【悲報】昼下がりの道端にポツンと立つ男の正体
路地裏の日なたに、一人の中年男がじっと眼を閉じたまま立っていた。
今日は3月11日。そう、13年前に東日本大震災が発生した日付である。
この男は休職中の公務員で、律儀に黙とうしていたのだった。
しかし、不本意にもズボンの社会の窓が開きっぱなしになっていた。
『中年男・一人・路地裏・開きっぱなし』
どう見ても不審者にしか見えなかった。