いろいろな制約があるのは、容易に想像できるが、新幹線というインフラで、
自家用車を同時に北海道に持ち込みができて、その瞬間からマイカー北海道(東京)旅行ができるのは、
ある意味夢のような話ではある。
本州以外なら、沖縄以外は自家用車でいつでも高速道や海峡トンネルや橋を通って
何のハードルもなく旅行ができる。
しかし、北海道だけは青函トンネルが通っても自家用車での銃な行き来はできないでいる。
フェリーは大変便利なものではあるが、時間がかかり何日も日程に余裕がなければ
北海道に自家用車での旅行はむり。あらかじめ現地に運び込んでおく方法もあるが、
そんなものは手間やコストを考えればレンタカーで済ませるだろう。
車載新幹線は、即日自家用車とともに北海道入りし数時間後から即日旅行を開始できるという
新しい選択肢を提供してくれる。
青函連絡船の機能を新幹線が実現することにつながる。
道民が北海道に帰省するときも、あるいは首都圏などに戻るときも、
自家用車なら必要な荷物を積み込めるし、帰省の価値が何倍にも大きくなり、
カートレイン新幹線を使って、盆暮れ正月には必ずマイカーで帰省する道民は増える。
実際に運行を始めれば、JR北海道の鉄道事業の柱に育つだろうと思う。
北海道が衰退した最大の決定的な理由は、青函連絡船を廃止してしまったからだ。
夜光カートレイン新幹線は、富裕層向けの至れり尽くせりのサービスを伴うもの、
たとえば敷島や七つ母子の新幹線カートレイン版のカテゴリーと、
青函連絡船を復活させたような実用本位の低価格版と二種類用意すべき。