[GDC 2018]視線追跡技術がVRを進化させる。
Tobiiの語る「2ステップ・インタラクション」とは(1)
4Gamer 2018/03/22 17:49

2001年の創業以来,アイトラッキング技術を探求し続けてきたスウェーデン企業Tobii Technology。
そのTobiiにて,Tobii Tech部門のビジネスユニット担当取締役を務めるOscar Werner氏と,プロダクト管理部門のディレクターであるJoakim Karlen氏によるセッション「Eye Tracking in VR and AR」が,GDC 2018で行われた。
セッションのテーマは,Tobiiが「2ステップ・インタラクション」と呼ぶ,アイトラッキングのナチュラルな入力システムだ。

VRやARに積極展開するTobii

視線追跡と言えば,次世代の入力システムとして,ゲーム市場においても大きく期待されている分野のひとつである。
Oculus VRやGoogleが,独自の視線追跡技術を開発中であることが知られるほか,Magic Leapが開発中のMixed Reality対応ヘッドマウントディスプレイ「Magic Leap One」でも,視線追跡技術を採用していることが,GDC 2018で発表されているなど,
この先数年で,VRやAR,MRデバイスにおける一般的な技術となりそうな勢いだ。

Snapdragon 845 Mobile VR Reference Design。Tobiiの視線追跡技術を採用している

[GDC 2018]視線追跡技術がVRを進化させる。
今回のGDC 2018でも,会期直前の北米時間2018年3月15日に,Qualcommとの提携を発表済みだ。
この提携により,Qualcomm製のハイエンドSoCである「Snapdragon 845 Mobile Platform」を中核としたVRプラットフォーム「Snapdragon 845 Mobile VR Platform」に,Tobiiの視線追跡技術が統合されることが明らかになった。
GDC 2018会場のイベントフロアでは,早くも視線追跡技術に対応したVR HMDのデモが行われたほどである。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)