平城宮跡横断の奈良線、移設協議へ 奈良県市と近鉄

世界遺産の平城宮跡を横断する近鉄奈良線の移設を巡り、奈良県、奈良市と近畿日本鉄道は16日、
平城宮跡の南側への線路移設に向けた協議に入ることで合意した。
対象となるのは大和西大寺―近鉄奈良駅の4.4キロ。同日、国と3者が合同会議を開いた。

3者はこの日、線路移設を前提とした踏切道改良計画について協議することで一致した。
近鉄側はこれまで、線路移設には難色を示してきた。今回、条件付きながら交渉のテーブルに着くことで
、平城宮敷地内からの線路移設計画は実現に向けて一歩踏み出した。