HDR対応テレビはほんとうに必要なのか?HDRが芸術を殺す?
https://blog.goo.ne.jp/3rdeyestudios/e/1faf4e00f73c410924943f158744fecb

「HDRなんて必要ない」という衝撃のメッセージが、なんと僕が師匠と勝手に仰ぐカラーグレーディングのスペシャリストのブログエントリに上がったのだ。
「HDRなんて全く必要ない。むしろ映像体験を損なう可能性がある」。。衝撃でした。

「また一つ、オレたちのテレビの絵を、何もかもムチャクチャで、クソみたいにしてくれる規格が出た。
HDRこそ『制作者たちが意図する絵をそのまま見たい』という消費者の願いに終止符を打ってくれる方式だ。」

で、Stuさんはディーキンス撮影作品の近作であるSicarioのワンシーンを例に挙げて解説されている。
明るい窓を背にしたエミリー・ブラントのショット。背景の窓は明るさを抑え、美しくロールオフされている。このことにより、逆光であるにもかかわらずエミリー・ブラントの表情がしっかりと見えて、シーンを引き立てている。
もしこの絵を、「明るいをより明るい、暗さをより暗く」HDR化したらどうなるか。窓外の光がまぶしすぎてしまい、人間の目にはエミリー・ブラントの表情が見えなくなってしまう。

まさにHDRが芸術を殺す