しょうもない瑕疵でリアリティを損なった例
審判の日、主要人物の蓮見悟が山本自身を投影したっぽくて、私小説的味わいがある。

地球意志なる存在が地球上の全ての生命に選択を迫った。
すべての原核生物、すべての単細胞生物、すべての原生動物は、その本能により「ノー」を選択した以下略
で、世界の破滅を望んだ主人公亜矢子ほか一部が別世界に強制転移した訳だが・・・

人体は億千万の細胞でできていて、かつ乳酸菌やら大腸菌やらよそ者も住み着いている訳だ。
単細胞生物一つ一つに選択を突き付ける割には、人体細胞はまるごと脳の支持にしたがうとですか、
俺の足で繁殖する水虫菌も一緒に世界の破滅を願うとか、ないわー、とw。

この設定で、この世界は雑菌が存在せず、腐敗や化膿もしない訳だが、、、、ちょっと無理があるよね。

素人が原発に乗り込んで適当にスイッチ切ってたら水蒸気爆発しちゃったとあり、そんな簡単にできるかいと思ったが、上記に比べたらどーでもいい筋書きだ