FRPキセは収縮で精度が出ないとか経年劣化の問題があって、
大阪市交ではそれを嫌って新20系からステンレス板金で顔の曲面造形を作っている。
発注側に顔にコストを掛けようという明確な意志があればそういう特注もできるが、
とにかくコストダウンといわれたら
そのメーカーの設備や人員で一番安くできる工法になるだけのこと。

近車は西をはじめとして踏切事故後の修復性を求める顧客が多いので
ステンレス車の場合は前頭普通鋼にすることが一般的。
南海が近車に修復性を求めたわけではないが、
前頭部を鋼製にした方が近車では安く出来るので8300系ではそうなった。