『ローカル鉄道に新車両を=サービス向上で費用補助−国交省』(17/08/25)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082500870&;g=eco
国土交通省は25日、全国各地のローカル鉄道で車両の老朽化が進んでいることを受け、中小民鉄や第三セクターによる鉄道事業者に車両の更新費用を補助する方針を固めた。
「地域鉄道車両整備費補助金(仮称)」を新設するため、2018年度予算概算要求に、事業費ベースで10億5000万円、国費ベースで3億5000万円を計上する。
ローカル鉄道が保有する車両の使用年数は31年以上が半数を超える。
電車車両の法定耐用年数は13年で、老朽化対策が急務となっている。
国交省は、車両の更新を後押しすることで、利用客らの安全を確保するとともに、サービスの向上や維持コストの負担を軽くしたい考えだ。
補助金支給は、乗降口の段差をなくしたバリアフリー仕様の車両を導入したり、効率良く温度を調整できるよう最新の冷房設備を完備したりするなど、現状よりサービスを向上させることが条件。
ローカル鉄道は、住民の通勤や通学に不可欠な「地域の足」だが、全体としての利用客は減っており、多くの事業者の経営状況が厳しい。15年度決算では、全体の74%に当たる71社が赤字だった。

特に超骨董車を抱え資金難の弘南鉄道は経営危機に直面するだろう…。