永井荷風について語りませんか？
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記録文学の雄な永井荷風の『断腸亭日乗』は歴史的な資料としても評価されてます
荷風先生は江戸幕臣の子弟としてこの世に生を享けました
感受性の強い荷風先生は若き頃は自堕落人生者を目指すも
実父の命令により律儀な銀行マンとして社会人しました
為替専門銀行な「横浜正金銀行」の国際バンカーとして
海外赴任もして浮名を流しました
たしかフランス赴任時代に身に着けたフランス語の能力を買われ
慶大文学部フランス語学科の専任講師として教壇にも立ちながら
同時に遊郭通いをして壮年の熟夏期を大いに謳歌したもんです
こんな自由奔放な永井荷風さんいついて語ってみませんか？ 『断腸亭日乗』
1917年（大正6年）9月16日から、死の前日の1959年（昭和34年）4月29日
荷風先生、３８歳から７９歳までの４１年間、1日の間を空けることなく書き続けた
記録文学の王道作品、ここまで連続して記録されてると歴史資料としての価値があり
近現代歴史家が参考にするくらい貴重な情報を提供しています ある日の夕焼け小焼けな旅館で
永井荷風
佐藤春夫
谷崎潤一郎
この耽美派つーかH命なキチガイが呑んでました
荷風「ところで、みなさん御漫湖いくつした？」
春夫「僕は片手で足ります」
谷崎「片手だ・・・シッコしてくる」
谷崎がションベンしてる間
荷風「性豪な谷崎が５人以内はないよ」
春夫「うん、そーですね、もう一度問い質して見ましょう」
シッコした谷崎が部屋に戻る
春夫「おい、谷崎、片手ってどういう意味だ？」
谷崎「ああ～あれか、あれはだ、５Ｐだ」
荷風「どういう意味ですか？」
谷崎「だからさ、曼殊沙華なんだ」
春夫「どういうことですか」
谷崎「５Ｐです、漫湖を口、沈チン、右手と左手で４♀」
荷風・春夫「え～、何だって？」
谷崎「糞してくら－」 いかにも性獣な谷崎潤一郎大明神な逸話の１つでした。 「秋刀魚、さんま、秋刀魚は苦いか塩っぱいか？」
あはれ秋風よ、情〔こころ〕あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
さんまを食〔くら〕ひて、思ひにふける と。
さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児〔こ〕は
小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸〔はら〕をくれむと言ふにあらずや。
あはれ秋風よ、汝〔なれ〕こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。
いかに秋風よ、いとせめて
証〔あかし〕せよ かの一ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。
あはれ秋風よ、情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と、父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり、さんまを食ひて、涙をながす と。
【さんま、さんま、さんま苦いか塩つぱいか。】
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ、げにそは問はまほしくをかし。 >>7
ええなあ、羨ましい。三ノ輪の浄閑寺には何度か行った。真夏の暑い日に蝉の声聞きながら総霊塔の前に佇んでいると、荷風のこと含めて色々考えてしまう。 夏目漱石の巨大なお墓で有名な都立雑司ヶ谷霊園にも小さな目立たないお墓があるけど・・・ >>9
雑司ヶ谷がお墓で、三ノ輪は筆塚だよね。荷風自身は浄閑寺で眠りにつきたかったという話もあるけど。 早稲田の漱石記念館は行ったことがあるが、あまり面白いものではなかったな。よくある書斎の再現とか。荷風の記念館とかもあるのだろうか？ 荷風にはそぐわないのでないのかな。東向島あたりを歩いているとわずかではあるが、荷風の生きた時代の名残、痕跡が見られて趣深い。浅草の尾張屋へも行こう行こうと思っているが、いざ浅草行くと並木藪に行ってしまう。 戦前の天下の悪法な治安維持法時代に谷崎、荷風さんウゼー憲兵に出頭命令を受ける
それで、転向して国策に沿った戦争賛美な作家に成れ命令
２人とも戦時中だというのに女の話ばかり執筆してたから
時局を弁えないインバイ作家と貶されたが、「もう書きません」宣言しました
この２人とも、バカな憲兵どもがエ張り腐る時局など一切無視を決め込んで己のスタイルを守り通しました
この凛とした姿が戦後高く評価され、作品が凄く売れて２人とも文化勲章を受賞したんだっけ？
市場調査をして社会に迎合する作家なんか文学者の矜持のない屑かな >>5
ごめん、浅学な俺には佐藤のこの詩と荷風のつながりが分からない。どうかご教授を。 >>10
夏目漱石の巨大なお墓を見た後に何とも見すぼらしい永井荷風のお墓を見たんで感慨無量
権威主義な漱石とそういうクダラン物に関りしなかった荷風の人生スタンスが如実に現れていました 国立は日大以外から出たことない。ハイパーオフェンススキル。 出世の途中の天皇ですら、まあお札クリアすれば。千五千一万。まだあるね。 新渡戸の英語の書体は優れている。煙仲間葉隠れじゃないが。 永井歌風はよく歩く人だったそうだ。意外な共通点。書斎の漱石。 >>14
雑司ヶ谷行ったことがないんで、今度行ってみようかな。泉鏡花のお墓参りもしてみたいし。 >>13
佐藤春夫と谷崎は親友
谷崎を文壇に押し出した恩人が荷風
佐藤と荷風は谷崎を経由しての知人 雑司ヶ谷の墓地は父が生前中に事前に用意してあった所
筆塚碑がある浄閑寺は吉原遊郭に近く死んだ遊女の投げ込み寺と言われていて
荷風本人も浄閑寺に葬られることを望んでいた、ウィキペデアで調べてください
明治末期～大正～昭和中期な近現代史に関心のある方は
全集を買わなくてもいいから、そこそこの公立図書館なら彼の全集があるから
『断腸亭日乗』くらいは目を通しても損はしない >>36
一行目は（有名な嫁さん譲渡事件も含めて知っている。『神と人との間』も『この三つのもの』も読んでいないけど）知っている。二行目も知っている。三行目は知らなかった。ありがと。 >>37
浄閑寺は多分10回近く行ったから、その話は知ってる。『断腸亭日乗』は岩波文庫版は摘録なのが嫌でまだ手を出していないが、あなたのいう通り全集でそろそろ読んでおくべきかもしれない。 今から３０年前、東京で仕事してまして、たまたま得意先さんとサンシャインの最上階ラウンジで
懇親を兼ねて昼の１０時ごろからお互いに一献傾け合ってました
下に大きな墓苑があって、生粋の江戸っ子な得意先さんに聴いたら、
「あれが有名な雑司ヶ谷霊園だよ」って言ってくれたんだ
この近くに染井吉野桜の「染井霊園」って有名なのもあるけどさ
パワーランチを彼とした後、今日の仕事も終わって雑司ヶ谷に行った
案内板ヲ見るとここに永眠してる有名人がかなりいまして地図に場所が示されてたもので一通り巡回
聳えたってる漱石墓はすぐに分かったんだが荷風は少し探しました
あれだけの有名文学者だからそれなりに立派な墓だろうと思ってましたが
とんでもなく目立たない貧相と云ってよいお墓、あれは別の意味で期待を裏切られました
あの目立たない墓石の下に永眠する荷風らしいお見事な生き方を醸し出していたと感動しました
都立霊園だと東京都府中交通試験場の南側にある多摩霊園は巨大ですけど
それだけに歴史上の人物のお墓が至るところにあります、あとは青山霊園ですね
これは霊（観）感に優れた知人曰く、青山霊園のあるスポットに現世と幽界を繋ぐ
有名なゲートがあると聴いてるから東京でこの辺を詳細に語れる人ならこの話は既知のはず
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%93%E4%BA%95%E9%9C%8A%E5%9C%92
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E9%9C%8A%E5%9C%92
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E5%8F%B8%E3%83%B6%E8%B0%B7%E9%9C%8A%E5%9C%92
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E7%A3%A8%E9%9C%8A%E5%9C%92
ネット見てたら、８つの都営霊園が現在あるってさ
https://www.tokyo-park.or.jp/reien/
雑司ケ谷霊園、青山霊園、谷中霊園、染井霊園、八柱霊園、八王子霊園、多磨霊園、小平霊園 荷風と関係なくて申し訳ないけど、今度青山霊園行ったら赤い靴はいた女の子のお墓参りをしようと思っている。 >>39
近現代史って大学で専門課程以降、研究者目指して学問する人以外、勉強の機会が無い
大学入試問題も柳条湖事件くらいまでしか出題されません
今現在に最も影響を与えてる時代を殆どの人が無知である
だから９条問題、人権問題が軽く扱われデマゴーギの嘘八百に簡単に誤魔化されまーす
為政者が意図的にコクミンを無知にさせて自分たちの利権確保を図ってるんじゃないかと思ってますけど ５ｃｈって事前スクリーニングされてません
小学生～年金生活者まで誰でも投稿可能
文責が一切無いである、無責任な投稿が非常に目立ち玉石混交で殆ど石ばっかですね
特に酷いのが精神を破壊された引き籠りの支離滅裂な投稿すら可能
投稿内容を閲覧してればきちんと社会人としての務めを真面目にしてる人か
社会を知らない頭デッカチの大学生か、誰にも相手にされない哀れなコモラーか
大体わかるでしょ？
ニュー速＋をＲＯＭってると現実のストリームが全く分かって無い者同士が無意味なバトル
他にやるべきことがあるはずなのにな～、時間は有限だよ
時間を意味なく浪費して人生を惨めに終える精神障がい者には御釈迦さんがこう云いました
「縁なき衆生は度し難し」・・・バカは無視が基本である 荷風なんて洒落たペンネームにする根性が宜しい
荷風関係を調査中だが、あの世代で身長がなんと１８０ｃｍを超えてました
ＮＹと仏蘭西で実務についていて英語とフランス語は流ちょうに操れた鳥リンガル者
高給正絹オーダーを着こなした姿は日本人離れをしていました
どうもこの話本当のようだが、帰朝してその恰好いい姿で銀座界隈を散歩してると
モボ・モガ以前の大正初期時代の着物全盛な時代では物凄く最先端をいっていて
通行人みなさんを振り返らせたという逸話まであります それなのに、というか、それだからというべきか
晩年が悲惨な感じ 金持ちのボンボン
This is the 高等遊民
親父のコネで就職
現代人は彼のライフスタイルを真似するべき 牛込馬下という現在の新宿区喜久井町内に夏目坂、夏目通りがある
ここは都の西北な早稲田大学の前庭にあたる地点
ここで夏目漱石さんは７～８人居た末っ子（５男）として生を享ける
今新潮社の文庫担当者に聴いてみました～
夏目漱石（１８６７年２月９日～１９１６年１２月９日）享年数え５０歳
Ques→御社の夏目漱石『こころ』が日本の最高販売数を誇る文庫本であると聴きましたがどうなんでしょうか
そして初版から今までの累積販総数は何百万数でしょうーか？
Ans→概算ですがー約７００万部です
文庫本で７００万部なんて聞いたことが無い
単行本でmillionセラーって最近全く聞かないけど
ネット以前はチョクチョク出ました
それで単行本の売上が水平飛行から下降段階に入って初めて文庫化します
つーことは売れない書籍の一種の姥捨て山です
殺しはしないけど基本、「放置プレー」を継続していくものです
７００万部、そして今でも中高生の多くが１度は必ず手にする『こころ』
扱ってる内容がある女性を先生と私が争奪戦な三角関係の物語
思春期な人から死臭期な人まで関心があり古今東西、文学のテーマとして取り上げ続けられてきた核の大きなマイルストーン ある未開民族の世界では、その争奪戦を命を懸けて戦わせます
もちろん武具は一切ない丸腰で生死を掛けたプロレスリング
それを見詰めてる女は、うっとりとした目でその戦いを見詰めます
最高でしょ >>47
でもな、荷風大先生は数々の文芸作品をクリエートしたが
君たちにそれが出来るかな？
でないとタダのバカとして
周囲は諸君を侮蔑の目をもって後ろ指を刺すけど覚悟あるの？ この覚悟と肚を据える事が出来ればマイナーだが芸能界で成功可能性は高い
京の橋下が住居で舞台が三条河原、それを河原乞食と云い習わせられたがー
羞恥心を全て捨て去る覚悟があればいいが、まあ甘やかされた諸君では自滅行為でしか成りません このモダンボーイとモダンガールの端緒を拓いたのが永井荷風先生だったのかも知れないよ あめりか物語、ふらんす物語ってさ、その地の御漫湖探索記でもある
まるで紫式部『源氏物語』な光源氏の再来でしょうーか？ 岩波文庫版だが断腸亭日乗読んで荷風さんの生き方にちょっとあごがれるし、あの大正から昭和初期の雰囲気がなんともいいね 文人では江戸文化の最後の継承者だろう。
同世代の上方の人で比較できる人がいないのが惜しい。
谷崎潤一郎は小説家として戦略的に関西の土地を選んだんだろうけど、
エトランゼの視点だなあ。 岩波書店の随筆集は下だけは入手していたが
やっと10円で上を手に入れることができた。
流れるような文体最高! 石川淳の「敗荷落日」は荷風死去時の手厳しい批判だな。
ところが、小説「明月珠」（だったと思う）では空襲で焼ける偏奇館を江戸文化の最後として見物している。
石川淳は相当荷風が好きだったんだろう。 永井荷風 先生はその肉声も残っていてその肉声からどういう人柄だったかも だいたい 見当がつく
やっぱり面白いおじいちゃんだったことは間違いなくて
才能あふれる人だったんだろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
