■チャンネル数とスピーカーの選び方4
◇スピーカーを簡単に分類! スピーカー基礎編
 http://www.tamagawaaudio.com/blog/?p=699
◇スピーカーの構造について
 http://www.phileweb.com/magazine/audio-course/archives/2007/06/28.html
◇スピーカーシステムの低音再生能力について
 http://jbl.harman-japan.co.jp/about/tech.php?id=4

★ブックシェルフとトールボーイ
スピーカーが2Wayなら高域はトゥイーターユニット、中低域はウーファーユニットが担当
3Wayなら高域はトゥイーターユニット、中域はミッドレンジユニット(スコーカー)、低域はウーファーユニットが担当します。
http://pioneer-audiovisual.com/homeav/knowledge/img/sp_way.jpg

スピーカーはウーファーサイズが大きくなるほど低い周波数まで再生できます。8<10<12<13<15<16.5<20cm
というサイズに比例して再生可能な低域周波数も低くなり、音のスケール感や迫力がアップします。

また、ウーファーサイズを大きくしないで、低い周波数まで再生可能にすることも可能です。
スピーカーの箱(エンクロージャー)を大きくする事で低域レンジと量感は増えます。
複数のウーファーユニットを同時に鳴らす事でも低い周波数まで再生する事が可能です。
2<3<4個と数に比例して再生可能な低域周波数も低くなり量感も増えます。
トールボーイはこの特性を利用してブックシェルフより低域が出るように作られています。

低音再生でメリットのあるトールボーイですが、デメリットもあります。
トールボーイの価格はシリーズ中でブックシェルフの2倍以上するが、音質はブックシェルフと同じなので、
同価格で買える1ランク上のシリーズのブックシェルフを買った方が音質は良いです。

バスレフポートから出る低音量が増えるので、狭い部屋で使うと制御が難しくボワボワで
低解像度な低音となり、中高域の音にも影響してクリアな音が得られなくなる場合が多いです。
また近距離での使用だとユニットが上下に分散しているので、音の纏まり感が弱いなどがあります。