>>556
九州電化が検討された1950年代当時は電化にかかる費用が直流より少なくて済む交流電化が
実情以上に夢の低コスト電化技術ととらえられていたふしがあるな
交流電化の方が地上設備に関していえば直流電化より安上がりなのは事実だが当時はその価格差が
過大に見積もられていたっぽい
当初は電化途上だった山陽本線上に交直セクションを設ける検討がされたことはあったが
九州側を直流にという検討をされたことはなかったようだ
結局関門トンネルの交流転換は色々問題が多そうだということで今の形に落ち着くが
必要となる交直流機関車については関門専用として装備や性能を絞り込みコストを抑えた
特殊車(=EF30)を製作することとされた
電車は421系(481系は電化から数年遅れた)が製作されたが構造上交流電車のメリットが全くない
ばかりか直流電車に交流機器を積んで重くしただけの代物であったため交直直通のデメリット
として以後長年にわたり槍玉に上げられ続けることになる