以下は、mixiで紹介されていた、ハワード・S・ダンフォードの「不合理な地球人」って本にあるクイズ。
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☆問題1☆
ある館に、赤、青、黄の三つの扉がありました。 「そのうち一つの向こうには美女が隠れていて、その扉を当てたら美女と楽しいひとときを過ごせます。 さぁ扉を選んでください」と主人は言いました。
あなたは思いきって中央の青い扉を選びました。扉はまだ閉まったまま。 主人はこう言いました。 「私はどの扉が当たりか知っています。今回は特別に、あなたが選ばなかった扉のうち、美女がいない方を開けましょう」
主人は右の黄色の扉を開けます。中は空っぽです。 「残る扉は二つ。いずれかに美女は確実に隠れています。ここであなたにはもう一度扉を選び直せる権利があります。 赤い扉に変えますか?それとも青のままにしますか?」
確率を前提にした場合、選び直すか、そのままにするか、どちらの方が得になるでしょうか?

【答え】選び直した方が得。  理由:変えないままだと美女がいる確率は1/3で、選び直すと確率は2/3になるから。

美女がいる確率は3つの扉とも1/3です。 青い扉が当たりの確率は1/3、赤と黄の扉が当たりの確率は2/3になります。 しかし主人が意識的に外れの扉を開けたことで、赤か黄色の扉の2/3の確率が、
赤い扉が当たりの確率となり、青い扉の確率は1/3のままになります。
よって、選び直した方が確率は2倍高くなり得なのです。

これは、扉の数を100枚にして考えると分かりやすくなります。 当たりは1枚だから確率は1/100。次に当たりを知っている主人がハズレの扉を98枚開けてしまう。残ったのは1枚とあなたが選んだ1枚。
どちらの方が当たる確率が高いか? あなたが選んだ扉の確率は1/100ですが、もう一方は99 /100となります。 主人は意図的にハズレの扉ばかり98枚開けたからです。

選び直さなかった人もいるのではないでしょうか? よく考えれば当たり前のことですが、人間は案外不合理な方に寄っていってしまうようです。