作品って感じだったな >>532
グロはともかくあのエロ描写、好きなんだよなあ
お嬢様が性の快楽の虜になってしまって、怪人の言いなりにHな衣装で怪しいパーティに連れて行かれたり
シチュエーションがとてもエロくて大変結構
B級なエロさなんだけど、乱歩だと変態性が斜め上を行くので普通のエロさは逆に希薄
ミステリー的に雑なのは同意w
ただヒロインが実は官能的な魅力があるというのは、犯人の動機にはつながっていると思う >>533
何気に『三つ首塔』って本編事件の死者が金田一物で第2位(一般作品のみだと1位)という作品。
(「本編以外だが言及された死者」も入れていいなら『八つ墓村』が要蔵で稼いでいるので2位になる)
ちなみに1位は少年物の『黄金の指紋』で確実に50人以上殺されている。 三つ首塔は登場人物かなり多いけど、それぞれみんなキャラ立ってるのも良かったな >>528
またサヨク老人が湧いて出ているww
昭和の活動家みたいなのが今では稀少だわ >>536
アンカー間違えてるんじゃないの
昭和の活動家みたいなのってどのレスが書いてるんだ?
まさか「一癖も二癖もある」=「昭和の活動家」? 死者数
×年前の因縁とか、病死や老衰は含まない。
本陣:2(殺されたのは1人だけ)
獄門:5
笛吹:7(小夜子を含む。天銀堂事件は含まず)
八墓:8(えっ?やっぱり8人!)
犬神:5
女王:6(槇は含まない)
手毬:5
仮面:5(事件と直接関係無い事故死である阿久津と、心中女は含まない。ラストの二人は死んだものとする)
こちらの思い違いや、カウントするか否かの認識の違いもあろうから、完全ではないけど。
で、三つ首塔がは何人だっけ。 >>538
確か11人。(犯人サイドの仲間割れ含む、塔の名前由来の事件の関係者とかは入れない。)
あと、>>534の「過去の事件含む場合」で天銀堂の10人忘れてたから『八つ墓』の次が『笛を吹く』になるわ。すまん。 声優の上坂すみれがこの週末に行われた長野県での野外アニソンフェスに出演して、
その際に御当地キャラということで佐清のフィギュアを同伴した模様。
ttp://twitter.com/uesaka_official/status/1703246001245683819
|上坂すみれ_official@uesaka_official
|遠征先で私に寝かしつけられるスケキヨです(すみぺ)
|ttp://pbs.twimg.com/media/F6MlNYfa8AA73oX.jpg
参考:ナガノアニエラフェスタ2023
ttp://aniera-festa.com/
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 思わず「三つ首塔」を再読してしまったがw
時節柄なかなか面白い文章が目についてしかたがない
「戦後の混乱した世相では、男も女も性のモラルや規律を見失って、同性愛の悪徳におちているひとが、そうとう多いと聞いている」
「それは世にもあさましい、人倫にももとることなのだ。しかし、いったん同性愛地獄におちたがさいご、それはもう麻薬の味をおぼえたのもおなじだそうだ」
今だと炎上間違いなしだが、ほんのちょっと前までこれが普通の感覚で
英米だと死刑なとこもあったのだから、日本はむしろ昔も今も寛容な社会 >>542
『毒の矢』でも女同士の同性愛をいかがわしいとキレる人がいたが、
発言者がキリスト教の坊さんなのでそういうことに厳格なのもまあわかる。
いや、むしろそういうことに厳格だからこそ、彼が隠してた過去も納得いく。 話変わるが『石膏美人』を読んでいて引っかかったこと。
(以下ネタバレ、名前は出さないようにしたが・・・)
犯人は自分の子と思っているAに友人の遺伝の兆候を見つけ、
「友人が妻と浮気してAができた」と推測。
そして犯行を重ねるが最後に婆やさんが
「Aは確かに友人さんの子だったが、友人さんの子とされているBはご主人様の子です。
私が誕生直後すり替えただけで、奥様も友人さんも浮気など一切しておりません。」
と言い出し、犯人絶句。
・・・以下の記述は何だったんだろう?
1:「奥様」がAとBを結ばせる縁談を断ったこと。
2:「奥様」と「A」が瓜二つという記述。
前者は偶然とも思えるが、後者はいったい・・・ >>544
「すりかえた」は婆やの自己申告だし、本当に浮気だったんじゃね?
ただ、>>507みたいに規制対象になりかねないから、明言せずにどっちでも解釈できるようにした。
ラストで三津木が「犯人に本当のことを教えてBと親子の対面させるべきだった」というのに、
「そんなことはしない方がいい」って由利が言い張るのもそれが思い当たったから。 自分も一つ質問いい?
昔読んだ横溝作品(十中八九、角川文庫)だと思うんだけど、ある人物の家系について
「父親は凶悪犯、母親は代々てんかんの家系だった」って趣旨の説明があった。
これ自分は『真珠郎』の真珠郎の記述と思ってたんだが、角川の復刻版でそういう記述がなく
「てんかんへの差別的表現だから削られたのか」と思ったが、オリジナル版準拠の柏書房でもなかった。
(母親の説明は「白痴の山窩」表現)
『真珠郎』じゃないとすると見当がつかないんだが、どこにあった記述なんだろう? 合作探偵小説コレクション新刊の情報来ないなあ…
病院横丁とか湖泥解答編とか未収録対談座談とか収録されないかな… 個人的に横溝作品で一番力押しと思えたのは、
(メル欄)の「共犯が主犯を後ろに乗せて自転車で山道約24qを一晩で往復」。
不可能じゃないと思うが、共犯の脚力スゲーよw 99 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/09/25(月) 21:18:29.96 ID:NBJGAR74
実際の津山事件に近いのは丑三つの村の方だね
こんなアホばっかり >>553
ドラマか原作か忘れたけどちゃんと猫車使用の説明してたよね、少し感心した 今更ながら悪霊島読んだけど犯人やべーな
洞窟の奥にあったものにゾワっとした
メ欄って近年のサイコスリラー系アニメとかドラマでよく扱われる印象あるけど横溝流というか、目的とか含めてこれが一番怖かった 自分が初心者にオススメするなら
長編読めるなら犬神家、短い方がいいなら本陣かなぁ
でもせっかく横溝正史読むなら悪魔が来たりて笛を吹くはいつか読んで欲しいけど一作目には勧めづらい 手鞠唄はよくある犯人の独白が無くてびっくりしたな、ちょっと怖かった >>557
手毬唄は犯人の独白が無いから結局動機が何なのかはっきりとは分からないんだよな
横溝御大も明白にこれが動機だというものは考えていなかったのかもしれない 【静岡】幼稚園バス3歳女児置き去り死亡事件後、元園長がとった驚きの言動の数々
「廃園」約束するも前言撤回のち現在は否定
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1695728797/
廃園の鬼 >>554 第十六章「父の死の秘密」
金田一耕助が自転車を借りる場面だね
映像化の際に読み飛ばしてはいけない箇所 >>559 市川映画がそれだけに絞って「可哀想な女」物に仕上げた例の件は
(詐欺師の正体からして)最初から考えていたんだろう
ただそれだけでは足りなそうなので
最終章では、あれやこれやが同時に起こったからだと
それらの複合的な動機として「憶測」している 春陽堂文庫で時代物文庫連続刊行するみたいだな
出版芸術社で出したやつを分冊で出していくのかな
出版芸術社で見落とされてた奇傑左一平の第4話も一緒に纏められて1冊本になればいいなあ
あとは出版芸術社の残りの時代物の収録とお役者文七の徳間の長編と論創社の原型を合わせた完全版として刊行するのと論創社の時代物の収録と髑髏検校と神変稲妻車を再調査して収録し直して文庫版定本人形佐七捕物帳出すだけだな
ついでだから人形佐七関連のエッセイ対談作品リスト原型版長編版番太郎殺しとか収録した人形佐七捕物帳読本出してくれんかな
文庫版出るとしたら作品収録順は発表順でもいいけど
昔の文庫全集みたいに12編収録して新春→年末みたいな歳時記みたいな収録してくれてもいいなあ
180編だから12で割れば15冊で割り切れるし 個人的な疑問。
なんで横溝のミステリーって「戦中が舞台の事件」が、
異常なレベルで少ないんだろう?
(『三行広告事件』とかが数少ない例外)
戦争中はそういうの書けなかった〜って言われるけど、
戦後に書かれたもので過去が舞台な場合でも、
大抵昭和12年ごろまでさかのぼるし。 世相が殺伐としすぎてる時代では猟奇事件も目立たない
そもそも、他の作家でも戦時中が舞台の作品とか多いっけ? >>565
戦前から戦後まで書いたミステリー作家で戦中も同じ頻度で舞台にした人がいれば
横溝は異常なレベルと言えるだろうけど
乱歩の「芋虫」くらいしか思いうかばないから、
横溝特有でなくて単に戦中舞台のミステリーは書きづらいのではないかと思う 「芋虫」は戦時中ではなく戦後の話だろ
「仮面劇場」初稿版は日中戦争時が舞台だったのだが戦後改稿されて戦時色が一掃された >>570
『芋虫』は昭和4年発表だよ。
須永中尉の負傷したのは「3年前の戦争」なので、架空の戦争を設定でないなら
舞台は発表年じゃなくもう少し前なんじゃないかと思われる。
(ちなみに丸尾末広の漫画版では戦争はシベリア出兵(大正7‐11年)という事にされてた。) 本編で3年前の戦争と書いてるのなら舞台は戦後では
いずれにしろ>>565の言う「戦後」は第二次大戦を指しているのは明確なので「芋虫」を引き合いに出すのは見当外れもいいとこだし、そもそも「芋虫」はミステリではない >>572
芋虫が見当外れなら、それこそ戦中ミステリは皆無だね
戦前から書いてる人で戦中ミステリ書いた人がいないか極小なら
横溝特有でなくて、戦中舞台のミステリは全般的にないということだ 野球好きの正史。
しかし、総社市出身の横溝桂には言及してない。同族ではないのかね??
横溝桂はカープの外野手。守備に秀でており、山本浩二入団前のセンターだった。
浩二が1年目から不動のセンターとなると引退。
引退後は広島・南海・阪神でコーチ業。さらには阪神でスカウトを長く務めた。
昭和10年生まれで、きのう満88歳歳に。
11年生まれでも早生まれの長嶋茂雄とは同級となる老齢だが、存命なのかな。 推測だが、戦時中は壮年男性の5割以上が徴兵されており、私立探偵なんて怪しげで公益性の低い職業であれば真っ先に徴兵されていたはず(金田一耕助は実際に徴兵されている)のでストーリーが成立しなかったのだろう。
警官を主人公にすれば成立するが、横溝作品は探偵小説であり推理小説ではなかったので、主人公は探偵とするこだわりがあったのだと思われる。 BS松竹の市川作品録画したら30分おきにCM入るのね。なえた。映画チャンネルみたく一回なら仕方ないが なんで金田一ものは戦後ばかり・・
とも思ってしまう。 >>579
しつこくこだわるねw
金田一でないと戦中舞台のミステリはそんなにあるのかね
陸軍中野学校ものとかかな 実際戦争で徴兵された人でミステリ作家になった人っていないのかな
既にある程度年齢がいってるか戦時中は学生とか若年とかしか聞かない気がする
戦時中のミステリとか実際戦争いって後に戦記マンガ描いた水木しげるみたいに完全な当事者くらいしか書けない気がする 戦地で活躍する金田一のパスティーシュを>>579が書けばいい
ヘロQの舞台でそういうのがあった気がする >>582
松本清張は33歳で招集されて朝鮮にも行ってる
そのときの経験をもとに「遠い接近」を書いてる 戦場を舞台にしたミステリーといえばブラウン神父の「折れた剣」だな
「折れた剣」にしても「遠い接近」にしても戦中でなければ成り立たない話だけど、そうでもなければあまり舞台を戦中にする必要ないからなあ
金田一ものでは戦前舞台の「本陣殺人事件」とかが例外で後はリアルタイムなだけだし
まあ終戦の報を聞いて「さあ、これからだ!」と思った人が戦中の話なんか書かないと思うよ 殺人が非日常だからこそ推理小説探偵小説は成り立つんで、戦中は殺人が日常だからなあ
捕物帖も平和な江戸時代だからこそ人形佐七も活躍できた
直木賞とった黒牢城は籠城戦の城内という限定空間で例外的に成立させてたけど、戦国時代ではまず成り立たない >>580 >>585
リアルタイムか、その少し前で戦後に書いた話が戦後ばかりっていうならばわかるんだよ。
でも横溝先生って昭和20年代前半発表でも『本陣殺人事件』みたいに
「これは私が疎開先で聞いた昭和10-12年に起きたという話」みたいなのが多い。
自分視点でないものでも『蝶々殺人事件』がこの形式だし。
(本陣・蝶々以外だと『神楽大夫』『探偵小説』『消すな蝋燭』『心』など、
マニアックなのだと人形佐七じゃないほうの『地獄の花嫁』も。)
戦前でも『鬼火』は10年以上前の関東大震災以前の話。
(最後に事件後大震災で沼が干上がった説明がある)
だったら戦後に戦中の事件振り返る話があってもいいんじゃないかなって。 >>580 >>585
リアルタイムか、その少し前で戦後に書いた話が戦後ばかりっていうならばわかるんだよ。
でも横溝先生って昭和20年代前半発表でも『本陣殺人事件』みたいに
「これは私が疎開先で聞いた昭和10-12年に起きたという話」みたいなのが多い。
自分視点でないものでも『蝶々殺人事件』がこの形式だし。
(本陣・蝶々以外だと『神楽大夫』『探偵小説』『消すな蝋燭』『心』など、
マニアックなのだと人形佐七じゃないほうの『地獄の花嫁』も。)
戦前でも『鬼火』は10年以上前の関東大震災以前の話。
(最後に事件後大震災で沼が干上がった説明がある)
だったら戦後に戦中の事件振り返る話があってもいいんじゃないかなって。 >>588
当時を知ってる人から見たら戦中の話をわざわざ書く気にならなかっただけだろうな。
空襲で数十万の人が死んでる状況では、殺人事件があっても警察の反応は鈍い。
もっと言えば、空襲の跡地に焼死体を紛れ込ませればその当時わざわざ検証する刑事なんていなかったと思う。 >>588
戦中はミステリーに向かないだろう理由はみんなレスしてるじゃん
横溝正史だけ金田一だけが戦中ミステリー書かないならともかく
他の作家でも戦中ミステリーがほとんど書かれてないんだから、金田一だけの特別な理由がなくてもよいでしょ 戦時下は芸術文化全般が言論統制の対象で一度「この非常時に不謹慎である」と弾圧されると大変だったから
出版社が目をつけられるのを恐れて探偵小説やエログロ耽美作品など自主規制してたから発表の場がなかったんだよ
昔世田谷文学館だったかで戦中の娯楽小説などを巡るいきさつの展示があったような ちなみにアガサクリスティなどは戦時下も疎開せずロンドンに残って
そこでせっせと殺人事件の話を書いてました
カーテンを書いたのは住んでた家が空襲で破壊されて郊外のマンションに転居した頃 >>593
自主規制というより検閲が強化されて
版の組み直しだの、出荷分全冊の該当頁切り取りだのを命じられて
コストがかかりすぎるので
検閲に引っ掛からないような方向づけがされていった
実質的弾圧は間違いなくあったのだよ 横溝は『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』の年代を昭和12年に設定した理由を、同年に起きた日華事変以降は作家活動が制限されて窮屈になり、探偵小説が受け入れられる時代ではなくなったからと答えている。
戦後の作品で事件の遠因が戦時中にあったりはするけど、あえてそんな窮屈な時代に設定した作品を書こうとまでは思わなかっただろう。 >>594
何もクリスティ特別なわけでもなく、戦後神保町に進駐軍の米兵から仕入れたペンギンブックスが積まれているのを見た乱歩が
「戦時中日本は探偵小説を締め出していたのに米兵は探偵小説をポケットに入れて戦っていたのか」
と嘆息したという話がある >>595
戦後はずっと自主規制という名の、実質検閲。 >>598
ずっとと言っても、一色ではなくGHQ前と後とか変遷あって時代ごとに規制内容が違うからなお厄介
今はコンプラとやらで絶賛自主規制言葉狩り中 チャタレイ事件当時は司法判断
昭和後期からの言葉狩りは抗議団体への解決金といった面倒を避けるため
現在のものは同調圧力 >>589
大庭武年も
角田、海野、小栗などは従軍記事を書く(書かされる)ために、比較的安全な地区に派遣されている
戦争を挟んでの心境の変化を知りたいのであれば、小栗の「海峡天地會」とその戦後改稿版「海豹に舌なきや」でも読み比べてみては >>601
まさか「海象」を今まで「あざらし」と読んでた人? 戦争云々、まだやってたのか。NHKの『獄門島』みたいに、金田一耕助を利用して、大量死理論を蘇生させたいとでも? 横溝先生の戦中でギリギリミステリーものの範囲なのが、
『ナミ子さん一家』あたりかな?
お母さんが娘たちがこっそり何かやっているのを見て「悪いことしているんじゃないか?」って思う。
調べてみると何やら点のようなものが無数に打たれた紙で暗号のようだと考える。
→真相「盲人になった傷痍軍人さんのために点字の冊子を作っていた。」
ただ、角川ではミステリーのうちに入らないと思ったのか無視されたw 真珠郎昔読んで内容ほぼ忘れて古谷一行のドラマ見たけどこんな内容だったっけ?
中々禍々しい内容だったな ミイラの花嫁見たけど無茶苦茶な話やな
あの展開から原作通りなんやろうけど https://i.imgur.com/DPHiYwN.jpg
更に家族友人等など紹介して更に\4000をゲット!
tk..tk [あぼーん用] 角川Kindle本(電子書籍)50%ポイント還元セールやってますね
横溝先生の角川文庫(電書版)も対象 >>610 連載された「宝石」を買い揃えた方が安上がり
挿し絵も付いてるし >>610
戦前のやつだから難しいな。
新仮名遣いでいいなら、角川の『青い外套を着た女』に収録されている。 映像化されてるの村田舎ものばかりだから
現代物も見たかったな
うろ覚えだが太ももの内側にスペードの女王の刺青が彫られてるやつとか >>611
東京なら、所蔵してる図書館があるだろうに・・地方は、ホンマにツマラン