ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>849
あのトリックは本来メール欄させるためのものでメール欄はたまたま
メール2の問題は第一の事件については本来の目的からして可能性が低い
アシモフの指摘は無意味ではない
これで納得できないなら読み直せ 「連続」のトリックは大好き。問題はあの甘ったるいラブコメが耐えうるかどうか。
カー作品における試金石だと思う。 >>851
>アシモフの指摘は無意味ではない
いや、別に無意味といってるわけではなく、アシモフの指摘が正しくても個人的に作品の評価を左右するものではなかったって話(あくまでも個人の好みの問題)
>あのトリックは本来メール欄させるためのものでメール欄はたまたま
ああ、そうだった
思い出しましたわ
どうもありがとうございます >>854
曲がった蝶番が万人が認める傑作だからね。
連続のスイーツや死者の反則スレスレアウトのトリックが、許容できたら立派なカーマニア。 >>855
曲がった蝶番の不可能犯罪トリックも反則スレスレアウトのトリックじゃね?
確かに世評は高いし、俺も好きな作品ではあるけれど 「曲がった蝶番」もちょっとアンフェアな事やってるもんなぁ
「死者はよみがえる」のアンフェアっぷりに比べたらフェアだと言えるけど 蝶番はとにかく雰囲気が不気味なんだよな。どっちが本物でひっぱり、
ばっちり着地も決まっている,カー王道とノいうイメージ。
一方で端正な本格とう流れでは「貴婦人」がある。 本陣は黒死荘のパクり
夜歩くは、題名はカーのパクり、内容はアクロイドのパクり
八つ墓村は、ABC殺人事件と鍾乳洞殺人事件(横溝本人が翻訳)のパクリ
神戸出身で子供の頃からパーパーバックに親しみ、大人になってからは
編集者として海外ミステリーに広く親しんできた横溝には、無意識に
パクリが多い (^^; 車井戸は(メール欄)のパクリ
ネタバレするならメール欄にしろよ 獄門島は海外有名作品からパクった色んな要素をてんこ盛りに
してるから凄く面白くて、横溝の最高傑作と言われるのも
納得w >>864
パクリというか、海外の有名作品のトリックやプロットをアレンジして使っている作品がたくさんある
まあ、既存のトリックをアレンジして使うとか、クリスティ―とか他の作家も普通にやっていることだから別に問題ないけどね トリックの原理的なところまで言い出せば、『黒死荘』は【メ欄】のパクリだし、『五つの箱』の毒殺トリックにも先例がある。 >>866
あの毒殺トリックはカーが『五つの箱の死』で発明したとずっと聞かされてきたのだが違うのか?
それから>>861は「本陣は黒死荘のパクリ」といっているけど、実際はシャーロック・ホームズの「ソア橋」のトリックのアレンジじゃないの?
だって、本陣殺人事件の作中で金田一耕助が「「ソア橋」が推理のヒントになった」と言っているし、江戸川乱歩も論評の中で本陣のトリックはソア橋のアレンジだと述べている
ただ、横溝正史自身は後年、小林信彦のインタビューに対して、あれは「ソア橋」ではなく、「エンジェル家の殺人」の密室トリックから着想を得たと語っているけど 死者は蘇るは導入が面白いかったのに、クリスが犯人からすぐに除外される展開は面白いくない ソア橋呼んでればアレは〇〇なんだなって直ぐ分かるよな その横溝さんは何でABCの複数形と評した不連続を先に書かなかったのだろうか あとYのパクリみたいなのも書いていないみたいですし、パクリ魔って言われているわりには意外にパクリは少ない >>873
横からだけど
童謡殺人を初めて日本に輸入したのは獄門島じゃなかったっけ?
しかも、日本風に俳句へとアレンジしたのがいいね
また、孤島での連続童謡殺人なので「そして誰もいなくなった」のパクリといえないこともない
それと、第1の殺人のトリックはメ欄1のアレンジ、第3の殺人のトリックはメ欄2のアレンジ
メイントリックである第2の殺人のトリックと有名な「キチガイじゃが仕方ない」に関しては元ネタがあるかどうかは知らないけど >>874
自己レス
ネタバレをメール欄に書くつもりが名前のところに書いてしまいました
どうもすみません >>874 「キチガイじゃが」は【メ欄】に触発されたと作者自身が語ってる。 >>874
第2のトリックは、死体消失のアレンジと言えなくはないな。 死体移動なんて結局、ホームズ物の【メ欄】のパクリだろうにw やっと新訳「死者はよみがえる」を読み終えた。
読み始めるとさくさく読めて、リーダビリティーは旧訳より全然いい。
ただ、いかんせんこのトリックはなー。意外な犯人を作り出したいがためだけの
トリックだろうけど、やっぱりアウトだな。
カー初心者だと、壁に本投げつけて以降読まないとしても、やむを得ないか。 「死者はよみがえる」は面白い作品ではあるけど
デキの良い作品とは言えないって感じだな 今更だけど死が二人をわかつまで読んだ
意外な佳作
各章の終わりが引き込む感じでスラスラ読めたのはいいけど、肝心のトリックがよく理解できなかった…
あと若竹七海の解説はおもしろかった >>884
曲った蝶番の殺人トリックはまるでメ欄だよな ところで技術的なトリックが優れている作品は何でしょう、当然、皆さん意見が異なると思いますが。 癪に障るけど教えてやるか
火刑法廷の死体消失トリックだよ
もっともゴーダン・クロスによれば
バッジョンという人物のした事のニ番煎じらしいが カーのトリックってぎりぎりアウトというのが多いけど、
「死者はよみがえる」は、ド真ん中アウトだな。でも、嫌いじゃない。 >>888
連続殺人事件もそうだけど、テンポがいいから読みやすいんだよ
どっちも失敗作だけどね 横溝正史、戦前に「帽子」と「黒死荘」に影響を受けたとはよく言うけど、同じ時期に
「盲目の理髪師」も読んでるんだな
「びっくり箱殺人事件」はその影響下の作品だと言ってるけど
早い時期に読んだ「テニスコート」の原書が二松学舎大学の展示にあって笑ってしまった
あの作品から何かインスパイアされたんだろうかw >>888
「死者はよみがえる」はド直球でアウトに投げてきたからびっくりしたわw
他にアンフェアかどうかで議論にあがる「殺人者と恐喝者」なんかはギリセーフだと思えるんだけど >>889
「連続」も伝説のトリックだが、なぜか新訳がでない。
やっぱりあのメロドラマは過剰でいらんわな 死者はよみがえるの場合はサプライズ自体がサプライズみたいなところを笑って楽しめる余裕があれば面白い
「麦茶と思ったら麺つゆじゃねーか!でもダシがきいていてめちゃくちゃ美味い!」
みたいな感じ? ま、我々カーファンは、クイーンやクリスティ派と違って心にゆとりがあるから、
基本カーの作品は全てO.Kだ。 初めて読むんですがどの作品からがいいとかありますか? >>895
比較的入りやすいのはユダの窓じゃないかな?
有名なトリックなのでネタバレで知ってるかもしれないけど、トリック自体を知ってても犯人は誰か分からない話なので気にせず読んで大丈夫。
あと有名作だけど火刑法廷と帽子収集狂は最初に読まない方が良いかも。 >>895
短編からでもいいよ。一部でミステリー短編の史上最高傑作とよばれている「妖魔の森の家」
は文句のつけようがない傑作。 ベスト10を選ぶと、カーの場合は、好みで100通りはできちゃう。
代表作が固定しない作家もめずらしい。
逆にいうと、間口がひろいので、どこからでも読み始めてほしいな。
そういう俺は、「爬虫類館の殺人」がベストだったりする。 定番ベストは「三つの棺」「火刑法廷」「ユダの窓」「皇帝のかぎ煙草入れ」の4つ
欧米で一番人気が高いのは「ビロードの悪魔」
あとはお好みでどうぞという感じ 自分がカーのベスト3選ぶなら
『白い僧院の殺人』『貴婦人として死す』『囁く影』かな この段階で、ベストをあげている人の作品が全くかぶっていないということが、
カーの特性をよく表している。
俺も「爬虫類館の殺人」にプラスして、「プレーグコートの殺人」、「曲がった蝶番」をあげておきたい。 >>903
「爬虫類館」を「読者よ欺かるるなかれ」にしたら俺のベスト3として妥協できるな
でも実際は入手して読むことができるまでの紆余曲折や期待値などの複雑な感情が評価にプラスされて、こんなベスト3になってしまう
読者よ欺かるるなかれ
喉切り隊長
震えない男
見る人によってはワースト3みたいな感じだなw 「読者よ欺かるるなかれ」は普通に面白いと思ったけどなぁ
そこまで変な癖のある作品では無いと思う >>904
妙に納得できる顔ぶれだw。「喉切り隊長」は一時期全く入手不可能だったもんな。
確かにカーの場合は、入手できるまでの経験が評価にプラスされる稀有な作家だ。 >>904
>>905
「読者よ欺かるるなかれ」は普通に傑作だよ
少なくともワースと候補になる作品ではない カーってトリックは読む前からどこかで知ってたようなのばかりだけど
実際に読むと実はミスリードとか伏線が巧みなことが判るからな
麻耶がフーダニットとして一流の作家だと評価していたのもわかる 俺がワーストに近いのが、「絞首台の謎」。雰囲気はいいんだが、トリックがさすがにチープすぎた。
ただ、雰囲気はいいんだよ雰囲気は。それだけだけど。 ワースト候補は後期作品を除くと、かくして殺人へと仮面荘の怪事件かな >>910
仮面荘の怪事件とはいいところつくなぁ。元が中編だっけか。
確かに腰砕けだった。 >>909
車のトリックは流石になぁ…
それ以外は面白い作品だと思うんだけど 戦前の作品でワーストは『テニスコートの殺人』だな
トリックがしょぼいうえに話もつまらん
カー自身も長編小説を書くために無理に話を引き延ばしたと言っている >>913
うーむ。鋭いなー。長編をささえるトリックではないわな。 『テニスコートの殺人』はトリックは強引だなと確かに思ったけど
話は割と面白いと感じたな 「四つの凶器」も新訳でよんだが、相当詰まらなかつた。
ワースト披露もおもしろいな テニスコートはテンポが良くて面白い
トリックはショボいけど二階堂黎人が同じトリックを使ってる ワーストとしては、「絞首台の謎」、「四つの凶器」、戦後から「赤い鎧戸のかげで」をあげておこう。 ワーストではないけど割とガッカリしたのが「帽子収集狂事件」だな
江戸川乱歩がカーのベスト1に選ぶ作品だからどんだけ凄いのかと期待してたら
そこまでか?ってなって読み始める前の期待とのギャップで評価が落ちてしまった
乱歩による評価を知らずに読んでたら佳作ぐらいに思えてた気がする 「アラビアンナイトの殺人」も乱歩が誉めていたけど、読み終えるのは苦痛だったな。
なにも覚えていない。塀の上で「ハンプティダンプティ」が踊っているシーンだけは強烈だった 江戸川乱歩も横溝正史も高評価の『死者はよみがえる』
面白い作品ではあるけどミステリーとして手放しで褒めて良い作品じゃないだろw カーの場合、ミステリーとして手放しで褒められる作品の方が少ない。 『剣の八』読了
あまり評判良くないどころかカーのワーストにも挙げられたりする事のある作品だけど意外と楽しめた作品だった
実際、不可能犯罪も無いしオカルトも薄いし『剣の八』のカードが置かれていた理由が弱いし行き当たりばったりのストーリーなんだけど
不可思議な状況を解き明かそうとする筋立て、カーにしては珍しいロジックな犯人究明、犯人の意外性などミステリーとして楽しめる要素も多くて面白かった
それでいて割と複雑な話なのにページ数も内容も良い意味で軽く読める作品だったのも大きいかもしれない 剣の八は学生の頃読んでかなりつまらなかった記憶がある
フェル博士の他に探偵役がいっぱいでてきたから、推理合戦ものを期待して読んだら
探偵たちが全然活躍しないんだもの 「剣の八」やつぱり思いだせない。。
「青ひげの花嫁」、「雷鳴の中でも」、「毒のたわむれ」これらも思い出せない。 今更ながら「火刑法廷」を読了しました
ミステリとしてのトリックは「ふーん」って感じだったけど、最後まで読んで、話として評判良い理由はわかった
そう来るか・・・と。ネタバレを見ずに読んで良かった
途中の刑事の「箒に乗った女性は少々専門外でしてね」みたいな台詞が気に入った 「火刑法廷」は一切事前に情報を知らずに読みたかったなぁ… >>930
俺は火刑法廷読む前に丸パクリのメル欄を読んでしまっていたからなあ
しかも、そっちは全然面白くなかった >>931
そうそう、古本で手に入れて読んだんだけど、パクリにもなってない作品。 >>931 >>932
アレは続編への前振りだから・・・・・・(震え声)。
個人的に『火刑法廷』があまり好きではないので
メール欄オチのほうがまだマシだと思っています。 筆者が「破格探偵小説」の試みとか宣言しているが、まずその前におもしろくない。
本編にはほとんど触れていない中島河太郎の後書きでもわかるが、出来はまぁご推察のとおり。
「火刑法廷」丸パクリなのに、天地の差がでた、ある意味奇跡的な作品ですよ。 >>934
メール欄1 の流用であるメール欄2 の出来がアレだったという実績があるし・・・・・・ >>935
メル欄1のトリックとミステリーとしての趣向をダブルでパクったメル欄2ってのもあるしな
これもパクリの方を先に読んでしまった >>936
自己レス
すいません
メル欄に書くつもりが、名前のところにネタバレを買いてしまいました そう考えると、カー作品をこれだけパクッた人はいないということですな。
よく考えるとあの作品も「時の娘」の換骨奪胎か。 >>938
高木氏本人としては「オマージュ」「換骨奪胎」のつもりで書いたのが
「戦前の翻案小説(舞台や人物を強引に日本風に置き換えただけ)」に
なってしまったのではないかと・・・・・・ カーの作品だからパクレるんだよな。クィーンの作品はオマージュはあるだろうけど
パクレはできない。 ミステリーを見せかけてアレなのは
松竹版八つ墓村だな 密室ものがカーさんの売り物ですが、逆に密室ではない傑作は何ですか、帽子以外で、ちなみに帽子は入試試験の「引っ掛け」みたいなタイプのトリックですか >>944
密室以外の傑作は「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」「読者よ欺かるるなかれ」
密室に近いけど厳密には密室じゃない足跡の謎の傑作「白い僧院の殺人」「貴婦人として死す」
逆に一部で評価の高い衆人監視下の毒殺もの「緑のカプセルの謎」は個人的には過大評価された駄作だと思う >>944
『緑のカプセルの謎』,『読者よ欺かるるなかれ』。
『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』『貴婦人として死す』は評価する人もいるが
個人的には退屈な作品だった。(駄作とは言わない) 貴婦人として死すは良かったけどなぁ
最後びっくり&ほっこりするし >>946
「緑のカプセルの謎」はめっちゃ面白かったけどな
目撃証言のいい加減さを証明するための公開実験の最中に本当に殺人が起きて、あらためて目撃証言の真偽が問われるという趣向が好き
個人的にはフェル博士もののベスト(ちなみに、2位が曲がった蝶番で3位が死者はよみがえる) カーの本は人によってベスト3がものすごくバラけるので片っ端から読むのが一番だな レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。