地下水位低下予測 生態系ピンチ
2020年8月8日 05時00分 中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/101681
>リニア中央新幹線南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、JR東海が現場周辺の
 地下水位は三百メートル超低下するとの予測値を公表し、生態系に与える影響への懸念が高まっている。
 南ア一帯は国立公園に指定されている。最大の焦点だった大井川の流量減少問題に加え、
 着工への壁はいっそう高くなりつつある。<
>自然公園法は、国立公園の特別地域内(地下部分を含む)で工作物を新築
 ▽土石を採取▽土地形状の変更−などには環境相の許可が必要と定める。
 南アトンネルは特別地域をまたいで掘削される。
 環境省の担当者は「(JR東海から)申請はまだ来ていない。
 申請内容を見て、現地にも赴き確認したい」と話す。
 JRが七月中旬の国土交通省・有識者会議第四回会合で公表した
 地下水位が大幅に下がるエリアは、特に優れた景観や原始状態を保持しているとして、
 特別地域より規制が厳しく、落ち葉の採取にも許可が必要な「特別保護地区」と
 重なることが判明した。<
>着工に向けては、県条例や森林法などの手続きに加え、河川法も待ち構える。
 南アトンネルは支流を含め六カ所で大井川と交差するため、工事には知事の許可が必要。
 工事の許可には「治水上または利水上の支障を生じない」(国交省基準)との条件があり、
 県の担当者は「これほど規模が大きく、特殊な審査は現行河川法下ではやったことがない」と
 長期化を示唆する。<

 南アルプストンネル工事の承認はハードルが高く、長期化するのは致し方ない・・・
 2027年の名古屋までの開通は諦めてください・・・