鉄道ジャーナル2018年8月号
・札幌駅高架化の基本設計ができたのは、千歳空港(南千歳)開業で特急・急行の運転体系が函館中心から札幌中心に転換されるよりも前。
・大阪駅のような「幹線の中間の大きな途中駅」としての配線にしたため、折り返しが多数設定される現状に駅が合わなくなってしまった。
・1988〜1990年に札幌駅が高架化されたが、再開発計画の遅れでJRタワー着工が2000年。この時点で北海道新幹線は環境影響評価も終わっていない。
・2003年にJRタワー完成。一方、新幹線の工事実施計画の認可申請は2002年よりも後で、新函館〜札幌の着工に至っては2012年。
・札幌駅南口の再開発は、情勢の変化によってさらに先延ばしとなる可能性のある新幹線延伸計画の具体化を待てなかった。
・高架化、再開発が進捗している段階では、はるか未来と思われた新幹線のことまで考慮に入れるわけにはいかなかった。