◆5000番代・京葉線、外房線、内房線、東金線
【WiMAXや移動禁止システムでハイテク化】
京葉線向けのグループで、車体の帯色はワインレッド。10両固定編成と、6両+4両の分割編成があり、電動車・付随車の位置といった編成や機器類の構成は0番代に準じている。一方、超音波式ホーム検知器の搭載をはじめとする設備類や車内デザインは、
1000番代に近い構成だ。営業最高速度は100km/h(京葉線内)、起動加速度は2.5km/h/s、減速度は4.2km/h/s。編成は東京方1号車から、10両固定編成がTc'-M'-M-M'-M-T-T-M'-M-Tc、6両+4両の分割編成がTc'-M'-M-M'-M-Tc+Tc'-
M'-M-Tcとなる。5000番代では移動禁止システムが初めて本格採用され、最前部の助士側にある編成番号表示の上に、赤色で「移動禁止」を示すLED表示器がしんせつされた。これは、キー操作をすることで主回路を強制的にロックし、整備作業中など
に誤って車両を動かしてしまわないようにするシステムだ。分割編成については、東京〜勝浦、成東間の列車が誉田駅で分割・併合運用を行なっている。平日、土曜、休日の朝の上りと夕方の下りの1往復のみという貴重な列車で、誉田〜大網間を
基本編成(勝浦発着)と付属編成(成東発着)が4分差で運行されるというのもユニークだ。車内の設備は1000番代と、座席の表地は2000・3000番代とほぼ同じ。バリアフリー設備については、全ての荷棚と吊り手を低く設定している車両が、