これに対し西欧の世界では、
この世に存在する全ての存在・現象は、
《神》という存在を除いて全てが《分析可能》
(その存在を構成している、より根源的な基本要素に分解〔=遡及〕可能)である。
つまり、絶対視出来る存在とは(決して眼で見ることの出来ない)《神》のみであり、
この世に存在するその他の一切は《相対化〔=吟味=批判〕可能》である、
ということになる
(この考え方は正に、ユークリッド幾何学原論の構造と対応している。
つまり、絶対視可能なのは公理〔を構成する互いに疎な、極少数の命題〕のみであり、
それら以外のあらゆる一般命題は、
全て批判〔=証明行為に入ることが〕可能である)。
この精神性が無ければ絶対にSCIENCEは生まれない。