世の中、過渡期というものがあり、紆余曲折を経ながらも成長していくものもあれば、
開発中に何らかの理由で頓挫、断念、撤退、消滅するものも当然あり、
後者の方が圧倒的に多いのは歴史が証明している。
何が言いたいかといえば、現在の価値観をハイエンドとして固着してんじゃねーぞという事で、
50年後にどんな変態的な技術が常識化してるかなんて誰にも分からない。
今はやっとこさ東海道新幹線が齢50年を迎えようかという時、在来線ではまだ蒸気機関車と旧型電車にまみれていた時代、
その頃の人物が現在の交通事情を的確に予測できていたであろうか。
当時には既にリニアモーターという発想自体は産声をあげていたかもしれないが、おそらく一笑に伏され、相手にもされなかった時代である。